Open Close
  • ★『TOKYOタクシー』:場面写真メイン(すみれ)

    倍賞千恵子×木村拓哉『TOKYOタクシー』蒼井優演じる主人公の若き日の“激動の人生”を紐解く場面写真解禁!

    山田洋次 × 倍賞千恵子 × 木村拓哉
    たった1日の旅が、2人の人生を変えていく―
    旅の最後に待ち受ける“奇跡”とは
    日本最高峰の豪華キャスト・スタッフで贈る、珠玉のヒューマンドラマ

    人生の終活に向かうマダムと鬱々とした日々を送るタクシー運転手の
    <たった1日の旅>に繋がる知られざる過去。
    初恋、苦悩に満ちた結婚生活、人生を分かつ裁判―。
    蒼井優演じる若かりしすみれの“激動の人生”を紐解く
    場面写真6枚を一挙解禁!

    山田洋次監督の 91 本目とな る最新作『TOKYO タクシー』が、2025 年 11 月 21 日(金)より公開する。長きにわたり日本映画界で活躍し続け山田監督作品には欠かせない名女優・倍賞千恵子、そして『武士の一分』以来 19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉。さらに蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、イ・ジュニョン、笹野高史など多彩な豪華キャストが集結した。この度、本作で終活に向かうマダム・高野すみれ(倍賞千恵子)とタクシー運転手・宇佐美浩二(木村拓哉)のたった1日の旅の中で語られる、“すみれの過去”を写し出した場面 写真 6 枚が解禁となった。

    タクシー運転手の宇佐美浩二は、ある日85歳の高野すみれを東京・柴又から、神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになった。人生の終盤を迎えたすみれは、「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがある」と浩二に頼み、幼少期から現在まで人生のターニングポイントとなった思い出の場所を寄り道することに。タクシーで旅を共にするうち次第に心を許したすみれは、初対面の浩二に、喜びと悲しみを織り交ぜた壮絶な人生を語り始める。そんな“たった1日の旅”が偶然出会った二人の心、そして人生を大きく動かしていく―。

    解禁となるのは浩二とのたった1日の旅の中でも語られる、すみれの人生の一幕を写し出した場面写真。10代の 頃に経験した運命の出会い、初恋相手との燃えるような恋と別れ、20代の苦悩に満ちた結婚生活など、激動の時代を生きたすみれの人生が垣間見える。初恋の相手キム・ヨンギ(イ・ジュニョン)と熱い視線を交わしながらダンスを踊るカットは、彼女の人生で最も幸福な時間の一つを捉えている。そして、後の結婚相手となる小川毅(迫田孝也)と親密な眼差しを交わす一枚は、人生の新たな章への期待を感じさせるが、結婚後の二人が見つめ合うカットと、小川が硬い表情で視線を飛ばすカットからは、後々の悲劇の始まりを告げるかのような不穏な緊張感が漂い、家族に忍び寄る影と、それに抗おうとするすみれの葛藤が伝わる。そんなすみれが、裁判所の証言台に毅然とした表情で佇む姿も写し出され、すみれの人生を大きく変えることとなる“事件”が浩二との旅の中でどのように語られるのかにも注目だ。さらに苦難に直面しながらも懸命に生きるすみれの幸せを誰よりも願う母・信子(神野三鈴)の姿も映し出したカットも。家族の絆と、母から娘へと受け継がれる無償の愛、そして人生の厳しい現実を描き出す山田監督らしい人情味溢れる物語に期待が高まる。

    倍賞千恵子、木村拓哉と共に本作を支える蒼井優は、『おとうと』(10)、『東京家族』(13)、『家族はつらいよ』(16)、『家族はつらいよ2』(17)、『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』(18)に続き、6度目の山田作品への出演となる常連組。そんな蒼井は撮影後の打ち上げで「リテイクないですか?」と尋ねるほど、山田組の現場を離れることを惜しんでおり、彼女が若かりし頃のすみれを通して見せる存在感にも注目だ。そして主演の倍賞とは『ホノカアボーイ』(09)以来、16年ぶりの共演となる蒼井は「今回、倍賞さんと同じ役をやらせていただけるってなった時に夢みたいと思いました」と胸を躍らせており、山田監督のミューズともいえる倍賞と蒼井の芝居を通して、すみれの人生がどのように描かれるのか注目だ。すみれと浩二の“たった1日の旅”で明らかになる結末を是非、劇場で確かめていただきたい。

    長きに渡り日本映画界を支え、常に人と人とのつながりや人生の機微を描き続けてきた山田洋次監督が贈る松竹創業130周年作品。『男はつらいよ』や『キネマの神様』などを共に作り上げた常連の山田組の製作スタッフが集結。フランスで初登場新作1位を獲得、2023年に日本でも公開しヒットしたフランス映画『パリタクシー』を原作に、昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市<東京>を舞台に、人生の喜びを謳いあげる奇跡と希望の物語『TOKYOタクシー』は11月21日(金)より全国公開。

    映画『TOKYOタクシー』
    【ストーリー】
    毎日休みなく働いているタクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)。娘の入学金や車検代、家の更新料など次々にのしかかる現実に、頭を悩ませていた。そんなある日、浩二のもとに85歳のマダム・高野すみれ(倍賞千恵子)を東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送るという依頼が舞い込む。最初は互いに無愛想だった二人だが、次第に心を許し始めたすみれは「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」と浩二に寄り道を依頼す る。東京のさまざまな場所を巡りながら、すみれは自らの壮絶な過去を語り始める。たった1日の旅が、やがて二人の心を、そして人生を大きく動かしていくことになる―

    【作品概要】
    出演:倍賞千恵子 木村拓哉
    蒼井優 迫田孝也 優香 中島瑠菜
    神野三鈴 イ・ジュニョン マキタスポーツ 北山雅康 木村優来小林稔侍 笹野高史
    監督:山田洋次
    脚本:山田洋次 朝原雄三
    原作:映画「パリタクシー」(監督 クリスチャン・カリオン)
    配給:松竹
    ©2025映画「TOKYO …

  • 「謎の兵士」役_與那城奨カット

    『ロマンティック・キラー』 追加キャストとして、與那城奨(JO1)が「謎の兵士」役として参戦決定! ※コメントも到着♪

    🚨ロマンティック警報発令🚨
    ≪ロマンティック≫の襲来に備えよ!4週連続情報解禁!
    第一弾は、「謎の兵士」役として與那城奨(JO1)が参戦決定!

    2018年「LINEマンガ インディーズ」で公開され、「第1回LINEマンガ大賞」で銀賞を受賞。その後、掲載媒体を「ジャンプ+」に移すと、「第2回ジャンプ縦スクロール漫画賞」にて大賞を受賞した百世渡原作のマンガ「ロマンティック・キラー」。2022年にはNetflixにて、全世界配信でアニメ化もするなど人気を博した。
    絶対に恋愛したくないJK(女子高生)に、人間の恋愛エネルギーを糧にする魔法使いが次々と恋愛トラップを仕掛け、恋に落ちること間違いなしの胸キュン展開を、ヒロインがぶっ飛ばし続ける―という前代未聞の“恋愛(ロマンティック)ぶっ飛ばしコメディ“が、12月12日(金)に爆誕する!

    恋愛にまるで興味がないのに、ある日強制的にロマンティックな展開に巻き込まれることになる女子高生・星野杏子を演じるのは、上白石萌歌。そして、そんな杏子と急接近することになる3人の男子を、なにわ男子の高橋恭平、INIの木村柾哉、FANTASTICSの中島颯太が演じ、クアトロ主演を務める!
    そんな本作のメガホンをとるのは、『ヒロイン失格』(2015年)、『賭ケグルイ』(2019年・2021年)、映画『おそ松さん』(2022年)、『東京リベンジャーズ』(2021年・2023年)など、数々の漫画原作を大ヒットに導いてきた英勉監督。監督自ら実写化を熱望した本作に、床ドン、壁ドン、膝枕などの少女漫画あるあるや、数々の名作ラブストーリーを思わせる“ロマンティック”要素を大量投入し、原作以上にカオスでぶっ飛んだコメディに仕上げた!

    そしてこの度、杏子に迫りくる新たな≪ロマンティック男子≫
    新キャストとして、JO1の與那城奨が参戦決定!

    2019年に放送されたサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生したJO1のリーダーとしてグローバルな活躍を見せる與那城奨。グループではメインボーカルを務め、優しく包み込むような歌声でグループを引っ張る彼が、本作ではまさかの兵士(⁉)として、優しく包み込むように杏子に近づき恋愛トラップを仕掛ける!さらに、クアトロ主演の一人であり、杏子の幼馴染で野球部のエース・速水純太を演じるINI …

  • ①bokuhoshi_UNT_Sc1045-0701

    『僕達はまだその星の校則を知らない』今夜10時、最終章・第10話放送!スクールロイヤーの健治が下した決断―。そして生徒たち涙のワケは?

    カンテレ・フジテレビ系 7月期・月10ドラマ

    今夜10時、“ぼくほし”最終章・第10話放送!
    <少年事件>に巻き込まれた生徒会・元副会長(南琴奈)
    スクールロイヤーの健治(磯村)が下した決断―。そして生徒たち涙のワケは?
    第10話のメインとなる、“生徒会コンビ”を演じる
    南琴奈&日高由起刀からコメントが到着!最終章の見どころを語る!

    磯村勇斗主演、堀田真由、稲垣吾郎が出演するカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”『僕達はまだその星の校則を知らない』はいよいよ最終章に突入。第10話が、本日9月15日(月)よる10時から放送される。

    第9話では、健治(磯村勇斗)と別々に暮らしてきた父親・誠司(光石研)の親子が文化祭で久しぶりに再会するが、やはり理解しあうことはできなかった。その後、天文部のプラネタリウムでは、生徒たちの計らいで健治と珠々(堀田真由)が2人きりになり、お互いの思いを打ち明ける。しかし珠々が「好きです」と伝えた後に健治がその場から逃げてしまったため、失恋したと思っていた珠々。後日、そんな珠々に対して健治は「138億年の宇宙史の中で、あなたがいる時間に生まれたことだけは僕の勝ちです。宇宙はこんなにも広くて、地球上だけでもあまたの生物がいる中であなたに会えたことは、僕の幸いです」とありのままの気持ちを言葉にして伝えた。

    SNSでは「あなたに恋をしているという気持ちを好きという言葉を使わず、あんなに素敵に表現できるのすごい」「1時間で持ってる感情全部使った」「喜び、感動、多幸感、切なさ、不安、あらゆる感情が高密度に押し寄せてジェットコースターに乗ってるみたいに揺さぶられ続けた」とさまざまな感想が寄せられた。

    本日よる10時より放送される第10話では、大学への推薦が決まっていた生徒会・元副会長の斎藤(南琴奈)が、大麻所持の容疑で警察に逮捕されたという信じがたい知らせが学校に飛び込んでくる。斎藤が学校側から処分を受ける可能性もある中、彼女の家族や鷹野(日高由起刀)から弁護を頼まれた健治は決意を固め…
    そんな第10話で、第1話以来、再び物語のカギを握ることになった生徒会コンビ・斎藤と鷹野を演じる、南琴奈と日高由起刀からコメントが届いた。

    <南琴奈コメント>
    私が演じる斎藤は、芯があって責任感もあるけれど、堅苦しすぎず穏やかな人間性があり、演じていてとても魅力的だなと思っています。10話は、そんな新しい斎藤の一面が見られると同時に、物語がスピーディーに進んでいくので、ドキドキハラハラしながら目が離せない展開になっています。台本を読んだ時から、斎藤が自分の人生に起こり得るはずがないと思っていたことが急に起きて、いろんな感情が入り乱れているので、演じるのが大変そうだなと思っていましたが、同時にこの役を任せていただけたことがうれしく、期待に応えたいと思いました。分からないことがあった時には、すぐに監督に聞くようにし、理解を深めていきました。

    現場では、磯村さんがフレンドリーな空気感を作ってくださるので思いっきり演じることができています。10話の中で少年鑑別所でのシーンがあるのですが、ちゃんと感情を出せるかなという不安がありましたが、面会室のドアを開けて磯村さんと平岩さんの顔を見た時にすごく安心した自分がいました。生徒会長を演じる日高くんとも、合間の時間に意見交換をしたり、合わせてみたりと、やりやすい空気感を作ってくれるのですごく居心地がよかったです。
    このドラマは今の時代ならではの問題を扱いつつ、作品全体に流れる優しい空気感があります。いろいろな色があって、いろいろな音があって。いろいろが混ざった色や音はすごくキレイなんじゃないかなと気づかせてもらえるステキな作品です。現実的な手触りがあって、登場人物の誰かに自分も当てはまるような、身近にこんな人いるような、と共感できる作品だと思います。最終回に向けて、健治と生徒との関係にもぜひ注目していただきたいです。

    <日高由起刀コメント>
    10 話の中で天文部の部室に生徒が集まって、健治さんが全員に語りかける印象的な場面があるのですが、その場にいる一人ひとりの表情をシーンの頭から最後まで一連で撮影しました。カット数が多く何度も繰り返し撮影していく中でも、磯村さんが長いセリフを細かな感情の変化をつけながら毎回 100%の力で表現されていて、集中力・持続力がすごく、その熱量を直に感じました。言葉を受ける側としても、とても演じやすく、ありがたく感じました。クランクインしてからずっと、磯村さん自身が、自分が動いた方が周りも良くなるだろうと思ってくださっていることが強く感じられ、すべての面で見習うことがあると、生徒役同士でよく話しています。また 10 話は、1話と比べて鷹野の感情が大きく動き、斎藤を心配したり、健治さんに向かって感情を高ぶらせたりするシーンがあります。突発的に行動に出ることが多い鷹野ですが、不器用ながらもきれいな心を持っているからこそ、誰かのために動ける、偽りのなさが愛くるしいキャラクターなのかなと思っています。

    このドラマは、一人ひとり見てくださっている方々に、一対一で対話していくような作品です。全員に居場所があるんだよということを、1話1話丁寧に伝えてくれますし、すっきり解決しない時があるからこそ毎話自分で咀嚼(そしゃく)して考えたくなります。そうありながらも、観終わったあとにあたたかい気持ちが残る感じもあり、ほっこりもします。僕自身、この現場がすごく刺激になりますし、本当にいい作品に出会えたことに感謝しています。ぜひ、細かい部分にもご注目いただきたいです。

    ◎10話あらすじ
    希望する大学への推薦が決まった斎藤(南琴奈)が、数日にわたり学校を休んでいると知った鷹野(日高由起刀)は、心配になり斎藤に連絡するが、応答がない。同じ頃、健治(磯村勇斗)は山田(平岩紙)から、教師の負担は増える一方なのに、学校は改善するどころか賞与を減額しようとしていると相談を受けていた。そこで、待遇改善のために組合を通して学校側と労使交渉するようアドバイスするが、これが再び尾碕(稲垣吾郎)の怒りを買うことになり、尾碕は健治を解雇して別のスクールロイヤーを雇うと言い出す。するとそこへ、斎藤が大麻所持の容疑で警察に逮捕されたという、信じがたい知らせが飛び込んでくる。
    少年鑑別所で観護措置を受け、家庭裁判所での審判を控える斎藤は、幼なじみの冬馬(本島純政)から預かったものを代理で女子中学生に渡したものの、中身が大麻だとは知らなかったと主張。担任の山田をはじめ、健治も斎藤の言葉を信じるが、学校としてできることはなく、斎藤の母が選任した弁護士に任せるしかない。話を聞いた久留島(市川実和子)は、利益相反になるため、くれぐれも自分が斎藤の付添人弁護士になりたいなどと言い出さないよう健治にくぎを刺す。健治は斎藤に話を聞くため、山田とともに少年鑑別所へ。斎藤の家族や鷹野から、斎藤の弁護をお願いされた健治は、自らの決意を固めて…

    <作品概要>
    【放送枠】2025年7月期月曜22時連続ドラマ (カンテレ・フジテレビ系全国ネット)

    【出演】磯村勇斗 堀田真由 平岩紙 市川実和子
    <日高由起刀 南琴奈  日向亘 中野有紗 月島琉衣 近藤華 越山敬達 菊地姫奈 のせりん 北里琉 栄莉弥>
    淵上泰史 許豊凡(INI) ・坂井真紀 尾美としのり・木野花 光石研 稲垣吾郎 ほか

    【脚本】大森美香
    【音楽】Benjamin Bedoussac
    【主題歌】ヨルシカ「修羅」(Polydor Records)
    【監督】山口健人 高橋名月 稲留武
    【プロデューサー】岡光寛子(カンテレ) 白石裕菜(ホリプロ)
    【制作協力】ホリプロ
    【制作著作】カンテレ

    公式サイト: https …

  • GFXL0083

    広瀬すず、松下洸平が英語でご挨拶! 映画『遠い山なみの光』北米プレミア実施!!第50回トロント国際映画祭に参加!

    第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 正式出品作品
    カズオ・イシグロ 原作  石川慶 監督・脚本・編集
    主演:広瀬すず  共演:二階堂ふみ、吉田羊

    第50回トロント国際映画祭
    スペシャル・プレゼンテーション部門
    広瀬すず、松下洸平が英語でご挨拶!北米プレミア実施!!
    「日本の映画史に新たな1ページが加わったような作品」など絶賛の声が続々

    1989年にイギリス最高の文学賞であるブッカー賞、2017年にノーベル文学賞を受賞し、二つの世紀を代表する小説家となったカズオ・イシグロの鮮烈な長編デビュー作「遠い山なみの光」を、『ある男』(22)で第46回日本アカデミー賞最優秀作品賞含む最多8部門受賞を果たした石川慶監督が映画化した『遠い山なみの光』は大ヒット上映中。

    ある女が語り始めたひと夏の記憶
    その物語には心揺さぶる〈嘘〉が隠されていた
    1950 年代長崎と 1980 年代イギリスを生きる 3 人の女たちの
    知られざる真実に涙溢れる、感動のヒューマンミステリー
    日本人の母とイギリス人の父を持つニキ。大学を中退して作家を目指す彼女は、長崎で戦争を経験した後イギリスへ渡った母の悦子の半生を綴りたいと考える。娘に乞われ、口を閉ざしてきた過去の記憶を語り始める悦子。それは30年前、戦後間もない長崎で暮らしていた頃に出会った、佐知子という女性とその幼い娘と過ごしたひと夏の思い出だった。だが、ニキは次第に母が語る物語に違和感を感じ始め――。

    長崎時代の悦子を演じるのは広瀬すず、佐知子に二階堂ふみ、イギリス時代の悦子に吉田羊、ニキにはオーディションで選ばれたカミラ・アイコ、さらに悦子の夫に松下洸平、その父親に三浦友和と、日英映画界の煌びやかな至宝がそろった。
    そのほか、日本パートには柴田理恵、渡辺大知、鈴木碧桜(子役)らが出演。豪華実力派キャストが集結し、物語を彩る。

    この度、本作は第50回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門へ正式出品され、北米プレミアとなった。
    公式上映に、広瀬すず、松下洸平、そして石川慶監督が登壇した!

    カズオ・イシグロ原作、石川慶監督による映画『遠い山なみの光』が、第50回トロント国際映画祭(2025年9月4日〜14日/現地時間)スペシャル・プレゼンテーション部門へ正式出品されました。トロント国際映画祭は、北米最大級の観客動員を誇り、アカデミー賞の行方を占う“オスカーレースの登竜門”として、世界的にも注目される映画祭。記念すべき50回目の開催となる今年、本作はトロントで北米プレミアを実施した。

    【イベントレポート】
    <上映前の登壇>
    公式上映前に舞台上に上がった石川慶監督は、観客に向かってお礼を述べた後、「このような場で本作を上映できることを非常に光栄に思っています。昨日の上映では僕一人での登壇だったのですが、今日は素晴らしいキャストと一緒に来ています。」と、主演の広瀬すず、そして松下洸平を紹介しました。それを受け、広瀬も英語で「今日、この映画祭に来られて嬉しいです。」とにこやかに語り、松下も同じく英語で「本作で二郎役を演じました。ここに来られて、とてもワクワクしています。皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。」と心を込めてご挨拶しました。

    <Q&A>
    123分の上映を終え、感動冷めやらぬ中、司会の呼び込みで広瀬すず、松下洸平、そして石川慶監督によるQ&Aを実施。

    早速、「なぜこの小説を映画化しようと思われたのか、そしてなぜ今なのか」という質問を受け、石川監督は鑑賞のお礼を述べた後「もともとカズオ・イシグロさんの大ファンなのですが、同時に、日本の映画監督にとって彼の名前はとても大きな存在なので、自分にはまだ早いと思っていました。 でも、今年は第二次世界大戦から80年という節目で、実際にその出来事を体験した方々と話すことはどんどん難しくなっていますし、映画もそのことを扱っていますので、「もう言い訳はできない、今が作る時だ」と決心しました。」と返答した。

    また、キャスティングについて、登壇している広瀬と松下について問われると「広瀬さんは、この世代を代表する最高の女優だと思います。皆さんもご存じの通り、彼女の演技には役をまるごと立ち上げるような力があります。若々しい役柄も自然にこなせますし、今回はどうしても彼女の力が必要でした。ですから、選ぶのはごく自然なことでしたし、ありがたいことに快く引き受けてくださいました。

    松下さんについてですが、原作小説ではこの人物はあまり深みのあるキャラクターではなく、妻を理解しない「悪い夫」として描かれていました。けれども、時代背景を考えると、彼の年齢なら戦争に行き、帰ってきたときには長崎が壊滅的な被害を受けていたはずです。そうした状況を思い浮かべると、この人物像はとても奥行きのある、興味深い存在になると感じました。だからこそ、映画では重要な役割を担うことになったんです。そしてもちろん、洸平さん自身が本当に素晴らしい俳優であり、彼の演技を通して観客が自然に共感を寄せられると確信しています。それが彼にお願いした大きな理由です。」と説明。

    質問は広瀬、松下におよび、石川監督作品に出演した感想を問われると、広瀬は「石川監督からこのお話をいただいたとき「僕にとっても大きな挑戦になる作品です」というお手紙をいただいて。台本を読んだときは、ある種とてもトリッキーな印象を受けた」そうだが、
    「実際の現場では一転して、とても穏やかで優しく、率直に言葉で演出を伝えてくださいました。言葉にしづらいニュアンスをどう表現するかを一緒に話し合いながら進めていけたので、本当に寄り添ってくださる監督だと感じました。おかげで毎日、心強い気持ちで現場に立つことができたと思います。」と隣の石川監督に感謝の気持ちも込めて語った。

    松下は、「石川監督はすごく丁寧に、それぞれのキャラクターについて向き合ってくださいました。 例えば、家の中でどこに座るべきなのか、どの方向を向いて寝ているのか? 我々はセットの中で、家の中のシーンを撮影したのですが、窓の外に見えるのは、長崎の景色ではなくて、グリーンバッグでした。 そのグリーンバックの外に見える景色を、みんなで想像する時間。 そこがすごく豊かで、何かこうイメージをかき乱されるような、決して優しいだけではなく、繊細で力強いディレクションを僕たちにしてくださいました。」と語り、
    自身が演じた二郎の役作りについては「彼は戦争というものを体験して、ある種の傷を負って日本に帰ってきました。 その傷を彼はどう忘れようとするのか、そういうキャラクターでした。 一方で、自分の父親である緒方(三浦友和)は、戦争に行かず、日本の軍国主義をいつまでも引きずる人でした。 その差、戦争を体験した者としなかった者の差というものをどのような細かい表情やしぐさで表現するか、そこを石川監督とたくさん話し合いました。」と、撮影時を懐かしそうに振り返った。

    観客からの質問で「原作小説の「遠い山なみの光」では、語り手の一人称で語られている。映画に翻案する際には、著者が用いた「言葉」という方法ではなく、別の手段でその微妙な語りのニュアンスを表現しなければなりません。あなたはカズオ・イシグロが小説の語りを通して生み出す雰囲気を意識的に捉えようとしたのでしょうか? それとも、別の方向性を目指したのでしょうか?」と問われると、石川監督は「この小説は実際には悦子の視点から語られています。彼女が思い出し、そこから語り始める、というような形です。なので、基本的には彼女の視点に集中しています。ただ最初に考えたのは、この本が出版されたのは40年前だということです。僕たちは今の若い観客に届けなければならない。だから私たちが変えたのは、”この物語は(彼女の娘である)ニキの視点から語られる”という点なんです。そうすることで、彼女がこれから何を発見し、どう見ていくのか、という話になる。そしてそれは母親に対する赦しについての物語にもなっていきます。そうすると自然に結末も少し変わってきたんです。そこが小説との一番大きな違いだと思います。」と返答。

    また、「アメリカが日本に原爆を投下した事実を踏まえ、戦後の日米関係はどのようなものだったのか?」という質問に対しては、「これは私たち日本人全員にとってのジレンマなんです。被害者だと感じることもあれば、同時に近隣諸国を傷つけてもいて、両方の感情を同時に持っています。そして、特にこのイシグロさんの本では、いつもそれが感じられるんです。この本だけじゃなくて、「日の名残り」の主人公にも、協力的に行動しながらもどこか偽善的な感情、あるいは後悔のようなものがあったことがわかりますよね?私はこういった感情が、自分自身の歴史に対する感覚にとても近いものだと感じるのです。」と、多様な観客に向かって、率直に語った。

    「過去(として描かれる長崎の)シーンと、より不安定で暗く描かれている現代(として描かれるイギリス)のシーンでのライティングの違いについて教えてください」と、照明の演出について質問が及ぶと、石川監督は、「まず記憶の中の長崎のパートについて話すと、イシグロさんがこの本を書いたとき、彼は遠く離れたイギリスにいました。彼は長崎を想像の中で描いているんです。だから私たちがこの作品の中の長崎を作る時、正確である必要はないと判断しました。むしろ、悦子がどう記憶しているかを重視すべきだと考えたんです。それで、もっとカラフルで鮮やかに描こうと決めました。そして、それは日本の長崎というよりも、むしろイギリスからの影響を受けたようなものになってもいいと考えました。そういったことが、私たちがこの作品で意識した点の一つです。」と、演出の舞台裏を明かした。

    「小説以外にどのような資料を元に研究してキャラクターや物語をどのように構築したのか」という質問に対して広瀬は「私は考えて構えたり想像したりするとなかなか現場で止まってしまう時間がある人間なので、すごく今回も本当につかめなくて、台本を読んでリハーサルをする時間をたくさん設けていただいたんですけど、そのときに佐知子を演じた二階堂さんのセリフ回しを見て、そっちの方向に寄せていこうとか、現場で対面した時に相手の役者さんからもらえるもの、現場の環境からもらえるものを全部エネルギーにしている感じです。」と素直に語った。

    松下は「僕はこの作品をやる前に、舞台でこの長崎の原爆についての話をやったことがあったので、その時に多少当時の資料を見聞きする機会がありました。そして実際に長崎に行って被爆した方のお話を聞く機会もありました。先ほど監督もおっしゃっていましたけど、そういう方々が少なくなってきているなかで僕が感じたのは、これは特別な体験をした特別な人たちの話ではなくて、あくまでも庶民の話だということです。そこに生きる普通の人たち、普通の暮らしをしていた人たちが、当たり前の普通を失った。 それでも生きていかなければいけない庶民の話。だから、特別な悲劇を押しつけるような作品ではないような気がしました。 なので、あくまでも当時の日常にどのように溶け込むような二郎でいるべきか、そういう作品にすべきなのか、ということを考えていました。」と長崎でのエピソードを披露するなど、役作りについて明かした。

    最後に、観客へのメッセージとして石川監督は「(本作は)私にとっては親や祖父母たちが本当に求めてきた新しい価値観についての話です。もちろん反核運動についてもそうですし、ジェンダーに関する取り組みや規制、多様性などすべてに関わっています。私にとっては非常に重要なテーマであり、特に現代では、その新しい価値観が少しずつ薄れてきているように感じます。だからこそ、私たちはそれらがどれほど大切なものだったかを改めて考える時だと思います。」と、想いを込めてQ&Aを締め括った。

    <囲み取材>
    会場を一旦後にし、囲み取材を実施。北米プレミアを終えて、「すごく温かく迎えてもらった感じがします。」と石川監督。「Q&A …

  • 【Travis Japan】A写20250607

    「Travis JapanノJUST!シン日本遺産」再始動! 10月8日(水)の深夜1時39分より放送開始! 第1回目はメンバー熱望の沖縄へ!

    Travis Japanのロケバラエティ番組
    『Travis JapanノJUST!シン日本遺産』が
    反響に応えて、10/8(水)に再始動!
    旅に出るメンバーの組み合わせは行き先ごとに変更
    公式SNSではシルエットクイズなど実施するので
    放送での答え合わせもお楽しみに♪

    2025年1月~放送し、好評を博した「Travis JapanノJUST!シン日本遺産」が復活し、10月8日(水)から放送スタートする。
    日本人にもあまり知られていない、世界に誇るべき日本の真の名所である 「シン日本遺産」 をTravis Japanのメンバーが訪れて紹介!その道中には、奇跡の絶景など本物の 「真(シン)日本遺産」だけではなく、辛(ツラ)い思いをする「辛(シン)日本遺産」 もあり、改めて日本の魅力を伝えると共にメンバーの喜怒哀楽さまざまな表情、リアクションが見られる。

    また、メンバー2名がロケ地に赴くが、その組み合わせは行き先ごとに変更するので、パターンによる雰囲気の違いや発言の変化といったその組み合わせごとの化学反応を見られるのも見どころの一つ。今回は、放送前に公式SNSにて二人の手やシルエットなど徐々にヒントも出していくので、ぜひクイズを楽しみ、組み合わせを推理しながら、当日の放送も迎えてほしい。

    そして、「Travis JapanノJUST!シン日本遺産」は「TVer」での見逃し配信を行うほか、動画配信サービス「TELASA」においてはメンバー全員がスタジオでロケ映像を見ながら行うトーク映像やロケにちなんだスタジオ企画を加えた“特別配信版”が独占配信される。ロケ映像 を見ながらのメンバー全員での掛け合い、いじりトークもどうぞお見逃しなく!

    第1回目の“シン日本遺産”発掘は沖縄へ
    記念すべき1回目は、メンバーが以前から熱望していた沖縄へ!番組の再始動に気合十分の二人は「伝統の技」や「食」など、沖縄の豊かな自然や歴史を感じる、真(シン)?!辛(シン)?!なシン日本遺産を全力でPRしていく。沖縄食材での自炊のための買い出し風景や調理前にちょっとビールで乾杯・・・!など、シーズン1では見られなかった姿も多く、見ごたえたっぷりなロケとなっている。ぜひ放送をチェックしてみてください!

    番組情報
    「 Travis JapanノJUST!シン日本遺産」
    10 …

CINEMA

STAGE/MUSICAL

MUSIC

INTERVIEW

TV

ASIA

Astage NAVI

RELEASE INFO

PRESENT