
映画『火喰鳥を、喰う』の大ヒット祈願イベントが、9月23日、東京・ベルサール六本木にて行われ、主演の水上恒司をはじめ、共演の山下美月と、宮舘涼太(Snow Man)が登壇した。
作家・原浩による第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞の大賞受賞作『火喰鳥を、喰う』を実写映画化した本作は、戦死した祖先の久喜貞市の「ヒクイドリ、クイタイ」の文字が綴られた日記が届いた夫婦が怪異に巻き込まれる、先読み不能なミステリー。
主演の久喜雄司を水上恒司、その妻・夕里子を山下美月、彼らと共に怪異の謎を探る超常現象専門家・北斗総一郎を、宮舘涼太(Snow Man)が演じ、彼らと共に“得体の知れない怪異”に巻き込まれていく人々に、森田望智、豊田裕大、麻生祐未、吉澤健ら豪華キャストが顔を揃えた。監督は、『超高速!参勤交代』シリーズや、『シャイロックの子供たち』(23)などの本木克英、脚本は『ラーゲリより愛を込めて』(22)の林民夫が担当した。


撮影を振り返り、宮館が「シリアスなシーンが多いんですけど、けっこう芝居以外のことを喋っていましたね。しりとりしたり・・・」と話すと、水上も「そう。かと言って(話の内容は)覚えてないけど」と笑う。
水上は「環境も豊かなので、テンション上がるとむちゃくちゃ面白いんです。もちろんドキッとするシーンや、ちょっと怖いシーンもあるんですが、宮館さんをはじめとした皆さんがキャラ立ちしていて、ちょっとクスっと笑ってしまうようなシーンもあったりして」と回顧し、公開後の反響に期待する。
宮館も「僕は(SNSで)薔薇を探しつづけます。僕のファンは最後に薔薇をつけるので」と、ファンの反応が気になる様子。「(Snow Manの)メンバーたちも『観たい!』という声が上がっていますから」と笑顔を見せた。

イベントでは、怪奇現象についてもトークが及び、水上は「昔、先輩だと思った人に『お疲れさまです』と言ったら、あとでその人が先輩じゃなかった・・・ということが分かったことがあって」と明かし、山下は「最近、(年数がそんなに経っていないのに)電化製品が次々と故障するんです」と。宮館は「思ったことが現実に起きる」と言い、「これが食べたいなと思ったら次の日に出てくる」と続けると、水上と山下が「それ(食べたい物)を口に出して言っているんじゃないの?」「顔に出てるんじゃない?」とツッコミを入れ、会場を沸かす場面も。


さらに、SNSに寄せられた身の回りで起こった怪奇現象を徹底解明!それが“怪異が”どうかを探ることに。「お風呂に入っていて、自分が今、シャンプーをしたのか。トリートメントまでやったのか。いや、そもそも体を洗っているのか。と、ほんの数分前にやったことをリピートして繰り返しているが・・・」というコメントに、山下が「私もよくやるのでわかります!」と納得するも、水上と宮館は「疲れてるんじゃない?」と認定しない。
しかし、「実家に帰って仏壇のある和室で寝ていたら、夜中に金縛りに遭いました。そして知らない誰かに引っ張られて、金縛りが解けて。布団からだいぶ離れて仏壇の近くに立っていました」という書き込みには「これはおかしい」と怪奇現象に認定した。

また、映画のテーマにちなみ、“思念”の籠った私物を持ち寄り、それぞれ紹介をするコーナーも。水上は1つのボールペンを。「僕が大変な時期に買って、4~5年このペンで文字を入れています。 “俳優ノート”なるものをこのペンで書いているんですが、なくしても出てくるんです。このペンを買って乗り越えてきたので」と思い入れのあるボールペンを握りしめた。

山下はブルー地のタオルを手にし「幼い頃から持っているタオルなんですが、“みづき”という刺繍がされているんです。たぶん母がしてくれたのかなと」と思い出深いタオルを愛おしそうに見つめた。

宮館は「ワニの革の台本カバーです」と言い、「もちろん、この作品の台本も入れていました。そこそこのブランドで多少値段が張りますが、もう一生物だからと思って」と紹介するも「でも、ボロボロにしたいんです」とキッパリ。多くの作品に出演し、このカバーを使い込んで俳優としての経験を重ねていきたいという思いを口にしていた。



そして、この日は“秋分の日”ということで、“火喰鳥”を模したおはぎを食べて大ヒット祈願することに。ステージ上に“火喰鳥“型をした大きなおはぎが登場し、3人はクスクス・・・。まずは、3人で大ヒットの念を入れいよいよ食する。首から上は別の和菓子で出来ており、山下は躊躇なくそれを引き抜き、口にパクリ! そのシュールな画に水上と宮館もドン引きし、笑いを隠せなかった。


映画『火喰鳥を、喰う』
<あらすじ>
信州で暮らす久喜雄司(水上恒司)と夕里子(山下美月)の元に戦死した先祖の久喜貞市の日記が届く。最後のページに綴られていたのは「ヒクイドリ、クイタイ」の文字。その日を境に、墓石の損壊、祖父の失踪など、幸せな夫婦の周辺で不可解な出来事が起こり始める。
超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘涼太)の力を借りて探った先で知る、驚愕の真相とは―
出 演:水上恒司、山下美月、森田望智、吉澤健、豊田裕大、麻生祐未/宮舘涼太(Snow Man)
監 督:本木克英
脚 本:林民夫
原 作:原浩「火喰鳥を、喰う」(角川ホラー文庫刊)
配 給: KADOKAWA、ギャガ
企画・制作: フラミンゴ
制作協力: アークエンタテインメント
©️ 2025「火喰鳥を、喰う」製作委員会
10/3(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
















