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『国宝』、世界中の熱狂が止まらない! 吉沢亮「これまでとは比べものにならないほど、覚悟が必要だった」と述懐! 第30回釜山国際映画祭公式上映!日本では英語字幕版上映決定!

『国宝』、世界中の熱狂が止まらない!
第30回釜山国際映画祭
ガラプレゼンテーション部門 公式上映!
吉沢亮・黒川想矢・李相日監督が登壇
日本では英語字幕版上映決定!

タイトル

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2002 年「パレード」で山本周五郎賞、「パークライフ」で芥川賞を受賞。2007 年「悪人」では、毎日出版文化賞、大佛次郎賞など数々の賞に輝いた吉田修一の最高傑作との呼び声高い「国宝」。『フラガール』の李相日が監督を務め、原作者・吉田修一が「100年に一本の壮大な芸道映画」と認めた、吉沢亮主演、横浜流星共演の映画『国宝』が、6月6日(金)より特大ヒット上映中! 歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記が、壮絶で胸が熱くなると観る者を圧倒し、吉沢、横浜を始め、黒川想矢、越山敬達、田中泯、渡辺謙の役者陣が吹き替えなしで挑んだ歌舞伎シーンにも話題沸騰。先日、公開108日間でついに観客動員数1050万人、興行収入は148億円を記録。邦画実写としては22年ぶりの100億円を突破し、歴代の興行収入ランキング(※興行通信社調べ)では、邦画実写において、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年公開、173.5億円)、に次ぐ第2位の成績を記録し、さらには第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞日本代表に決定!まさに空前の社会現象となっている!

5月にはカンヌ国際映画祭「監督週間」部門、6月には上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門 カンヌ エクスプレスに出品。先週は、トロント国際映画祭Special Presentation部門にて公式上映がおこなわれ、配給した数多くの作品がアカデミー賞にノミネートされてきた映画配給会社「GKIDS」によって、2026年に北米公開が決定したことが発表された。日本が誇る『国宝』が続々と世界中を熱狂に包み込んでいる。

第30回釜山国際映画祭ガラプレゼンテーション部門に出品し、
現地時間9月21日(日)に公式上映された。
日本からは主演の喜久雄を演じた吉沢亮、喜久雄の少年時代を演じた黒川想矢、李相日監督が渡韓。アジアを代表する映画の祭典として注目を集める釜山国際映画祭にて、同映画祭のメインプログラムであり、その年の話題作や世界で影響力のある監督の新作を上映する、ガラプレゼンテーション部門に招待された。
現地時間9月21日(日)には、吉沢亮・黒川想矢・李相日監督の3人が、野外メインシアター会場でのトークセッション「オープントーク」に登壇した。

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21日15時、2000人が集まった屋外会場で行われたオープントークでは、はじめに李監督が登壇し、韓国語で自己紹介。司会者から日本では、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年)に続き、実写映画の歴代興行収入ランキングで2位を達成した記録について質問されると、「この映画はテレビドラマや漫画の原作から始まった映画ではなく、伝統文化を扱った映画ということで、今の日本の観客が多く観てくれて驚いています」と話し、続けて「歌舞伎は、どの国の人でもその美しさと伝統、歴史を感じることができる芸術だと思います。国や人種を問わず感動できる映画だと思っています。」と話した。

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そしてイベントの中盤、主演の吉沢亮、黒川想矢の2人が会場にサプライズ登壇!吉沢、黒川の二人はともに韓国語で自己紹介し、満席の会場からは盛大な拍手が起った。

吉沢は、「1年半という長い期間、一つの役のために時間を費やすというのは貴重な経験でした。実際の歌舞伎役者の方々の足元にも及ばないので、稽古をすればするほど、どれほど素晴らしい方々かを実感しました。あの時は『やるしかない』という意地でやっていました。これまでの作品とは比べものにならないほど、覚悟が必要でした。」と語り、「李監督からは、難しくて不可能な注文ばかりされました。しかし、一方でその注文は『役者なら乗り越えられる』という絶対的な信頼だと思いました。監督の言葉の中にある愛をとても感じることができました」と撮影当時を振り返った。

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黒川は本編での演技について質問されると「演技が本当に面白くて仕方ないです。本作の中で「寝る時間が無駄だ」というセリフがあるのですが、その気持ちは分かる」としながらも「演技を楽しむためによく眠るように努力しています」と付け加えて会場を笑わせた。
また当日は、10:00より李監督、吉沢が参加しての韓国メディアによる記者会見(Busan Cinema Center・BIFF HILL)、オープントークに引き続き、CGV Centum CityにあるIMAX館(18:55開始)では約300人のお客様を前に公式上映が行われ、上映後には李監督、吉沢、黒川の舞台挨拶が行われた。

「なぜこれほどまでに日本でヒットしたのか?」の質問に、李監督は「歌舞伎は日本の観客にとっても皆さん当然知っているのだけれども、そこまで観ている人は多いわけではないので、新しいものを発見できる映画だったと思います。歌舞伎役者ではない俳優たちがまるで歌舞伎役者のように非常に長い時間をかけてトレーニングをし、歌舞伎役者の感情をキャラクターに溶け込ませたため、役者の方々の真剣さが観客の皆さんにも届いたのではないかと思います。」と日本での社会現象を分析した。

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吉沢は「最初に台本をもらった時の気持ち、また役作りはいかがでしたか?」の質問に、「李監督の『悪人』『怒り』は大好きな作品で、いつか李監督と是非ご一緒したいなと思っており、目標でもありました。今回オファーをいただき非常に嬉しく思いました。その時にはまだ台本もできていない中で原作を読み、歌舞伎役者の役ということでハードルの高い役だと思いました。その時点ではまだ深く歌舞伎というものに関わったことがなかったので、どれだけ大変なものか想像がつかなかったです。李監督への“愛”だけで、よくわからないけど飛び込もうと思いました。1年半くらい歌舞伎のお稽古をしましたが、稽古を重ねれば重ねるほど歌舞伎役者さんの深み、小さい頃から何十年も舞台に立って積み重ねている歌舞伎役者さんたちと並ぶということは到底無理な話だと、稽古を重ねれば重ねるほど実感していく日々でした。その中でどうにかやるしかないという覚悟と意地でどうにか必死になり撮影をしました。」と回顧。

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黒川へは少年・喜久雄の役について、また歌舞伎の稽古についての質問があり、黒川は「この役はオーディションだったので、オーディションの少し前に台本をいただきました。歌舞伎役者さんの幼少期を演じるのには自信がなく、でもこの役は絶対に僕がやりたいと思いました。歌舞伎の稽古は半年くらいでしたが、今までダンスなどもやったことがなかったので、日本舞踊は難しかったのですが、途中からお稽古が楽しくなり、演技に近い感覚ですごく楽しかったなと今思い出しました」と答えた。

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観客から「歌舞伎を通して沢山の美しさを教えてくれた映画だと思うが、人間のどのような部分が美しいと思うか?」と質問されると、吉沢は「今回、女形を演じていて、自分の感情をコントロールできない瞬間や何か必死に求めて、恋焦がれている時の表情は、外から見ると美しく見えたりするのではと、この喜久雄を演じていて感じました。喜久雄が演じた(「曾根崎心中」の)お初もその恋のためだけに命を燃やしていく。こういった演目が多いということは、そういったものが見たいのだろうと思っています。まっすぐ向き合う瞬間というのは人を美しくするのかなと思います。」と答え、黒川は「今作で長崎弁と関西弁の2つの方言を使いましたが、長崎弁の音の響きがとても美しいなと思いました。例えば外国語でも何を言っているのかわからなくても、気持ちが伝わるような、そういう時はとても嬉しいし、美しいなと思います。今作は日本語ですが、韓国の方々に絶対届くだろうし、届いてほしいなと思っています」と伝えた。

最後に会場の観客の皆さんへ李監督は、「11月から韓国で公開されます。どうぞお力を貸してください」と挨拶し、黒川は「今日ここでお話できたことはとても嬉しいです。また11月に公開された際には沢山の方々に観ていただければすごく嬉しいです。」と述べ、吉沢は「昨日と今日と上映会、Q&Aをさせていただき、皆様がこの作品を前のめりに観てくださったことが伝わり、とても嬉しく思います。」と釜山での手ごたえを感じ、感謝を表した。

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また日本では、
5都府県(東京・神奈川・愛知・大阪・沖縄)にて10月3日(金)から英語字幕版上映が決定!
TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ新宿、109シネマズプレミアム新宿、TOHOシネマズ池袋、横須賀HUMAXシネマズ、ミッドランドスクエアシネマ、TOHOシネマズなんば、シネマライカム、ユナイテッドシネマPARCO CITY 浦添の計10館で上映する。

日本、ならびに世界が絶賛する『国宝』。
“魂を震わすほどの熱狂”を何度でも劇場で体感してください!

<概要:『国宝』釜山国際映画祭スケジュール>
舞台挨拶
日程:9月20日(土)21:55~22:25 *現地時間
場所:韓国・Busan Cinema Centreハヌルヨン劇場(700席)
登壇者:吉沢亮、李相日監督

記者会見
日程:9月21日(日)10:00~10:40
場所:韓国・Busan Cinema Center・記者会見場
登壇:吉沢亮、李相日監督

オープントーク
日程:9月21日(日)15:00~15:40 *現地時間
場所:韓国・Busan Cinema Center・野外会場(約2000人)
登壇者:吉沢亮、黒川想矢、李相日監督

ガラ・プレゼンテーション上映&舞台挨拶
日程:9月21日(日)18:55~19:25(舞台挨拶、上映終了後)*現地時間
場所:韓国・CGV Centum City IMAX(420席)
登壇者:吉沢亮、黒川想矢、李相日監督

<釜山国際映画祭について>
韓国南東部の都市釜山で開催される国際映画祭。釜山は首都ソウルに次ぐ韓国第二の都市であり、その人口は約360万にのぼる。韓国最大の釜山港を有する湾岸都市として、東アジアの物流の拠点となる重要な役割を果たしている。また、古くから日本との交流が盛んであり、地理的にも近い下関市と福岡市は姉妹都市の関係にある。
釜山国際映画祭の歴史は1996年に始まる。国際映画製作者連盟公認の国際映画祭であり、アジアを代表する映画の祭典として常に注目を集めている。釜山シネマセンターをメイン会場とし、国内外の約300作品(ワールドプレミア約100作品)が上映され、来場者数は約20万人を記録している。
同映画祭では従来の映画祭に加え、映画の売買を行う“アジアン・フィルム・マーケット”、共同開発を行う“アジアン・プロジェクト・マーケット”、投資を行う“アジアン・シネマ・ファンド”、 ワークショップやレクチャーを行う“アジアン・フィルム・アカデミー”などが併設されており、映画業界をサポートする様々な機会が提供されている。

<ガラプレゼンテーション部門について>
釜山国際映画祭のメインプログラムであり、その年の話題作や世界で影響力のある監督の新作を上映する部門。

<釜山国際映画祭ガラプレゼンテーション部門出品作品 参考(一部)>
2023年 『怪物』(監督:是枝裕和)
2024年 『Cloud クラウド』『蛇の道』(監督・黒沢清)

<ストーリー>
後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。

この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄は、抗争によって父を亡くした後、
上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。
そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介と出会う。
正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人。
ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、
多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせてゆく…。

誰も見たことのない禁断の「歌舞伎」の世界。
血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。
もがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”。

何のために芸の世界にしがみつき、激動の時代を生きながら、
世界でただ一人の存在“国宝”へと駆けあがるのか?
圧巻のクライマックスが、観る者全ての魂を震わせる ――。

<作品概要>
タイトル:『国宝』
原作:「国宝」吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
脚本:奥寺佐渡子
監督:李相日
出演:吉沢亮
横浜流星/高畑充希 寺島しのぶ
森七菜 三浦貴大 見上愛 黒川想矢 越山敬達
永瀬正敏
嶋田久作 宮澤エマ 中村鴈治郎/田中泯
渡辺謙

製作幹事:MYRIAGON STUDIO
制作プロダクション:クレデウス
配給:東宝
コピーライト:©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会
公式サイト:kokuhou-movie.com
公式X:https://x.com/kokuhou_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/kokuhou_movie/

『国宝』“魂を震わすほどの熱狂”を体感せよ―