ヒラタオフィス+TAAC『金魚の行方』本日開幕! 意気込みのコメント&台写真到着♪
ヒラタオフィス+TAAC『金魚の行方』開幕!
ヒラタオフィスとタカイアキフミが主宰をつとめるソロプロデュースユニット TAAC(ターク)がダッグを組む第3弾公演『金魚の行方』がサンモールスタジオにて11月7日(金)に開幕した。
今作では新たな視点で「ひきこもり」を見つめ、あまりフィクション作品では描かれていない「引き出し屋」を取り上げる。ひきこもりの子どもをどうにかしたいと考え、親が自立支援を謳う団体に子どもを預け、社会復帰できるように依頼するが、半ば強制的に連れ出し、不当な労働を強いたり、監禁をする『引き出し屋』の存在が問題になっている。今作では、『引き出し屋』と世間から批判に晒される自立支援施設から、息子を奪還しようとする母親を通して、「いま」を描く濃密な人間ドラマを届け。作・演出のタカイアキフミと出演者の開幕した心境と意気込みのコメント、舞台写真が到着した。
<作・演出 タカイアキフミ コメント>
嵐のような日々だった。新たな戯曲を生み出し、稽古で様々なトライをして、1日1日できる限りのことをしていたが、振り返ってみればあっという間だった。ここから仲間たちと、そしてお客さまと、どのような景色が見られるのだろうか。雨上がりの朝に、晴れ間が広がるような芝居にしたい。誰かにとっての朝が、誰かにとっての晴れが、ここにあることを願って・・・。
<出演 枝元萌 コメント>
引きこもりの息子を持つ江森朝子を演じます。こうすればいい、この道を進めば幸せになれる、なんて誰にもわからない。これは江森家のお話。
お稽古では、彼女の考え方や選択に悩まされ、演出家や共演者に助けられながら「朝子」を作りあげてきました。それはとても切なくて、愛おしくて、しんどくて、幸せな毎日でした。向かう先は子供の幸せ。希望の一歩を踏み出せるように舞台上で生き抜きたいと思います。
<出演 木村聖哉 コメント>
稽古を重ねて、日々晴のことについて新しい発見だったり、こんな気持ちになるんだというのを沢山感じ、とてもあっという間な稽古期間でした。作品としても素晴らしいものに仕上がったと思いますし、ここまで積み重ねてきたものを劇場に入り皆様に直接お届けできるのがとても楽しみです!ただものすごく緊張もしているので、これから本番が始まっても、その緊張感や皆様と共にいる空間を大切にして、千秋楽まで臨みたいと思っています!
<出演 イトウハルヒ コメント>
無事に舞台『金魚の行方』の幕が上がりました。約1ヶ月間みんなで積み重ねてきたものが形になり、舞台、照明や音楽も加わって、さらに世界が立ち上がっていくのを感じています。この物語がこれから皆さまにどのように届くのか、とても楽しみにしています。ぜひ劇場でご覧いただけたらうれしいです。お待ちしております。
<出演 板場充樹 コメント>
いよいよ開幕です。親子とか思いやりとかエゴとか、短い言葉の枠組みでは収まらない人の揺れ動きを座組一丸となって濃縮してきました。このチームで作品を作れたことが嬉しく、ワクワクしています。お芝居出来ること、ご覧いただけること、人との関わり、すべて、当たり前じゃないなと感じております。感謝の気持ちをもって駆け抜けたいと思います。お客様にとって素敵な観劇体験となりますように。ご来場お待ちしております。
<出演 鈴木球予 コメント>
舞台「金魚の行方」がまもなく開幕します。稽古を通して今まで、自分の役と他者との関係性や言葉のひとつひとつに丁寧に向き合ってきました。役を深めていく中で辛かった時もありましたが、非常に充実した日々でした。この作品をより多くの方にお届けしたいと思っています。お客様と同じ時間を過ごせることを楽しみにしています。劇場でお待ちしています。
<出演 廣川三憲 コメント>
出演者6人、みんなそれぞれ事情や苦悩や辛さしんどさを抱え、互いに必死に真剣にぶつかり合う濃密な舞台が出来上がっているのではないかと思います。みんな泣いちゃってます。お客様にもきっとそれぞれの思いが伝わり何かしら琴線に触れるものを得ていただけると信じています。とはいえ意外とクスッと笑える場面もけっこうありますよ。ぜひ劇場で目撃してください。心よりお待ちしております。
舞台写真(一部)
舞台「金魚の行方」
[公演概要]
【タイトル】金魚の行方
ある日、家の金魚が姿を消した——。
【あらすじ】
母はひきこもりの息子をどうにかしたいと考え、自立支援を謳う団体に息子を預け、社会復帰を願った。しかし、その自立支援団体で死亡事故が発生する。母は悪徳な引き出しやではないかと疑いはじめ、引き出し屋から息子を奪還しようとするのだった・・・。
※引き出し屋とは…家族からの依頼を受け、社会復帰・自立支援対象であるとみなした人間を、宿泊施設に連行し、そこでの生活や労働を強いる業者のこと。近年、利用者の死亡事故などが発生し問題となっている。
【作・演出】タカイアキフミ
【出演】枝元萌、木村聖哉、イトウハルヒ、板場充樹、鈴木球予、廣川三憲
【日程】2025/11/7(金)〜16(日)
【会場】サンモールスタジオ(〒160-0022 東京都新宿区新宿 1-19-10 サンモール第 3 マンション B1)
【タイムテーブル】全 14ステージ
*受付は開演の 45 分前、客席開場は開演の 30 分前となります。
*開演時間を過ぎてご来場された場合、指定のお席にご案内できません。
*上演時間は、90~110 分を目標に製作しております。
(上演時間は前後する可能性がございます。あらかじめご了承ください。)
*毎ステージ、終演後 15 分程度のアフターイベントを予定しております。
【料金】<全席指定>
一般:5,500 円 応援!一般:9,900 円*1 U-18 …
佐野晶哉、祖母からの「さらにまあちゃんにトリツカレたわ」100点コメントに「この作品は間違いなかったんだな」 観客にダンスをレクチャーも! 映画『トリツカレ男』 初日舞台挨拶
映画『トリツカレ男』の公開初日舞台挨拶が、11月7日、東京・新宿ピカデリーにて行われ、声優を務めた佐野晶哉(Aぇ!group)、上白石萌歌、柿澤勇人、山本高広と、主題歌を担当したAwesome City Club、髙橋渉監督が登壇した。
いしいしんじによる短編小説『トリツカレ男』を原作に、ミュージカルアニメーションとして映画化。本作は、一度何かに夢中になると、ほかのことが目に入らなくなってしまい、街のみんなから”トリツカレ男”と呼ばれているジュゼッペが、ある日出会った風船売りの少女・ペチカにとりつかれてしまい、彼女が抱える心配事をぬぐい去る為に奮闘する様を描く。主人公・ジュゼッペを佐野晶哉、ジュゼッペが想いを寄せるヒロイン・ペチカを上白石萌歌、ジュゼッペの頼れる相棒ハツカネズミ・シエロを柿澤勇人が演じる。
佐野は、「公開初日からいろんなところから、『作品面白かったよ』という声が届いています。やっと皆さんに届けることができて、本当に幸せです」と、映画公開を喜ぶ。そして、「プレミア上映会を大阪でやった時に家族が観に来てくれていて。ショッピングモールの映画館で上映して、終わったら家族とそのまま6階で合流してご飯食べたんです。僕のグッズ持ってくださったり、『トリツカレ男』のチラシを持っている人の中で、1バレもせずにご飯を食べれました」とにんまり。
「そのタイミングで家族からたくさん感想を聞いたんですけど、お母さんと、お父さんのお母さんとお母さんのお母さんと4人で行って、『まあちゃんの今まで知らなかったいろんな魅力を知ることができて、さらにまあちゃんにトリツカレたわよ』という100点のコメントをばぁばからもらったので、もうこの作品は間違いなかったんだなと自負しております」と、エピソードを披露し満面の笑みを浮かべた。
家族からたくさんの愛を受け取り、「嬉しいです!」と上機嫌の佐野。「この回も観に来ているはずです」「ばぁば、観てる~?」とカメラに向かって声をかける場面も。
上白石も「私の両親も九州で配信を観てくれていて、さっきも『すごく涙が出た』と、さっそくメッセージをくれて。すごく嬉しいですね」と笑顔を見せ、「あと、さっき散歩をしたんですが、今日は気候がすごい良くないですか?この温かさに世界がとりつかれているんじゃないかなと思いました」とニッコリ。
柿澤は「僕もまあちゃん(佐野)と同じで…、家族がさっそく観てくれて、『すごい楽しかった』という感想をもらいましたし、僕は小学校2年生と6年生の甥っ子がいるんですけど、その甥っ子も『早く観たいよ』と言ってくれて、その言葉が非常に嬉しいんです」と話す。その理由を「僕の役者人生において、人から愛されるとか、温かい役っていうのがほとんどなかったんです。人を追い詰める、追い込む、殺める・・・いわゆる悪役ばかりで。シエロみたいな、最高の可愛いやつの声を担当させていただいて嬉しいです。シエロ以外にも、作品のすべての登場人物が本当に温かくて、人が人を思うことを素直にやっている、そんな温かい作品に出演できるのは本当に嬉しいでございます」と、感無量の面持ちで語った。
一方で、ギャングのツイスト親分を務めた山本は「ツイスト親分は、間違いなく僕がやっているので。多少声を低くしましたが」と、山本とはわからないほどの声色で挑戦。「その魅力を楽しんでください。エンドロールまで観てくださいね」とアピールしていた。
Awesome City Clubのatagiも、つい先ほど父親から連絡が入ったそうで「『岡山のイオンで観たよ。よう頑張ったな!』と言われて、今も泣きそうです。嬉しかった」としみじみ。
監督は、「息子たちがこれから観るんです。いままで何をやっているか伝えてこなかったので、感想はまだですが、楽しみです」と声を弾ませた。
特に注目して観てほしいポイントを聞かれると、佐野は「ジュゼッペとシエロの関係性に注目してほしい。とっても素敵な関係で、ええこと言いよるんすわ、シエロが。シエロの言葉に救われる方がたくさんいると思う。シエロの一つ一つの言葉の説得力や、ぬくもりがすごいので、ぜひ注目してほしいです」と熱く語った。
そんな柿澤は「僕はネズミなので、ネズミ語を話すんですが、“チューチュー”と。皆さん、最初は何を言っているかわからないと思いますが、この作品の後半には、何を言っているかわかる瞬間が絶対あるんです」と力説。しかし、「その“チューチュー”は100テイクくらいやったんですが、さっき明らかになったのは、ほとんどそれが使われてないという。『ほぼカットしています』と監督から残酷なお言葉を」と明かし、「あんな頑張ったの
上白石は、少し違う視線で「季節が移り変わっていく描写。ちゃんと時間の流れを感じられることが好き。キャラクターはもちろんですが、画が美しいので心を奪われてほしいです」とおすすめしていた。
さらに、この日は劇中歌「ファンファーレ ~恋に浮かれて〜」のオリジナルダンスを佐野と柿澤のレクチャーで観客と一緒に踊ることに! 最初は佐野の生歌でレクチャー。その後音楽と共に会場が1つになり、映画の世界観にいざなわれ温かな空気が会場を包み込んだ。
最後に、監督が「アニメが好きで、その大好きさをこの『トリツカレ男』に全部ぶつけられればいいなと思って作ってきました。皆さんぜひ楽しんでください」と思いを伝え、上白石は、映画の衣装に合わせたドレスをひるがえしながら「混じり気のないピュアな真心とか愛とか、ひたむきな気持ちがたくさん詰まった作品です。切り口はすごくポップですけど、行きつく場所には大人なビターな部分もあったりして、とても多面的でいろんな顔がある作品。この作品を観て、何かに一生懸命心を注ぐことや、誰かをひたむきに思うことって素敵だなと感じると思います」とPR。
佐野が「僕はまだ23年ですが、人生を振り返って楽しかったことやワクワクしていた瞬間を思い返すと、それは僕が何かに“とりつかれている”瞬間だったと思います」とし、「9年前、10年前にアイドルというものにとりつかれて、夢中になって、メンバーと一緒に切磋琢磨してデビューを目指して、デビューさせていただいて、またもっと大きい夢を目指して、今メンバーと一緒に頑張っていて。時にくじけそうになる瞬間もありましたが、夢中になること、何かに必死になることって無駄じゃなかったんやなって、ほんまに思わせてくれる素敵な作品です。皆さんも、趣味や仕事、恋や人間関係とか、いろんなタイミングで何かのことを好きになる、誰かのことを好きになる、夢中になる瞬間がたくさんあると思います。その感情を大切にしてください。ぜひこの映画『トリツカレ男』を大切な人、友達、家族や恋人などと何度も何度も観てくださったら嬉しいです」と熱いメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。
<作品情報>
【ストーリー】
ひとたび何かに夢中になると、ほかのことが目に入らなくなってしまうジュゼッペは、街のみんなから“トリツカレ男”と呼ばれている。三段跳び、探偵、歌……ジュゼッペがとりつかれるものは誰も予想ができないものばかりだ。行き場のないネズミのシエロに話しかけるうちにネズミ語をマスターしたジュゼッペ。昆虫採集に夢中になっていると、公園で風船売りをしているペチカに一目惚れ。今度はペチカに夢中になった。勇気を出してペチカに話しかけたジュゼッペだったが、ペチカの心には悲しみがあった。大好きなペチカのため、相棒のシエロとともに、彼女が抱える心配事を、これまでとりつかれた数々の技を使ってこっそり解決していく。
ジュゼッペの夢中が、奇跡となってあなたに届くーー
<キャスト>
ジュゼッペ:佐野晶哉(Aぇ! group) ペチカ:上白石萌歌 シエロ:柿澤勇人
ツイスト親分:山本高広 サルサ親分:川田紳司 ペチカの母:水樹奈々 タタン:森川智之
<スタッフ>
原作:いしいしんじ『トリツカレ男』(新潮文庫刊)
監督:髙橋 渉
脚本:三浦直之
キャラクターデザイン:荒川眞嗣
主題歌:Awesome City Club 「ファンファーレ」
アニメーション制作:シンエイ動画
製作:2025映画「トリツカレ男」製作委員会
配給:バンダイナムコフィルムワークス
コピーライト:©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025 …
三島由紀夫生誕百周年記念 『わが友ヒットラー』×朗読劇『近代能楽集』中尾暢樹、小野田龍之介ら追加キャスト決定
2025年12月11日(木)~12月21日(日)に新国立劇場 小劇場にて、三島由紀夫生誕百周年を記念して、三島由紀夫の名作『わが友ヒットラー』をストレートプレイで、『近代能楽集』を朗読劇にて同時上演される。
この度、朗読劇『近代能楽集』に新たに中尾暢樹、小野田龍之介、風間トオル、久保田未夢、畠中祐、増元拓也、川田紳司、月船さららが出演することが決定した。
『わが友ヒットラー』は、2022年に読売演劇大賞・上半期作品賞ベスト5に選出され、三島作品の持つ硬質なテーマを現代的な視点で再解釈した松森望宏の演出は、観客に深い印象を与え、三島文学の持つ力強さと普遍性を鮮烈に打ち出す。
今回は、谷佳樹、小松準弥、小西成弥、森田順平と個性豊かな出演者を迎え、更に深い人間洞察を加えての演出に注目が集まる。
また、本作品は「文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」に採択されたので、18歳以下の方を無料招待する。未来ある子供たちへの豊かな演劇体験を促進する試みとなる。
そして更に三島の描く独自の美学と痛烈な人間の情熱を伝えるべく、『わが友ヒットラー』に加え、『近代能
楽集』より、戦後の日本で心の再生を求める青年を描いた「弱法師」、老いと愛、孤独と虚無の間で揺れる女性
を見事に浮き彫りにした「卒塔婆小町」、そして狂気と愛、欲望と理性の葛藤を抱える女性像を強烈に表現し
た「班女」の三作品を、声のみで想像力をかきたてる朗読劇という形でお届けする。
朗読劇『近代能楽集』は、蒼井翔太、市川蒼、円地晶子、小野田龍之介、風間トオル、梶原岳人、神尾晋一郎、 川田紳司、木村来士、久保田未夢、小泉萌香、小宮有紗、高橋ひとみ、塚本幸男、月音こな、月船さらら、中尾暢樹、中村繪里子、畠中祐、増元拓也、薮島朱音(50音順)など豪華俳優、声優陣が回替わりで出演する。
〈『わが友ヒットラー』〉
12月11日(木)18時半/12月13日(土)18時半☆/12月14日(日)12時
12月16日(火)18時半☆/12月18日(木)13時☆/12月20日(土)12時
12月21日(日)12時
☆出演者全員によるアフタートークあり
アドルフ・ヒットラー 谷佳樹
エルンスト・レーム 小松準弥
グレゴール・シュトラッサー 小西成弥
グスタフ・クルップ 森田順平
〈朗読劇『近代能楽集』〉
作:三島由紀夫 演出:松森望宏
出演:
12 …
綾野剛主演『星と月は天の穴』田中麗奈が切り開く新境地!新場面写真解禁!!
監督:荒井晴彦 主演:綾野 剛
『星と月は天の穴』
「今でも千枝子を思うとキュッとします。」
なじみの娼婦・千枝子役、田中麗奈が切り開く新境地
こじらせ男・矢添(綾野剛)への女の愛と諦念を全身で体現
【新場面写真 解禁】
日本映画界を代表する脚本家・荒井晴彦が監督を務めた、綾野 剛主演最新作の映画『星と月は天の穴』が、12月19日(金)よりテアトル新宿他にて全国ロードショー。
脚本・監督 荒井晴彦 × 主演 綾野 剛が織りなす日本映画の真髄
『Wの悲劇』(84)、『リボルバー』(88)、『大鹿村騒動記』(11)、『ヴァイブレータ』(03)、『共喰い』(13)でキネマ旬報脚本賞に5度輝いた(橋本学と並んで最多受賞)、⽇本を代表する脚本家・荒井晴彦。『身も心も』(97)をはじめ、『⽕⼝のふたり』(19)、『花腐し』(23)など、⾃ら監督を務めた作品では⼈間の本能たる〝愛と性〟を描き、観る者の情動を掻き⽴ててきた。最新作『星と月は天の穴』は、長年の念願だった吉行淳之介による芸術選奨文部大臣受賞作品を映画化。過去の離婚経験から女を愛することを恐れる一方、愛されたい願望をこじらせる40代小説家の日常を、エロティシズムとペーソスを織り交ぜながら綴っている。
主人公の矢添克二を演じるのは、荒井と『花腐し』(23)でもタッグを組んだ俳優 綾野 剛。これまでに見せたことのない枯れかけた男の色気を発露、過去のトラウマから、女性を愛すること、愛されることを恐れながらも求めてしまう、心と体の矛盾に揺れる滑稽で切ない唯一無二のキャラクターを生み出した。矢添と出会う大学生・紀子を演じるのは、新星 咲耶。女性を拒む矢添の心に無邪気に足を踏み入れる。矢添のなじみの娼婦・千枝子を演じるのは、田中麗奈。綾野演じる矢添との駆け引きは絶妙、女優としての新境地を切り開く。さらには、柄本佑、岬あかり、MINAMO、 宮下順子らが脇を固め、本作ならではの世界観を創り上げている。
「ここまでやってくれるとは思わなかった」荒井晴彦監督も絶賛!田中麗奈が切り開く新境地。
1998年の映画『がんばっていきまっしょい』(磯村一路監督)で主演を飾り数々の映画賞を受賞、爽やかで快活なイメージが鮮烈で、いまだに印象深い人も多いかもしれない。
その後も『はつ恋』(2000/篠原哲雄監督)、『東京マリーゴールド』(2001/市川準監督)、『犬と私の10の約束』(2008/本木克英監督)など現在に至るまで毎年出演作はほぼ途切れることなく、映画にドラマにと長年に渡り活躍を続ける稀有な存在だ。
そして、最近の田中麗奈の演じる役柄は、かつてのイメージを一新するかのような、重厚感すらも漂うものにシフトしつつある。今年は、立て続けに映画5本に出演。戦後80年の今夏に公開した史実に基づく物語『雪風 YUKIKAZE』(山田敏久監督)では、竹ノ内豊演じる艦長・寺澤一利の妻志津役を凛とした姿で演じ切り、『ストロベリームーン 余命半年の恋』(公開中/酒井麻衣監督)では余命半年の娘を持つ母親・ 美代子を好演、娘を想い涙するシーンは、観るものすべての心を震わせた。さらには、先だって開催された第38回東京国際映画祭にも出品された『ナイトフラワー』(11月公開/内田英治監督)では総合病院の院長夫人・星崎みゆき役を務め、時代、立場、背負っているものすべてが違う女性を見事に体現、そして、『星と月は天の穴』では、これまで見せたことのない表情や佇まいを見せている。
本作で田中が演じるのは、綾野剛演じる主人公・矢添の馴染みの娼婦・千枝子。矢添を憎からず思っており、彼に対し他の客以上の“情”はある。しかし関係は進展することなく、時だけが流れ、女として自身の人生の選択をする時であることを自覚している女性だ。
愛をこじらせている矢添に決して踏み込むことなく淡々と寄り添う一方で、矢添の一番の理解者であることも見受けられる。さらには、己の幸せのために大きな決断を下していく千枝子の姿は切なくも軽やかで、咲耶演じる紀子とある種対照的な人物像となっている。ままならなさ、どうしようもなさを抱える心の内を全て言葉にはしない。しかし、それが全身から溢れ出る色香となって、役柄への説得力が増している。田中自身も「今でも千枝子を思うと胸がキュッとします」と語る通り、千枝子が持つ矢添へのある種の愛と諦念、複雑な女心の内が物語に与える影響は大きく、娼婦という役柄ながら、少なからず人間の共感を呼ぶことだろう。
田中麗奈と荒井晴彦の出会いは2017年、三島有紀子監督による『幼な子われらに生まれ』。荒井が脚本を務めた同作で田中は浅野忠信とともにバツイチ同士で結婚した夫婦を演じ、血のつながらない家族に対する葛藤、再生を描いたこの作品で第91回キネマ旬報ベスト・テン 助演女優賞、第72回毎日映画コンクール 女優助演賞ほか、作品としても第41回モントリオール世界映画祭審査員特別大賞など数々の賞に輝いた。
次いで、荒井が脚本を務めた『福田村事件』(2023年/森達也監督)で再び邂逅。田中は、荒井が監督を務めた『火口のふたり』(2019 …
映画『金髪』岩田剛典が中学校教師として生きる世界線 “金髪デモ”による大騒動渦中の姿を写した場面写真4点新たに解禁‼
主演・岩田剛典×監督・坂下雄一郎(『決戦は日曜日』)
大人(オジさん)になりきれない教師の、皮肉と愚痴と笑いに満ちた新感覚ムービー!
第38回東京国際映画祭コンペティション部門観客賞受賞‼
岩田剛典が中学校教師として生きる世界線
“金髪デモ”による大騒動渦中の姿を写した
場面写真4点新たに解禁‼
岩田剛典を主演に迎え、『決戦は日曜日』の坂下雄一郎がメガホンを取った、皮肉と愚痴と笑いに満ちた新感覚映画『金髪』が11月21日(金)に全国公開致します。 (配給:クロックワークス)
本作にて主演を務めるのは三代目 J SOUL BROTHERS、ソロアーティスト活動を中心に、近年は俳優としても話題作への出演が相次いでいる岩田剛典。意外にも教師役は本作が初という彼が挑んだのは、爽やかで生徒に好かれる素敵な教師…かと思いきや、若⼿でも中年でもない年頃で⾃分を客観視できていない“イタい”中学校教師・市川。“⾦髪デモ”を発案した市川の⽣徒・板緑役に『流浪の⽉』の⽩⿃⽟季、市川の恋人・⾚坂役に『あのこは貴族』の⾨脇⻨、そのほか『事故物件ゾク 恐い間取り』の⼭⽥真歩、『新幹線⼤爆破』の⽥村健太郎、『お⺟さんが⼀緒』の内⽥慈が脇を固める。監督は常にシニカルな目線で人間の愚かさを笑いに昇華させてきた、コメディ映画の新世代を担う坂下雄一郎。『決戦は日曜日』(22)に続き、彼自身が執筆したオリジナル脚本である本作は、日本独特のおかしな校則、教師のブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道という社会問題を背景に、大人になり切れない教師が、生徒たちの金髪デモに振り回されながらも成長(=自分がおじさんであることを自覚)していく様を、皮肉と愚痴と笑いを交えて描き、その奇抜なストーリー展開と個性豊かなキャラクターたちがぶつかり合うことでオリジナリティ溢れる新感覚ムービーが誕⽣した。
黒髪にシンプルなスーツ、当たり障りのない私服
レッドカーペットで爆ビジュを披露した岩田剛典とのギャップ満載!!
新場面写真4点が解禁‼
この度、主演・岩田剛典が演じる中学校教師・市川の新場面写真4点が新たに解禁!10/27に開催された第38回東京国際映画祭レッドカーペットでは、金髪でシックな黒のスーツ&リムレスメガネ姿を披露し、「イケメンすぎる」「ビジュやば」などと、SNS上でも爆発的なビジュアルが話題騒然となった岩田。本作では、黒髪にシンプルなスーツ、当たり障りのない私服姿と、どこにでもいる中年男性を演じている。
新たに解禁となった場面写真では、生徒による“金髪デモ”に巻き込まれる寸前の岩田、保護者からの電話対応で思わず立ち上がる岩田、校長室で処分についての説明を受ける岩田、金髪デモによる大騒動で休職中となり自宅で綺麗にたたまれた洗濯物の横でスマホを眺める岩田と、中学校教師として生きる世界線の岩田剛典をのぞき見することができる。岩田演じる市川は、 “イタい大人”から“マトモな⼤⼈”へと成⻑できるのか?仕事の問題と⼈⽣の決断、すべての試練を乗り越えられるのか?そして、レッドカーペットでもみせた、いつもの王子様スマイルはみられるのか?是非とも劇場でお確かめいただきたい。
映画『金髪』
<Story>
その⽇、中学校教師・市川の⼈⽣を⼤きく変える出来事が起きた。⼀つは担任クラスの⽣徒数⼗⼈が髪を⾦⾊に染めて登校してきたこと。そしてもう⼀つは、彼⼥から結婚の話を切り出されたこと。マスコミやネット、さらには⽂科省まで巻き込み⼤騒動になる“⾦髪デモ”と、⽇々の愚痴を聞いた彼⼥からの⾟辣な説教で板挟みになる市川は、窮地を脱するために“⾦髪デモ”を計画した張本⼈・板緑と⼿を組み、とある作戦に打って出る⋯。仕事の問題と⼈⽣の決断が⼀挙に押し寄せた市川は、いつまでも若者で何事も順⾵満帆だと思っている“イタいおとな”から“マトモな⼤⼈”へと成⻑し、全ての試練を乗り越えられるのか︕︖
<キャスト&スタッフ>
岩田剛典
⽩⿃⽟季、⾨脇⻨、⼭⽥真歩、⽥村健太郎、内⽥慈
監督・脚本:坂下雄一郎
音楽:世武裕⼦
配給:クロックワークス
©2025 映画「金髪」製作委員会
2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分/G
公式HP:kinpatsumovie.com
公式X:@kinpatsumovie #映画金髪
11月21日(金)全国公開
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2025/11/07
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【三代目 J SOUL BRO…
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唐沢寿明主演のドラマ「コーチ」…
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城田優 直筆サイン入りチェキプ…
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