Open Close
  • DSC_5857

    岩田剛典、白鳥玉季の落ち着きぶりに感心しきり! 「大人の皆さんは必ず共感していただけるはず!」と作品アピールも♪ 映画『金髪』公開記念舞台挨拶

    映画『金髪』の公開記念舞台挨拶が、11月22日、東京・グランドシネマサンシャイン池袋にて行われ、主演の岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERS)、共演の白鳥玉季と、坂下雄一郎監督が登壇した。

    本作は、大人になりきれない30歳の公立中学校教師が、生徒たちの金髪デモに振り回されながらも成長(=自分がおじさんであることを自覚)していく様を、日本独特のおかしな校則、教師のブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道という社会問題を背景に、皮肉と愚痴と笑いを交えて描く、新感覚ムービー。自分がおじさんだと気付いていない“ダサい教師”市川を岩田剛典、クラスの生徒で“金髪デモ”を発案した・板緑を白鳥玉季が演じ、山田真歩、田村健太郎、内田慈ら、個性豊かなキャスト陣が脇を固めた。

    本作が第38回東京国際映画祭コンペティション部門観客賞を受賞したことに、岩田は「めちゃくちゃ嬉しいですね。観客賞が一番嬉しいと思います。本当劇場でご覧いただいた皆さまの感想がこの勝利に導いたと思うので、本当に嬉しかったです」と笑顔を見せ、「当日、僕は大阪の方にいたんですが、監督が名前を呼ばれて、席を立つ瞬間もずっとスマホで僕は見ていました。そこまで市川の気持ちをずっと引きずっていました」と回顧。

    白鳥は「私、初めにマネージャーさんから『受賞したよ』とメッセージでいただいて、一瞬聞き流してしまって、一回戻して・・・驚くみたいな感じだったので、急に叫ぶみたいな驚きではなく、しっとりとしっかりした驚きをしました」と振り返り、「(監督賞を受賞して)本当に嬉しいです。まさかこんな光栄な賞をいただけると思ってなかったので、監督さん、ありがとうございます。光栄です!」とあらためて監督に礼を述べた。

    受賞の場に立った監督は「最初、名前を間違えられて、一応『坂下です』と訂正してから行ったのが良かったなと思います」とアクシデントで逆に緊張がほどけたことを明かした。

    出演オファーを受け、快諾したという岩田。「オリジナル脚本でこれだけ脚本が面白い作品と出会えることってそうそうないと思って。あっという間に脚本が読めちゃったんです。まず『金髪』というタイトルでどんな作品なんだろうと思って。そして、ちょっとブラックコメディ的な要素もありながらも、役者は、かなり会話劇でシーンが作られてたので、やりがいがあってチャレンジしたいなと。燃える気持ちも生まれて、『絶対やりたいです』と言ったの覚えてます」と、語った。
    少しクセのある教師・市川を演じてみて、「最高ですね!」と岩田。「日常のあるあるみたいなものを、行動や発言で表現できる役は今までやったことなかったし、きっと多くの方々に共感を生むようなキャラクターになると思ったので、これはぜひ飛び込んでみたちと思いました」と、役がらにほれ込んで臨んだ様子。

    一方で、金髪デモの首謀者の板緑は、先生に対しても毅然と発言をしていくという役がら。初めて金髪の自分を見たときの感想を聞かれると、「鏡で自分の金髪姿を見た時に、私じゃないみたいで。これが私というより、これが板緑なんだという認識の方がきたので、毎朝現場に来て金髪(ウィッグ)をかぶると板緑のスイッチの入りが分かりやすくなって、とてもいい感じで出来たと思います」とし、役がらについては、「板緑は1で伝えたいことがあるとすれば、それを10で話して伝えようとする子なんです。。難しく難しく話をしてしまうタイプの子。それが板緑の長所でもあり短所にもなっているんじゃないかなって思っています」と分析。

    「休憩時間の合間にもセリフのやり取りをし、お互い励ましあって協力して戦っていました」と述べると、隣に立つ岩田が思わず「落ち着いてるよね・・・」と感心しきり。

    そんな二人のキャスティングについて、監督は「岩田さんは、岩田さんの出られた映像素材とかを見た時に、すごく爽やかで笑顔の素敵な感じっていうイメージが元々あったんですけど、よく見ると何かその裏に何を考えているかわからないような部分が感じられたので、それがこのキャラクターに合うのではと思い、いい感じで相乗効果となるんじゃないかなと思ってお願いさせていただきました」と説明。白鳥については「白鳥さんは、もうキャリアを積まれている方だったので、オーディションでの立ち振る舞いがやっぱり落ち着いていた」と話すと、すかさず岩田が「ほら~」と同調し、声を漏らしていた。

    また昨年の”今年の漢字”が「金」だったが、ここで一足早く”今年の漢字”を発表することに。白鳥はいまハマっているという「猫」と書き、岩田は「外」と書いたが、「(カタカナの)タ・トです」とボケて、会場の笑いを取る。「いや、外なんですが(笑)。今年は仕事でたくさん海外に行かせてもらったので」と理由を明かしていた。

    最後に、白鳥が「普段見れない光景がたくさん見える面白い映画となっておりますので、自分のお気に入りのシーンを見つけて楽しんでみてください」とアピール。岩田が「この映画『金髪』は、大人の皆さんは必ず共感していただけるシーンやワードが散りばめられている作品になっていると思います。正直、僕も試写を観た時に身につまされる思いというか、他人言だと思えないような感じでした。そういう新感覚ムービーになっていると思います」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

    そのあとには、本作に登場する金髪生徒が劇中で発する「金髪イエエエイ!!」の掛け声に乗せ金色のテープが会場内に舞い、本作の大ヒットを祈っていた。

    映画『金髪』
    <Story>
    その⽇、中学校教師・市川の⼈⽣を⼤きく変える出来事が起きた。⼀つは担任クラスの⽣徒数⼗⼈が髪を⾦⾊に染めて登校してきたこと。そしてもう⼀つは、彼⼥から結婚の話を切り出されたこと。マスコミやネット、さらには⽂科省まで巻き込み⼤騒動になる“⾦髪デモ”と、⽇々の愚痴を聞いた彼⼥からの⾟辣な説教で板挟みになる市川は、窮地を脱するために“⾦髪デモ”を計画した張本⼈・板緑と⼿を組み、とある作戦に打って出る⋯。仕事の問題と⼈⽣の決断が⼀挙に押し寄せた市川は、いつまでも若者で何事も順⾵満帆だと思っている“イタいおとな”から“マトモな⼤⼈”へと成⻑し、全ての試練を乗り越えられるのか︕︖

    <キャスト&スタッフ>
    岩田剛典
    ⽩⿃⽟季、⾨脇⻨、⼭⽥真歩、⽥村健太郎、内⽥慈
    監督・脚本:坂下雄一郎
    音楽:世武裕⼦
    配給:クロックワークス
    ©2025「金髪」製作委員会
    2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分/G

    公式HP:kinpatsumovie.com
    公式X:@kinpatsumovie #映画金髪

    11月21日(金)全国公開

     

    rakuten_design=”slide”;rakuten_affiliateId=”0fac92e9.172f60d5 …

  • DSC_5686

    倍賞千恵子、柴又からのロケスタートに感慨! 木村拓哉は「何度も乗りたくなる映画」とアピール!ピンクテープカットで「TOKYOタクシー、出発!」映画『TOKYOタクシー』初日舞台挨拶

    映画『TOKYOタクシー』の公開初日舞台挨拶が、11月21日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、主演の倍賞千恵子をはじめ、共演の木村拓哉、蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴と、山田洋次監督が登壇した。

    山田洋次監督の91本目 となる最新作『TOKYO タクシー』は、タクシー運転手の宇佐美浩二と客の85歳の高野すみれが東京・柴又から、神奈川の葉山にある高齢者施設までの間、すみれの思い出の場所を寄りながらタクシーで旅を共にする、 “たった一日の旅”が偶然出会った二人の心、そして人生を大きく動かしていく様を描く物語。高野すみれを倍賞千恵子、宇佐美浩二を木村拓哉が演じ、さらに蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、イ・ジュニョン、神野三鈴、笹野高史など多彩な豪華キャストが集結した。

    公開初日を迎え、山田監督は「去年のちょうど秋、銀杏が色づく今頃に(本作の)準備を始めて、ようやく1年経って今日、封切りの日を迎えました。大勢の俳優さん、そしてたくさんのスタッフのみんなが僕のことを気遣ってくれて、みんなの思いの丈がこの映画を、結晶にしたんじゃないかと思いながら、この映画の完成を観ました。もしこの映画にいいところがあるとしたら、それはこの映画に関わった俳優さん、スタッフみんなの思いの丈が伝わったんじゃないかと思っています」と感無量の面持ち。

    撮影を振り返り、印象に残っているエピソードを聞かれた倍賞は、出演代表作の『男はつらいよ』を引き合いに出し、「私は柴又ロケから始まりました。『男はつらいよ』が柴又で終着駅を迎えて、そして今度東京タクシーの初日が柴又の門前から始まったんです。終わりと始めが柴又にあったということが一番印象に残っていて、私の生涯忘れられない思い出かなと。また新しいスタート地点に立っていたという気がしています」と、思いの丈を吐露。

    木村は「山田監督はああいう言葉を言ってくださいましたが、作品の撮影が終わったときに、監督が僕らに言ってくれた言葉があって、『今回の“TOKYOタクシー”という作品に携わった人の思いが結局は作品の艶になってると思う。今回の作品は本当に艶に恵まれた作品になったことを、僕は感謝します、ありがとう』と仰って。その言葉を現場の自分たち含め全スタッフに言ってくれた時に、すごくいい場所に自分は参加できたなという思いが溢れたのを覚えています」と、本作への参加を心から喜んでいた。

    蒼井と迫田はこの日もいいコンビ感を見せ、蒼井は「迫田さんとたくさん緊張するシーンがあったんですが、本当に迫田さんが面白い方で、重いシーンのはずなのに、毎日現場に行くのが楽しいぐらい迫田さんがいつも笑わせてくださって」と迫田を見やると、迫田は「私も自分の役を全うするために蒼井さんにきつく言うシーンが多かったんですけれど、それで疲労困憊している時に蒼井さんが笑顔で控室に戻られてきて、全然応えてないのかなと、もっとやらなきゃいけないんじゃないのかなと、ずっと考えていた撮影期間でした」と振り返る。

    すると、蒼井が「(迫田さんが)監督に『ちょっとここはもうちょっと情けない男でやってほしいんだよ』と言われた時に、『はい、はい』って聞いて、私をチラッと見て、『こういうの得意!』って(笑)。それでスタートがかかったら、(監督が)『違う、違う』って(笑)」と。迫田も「すぐ監督に、すぐ止められました・・・」と明かし、会場は大爆笑。迫田は「蒼井さんの笑顔が忘れられない」と嬉しそうに話した。

    優香は、木村と中島との家族のシーンに触れ、「撮影横の控室でずっと3人でいたんですが、その時にお土産を食べたりしました。木村さんもグミを食べてくださったんですよ。家族なので、ずっと3人でいることを木村さんが気配りをしてくださって。そういうところが本当に素晴らしいなと思いました」と木村の姿勢を称える。

    また、山田組ならではの撮影も木村が吐露。「本当に台本の1ページ目から、ト書きから撮影が始まるんです。なので、家族の空間でその温度をずっと探って演じられました」と明かした。

    今作で山田監督の91本目の作品になるが、「1本目から同じです。一生懸命作った映画が、どんな映画になるかは作り手には分からないんです。感動的になったか、おかしくなったか、泣けるか、そんなこと全くわからない。そんなこと考えて演出するものではない。なので、観客の皆さんから『楽しかった』『面白かった』『涙出ちゃったよ』とか、と言われて初めて評価が下される。そういうものですね。だから今僕は、非常に緊張して、被告が判決を受けるような気持ちでいるわけでございます」とジョークを交えて、映画への思いの丈を口にする。すると、会場からは温かい拍手が送られ「お世辞でも嬉しいです」と満面の笑みを浮かべた監督だった。

    最後に、木村が「非常に嬉しい温かい初日を迎えさせていただいたことを、本当に皆さんに感謝しております。ありがとうございました。何度も乗りたくなる映画だと思います」と挨拶。倍賞は「今日(映画を観て)誰かと目が合ったら、ハイタッチするのも楽しいかなと思います」と伝え、山田監督も「僕を含めてこの映画に関わっている全てのスタッフが、本当に今日の日をドキドキしながら迎えたわけです。今日も全国の映画館に大勢の方が来てくださり、本当にありがとうございました。これからもどうぞこの映画を、末永く愛してやってください。どうもありがとう」と気持ちをこめてメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

    また、本日より『TOKYOタクシー』が全国へ走り出すということで、“出発式”を決行! キャストの前に置かれたピンクのテープをMCの「TOKYOタクシー、出発!」の掛け声にあわせてテープカットを行い、会場から大きな拍手が送られた。

    映画『TOKYOタクシー』
    【ストーリー】
    毎日休みなく働いているタクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)。娘の入学金や車検代、家の更新料など次々にのしかかる現実に、頭を悩ませていた。そんなある日、浩二のもとに85歳のマダム・高野すみれ(倍賞千恵子)を東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送るという依頼が舞い込む。最初は互いに無愛想だった二人だが、次第に心を許し始めたすみれは「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」と浩二に寄り道を依頼す る。東京のさまざまな場所を巡りながら、すみれは自らの壮絶な過去を語り始める。たった1日の旅が、やがて二人の心を、そして人生を大きく動かしていくことになる―

    【作品概要】
    出演:倍賞千恵子 木村拓哉
    蒼井優 迫田孝也 優香 中島瑠菜
    神野三鈴 イ・ジュニョン マキタスポーツ 北山雅康 木村優来小林稔侍 笹野高史
    監督:山田洋次
    脚本:山田洋次 朝原雄三
    原作:映画「パリタクシー」(監督 クリスチャン・カリオン)
    配給:松竹
    ©2025映画「TOKYO タクシー」製作委員会

    Remake rights: courtesy of Pathé- Une HIRONDELLE PRODUCTIONS
    Based on the film “UNE …

  • DSC_5231

    綾野剛、「この珍味な作品をぜひ味わって!」監督のギリギリ発言の代弁に苦戦も!? 映画『星と月は天の穴』完成披露上映会

    映画『星と月は天の穴』の完成披露上映会が、11月18日、東京・テアトル新宿にて行われ、主演の綾野剛をはじめ、共演の咲耶、田中麗奈と、荒井晴彦監督が舞台挨拶に登壇した。

    脚本家・荒井晴彦が長年の念願だった吉行淳之介による芸術選奨文部大臣受賞作品を映画化した『星と月は天の穴』。荒井自らメガホンを取った本作は、過去の離婚経験から女を愛することを恐れる一方、愛されたい願望をこじらせる40代小説家の日常を、エロティシズムとペーソスを織り交ぜながら綴る物語。主人公の矢添克二を荒井と『花腐し』(23)でもタッグを組んだ綾野剛、矢添と出会う大学生・紀子を咲耶、矢添のなじみの娼婦・千枝子を田中麗奈が演じ、さらに柄本佑、岬あかり、MINAMO、 宮下順子らが脇を固め、本作の世界観を彩る。

    完成作品を観て、綾野は「目というよりは“耳”で観る映画で、読む”映画でもあります。そういう作品にはなかなか出会えない。 “珍味”なんです・・・」と感想を述べ、「試写を観たときに、撮影現場では得られなかった味わいを感じました。言葉を生業にしている矢添から出てくる言葉は美しいけれど、どこか滑稽で。彼は今の時代だと“化石男”とも言える人物です」と続けた。

    原作との出会いは10代の頃で長年映像化を考えていた、と話す監督。MCから「原作のどこに惹かれたのか?」と尋ねられると、「言いづらいなぁ」と口をもごもご。すかさず綾野が「僕がまず聞きましょうか?」と監督から耳打ちで確認するも「う~ん、確かに荒井さんの思いを文体にするのは難解かもしれない」と困り顔。荒井は「セックスっていうのはラーメンに胡椒を入れるみたいなもの。だから必要なのでは?」と話すと、その言葉を汲み、綾野が「本領を発揮できない男が、あるものを見つけて本領を発揮できるようになる・・・。奮い立たされていくんです」と説明した。

    この日が人生初めての舞台挨拶となった新星・咲耶は、オーディションで役を獲得。「受かったときは夢のような心地でした。事前に原作や準備稿をすべて読みこんで『この役は絶対に勝ち取る』と思っていましたが、こんなに早くに実現できるとは思いませんでした。(受かったときは)ふわふわしてしばらく現実感がありませんでした」と回顧する咲耶。監督が「君はどこにいたの?」というくらい才能を見込まれた逸材だ。

    田中は、荒井の脚本作には参加済みだが監督作は初参加となる。「ずっと荒井組に入りたいと思っていました。緊張したのですが、剛くんが荒井組先輩なので付いていこうと思いました」と述懐した。

    綾野は自身が演じた矢添役について「セリフに感情がすべて台本に書かれていたので、肉体的な表現でセリフを邪魔しないかを気にしていました」と振り返りつつ、「当時の映像を観たのですが、人の言葉に力がこもっているように感じて。きっとマイクの性能において、(音域の)ローを拾えずハイが強くなっているからかもしれないと思った。だからこそ、矢添の声はラジオボイスのような感じで抑揚をあまり付けない話し方にしようかなと考えました。そのほうが時代とマッチングしやすかったので」と、考慮したことを明かした。

    そんな綾野を監督は、「俺よりも役について考えている役者」と言っていたそうで、監督は「俺は何も言わないので」とポロリ。「カットがかかった後、OKかどうかわからなかった」という田中。「自分の演技は大丈夫かな? できているかな?と」と不安だったことを吐露すると、綾野も「ワンシーンワンカットで撮っていくので、カメラを5分以上回しっぱなしにすることもあるんです。カットがかかって監督の顔を見ても『OK』がかからないので、『寝てるんですか?』って(笑)」と同調。監督は笑いながら「起きてるよ! たまに声が大きいときもあったよね?」と返し、会場の笑いを誘っていた。

    また、監督から「千枝子がたばこをくわえてペディキュアを塗るシーンは、綾野くんの案なんですよ」と述べると、綾野は「ただ塗っているだけですが、美しくて感情の揺らぎがあった。白黒の作品なので、たばこの煙の揺らぎが感情をより伝えてくれるのではないかなと思って」と語る。

    最後に監督が「面白かったらぜひ宣伝してください。そうでないと次回作が作れなくなる(笑)。もうすぐ80歳になります。山田洋次に負けたくない」とコメント。綾野は「登場人物が魅力的で、矢添以上に女性たちの魅力が詰まっています。その美しさの中でグズグズしている矢添の滑稽さが持ち味。『まあまあ・・・』と思いながら、ぜひ手のひらで転がしてやってください。この映画は珍味な作品を味わってください」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

    『星と月は天の穴』
    【STORY】 いつの時代も、男は愛をこじらせる――
    小説家の矢添(綾野 剛)は、妻に逃げられて以来10年、独身のまま40代を迎えていた。離婚によって心に空いた穴を埋めるように 娼婦・千枝子(田中麗奈)と時折り軀を交え、妻に捨てられた傷を引きずりながらやり過ごす日々を送っていた。そして彼には恋愛に尻込みするもう一つの理由があった。それは、誰にも知られたくない自身の“秘密”にコンプレックスを抱えていることだ。そんな矢添は、自身が執筆する恋愛小説の主人公に自分自身を投影することで「精神的な愛の可能性」を探求していた。ところがある日、画廊で運命的に出会った大学生の瀬川紀子(咲耶)と彼女の粗相をきっかけに奇妙な情事へと至り、矢添の日常と心が揺れ始める。

    綾野 剛
    咲耶  岬あかり 吉岡睦雄 MINAMO 原一男 / 柄本佑 / 宮下順子  田中麗奈
    脚本・監督 荒井晴彦
    原作 吉行淳之介「星と月は天の穴」(講談社文芸文庫)
    音楽:下田逸郎 主題歌:松井文「いちどだけ」他
    製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
    制作プロダクション:キリシマ一九四五
    制作協力:メディアミックス・ジャパン
    レイティング:R18+ ©2025「星と月は天の穴」製作委員会 上映尺:122分
    コピーライト表記: ©️2025「星と月は天の穴」製作委員会
    公式サイト:https://happinet-phantom.com/hoshitsuki_film/

    12月19日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー

     

    rakuten_design=”slide”;rakuten_affiliateId …

  • スクリーンショット 2025-11-20 222438

    ミュージカル『ISSA in Paris』制作発表!【動画2本】楽曲も初披露!海宝直人 岡宮来夢 潤花 豊原江理佳

    2026年1月に東京・日生劇場、2月に大阪・梅田芸術劇場/愛知・御園座にて上演されるミュージカル『ISSA in Paris』の制作発表が11月20日に開催され、演出の藤田俊太郎、出演する海宝直人 岡宮来夢 潤花 豊原江理佳が登壇。楽曲の初披露と作品にまつわる質疑応答が行われ、さらにサプライズゲストも登場した。

    本作は、俳人・小林一茶の若き日の「空白の10年」に何があったのかを軸に、「パリに渡っていたのではないか」という母の立てた仮説の真実を突き止めるため、パリに旅立つ海人(海宝)と、一茶(岡宮来夢)が時空を超えてパリで出会うファンタジー・ミュージカル。

    潤花は海人がパリで出会う振付家で現地ガイドを副業にするルイーズを、豊原江理佳は一茶がパリで出会う革命運動に身を投じる舞台女優。

    原案・作詞・作曲を『ナイン』『タイタニック』でトニー賞の最優秀作詞作曲賞を2度も受賞し、日本文化に造詣の深いモーリー・イェストン。脚本・訳詞を高橋知伽江、演出を藤田俊太郎が担う。

    サプライズゲストは、長野県マスコットキャラクター・アルクマと、信濃町PRキャラクター・一茶さん。

    ミュージカル『ISSA in Paris』
    ■原案・作詞・作曲:モーリー・イェストン
    ■脚本・訳詞:高橋知伽江
    ■演出:藤田俊太郎
    ■出演:海宝直人 岡宮来夢 潤花 豊原江里佳
    ■公演日程:2026年1月東京・日生劇場 2月大阪・梅田芸術劇場メインホール/愛知・御園座
    ■公演HP:https://www.umegei.com/issa2026/
    ■お問合せ:【東京・大阪】梅田芸術劇場(10:00~18:00) 0570-077-039 …

  • DSC_5482

    Snow Man目黒蓮、浜辺美波が「思っていた50倍忙しそうなのに」と役への姿勢を絶賛! 鈴木浩介も「高倉健さんみたい」と惚れ惚れ! 映画『ほどなく、お別れです』完成報告会

    映画『ほどなく、お別れです』の完成報告会が、11月19日、東京・明治記念館にて行われ、W主演の浜辺美波と、目黒蓮をはじめ、共演の森田望智、鈴木浩介、永作博美、夏木マリと、三木孝浩監督が登壇した。

    現在累計40万部を突破している長月天音のベストセラー小説「ほどなく、お別れです」シリーズを原作に、三木孝浩監督がメガホンをとり実写映画化。本作は、就職活動に全敗し途方に暮れる中、とあるきっかけで葬儀会社にインターンとして就職したヒロインと、そんな彼女を厳しく指導する指南役の葬祭プランナーがタッグを組み、“最高の葬儀”を目指すヒューマンストーリー。

    新人葬祭プランナー・清水美空を浜辺美波、美空をスカウトし厳しく指導する葬祭プランナー・礼二を目黒蓮が演じ、さらに、森田望智、古川琴音、北村匠海、志田未来、渡邊、野波麻帆、西垣匠、久保史緒里、原田泰造、光石研、鈴木浩介、永作博美、夏木マリら実力派キャストが集結し、作品を彩る。

    企画スタートから約6年経ちようやく完成した本作を、三木監督は「これほどまで自分事化できる内容の作品ってなかったんじゃないかなと思う。大切な人との別れはいつか必ずやってくるので、自分だったらどうするかなと思いながら映画を観ることができる、これは本当にチャレンジすべき作品だなと思って監督させていただきました」と万感の思いを口にし、「(登場人物の)誰かしらに感情移入ができる作品になっていると思いますので、本当に多くの方に見ていただきたいなと思います」とアピール。

    本作の出演オファーを受けて、浜辺は「最初にいただいた脚本が本当に素晴らしくて、読みながら泣いてしまったのを覚えています。そこから現場で、故人様とご遺族の皆さんと美空として対峙した時に、自分はどれくらい心が動くのか、どんな感情になってしまうのかというものが想像がつききれなくて、そんな作品に挑戦をしてみたいなと思ってお受けさせていただきました」と回顧。

    目黒は「オファーをいただき、作品を読ませていただいて、その後にすぐ漫画を読ませていただきました。確かに悲しいお話ではありますが、それと同時に、いま生きることができている喜びや、亡くなった後にある希望みたいなものを感じられるこの作品にすごく惹かれました。自分も素敵な皆さんと素敵な作品に関わりたいなと心から思えて、自分にできることを頑張れたらいいなという思いでした」と語った。

    また、敏腕の葬祭プランナーという役を演じたことに、目黒は「現場でも浜辺さんと他愛もない話をして仲を深めていくというわけでもなく、美空にしっかり仕事で背中を見せていく漆原を現場で強く意識して、美空と漆原の関係のように築き上げていけたらいいなと思いながら演じました」と振り返る。

    一方で、亡くなった人の声を聞くことができる美空を演じた浜辺は「最初は自分にしか見えない故人様の表情であったり、声が聞こえるというのはとても難しいなと思っていましたが、お話が進んでいくうちに、自分がそういう特殊な環境の役を演じていると、故人様が最後に残したい気持ちや、ちょっとした後悔、その表情をしっかりと対峙して見ることができるというのはすごく恵まれているなと。それをまたご遺族の皆さんにを伝えることができる役割というのはとてもやりがいもあって、それが出来ているのは私だけなんだなと思うと、ありがたみを感じました」と、役を捉えていた様子。

    そして、納棺師としての腕を持っているということで、劇中では納棺の際の所作の完璧さや美しさが際立っているが、「ひたすら練習しましたね。家に実際に着物を持ち帰って練習したり、実際に葬祭プランナーの方たちに練習動画とかを撮っていただいて、ひたすら見続けて。美しくなくてはいけいないし、振り付けのようにならず、しっかり故人様、ご遺族の方たちに向けた漆原なりの思いを大事にしながら演じさせていただきました」としっかり準備をして臨んだという目黒。

    近くで見ていた浜辺は「最初の段階から美しくて・・・。手先が本当に貴い美しさでした。ヨーロッパから帰ってきて、そのまま朝一で撮影がまだないのに納棺の練習されていて、時差ボケもあるだろうにすごいなと。目黒さんは本当に背中で漆原さんとして、現場を見せてくれました」と称える。

    すると、目黒も「僕が納棺の儀の練習をしている時に、実際に美空が座ってるであろう位置に(浜辺が)ずっとそこで正座をして座って、僕の練習をひたすら見て付き合ってくださっていました。そういうところから美空と漆原の関係性が出来上がって、積み重なっていたなと思います」と浜辺に感謝。

    浜辺は「私は座っているだけなんですけどね」と笑いつつ、「プロの方がやられていると簡単にそうに思ってしまいますが、想像以上に力もいるし動きも複雑で難しそうでした。目黒さんなりに追求されていたのですごいなと感じました」と続けた。

    本作が初共演にしてW主演という浜辺と目黒。互いの印象を、浜辺は「忙しいんだろうなと思っていたけど、思っていた50倍くらい忙しい方なんだなと。『まだダンスの振り入れやるんだ』みたいなことを言っていたと思ったら、すぐに海外に行っちゃったりとか。時差ボケは(大丈夫でしたか)?」と心配するほど。目黒が「時差ボケ、あまりないかもしれないです」と返すと、「すごい!『気合いだ、気合い』とよく仰るので、気合いなんだ・・・と学びました」と驚く浜辺だった。

    対して目黒は、「浜辺さんも、皆さん忙しいし、やはりこの作品にかける思いが伝わってきました。初めての本読みの段階で、もうしっかり美空を作ってきていらっしゃっていて、まさに美空だなと思いましたし、そういった姿勢が本当に素晴らしい方だなと思いました」と、互いにリスペクトしていた。

    そんな二人のキャスティングについて、監督は「この世代で一番落ち着いている、浮ついてないナンバーワンの女優、俳優じゃないかなと思うんです。今回の役どころが、いろんな家族の生と死の狭間で、お別れを見送る役なので、その落ち着きや誠実さが必要。今回お二人に演じていただいてよかったなと思います」と二人に太鼓判を押す。すると、監督の言葉に思わずガッツポーズをして喜ぶ浜辺。目黒が「浮ついてないって、すごい喜んでますね(笑)」、監督も「若干浮ついてるやん」とツッコミを入れると、浜辺は「バレちゃった?(笑)」とキュートな笑顔を見せていた。

    完成作品を観て、森田は「お葬式は故人のものだと思っていたんですが、それ以上に残された側がこれからどう進んでいくのかっていう区切りであり始まりであると感じました」と述べる。

    夏木は「もう泣きました」と言いながら、「先輩後輩、キャリアは関係なく素敵な方は素敵。とても美波さんの芝居に向かう姿勢を学ばせていただきました。気持ちに沿って、それを豊かに、いかに表現するかということを悩まれたりされてるのをちゃんと監督と話しながら、着々進めてる姿勢を拝見して素晴らしいなと。素晴らしい女優さんだなとご一緒させていただきました」と浜辺との共演を喜んだ。

    永作は「センシティブな内容であるために、本当に皆さまがその繊細な技をたくさん使って、思いもたくさん使って、演じられていて、もう皆様に感動しました。素敵でした」と感動の面持ち。

    鈴木は「私は癖のある役のオファーが多いんですが、。珍しく癖がない役で。すごく普通のお父さん。10年に1回の普通の役が来たなと思って、すごく嬉しくて、ワクワクして現場に向かった日のことをこの間のように覚えています」と話し、笑いを誘う場面も。そして「ほどなく・・・という言葉に救われました」としつつ、「現場で、目黒くんがずっと立っているんですよ、漆原として。遠くから『目黒くん座んなよ』と相図を送っても、『大丈夫です』って。なんか、高倉健さんみたいだったんだよね。やっぱり気合い入ってる。『まもなく、お別れです』この作品は気合い入っていますよ」と力を込めた。

    本作は、誰もが避けて通れない身近な人との別れを描いているが、「本作を観た後に思い浮かべた人は?」と問われると、浜辺は「自分の祖父母を思い浮かべました。あとは大好きな愛犬2匹を。一緒にいられる時間は限られているので、日々を大切にしたいな」と応え、目黒は「僕もおじいちゃん、おばあちゃんだったり、ワンちゃんです。僕はおばあちゃん子で。おばあちゃんからよく電話がかかってくるんですが、仕事中で出られないこともあって。でも、あと何回おばあちゃんに会えるかなとかって思ったら、仕事中でも移動中でも出たりかけ直すようになりました」と話す。

    最後に、目黒は「この作品は死や別れが大きなテーマとしてある作品です。日常でどうしても死というものをどこか非現実的に感じてしまいがちですが、実はは誰かを送るのも送られるのも誰しもが経験することで一番現実的な、一番僕たちに近いものであることを改めて感じさせてくれます。少しでも後悔のないように生きよう、大切な人を1秒でも多く大切にできる時間を作ろうと、希望が持てると思います。観てくださった皆さんの人生にそれぞれが注目してもらえたら嬉しいです。ぜひ大切な方ともらえたら嬉しいです」と伝え、浜辺が「初号試写で観た時に、本当に素敵な作品になっていて涙がこみ上げたのを覚えています。故人様が自分の家族たちを、ご遺族の皆さんを思う気持ち、ご遺族の方々が故人様を思う気持ち、そして葬祭プランナーたちが素敵な区切りになるような式、お葬式にしたいと思う、そんな人を思う気持ちって改めて尊いものだなと感じさせてくれる作品でした。本作ではいっぱいの愛と共に美しく描かれていました。私は親友と一緒に見に行きたいとを思います。家族には石川県でそれぞれ観ていただきたいとを思います」と熱いメッセージを送り、会見を終了した。

    映画『ほどなく、お別れです』
    <ストーリー>
    就職活動で連戦連敗の清水美空(浜辺美波)は、
    葬祭プランナー・漆原礼二(目黒蓮)と出会い、
    導かれるように、葬儀会社「坂東会館」でインターンとして働き始める。
    教育係となった漆原からの厳しい指導の数々に
    日々心をくじかれそうになる美空だったが、
    彼の遺族や故人にとことん寄り添う心遣いや所作、
    そして出棺のときに優しく「ほどなく、お別れです」と告げる姿に
    いつしか憧れを抱くようになる。
    永遠の別れは、誰にでもやってくる。
    残された遺族だけでなく、故人も納得できる葬儀とは何か?
    美空は、漆原と一緒にその問いに向き合うなかで
    彼の背中を追いかけるように、自身も葬祭プランナーを目指すことを心に決める。
    そして漆原もまた、そんな美空の姿に徐々に信頼感を覚え、
    二人は「最高のお見送り」を目指し、数々の葬儀に向き合っていく。

    作品概要
    ■タイトル: ほどなく、お別れです
    ■原作:長月天音「ほどなく、お別れです」シリーズ(小学館文庫刊)
    ■配給:東宝
    ■監督:三木孝浩
    ■脚本監修:岡田惠和
    ■脚本:本田隆朗
    ■音楽:亀田誠治
    ■キャスト: 浜辺美波、目黒蓮 ほか
    ■公開日: 2026年2月6日(金)
    ■撮影期間: 2025年2月中旬~3月下旬
    ■公式サイト: https://hodonaku-movie.toho.co.jp/
    ■公式X: https://x.com/hodonaku_movie
    ■公式Instagram: https …

CINEMA

STAGE/MUSICAL

MUSIC

INTERVIEW

TV

ASIA

Astage NAVI

RELEASE INFO

PRESENT