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三宅健 音月桂 林翔太 木場勝己 出演『陰陽師 生成り姫』製作発表会見

2月22日(火)〜3月12日(土)まで東京・新橋演舞場、3月18日(金)~3月24日(木)まで京都・南座にて上演される『陰陽師 生成り姫』の製作発表会見が1月13日に都内で行われ、出演する三宅健 音月桂 林翔太 木場勝己とマキノノゾミ(脚本) 鈴木裕美(演出) 山根成之(松竹㈱専務取締役 )が登壇。作品の魅力をアピールした。

世界中で大ヒットを記録した夢枕獏の小説「陰陽師」を原作に、マキノノゾミの脚本、鈴木裕美の演出により、晴明の無二の友である源博雅との友情や、晴明がそっと見守る徳子姫と博雅の切ない恋など、登場人物の機微をより繊細に描き出す本作。

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林翔太   音月桂   三宅健   木場勝己

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主人公の若き日の安倍晴明を演じるのは、新橋演舞場・南座初座長となる三宅健。
「多くの方が演じたこの役を頂いて、非常にプレッシャーですが、自分にしかできない晴明を演じたいと思っております。
マキノノゾミさんの脚本により(晴明が)感情を発露するのが本作のキーポイントとなると思います。
安倍晴明は平安時代の人で誰も見てないので、美しいかどうかには重きは置いていません。時代物なので、平安時代の宮中の空気やにおいをどうまとえるかを試行錯誤しているところです。
新橋演舞場・南座の初座長については、とても光栄に思いますが、感染者が増えているので出演者・スタッフが一人も感染せずに大千穐楽をむかえられるように緊張をもっていきたい。」

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物語の鍵をにぎる徳子姫(生成り姫)に、元宝塚歌劇団トップスターの音月桂。
「皆さまがイメージされる陰陽師像があると思うので、その中でキーパーソンの役をやることにプレッシャーを感じていますが、皆さまのお力をお借りして、素敵な作品を作れるように情熱をもって稽古に臨みたいと思います。
ピュアな姫だったと思いますが、届かぬ思いや裏切られたという思いからねじ曲がってしまって生成り姫、復讐の鬼と少しずつ化していく役どころです。どう演じるのか、まだ手探り状態ですが、本読みをしているとおふたりの関係が温まっていくのがわかるので、そこにどのように溶け込んでいこうかと思っています。」

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安倍晴明の親友・源博雅役の林翔太。
「このお話を頂いた時に誰もが知っている作品なので、携われることに嬉しい気持ちがたくさんでした。その中でもジャニーズ事務所に入るきっかけとなった三宅健くんと一緒にこうしてジャニーズの世界から少し離れた外の世界でお仕事させて頂けるということで、このお芝居をさせて頂ける幸せを噛みしめながら千秋楽まで頑張っていきたいと思っております。
(役柄については)すごくピュアで自分にとっては新鮮です。一人の女性を12年以上も思い続けているのも素敵だと思います。道端に咲いている草や花も愛しく思うところもあるので、博雅のそんな心情も演じつつ、晴明がなぜ博雅のことがそんなに好きなのかということもしっかり表現できれば良いなと思っています。僕がまず健くんのことが大好きなので。」

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晴明のライバルの蘆屋道満役にベテラン俳優の木場勝己。
「じじいになるといろいろなものが無くなっていく。晴明さんの持つ若さ・美しさも友も無くなっていく。孤独の度合いが増してくる。ライバルと自分が言っているので、晴明さんがそう思ってくれたらいいなと願っている人だと思ってやっています。昨年暮れに72歳になりまして、80歳まであと8年。頑張っていきたいと思っています。(三宅については)美しい!美しいことだけは妬みます。」

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脚本のマキノノゾミ
「陰陽師シリーズの中で、舞台にするには一番しっくりする、人間を見せるのに一番相応しいのではと「生成り姫」になりました。だいたい脚本の4/5は原作通りの展開で、1/5はマキノオリジナルで原作とは少し違う展開をします。舞台にはあれこれが必要だろうと話し合いながら作った結果で、舞台ならではの「生成り姫」をお見せできると思います。世界観だけは壊さないつもりで執筆しました。
一番苦心したところは、映像との違い。舞台は常に全身が見られるので、晴明の心情の葛藤が見られるように、実際に晴明が苦しむところがみたいので、原作の晴明像とのギリギリのせめぎあいになりますが、上手くなっていると思います。」

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演出 鈴木裕美
「人間の情に焦点を当てた「陰陽師」にしたいと思っておりまして、鬼やいろいろな表現をすべて人力でやっていきたいと思っています。音楽もアーリーミュージック、ヨーロッパの中世以前の音楽、アコースティックな生演奏と歌でやりたいと思っています。それを三宅さんに説明した際に「アンプラグドね」と言われて、その言葉がすごく良いと思って、そこからその言葉を使っています。アンプラグドな表現方法で人力でお見せる「陰陽師」にしていきたいと思っています。
シリーズを貫く安倍晴明と源博雅の関係性がドラえもんとのび太の関係だと思っています。常に物の怪や精霊がただよっている舞台にするつもりです。」

また鈴木は三宅のパーソナリティを晴明の役に活かす演出をするとも語った。幾度も映像化、舞台化されてきた「陰陽師」だが、今回はどんな作品になるのか、ますます期待が膨らんだ。

チケットの一般発売は1月16日(日)10:00より。

 

陰陽師 生成り姫

原作 夢枕 獏(文春文庫『陰陽師 生成り姫』)
脚本 マキノノゾミ
演出 鈴木裕美

出演 三宅健
音月桂 林翔太
姜暢雄 太田夢莉 佐藤祐基
市川しんぺー 岡本玲 佐藤正宏
木場勝己

製作 松竹株式会社
制作協力 クオラス

松竹HP https://shochiku.co.jp
公式HP https://www.onmyoji-stage.jp
公式Twitter    @onmyojistage

東京公演
会場 新橋演舞場
公演日程 2022年2月22日(火)~3月12日(土)
ご観劇料(税込) 1等席:12,500円  2等席:8,500円  3階A席:4,500円  3階B席:3,000円  桟敷席:13,500円
一般発売日 2022年1月16日(日)10:00~

京都公演
会場 南座
公演日程 2022年3月18日(金)~3月24日(木)
ご観劇料(税込) 一等席:12,500円  二等席:8,500円  三等席:4,500円  特別席:13,500円
一般発売日 2022年1月16日(日)10:00