Open Close
  • JOJO Stage Photo(04B_0517

    総合芸術としての新しいミュージカルが誕生!ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』とにかく目が足りない!舞台写真&観劇レポート

    荒木飛呂彦原作のシリーズ累計発行部数1億2,000万部を誇る国民的大人気コミックシリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」(集英社ジャンプ コミックス刊)。
    その第1部「ファントムブラッド」を原作に生まれた新作ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』を帝国劇場公演にて、ジョナサン・ジョースター(以下”ジョジョ”)役を有澤樟太郎、ウィル・A・ツェペリ役を東山義久が演じた回を観劇した。

    (左)ジョースター卿役 別所哲也 (中央)”ジョジョ”役 有澤樟太郎(右)ディオ・ブランドー役 宮野真守
    製作:東宝 ©荒木飛呂彦/集英社
    演出・振付を担う長谷川寧が製作発表会見で「ザ・ミュージカルだけの演出家ではないので、また違ったアプローチで新しいミュージカルを作っていこうと思っています」と宣言したとおり、豪華なキャスト陣と気鋭のクリエイター陣の総力を結集。ゴージャスなエンターテインメント作品が生まれていた。

    製作:東宝 ©荒木飛呂彦/集英社
    【レポート】
    観客の期待の大きさ故か、開演前の客席は初日を待つような静けさが張りつめていた。そして意外にも公演も静かに始まった。
    だが物語が過去(ジョースター卿とダリオの出会い)から現在(ジョナサンとディオの出会い)に戻った頃からだろうか。熱く加速し始める。芝居と歌、ダンスがシームレスにつながり、名場面・名セリフの数々が圧倒的な熱量で繰り出される。
    双眼鏡で俳優に集中し物語を追うのか、物語の世界観を生み出す大きな舞台全体を見るのか。目移りし続けることになった。

    製作:東宝 ©荒木飛呂彦/集英社
    双眼鏡を使って見ると、成長していく“ジョジョ”、大きく変わっていくディオを筆頭に、プリンシパルキャストたちのキャラクターが生き生きと躍動し、目が離せなくなる。ノンパーバルを得意とする長谷川寧が振付・演出しただけに、セリフはもとより、さりげなく見える動作ひとつにも、深い意図があるはず。その目の動きひとつ、身体の傾きひとつに宿る心情に思いをはせてしまう。原作やアニメファンには、より深く伝わるものがあるに違いない。

    製作:東宝 ©荒木飛呂彦/集英社
    だが双眼鏡に見入ってしまうと、帝国劇場の大舞台を横に縦に見事に使いきって世界観を生み出す美術、場面を象徴するような色使い、次々に繰り出される仕掛けや演出の数々(とネタバレを避けるために言っておこう)を見逃してしまいそうになる。(実際、幾つも見逃してしまったに違いない)これはどんな座席位置でも、同じ悩みを抱えそうだ。

    下中央)ウィル・A・ツェペリ役 東山義久(Wキャスト)
    製作:東宝 ©荒木飛呂彦/集英社
    アンサンブルキャストがプリンシパルキャストを囲んでの群舞シーンも見逃せない。舞台両袖の高みに位置したバンドが、音源だけでは生み出せない生を響かせ、アクションと融合して擬音語を体感させてもくれる。だが一人ひとりの動きの美しさ、キレ、振付に見とれていると、シンクロする群舞のワクワク、圧巻のエネルギーを体感しそびれる。とにかく目が足りない!

    (右)エリナ・ペンドルトン役 清水美依紗
    製作:東宝 ©荒木飛呂彦/集英社
    音楽を手掛けるのは、『LUPIN~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』『ロックオペラ モーツァルト』等、大人気作品を生み出してきたミュージカル作曲家ドーヴ・アチア(共同作曲:ロッド・ジャノワ)。その楽曲は、とても耳馴染みがいい。芝居と歌、そしてダンスまでもシームレスに繋がって「突然歌い出した⁈」という不自然さを感じさせない。
    だが、時に“ジョジョ”の、ディオの心の叫びを乗せたメロディは、耳馴染みよさをするりとかわすような“リズム”を挟み、これでもか、これでもかというほどの“高い音域”を攻めてくる。だからこそ、叫びが胸に突き刺さる。
    エリナの透き通る歌声、スピードワゴンのラップも加わり、ミュージカルらしい贅沢さも、ミュージカルっぽくない楽しさもふんだんに味わえた。
    まさに長谷川寧の言葉どおり、これまで観たことがない“新しいミュージカル”、“いろいろなジャンルを掛け合わせた総合芸術”だと思った。

    (左)切り裂きジャック役 河内大和  (右)ワンチェン役 島田惇平
    製作:東宝 ©荒木飛呂彦/集英社
    一幕95分、休憩25分、二幕90分の公演時間で物語は怒涛の展開を見せ、メインストーリーを描ききる。
    カーテンコールでは満面笑顔のキャストたちが、総立ちの観客の万雷の拍手に迎えられた。”ジョジョ”役の有澤樟太郎とディオ役の宮野真守が、笑顔を交わし互いの肩をたたき合う。観客の高揚感も非常に高く、あちこちからステージに声が飛び、歓声が上がる。最後は、ステージと客席との仕切りが取り払われたかのような不思議な一体感に包まれての終演となった。

    製作:東宝 ©荒木飛呂彦/集英社

    ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』
    【東京公演】 帝国劇場 2024年2月28日(水)にて終了
    【全国ツアー公演】
    札幌文化芸術劇場 hitaru2024年3月26日(火)~3月30日(土)
    兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール2024年4月9日(火)~4月14日(日)
    ライブ配信:4月13日(土)17:00兵庫公演、14日(日)12:00兵庫大千穐楽公演
    ライブ配信サイト:https://www …

  • 海の上のピアニスト_宣材トリミング_吉野圭吾-horz

    GWに吉野圭吾&宮原浩暢(LE VELVETS)出演で音楽劇「海の上のピアニスト」リーディングの上演が決定

    2024年5月5日(日)~7日(火)東京・浜離宮朝日ホール 小ホールにて、吉野圭吾と宮原浩暢(LE VELVETS)の出演による音楽劇「海の上のピアニスト」リーディングの上演が決定した。チケット先行は3月19日(火)より、一般発売は4月11日(木)よりスタート。

    原作はイタリアの音楽評論家でもあるアレッサンドロ・バリッコが1994年に一人芝居として書いた戯曲で、豪華客船の中で生まれ、生涯一度も船を降りることのなかった天才ピアニスト・ノヴェチェントの人生を、親友のトランぺッターが一人で語るという形式で書かれたシンプルな作品。
    1998年に日本でもヒットした映画タイトルとしても知られている。

    人生における数々の名言が散りばめられ、読み手のイマジネーションが膨らむその原作を、アーティストジャパンでは音楽劇『海の上のピアニスト』として2018年に初演。
    音楽劇ではノヴェチェントを登場させ、トランぺッターの二人芝居形式と、全編ピアノの生演奏で表現し好評を得た。

    今作では、音楽劇のイメージをそのままに、音楽と言葉が融合するリーディング作品として新たにリメイクしお届けする。

    トランぺッター役には、インパクトのある多彩なキャラクターを演じ分け、多くのミュージカル作品で活躍中の吉野圭吾(よしの・けいご)が決定。
    ノヴェチェント役には、セクシーヴォイスでミュージカル出演やヴォーカルグループ「LE VELVETS」(ルヴェルヴェッツ)のメンバーとしても活躍中の宮原浩暢(みやはら・ひろのぶ)が挑む。
    三人目の出演者とも言えるピアノ演奏には、ソロ活動やコンサートの演奏など様々な音楽活動を行っている小滝翔平(こたき・しょうへい)が、そして構成・演出・音楽は、中村匡宏(なかむら・くにひろ)が担う。

    音楽劇「海の上のピアニスト」リーディング
    作:アレッサンドロ・バリッコ
    訳:草皆伸子(白水社 刊)
    構成・演出・音楽:中村匡宏
    製作:アーティストジャパン
    出演
    トランぺッター役:吉野圭吾
    ノヴェチェント 役:宮原浩暢(LE VELVETS)
    ピアノ演奏:小滝翔平

    ◆東京公演
    劇場:浜離宮朝日ホール 小ホール(朝日新聞東京本社・新館2階)
    日程:2024年5月5日(日)~7日(火)
    料金:7,700円 (税込・全席指定)
    チケット取り扱い:アーティストジャパンチケットセンター、イープラス、ローソンチケット
    チケット一般前売り:4月11日(木)
    チケット先行受付:アーティストジャパン先行 3月19日(火)~25日(月) 23:59
    お問合せ : アーティストジャパン 03-6820-3500 https://artistjapan.co.jp/

    rakuten_design …

  • 【※解禁日時:3月19日(火)AM4時】『トラペジウム』追加キャスト解禁用画像

    映画『トラペジウム』本予告解禁!追加キャストにJO1 木全翔也、内村光良が決定! 木全翔也アフレコ映像も解禁! ※コメントも到着♪

    原作:高山一実(乃木坂46一期生)
    ×
    制作:CloverWorks(「ぼっち・ざ・ろっく!」「SPY×FAMILY」)
    アイドルを夢見たひとりの少女の物語

    ★本ポスター&本予告編解禁★
    追加キャストに
    木全翔也(JO1)、内村光良が決定!
    木全翔也アフレコ映像も解禁!

    乃木坂46・1期生・高山一実が小説家デビューを果たした「トラペジウム」(KADOKAWA刊/『ダ・ヴィンチ』連載)がアニメーション映画化され、5月10日(金)より全国公開する。

    原作「トラペジウム」は、アイドルを目指す高校生・東ゆうが、東西南北の美少女を集めながら自らの夢に向かって進む物語。2016年から雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載を開始。2018年に単行本化された高山一実による青春小説は、トップアイドルグループでの活動経験がある高山にしか描けないリアルな描写、共感度の高い内容が好評を得て、これまでに累計30万部を売り上げている。

    そして、原作者である高山がシナリオ制作など映画制作に深く関わり、彼女でなければ描けないテーマ、「アイドル」とは何なのか?、「アイドルが放つ輝き」とは何なのか?という“想い”をさらに追い求め、「ぼっち・ざ・ろっく!」、「SPY×FAMILY」を手掛けたCloverWorksのスタッフとともに完全版『トラペジウム』としてアニメーション映画化。
    2024年5月10日(金)、全国の映画館でアイドルを目指す少女・東ゆうの10年間を描いた青春物語が幕を開ける。

    主人公の東ゆうを演じるのは、新人ながら「逃げ上手の若君」の主人公・北条時行役に抜擢され、今後の更なる活躍に大注目の結川あさき。ゆうがアイドルになる為に仲間になっていく東西南北の美少女たちを羊宮妃那、上田麗奈、相川遥花といった若き実力派キャストが務める。そして主題歌は「どこかにある六畳半アパートの、各部屋の住人の歌」をコンセプトに、楽曲ごとに「歌い手」「作り手」を替えて発表し、Z世代に絶大な人気を誇る音楽プロジェクトMAISONdes による「なんもない feat. 星街すいせい, sakuma.」に決定した事が発表される等、本作は早くも話題沸騰中…!

    そして、公開まであと2か月を切った本作から新情報が到着!

    この度追加キャストとして解禁されたのは工藤真司役を務める、2年連続の紅白歌合戦出場をはたした人気グローバルボーイズグループ「JO1」の木全翔也(23)と、伊丹秀一役のお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」内村光良(59)。合わせて、本予告と本ポスタービジュアル、木全翔也のアフレコ映像も解禁となった。

    アイドルになる為に、東西南北の美少女と友達になることを目指す主人公の東ゆう。彼女が”西”の美少女・大河くるみを訪ねた時に出会ったのが、木全演じる工藤真司。カメラが好きな男子で、ゆうたちが成長していくうえで重要な役割を果たす。木全は「真司を演じてみて、人間的には(自分と)近しい感じがして、個人的にすごく共感できました。」とコメント。内村演じる伊丹秀一は、東西南北の美少女たちが参加するボランティアで、外国語通訳をしているおじいさん。おじいさん役を演じるのは初めてという内村だが、本作について「彼女(高山一実)が“乃木坂”でなかったら、生まれなかったであろう物語です。今度は皆さん、でっかいスクリーンで高山一実の世界観を堪能してください!」と高山が描いた世界観を絶賛している。

    JO1のメンバーとして歌やダンスだけでなく様々なエンタテインメントシーンで活躍する木全と、MCや映画への出演、監督などマルチに活躍する内村の参加による、映画『トラぺジウム』の化学反応に是非ご注目ください!

    そして今回解禁された本ポスターでは、主人公・東ゆうが空に向かって何かを掴むように手を伸ばす姿に、「はじめてアイドルを見たとき思ったの。人間って光るんだって」というキャッチコピーが合わさり、主人公のアイドルへの強い憧れが伝わってくるビジュアルとなっている。西、南、北の美少女たちとともに木全演じるシンジ、内村演じる伊丹らが描かれ、繰り広げられる物語に期待が膨らむ。さらに新たに解禁された予告編ではアイドルになりたいと強く願うゆうが、自分の力で「東西南北の美少女を集めてアイドルグループを作る」という大きな計画を打ち立て、自ら動き叶えていく。一方で、ゆうの「わかってる、こんなヤツがアイドルになるべきじゃないってことくらい」と意味深な思いを吐露する・・・というセリフも入り、一気に本作の世界に引き込まれる映像となっている。

    豪華追加キャスト情報、本ポスター、そして本予告の解禁と益々盛り上がる本作。
    映画『トラペジウム』は5 …

  • sub1

    梅棒 18th “RE”SHOW『シャッター・ガイ』キャスト・公演日程決定!チケット最速先行受付開始!

    2024年6~7月にIMM THEATERをはじめ、東京・大阪・愛知の3都市で上演される注目の最新作、梅棒 18th “RE”SHOW『シャッター・ガイ』の公演詳細が発表された。キャストはゲストと梅棒メンバーの19名。

    2018年上演の梅棒 8th SHOW『Shuttered Guy』を、ゲストキャストを一新して再演する『シャッター・ガイZ』と、さらに谷内伸也と梅棒メンバーという全体の半分の配役がシャッフルされる『シャッター・ガイ改』の2バージョンで上演する。

    出演は、ダンスボーカルユニット「Lead」のメンバーとして多彩に活躍する “谷内伸也” 、声優アイドルユニット「i☆Ris」メンバーで声優や舞台等で活動する ”茜屋日海夏” 、『チェンソーマン』『弱虫ペダル』といった話題の2.5次元作品への出演を中心に、殺陣振付やイベントプロデュースも行う ”鐘ヶ江洸” 、「電撃チョモランマ隊」メンバーとして俳優・振付師・ダンサーと幅広く活躍する ”OH-SE” 、国内外のダンスコンテストを制した世界的ハウスダンサー ”SHUHO“ 、「和×アニメーションダンス×遊び」を融合した独自のパフォーマンスが評判を呼ぶ「TRIQSTAR」のリーダー ”だーよし” 、梅棒公演には欠かせない存在と言える ”YOU” 、第5回公演『OMG』以来の出演となる実力派俳優” ザンヨウコ” 、特技であるダンスを活かして舞台を中心に活躍する ”福島海太“ 、高い身体能力を武器に小劇場を中心に活動する俳優 ”山咲和也” 、今話題の8 …

  • DSC_0855

    清原果耶、シュー・グァンハンの日本語習得力を絶賛! 道枝駿佑は雪合戦の思い出も!「2人でアドリブ!楽しかった!」映画『青春18×2 君へと続く道』ジャパンプレミア

    映画『青春18×2 君へと続く道』のジャパンプレミアが、3月18日、東京・有楽町の朝日ホールにて行われ、主演の清原果耶をはじめ、共演の道枝駿佑、黒木華、黒木瞳と、藤井道人監督が登壇した。

    藤井道人監督最新作にして初の国際プロジェクト、日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』。本作は、エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を原作に、台湾の超人気スター俳優 シュー・グァンハン演じるジミーと、日本の若手実力派女優、清原果耶演じるアミが【日本×台湾】【18 年前×現在】を舞台に紡ぐ、切なくも美しいラブストーリー。

    18 年前の台湾で、高校生のジミー(演:シュー・グァンハン)は日本から来たバックパッカー・アミ(演:清原果耶)と出会い恋に落ちる。そして18年後、彼女と交わした約束から、ジミーは日本を旅することになる。さらに、ジミーが日本を旅する中で出会う個性豊かで魅力的な人々に道枝駿佑、黒木華、松重豊、黒木瞳らが演じ、Mr.Children が奏でる主題歌「記憶の旅 人」が切なく儚い恋模様を彩っている。

    完成作品を観た感想を、清原は「とっても優しく柔らかい、観た人に寄り添って寄り添ってくれる映画ができたなと思いました。観終わったときに、撮影時のアミの記憶がまだ残っていたのか、涙が止まらなくて。そのくらい自分の中でもすごく印象深い撮影であり、作品だったなと思いました」を語り、感慨深げ。

    アミの母親・裕子を演じた黒木瞳も「お母さんはアミが台湾でどんな生活をしていたのかを知らなかったんです。アミが台湾でこんなに楽しくキラキラ輝いていたんだということが一番嬉しかった。台湾と日本の素晴らしい景色、その映像美、そして藤井監督の繊細な演出で、美しいくらい切ない映画でした」と感想を述べ、しみじみ。

    長野県飯山線でジミーと出会う18歳の青年・幸次を演じた道枝は、「本当に走っている電車に乗りながら、限られた時間の中で撮影することが凄く新鮮でした」と撮影を振り返り、「ただでさえ、時間の制限があるのに、時間がない中で進めていくので、凄く集中してできたかなと思います」と充実感を滲ませる。さらに、「これ、言っていいのかな?」とネタバレを気にしつつ、「僕と幸次が・・・あ、違う違う。幸次とジミーさん(笑)」と言い間違えも(笑)。気を取り直して、「ホームの撮影では本当にお別れのシーンだったので、凄く印象に残っています」と述懐した。

    新潟県長岡にあるネットカフェのアルバイト・由紀子役の黒木華は「ランタンを上げるシーンが凄く印象に残っています。新潟で撮影したんですが、その景色が本当に美しくて、台湾とも繋がっているようなシーンでした。(藤井監督は)本当に美しい画を撮られるなと思いました」と話した。

    今作は日本と台湾の制作チームで撮影が行われたが、新しい発見と刺激をもらったという監督。「言葉が通じないからこそ、より何をしたいのか、この映画において何が必要なのかをみんながチームワークを持って、よりディスカッションするようになった。改めて映画って1人じゃ絶対作れないものだなと、台湾のチームと一緒にやったから感じたこともあります。俳優たちもお互いの感情を知ろうとしたり、凄いリスペクトが生まれた現場で幸せでした」と、今作で得た幸福を吐露。そして「あと、ご飯の種類が8種類もあって、凄く食にも恵まれました」とニッコリ。

    また、イベントでは今回来日が叶わなかった主演のシュー・グァンハンからサプライズで送られてきたコメント映像が披露される場面も。「日本の皆さん、こんばんは。シュー・グァンハンです」と流暢な日本語で始まったメッセージに会場もほっこり。

    清原は撮影時にシュー・グァンハンと互いの国の言葉を教えあっていたそうだが、「本当に覚えるのがお上手なんです。覚えるのも早いし発音も凄く綺麗で、相槌もすごくナチュラルに打たれていて」とシュー・グァンハンを称える。

    黒木華はシュー・グァンハンに「監督に『今、なに待ち?』って聞いてきて。これ使えるから。なるべく申告な顔でね」とふざけて日本語を教え、現場を楽しんでいたことも告白。現場はとても和やかな雰囲気だったようで、道枝も「グァンハンさんは本当に日本語がお上手で、お助けすることがいらないくらいでした」と感心しながら、「雪合戦のシーンはアドリブだったんです。2人とも本当に雪を投げて楽しかったです。雪が靴の中に入ってしまってビシャビシャになって冷えましたけど(笑)、楽しかったです」と、2人のわちゃわちゃ感が映像に映し出されているとのこと。

    さらに、映画のタイトルにちなみ「あなたにとって青春とは?」と問われた監督は、「撮影現場」と即答。今回の出会いにも感謝の気持ちを表した。同じ質問に黒木華は「高校の演劇部」、黒木瞳は「生まれて初めて書いたラブレターをポストに入れたときのこと。今思い出しても色あせないものですね」と答えた。

    劇中では、アミと出会ったことでジミーも夢を持つことができるが、「そんな影響を受けた忘れられない出逢いは?」と聞かれた清原は「パフュームさん」と回答。「私がこの仕事をさるきっかけになったので。パフュームさんに会いたくて事務所のオーディションを受けたんです。実際にお会いした時『果耶ちゃんだ~』と言われ、心臓が飛び出しそうになったことを覚えています」と告白。道枝は同じ事務所の山田涼介の名前をあげ、「山田くんのドラマを観て、事務所に履歴書を送ろうと思ったので。実際に山田くんに思いを伝えられて凄く嬉しかったです。凄く喜んでくださって、これからもずっと僕の憧れですね」と目を輝かせていた。

    『青春18×2 君へと続く道』
    シュー・グァンハン 清原果耶
    ジョセフ・チャン 道枝駿佑 黒木 華 松重 豊 黒木 瞳
    監督・脚本:藤井道人
    原作:ジミー・ライ「青春 18×2 日本慢車流浪記」
    主題歌:Mr.Children「記憶の旅人」(TOY’S FACTORY)
    配給:ハピネットファントム・スタジオ
    ©2024「青春 18×2 …

CINEMA

STAGE/MUSICAL

MUSIC

INTERVIEW

TV

ASIA

Astage NAVI

RELEASE INFO

PRESENT