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舞台『てにあまる』インタビュー 佐久間由衣「初舞台に緊張してゾクゾク」でも「今回はすごい旅(公演)になる」

NHK 連続テレビ小説「ひよっこ」(2017)でヒロインの親友役で注目を集め、主演映画「”隠れビッチ”やってました。」(2019/三木康一郎監督)で、第 32 回東京国際映画祭 東京ジェムストーン賞授賞。続々と話題作に出演し続けている佐久間由衣が、舞台に初出演する。
挑む舞台は、2020 年 12 月~2021 年 1 月に上演される舞台『てにあまる』。藤原竜也が主演をつとめ、柄本明が演出を手掛ける。高杉真宙と柄本明自らの出演も発表されている注目作だ。

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ビジュアル撮影の現場に佐久間由衣を訪ね、初舞台へ挑む思いを聞いた。

[ビジュアル撮影]

―今日の撮影はいかがでしたか?
プロットは頂いているのですが、脚本がまだ出来上がってないので、作品の抽象的なイメージを皆さんと探り探り撮影しました。

―今回が初舞台だとお聞きしました。観客を前にする舞台は、映像とは違う覚悟が必要ではないかと思いますが、いかがですか?
以前から舞台には挑戦したいと思っていましたが、まさかこんなに早いタイミングで出来るは思っていませんでした。素敵な俳優の皆さんと、そして演出が柄本さんという素敵な座組で初舞台を迎えられるという嬉しい気持ちと、それ以上に緊張してゾクゾクして…、自分ではどうにも消化しきれない感じです。稽古も始まっていないので、まだ分からないのですが、今回はすごい旅(公演)になるのではないか…という予感がしています。

―舞台に挑戦したいと思ったきっかけはありますか?
共演させていただく俳優さん達が「舞台は楽しい」と言うのを聞いていたことがひとつ。そして、舞台は映像の仕事とはまた違う体の使い方や声の出し方だと聞いていたので、そこに自分も飛び込んでみたいという興味と好奇心がありました。

―俳優という仕事は、挑戦していくことが多いと思いますが、挑戦へのモチベーションは?
プレッシャーを自分で自分に与え続けていると、それが逆にモチベーションになっている気がします。色々な方からいただく応援のメッセージが、お叱りやアドバイスも含めてモチベーションになっている部分はあります。
あとはスタッフや共演者の力を借りています。私はスロースターターなので共演者のエネルギーにのっかって自分のエンジンをかけていくことも多くて、助けて頂いています。

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―先ほどのビジュアル撮影の様子を「立ち姿がきれいで舞台映えする方だ」と思いながら拝見していました。
ありがとうございます。舞台は隠せない…全部ばれてしまいますよね…。頑張りたいと思っています。

―舞台出演で期待することは?
観客の前でお芝居をしたことがないので、舞台上で自分がどんな精神状態になるのか…楽しみです。
また映像作品はリハーサルで2~3回合わせて、テストをしたら本番と、瞬発力が問われるお仕事です。でも舞台は何回も稽古ができて、本番も何回もできて、一つの物語をじっくり掘り下げることができる。自分の中で疑問に感じるところがあれば、皆さんと話し合いながら作り上げるという濃い時間を過ごせそうで、楽しみにしています。公演を終えた後にはどういう景色が見えるのか…。その期待は持ち続けていたいと思っています。
そして、なにより本当にこの時期に舞台の幕が開けられること。観に来てくださるお客様に感謝したいです。

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―以前のインタビューで「長く同じ役を演じていると、ホンモノになる瞬間がある」というお話をされているのを拝見したのですが…
「ひよっこ」の頃ですね。

―舞台は稽古から公演と時間をたっぷりかけますよね?
どうなるか、楽しみです。きっとセリフや感情など、いろんなことが体に染み付くでしょうね。やっぱり私生活に介入してくるかな…?

―これまでは役柄にプライベートが影響される方でしたか?
それはあまりありません。役について考えることは多いのですが、役でいるということではないので。でも、稽古を何回もしていると染み付いてくるような…ふと台詞を言ってしまったりする…そんな予感はしています。

―さて、本作の題名が「てにあまる」なのですが、これまでに何かが手に余った経験は?
それは、まさにこの作品です!今回のお話を頂けたことが身に余る光栄ですが、手に余る心境です。(笑)

―では最後に観に来てくださる方へのメッセージをお願いします。
個人的には初舞台ということで「見守ってください!」とお願いしたいのですが(笑)、とても面白いお話になる予感しかしないので、たくさんの人に届くと嬉しいです。映像では感じてもらいづらいエネルギーみたいなもの・生身のものを感じてもらいたいと思っています。私にとってもこんな素敵な俳優の皆さんとお芝居できるのはすごく貴重な体験になると思うので、楽しみたいと思っています。頑張ります!

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佐久間由衣(さくま ゆい)
1995 年 3 月 10 日神奈川県生まれ。2013 年 ViVi 専属モデル公開オーディションにてグランプリを受賞。翌年、「人狼ゲーム BEAST SIDE」で映画初出演。2015 年にはテレビドラマ「トランジットガールズ」でドラマ初出演にして、初主演を務める。
NHK 連続テレビ小説「ひよっこ」(2017)でヒロインの親友役で注目を集め、主演映画「”隠れビッチ”やってました。」(2019)で、第 32 回東京国際映画祭 東京ジェムストーン賞授賞。
近年の主な出演作品に、映画「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」(2019)、「屍人荘の殺人」(2019)。2020 年 11 月9日にスタートするオリジナルドラマ「殺意の道程」(WOWOW)、2021 年には主演映画「君は永遠にそいつらより若い」(第33回東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」作品)が控えている。

Sky presents 舞台『てにあまる』メインビジュアルA

Sky presents 舞台『てにあまる』
<キャスト>
藤原竜也 高杉真宙 佐久間由衣 柄本明

<スタッフ>
脚本:松井周
演出:柄本明

<東京公演>
■期間:2020年12月19日(土)~2021年1月9日(土)(12月28日~1月3日休み)
■会場:東京芸術劇場プレイハウス
■主催:ホリプロ/TOKYO FM
■料金(全席指定・税込)
SS席:12,000円 S席:9,800円 サイドシート:7,000円 Yシート:2,000円(※)
(※)20歳以下対象・当日引換券・要証明書/ホリプロステージにて、 販売期間限定、 日程・枚数限定での取扱い
詳しくは https://horipro-stage.jp/stage/teniamaru2020/
twitter:@teniamaru #てにあまる

<鳥栖公演>
期間:2021年1月16日(土)~1月17日(日)
会場:鳥栖市民文化会館大ホール
主催:RKB毎日放送/インプレサリオ/鳥栖市/鳥栖市教育委員会/鳥栖市文化事業協会

<大阪公演>
期間:2021年1月19日(火)~1月24日(日)
会場:新歌舞伎座
主催:新歌舞伎座

<愛知公演>
期間:2021年1月26日(火)~1月27日(水)
会場:刈谷市総合文化センター大ホール
主催:メ~テレ/メ~テレ事業

<三島公演>
期間:2021年1月30日(土)~31日(日)
会場:三島市民文化会館・大ホール
主催:静岡朝日テレビ/三島市民文化会館