幻冬舎とLDH JAPANがタッグを組んだプロジェクト【GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~】の12冊目、最後の書籍としてTHE RAMPAGEコンプリートブック 『16 (R)OAD』が、6月16日に発売された。
グループ&メンバー16人のすべてがわかる本書は、この1年の進化が見える撮り下ろしビジュアル、グループ結成から11年の想いを語ったインタビューをはじめ、グループの強み、16通りの個性や魅力を存分にお届け。初告白のエピソードや、秘蔵オフショット、プライベートタイムの密着など、見応え・読み応え十分! GL-16プロジェクトの締めくくりにふさわしい、永久保存版となる一冊となっている。
今回は、メンバーの中から、陣さん・川村壱馬さん・長谷川慎さん・後藤拓磨さんにインタビューを遂行! 結成からこれまでを振り返りながら、本書の魅力、そしてこれからのTHE RAMPAGE、ファンとの絆について熱く語ってくれた。
― ついに「GL-16プロジェクト」最後の書籍の発売となりましたが、この12ヶ月を振り返ってみていかがですか?
陣:まず、「GL-16プロジェクト」が立ち上がって、12ヶ月連続で自分たちの書籍を出させていただくというのはなかなかないことなので、本当にありがたく思います。そして、これを手に取ってくださる方々がいなければ成立しないので、購入してくださった皆さんにもお礼を言いたいです。本当に濃い12ヶ月でした。
最後が16人での書籍ということで一度完結しますが、この作品を作っていく過程の中でまたメンバーも成長できたと思います。新しい自分を見つけた人もいれば、自分の才能をさらに伸ばしたメンバーもいる。それぞれが本当にいい経験になったと思っています。書籍が完成して、まずはホッとした気持ちでいっぱいです。
― 永久保存版と言える本書ですが、他の書籍にはない特徴、こだわった点を教えていただけますか?
陣:この書籍では、文字よりも写真で表現しているところが多いんです。今の自分たちもそうですし、過去の自分たちやロケで撮った写真からメンバー同士の関係性が分かるし、リアルな一面が見られます。10年後だったらまた違う味わいになるかもしれませんが、今の自分たちだから表現できる内容になっていると思います。
僕も他のメンバーの写真は出来上がってから見たので、「ああ、なんかいいな」と感じました。飾らない自分たちの写真が好きです。
― 今回の書籍の中でお気に入りのコーナーや、写真がありましたらそれぞれ教えていただけますか?
陣:僕は、この1人1人が自分のスマホの写真フォルダーから出した『フォトギャラリー』です。それぞれの性格が出ていて凄く好きです。僕の場合は『メンバーと乾杯』というテーマで、ただひたすらメンバーと乾杯したプライベートの写真を詰めました。ここのコーナーは自由に何を載せてもいいという感じでした。
LIKIYAさんは「幸せの種」、まこっちゃん(長谷川慎さん)は撮りためた風景の写真、龍は旅の写真とか。本当にプライベートを覗き見どころか、がっつり見せている感じです。
― それぞれの個性が出ていますね。
陣:しかも、いつどこで撮ったかという一言も添えているので、より写真の解像度が上がっていて結構好きです。
後藤拓磨(以下、後藤):僕はやはり『THE RAMPAGE HISTORY』ですね。年ごとに何が起こったか、どういうCDを出したかなどが一目でわかるようになっています。僕らも今見ると「ああ、こんなことあったな」と思う瞬間がたくさんあるし、合宿のことまで書いてあって、ここまで明かすのかというくらい細かいところまで書かれています。特に、合宿の時の全員で「デッドバグ」をしている写真は結構レアですね。
陣:(デッドバグ)やったねえ。
後藤:初出しの貴重な写真があったり。グッズもそうですが、とにかく一目でわかるっていうのがいいですね。
川村壱馬(以下、川村):16人のパーソナルデータのページが面白いですね。箇条書きになっていて。同じメンバーなのに意外と知らないところもあって、クスクスしながら見ちゃいました。「こいつ、こうやって答えるんや」って。ここもそれぞれの性格が出ていると思います。
長谷川慎(以下、長谷川):僕は、CDがめっちゃ並んでいるディスコグラフィーのページです。ここを見ると「うわっ」となります。こんな出していたんだ・・・と(笑)。
後藤:192ページね。「24karats GOLD GENESIS」が23枚目になるのか。(数字が合わず)ちょっと惜しかったね(笑)。
長谷川:アルバムも8枚あって。本当にいろんな楽曲に出会って、作ってきたんだなと。どの楽曲も思い出深くて。もう100曲は超えているのかな? それがまとめて見られて嬉しいです。
― 結成から11年。これまで特に印象に残っている出来事があったら教えていただけますか?
後藤:僕は昨年のドーム公演が忘れられないです。東京ドーム公演は2021年にも開催していますが、特に昨年の*p(R)ojectR®(プロジェクトアール)と掲げて開催したドーム公演は、凄く心に残っています。本当にみんながその日のために身を粉にして取り組んでいた。そういう姿勢はもちろん今までもあったけれど、さらに研ぎ澄まされていた自分たちだった気がするんです。ステージに立った時も心の底から楽しめたので、あの瞬間は本当に忘れられない。コロナ禍も乗り越えて、いろんな想いがあそこで爆発しました。
陣:僕はラゾーナ川崎で行われたデビューイベントです。デビューして2日後でしたが、あの時のことはめっちゃ覚えています。あの頃は暗黒期に差し掛かったというか、たぶん僕らはデビューできへんちゃうか?って、本気で思っていたので。2回目の武者修行が終わって、そこで会社から「デビュー!」と言われると思っていたんですけど、何も言われなくて。そして、そのまま次の日から普通の日常が始まって、代々木公演の野外ステージに7000人以上集めてライブをしたり。みんなが1つになっていたかも。そこから半年くらい経ってようやく“デビューする”と言われて、ミュージックビデオ撮影したり色々準備して、満を持してデビューを迎えたイベントだったので、ただ嬉しいとはまた少し違う・・・実った瞬間でしたね。
なので、時々振り返るんです。「自分は調子に乗ってないかな? 」「大丈夫かな?」と。あの時に立ち返ってみて、恥じない自分でいるのかどうか。あの時はまっすぐ、この道を生きようとしていたので。今も気持ちは変わっていませんが、思い出すのはあの瞬間ですね。
― THE RAMPAGEさんはデビューまでにとても苦労された記憶があります。
陣:期間で言うと、2年半ぐらいかな。でも、もっと長い気がしました。あの時の経験があったから、今も頑張ることができているんだと思います。
川村:ホント、長かった。
長谷川:僕は初の単独東京ドーム公演『REBOOT』の時ですね。本当に色々なことを感じました。コロナ禍で歓声も出せないし、お客さんもキャパの50%でしたけれど、実績としてTHE RAMPAGEだけで東京ドームに立ったという瞬間でした。東京ドームのステージに立つというのはアーティストとしての夢でしたし、それをまだ20代前半で叶えられて、僕は面食らっていましたね。「東京ドームに立ったんだ!」と。ダンスを始めた頃の自分を振り返って、こんなに多くの人たちの前でパフォーマンスを届けられたことが嬉しかったです。
― コロナ禍の時は公演中止もありましたし、その中でも成功できたのは特別なことですね。
長谷川:ただ、思い出すと、会場には音しか流れていなくて・・・。全員マスクしてお客さんの声がまったくなくて、ちょっと異質な雰囲気でした。今では考えられないですが、あの景色は忘れられないですね。
陣:登場のときだけ、「ひゃ!」ってなってね(笑)。
後藤:それ、めっちゃ覚えてます(笑)。
川村:僕はメンバーと過ごしていた寮生活とか、何気ない日常が凄く思い出深くて青春でした。青春と呼べるような年代の時に、まるまる一緒に過ごしているので、僕にとってはいい思い出として残っています。活動の面では色々なことがありましたけれど、それを超えてみんなと過ごしていたのが、すごく良かったです。
― また、この本の冒頭にあるHIROさんからメッセージには「THE RAMPAGEはまだ完成してないんだ」「まだ先があるんだ」と書かれています。THE RAMPAGEの絆や魅力と、このグループのあり方を、どのように考えていらっしゃいますか?
陣:グループのあり方として、皆さんがパフォーマンスグループ&アーティストと捉えてくださっていると思いますが、もっともっとその概念を広げていきたいと思っています。というのも『EXILE』がまさしくその象徴で、『EXILE』という現象であるんです。THE RAMPAGEも10年20年経った時に形がどんどん変わっていくとは思いますが、それでも誰かの何かに残り続けるグループでありたいなと。
パフォーマンスできる年齢が限られてきた時に、その先に何を残していけるのか。もしかしたら自分がプロデュースする何かが残っていくかもしれないし。どこかで区切りをつけて第二章が始まるのかもしれないし、その時にどうなるかわからないですけど、色々広げていくべきだなと思っています。
― なるほど。16人の個性が集まって、それが10年以上グループとして存在し続けている唯一無二で、他にはないグループだと思います。ここまで続けてくることができ、この先も続けられるには、やはりファンの皆さんの存在が不可欠だと思いますが、ファンの皆さんへの気持ちをあらためてお聞かせいただけますか?
陣:先ほど言ったことにも重なりますが、残していくことが大事かと。国民的グループの“嵐”さんだって次のツアーで活動終了になります。これは僕の今の考えですが、そうしたら残っていくのは楽曲であり、それは皆さんの思い出になっていくわけです。僕も嵐さんが好きやったし、いつまでも続くものだと思っていたけれど、それでも活動終了を迎える時期が来るんだなと思いました。
THE RAMPAGEには、THE RAMPAGEとしての道がどこかにあるんじゃないかと。いま応援してくれている皆さんが50年経っても、この16人が、「THE RAMPAGE」なんだと言えるような何かになりたい・・・。漠然としすぎていますが、終わるのは寂しいので、一生THE RAMPAGEでいたいなっていう気持ちを、具現化できへんかなとは思っています。
後藤:僕らは結成して11年目になりますが、最近知ってくださった方もそうですけど、陣さんが言ったように、一生という言葉があるかわからないけど、その気持ちでやっていくからには、一緒に年を重ねて人生を歩んでいきたいですね。僕らがいることで、少しでも日々が彩るものになってもらえたら嬉しいし、僕らも皆さんに助けられながら頑張っているので、そういう意味での“RAVERS”ですし。その関係性をもっともっと深くしていきながら、ワクワクするようなことをどんどん発信していきたいと思っています。この『16(R)OAD』もそうですが、ぜひこれからもTHE RAMPAGEを好きでいてほしいですし、僕らも皆さんのこと大好きでいたいので、一緒に歩んでいきましょう。
長谷川:今回、幻冬舎さんの企画で12ヶ月連続リリースという、前代未聞のビッグプロジェクトが実現し、この『16(R)OAD』でラストになりますが、連続でリリースして感じたのは、アーティストとして何かを作って発信して、ファンの方に喜んでもらえることが、自分のアーティストである意味なのかなということです。なので、ファンの方々がずっと喜んでいてくれたことは自分も本当に嬉しいし、ここからさらに、僕らももっとおもしろいことを発信して、「こんなもんじゃないよ」と思っていてほしい。もっと凄いTHE RAMPAGEを期待していてほしいです。
この書籍で僕らは全部をさらけ出したので、これからさらに新しい歴史を作って、20周年の時にまたコンプリートブック出したいですね。またその1ページずつをみんなで作っていきたいと思っているので、これからも応援してください。
川村:いろんなグループ、アーティストがいますが、僕らは“流行り”とは違うレールにいるアーティストだと思っています。ファンの皆さんは、流行りとか数字とか関係なく、ちゃんと僕らを好きで応援してくれている。だからこそ、僕らはファンの方々とコミュニケーションを取りながら、スタッフさんともコミュニケーション取りながら、僕ら自身もいちプロジェクトの人間として本当にいいものを届けられるように、しっかりとその期待に応えられるように努めています。
僕らの活動から、エンタメ業界をはじめとして様々なところに、色んなものを広げていけたらいいなと思っています。僕らを応援していることを皆さん自身が誇りに思っていてほしいし、僕たちもファンの皆さんを誇りに思いながら頑張ります。
いま、「また10年後にまたコンプリートブックを出したい」という話があがりましたが、本当にそれぐらい頑張っていきたいです。この10年も凄く濃かったし、ここからの10年は、20代から30代に切り替わり、10代から20代の10年とはまた違うものになると思うので、ちゃんと吸収して勉強しながら成長していければと思います。皆さんと一緒に成長していけたら嬉しいです。
― 今後のTHE RAMPAGEさんも楽しみにしています。でも10年後もあっという間かもしれないですね。
全員:そうですね(笑)。
陣:ボーっとしてられませんね(笑)。
【THE RAMPAGE(ザ・ランペイジ)】
ボーカルのRIKU、川村壱馬、吉野北人、パフォーマーのLIKIYA、陣、神谷健太、与那嶺瑠唯、山本彰吾、岩谷翔吾、浦川翔平、藤原樹、武知海青、長谷川慎、龍、鈴木昂秀、後藤拓磨からなる16人組ダンス&ボーカルグループ。「RAMPAGE=暴れ回る」と名付けられたこのグループは、その名のごとくステージを踊り暴れるHIPHOPテイストのパフォーマンスが一番の魅力。2度の武者修行を経て、2017年にメジャーデビュー。デビューから丸8年を迎え、昨年は「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2024 “CyberHelix” RX-16」全国ツアー、2度目の単独東京ドーム公演「THE RAMPAGE LIMITED LIVE 2024 *p(R)ojectR® at TOKYO DOME」を実施。個人でも、映画やドラマ、舞台、バラエティ、ラジオなど幅広い分野で活躍中。現在、「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 “PRIMAL SPIDER”」を開催中。
【GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~】
2017年のメジャーデビューから、ひとりも欠けることなく16人全員で走り続けてきた、ダンス&ボーカルグループ THE RAMPAGE。本プロジェクトは、16人それぞれの個性を引き出して書籍化し、2024年7月より12ヵ月連続で刊行する大型企画として進行中。
*公式Xアカウント @GL16_TRB
THE RAMPAGEコンプリートブック 『16(R)OAD』
仕様:A4判/ハードカバー/オールカラー/224頁
価格:3,600円+税
発売日:2025年6月16日
詳細はこちら⇒ https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344042902/
★★★陣さん・川村壱馬さん・長谷川慎さん・後藤拓磨さん
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