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THE RAMPAGE・川村壱馬、「心の中から出てくるものを自分の言葉でリアルに伝えたかった」 2ndフォトエッセイ『PROMISE』発売インタビュー!

川村壱馬様/Astage-28-Edit

幻冬舎とLDH JAPANがタッグを組んだプロジェクト「GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~」。その第10弾として、THE RAMPAGEのボーカルであり、今年1月29日にはアーティスト名「零(レイ)」としてソロデビューし注目を集めている、川村壱馬の2冊目となるフォトエッセイ『PROMISE』(幻冬舎刊)が発売された。

エッセイページは、インタビューの書き起こしではなく、原稿用紙57枚にもわたる原稿を川村壱馬自ら万年筆で執筆。自分との約束、ファンへのメッセージ、メンバーへの思い、そして未来の自分に向けた心の内が赤裸々に綴られている。イギリスで撮影された美しい風景とともにリラックスした表情と妖艶な姿が写真に収められ、彼の魅力が溢れる1冊だ。

インタビューでは、撮影地イギリスの思い出を振り返りながら、1つ1つの質問に真摯に丁寧に答え、熱いメッセージを送ってくれた。

川村壱馬様/Astage-32-Edit

― 川村さんご自身の正直な気持ちを文字にしたフォトエッセイになっています。ご自身のことを“僕”でも “私”でも“自分”でもなく、“俺”という言葉で通していますが、やはりご自分の話をするのにはそれが一番自然だったからでしょうか?

例えば“私”とかでもよかったんですが、本文の9章の「愛の行く末」中では“俺”って言うのが一番自然だと思ったので。9つの項目に関しては自分の心の内を描いているものであり、世の中に対して、人々に対して訴えかけているものでもありますが、忘れないで言いたいこと、自分との約束、自問自答していることを、みんなにもそうあってほしいと思う気持ちを込めています。「はじめに」と「おわりに」は皆さんに“ありがとう”という感謝の気持を伝えているときは“僕”と書いていますが、自分の気持ちを素直に話すには“俺”が一番自然でした。

― 確かに、川村さんの言葉で伝えている感じがします。文章にしていく上で心がけたことはありますか?

僕も小説や漫画など書籍を読むことが好きなので、最低限、読み物として成立していることは意識しつつ、その中で自分の言葉でリアルに伝えるために心の奥底から出てくるものを書くということは譲らず、バランスを考えながら書きました。

川村壱馬様/Astage-23-Edit

― イギリスでの撮影でしたが、川村さんのご希望だったとか? 実際に訪れてみていかがでしたか?

テレビや本で見たことがある景色が実際にそこに広がっていて「来たー!」となりました(笑)。素敵なところばかりで、雰囲気も良くてびっくりしました。イギリス独特の落ち着いていて紳士的な感じが自分の性格にも合っていて、建造物も美しく凄く楽しい撮影でした。

― 特に公園での白鳥との2ショットは自然な笑顔がこぼれていましたね。

僕、めちゃくちゃ鳥が好きなんです(笑)。たまたま白鳥が歩いていて、近づいても全然逃げなくて。急いでカメラマンさんに「撮ってください!」とお願いしたんです。カメラマンさんから「笑顔でお願いします」というオーダーがなくても、一緒に歩いたり写真を撮ったりして楽しんでいたのでずっと笑顔でした。

川村壱馬様/Astage-4-Edit

― 他にもお気に入りの場所はありましたか?

僕が大好きなアニメの聖地ということもあって、特にグラストンベリーが良かったです。他にもロンドンの時計塔も良かったし、教会も歴史を感じつつ神聖な雰囲気の世界観が本当に素敵でたまらなかったです。

― 日本にはない風景囲まれて過ごされて刺激も受けたと思いますが、イギリスに行かれて得たものはありましたか?

単純なことですが、行きたいと思っていたところに行くことができたということは自分の中で大事なことでした。目標としていることを1つ達成したことは大きかったし、イギリスで撮影をして自分でエッセイを書いたことは凄く意味があって大きな経験だったと感じています。

川村壱馬様/Astage-16-Edit

― エッセイを拝読すると、川村さんは冷静にご自分のことを俯瞰して見ているような感じがしますが、以前からそういうタイプだったのでしょうか?

いえ、全然違いました。今でも感情が先に出そうになることはありますけど、基本的には一歩引いて全体を把握した上で行動したり発言することが多いですね。ただ、あえて空気を読まないときもありますが。

子供の頃は感情の制御が効かないようなところもあって、そういう性格が嫌でしたし、周りからも好かれなかった。ただ、こういう人になりたいという理想像があったので、「自分のここがあかんな」と気づいて、それを直そうとする素質だけはあって良かったなと思います(笑)。そういう現実が僕を変えて強くしていったのかなと。今は短所を把握しながらも、ちゃんと人と向き合って誠実に生きている気がします。そんな自分のほうが好きですし楽です。

川村壱馬様/Astage-4-Edit

― この本には川村さんのたくさんの愛について書かれていますが、THE RAMPAGEについては、「仲良しなだけではない」と赤裸々に書かれています。今のTHE RAMPAGEを川村さんご自身はどう見ていらっしゃるのでしょうか?

今は、チーム全体を一歩引いて見ているといるところがありますね。基本的には、リーダーの陣さん、やましょう山彰さん(山本彰吾)、僕の3人がHIROさんとの会議に入ってグループをまとめていることが多いのですが、どこかリーダー的意識が自分の中にあるんです。
去年のドーム公演を経て、またその熱量が強くなってきました。もちろん16人全員が本当に心強い仲間たちという気持ちは変わらないです。

― それは、“零”としてソロアーティスト活動を始められたことも影響しているのでしょうか?

確かにソロ活動が影響しているのかもしれません。ソロでライブをすると、もちろん16人のときも感謝の気持ちはあるのですが、どれだけの人やスタッフさんがどういうところで自分のために動いてくれているかということが、より詳細に感じられるんです。ソロ活動で感じたそのようなことをグループに持ち帰ったときに、あらためて「このグループをどうやってまとめていこうか」と考えることはありますね。

ただ、ソロ活動をしている最中はグループの活動のことは一切考えていません。あくまで自分の人生ですし、めちゃくちゃ集中して成果を出せば、必然的にTHE RAMPAGEに還元されることになるので、その瞬間は全くグループのことは頭にないです。1人でも戦っていけるようにならなければいけないという意識は常に持っているので。

僕自身が成長して少し大人になったのかな? もちろんテンプレの「大人」になる気はありませんが、その成長によって見えてくるものが少し広がってきているのかもしれません。

川村壱馬様/Astage-27-Edit

― “零”としてはどのように活動していきたいですか?

音楽のジャンルとしては、ヒップホップやラップを中心にやっていきたいと思っています。バラードを歌うなら究極のバラードがいいかな。自分の言葉を全部リアルに音楽に落とし込んでいきたいですね。日常や普段から感じている世の中への葛藤でもいいし、ときには身近な人の辛い思いとか幸せな経験を聞いてそれラップにしてもいい。そういう言葉や思いが自分のなかで自然に生まれるタイミングでリリースしていけたらいいかなと考えています。もちろん待ってくれているファンの方もいるので、そこを踏まえて活動していければ嬉しいです。

川村壱馬様/Astage-6-Edit

― 「昔はコンプレックスも失敗もいっぱいあったけれど、こういうふうに変わっていったんだ」という川村さんご自身の言葉に心動かされますが、今コンプレックスがあったり失敗して落ち込んでいる人にどんなエールを送りたいですか?

僕自身どこか他人と違うなと感じているところがあって、もう自分は終わってるなと感じるくらいひどいときもありました。でも、ここまで変わることができたのは、やはり自分がどこまで本気になれるかという強い思いがあったからだと思います。

他人の目が気になってしまう人もいると思います。僕も全く気にならないって言ったら嘘になりますが、それ以上に強く理想像や目標を持つことも大事ですし、自分と向き合うとことが必要なんです。心が痛くて逃げ出したいと思ったときこそ、本気で自分と向き合うべき。変えたい気持ちから逃げて、無関心、無感覚になってしまう人が多いのではないでしょうか。もう少し楽に考えてもいいとか、そこまで真面目に考えなくてもいいという優しさもありますが、僕には“真面目に考えなくていい=自分から逃げていい”にしか聞こえないんです。

成長するために絶対に逃げずに、ダメな自分と向き合える素質はカッコいいことだと思うので、諦めないでほしいです。もちろん、理想とする自分はそんなに簡単に手に入るものではないかもしれない。僕もいまだに自分のイヤなところや変わらないところはありますが、コンプレックスや性格とは上手く付き合っていけばいい。こういう性格だけど、本当はこうなりたいんだと強く誠実に思っていれば、その努力は嘘にはならない。そういう強い心を育てるために、いいところを見つめる時間も作ってほしいです。時には落ち込んでもいいし傷つくこともあるかもしれないけど、いずれ弱い自分を許すことができたら凄くいいんじゃないかな。

― なるほど。『PROMISE』というタイトルは全ての章にその意味が含まれている感じですね。

そうですね、自分で書いているときも色々なことに通じているなと思いました。

【川村壱馬 Kazuma Kawamura(THE RAMPAGE)】
1997年生まれ。大阪府出身。2017年、THE RAMPAGEのボーカルとして1stシングル「Lightning」でメジャーデビュー。今年1月にはアーティスト名「零(レイ)」として、ソロデビューを果たした。俳優としては、2018年に「PRINCE OF LEGEND」シリーズでデビュー。その後、「HiGH&LOW THE WORST」のドラマと映画で、中心となる花岡楓士雄役を務めたほか、続々と話題作に出演。活動の幅をさらに広げている。

【GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~】
2017年のメジャーデビューから、ひとりも欠けることなく16人全員で走り続けてきた、ダンス&ボーカルグループ THE RAMPAGE。本プロジェクトは、16人それぞれの個性を引き出して書籍化し、2024年7月より12ヵ月連続で刊行する大型企画として進行中。
*公式Xアカウント @GL16_TRB

通常版_PROMISE

◆書籍情報
●『PROMISE』通常版
仕様:A5判/ソフトカバー(並製)/232頁予定
定価:2,800円+税
発売日:2025年4月4日
https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344042889/

スタイリング/吉田ケイスケ ヘアメイク/oya
撮影:ナカムラヨシノーブ

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