映画『ババンババンバンバンパイア』の完成披露試写会が、6月17日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、主演の吉沢亮をはじめ、共演の、板垣李光人、原菜乃華、関口メンディー、満島真之介、眞栄田郷敦と、浜崎慎治監督が舞台挨拶に登壇した。
「別冊少年チャンピオン」にて連載中の奥嶋ひろまさによる大人気コミック『ババンババンバンバンバイア』を実写映画化した本作は、450歳のバンパイア・森蘭丸が、15歳のピュアボーイ・李仁の童貞の血を求め、あらゆる手段を使い初恋を阻止しようと奮闘する、前代未聞のバンパイア・ラブコメディ。
主人公の銭湯で働くバンパイア・森蘭丸を吉沢亮、天真爛漫ビュアボーイ・立野李仁を板垣季光人、季の初恋相手で、蘭丸に恋心を抱くようになる篠塚葵を原菜乃華が演じ、さらに、蘭丸に恨みを抱く兄・森長可を眞栄田郷敦、バンパイアハンターとして蘭丸を追う坂本梅太郎を満島真之介、葵の兄で脳筋番長・フランケンこと篠塚健を関口メンディーらが豪華キャスト陣が集結！ 監督はKDDIau「三太郎」シリーズなど多くのCM手掛ける浜崎慎治。主題歌には、imaseが昭和の名曲をアレンジカバーした「いい湯だな 2025 imase x mabanua MIX」が決定した。
当初の公開日から延期になったが、無事にお披露目の運びとなり「皆さま、大変お待たせいたしました。新たな公開日が決まり、こうしてたくさんの方にこの映画を心待ちしていただき、心から感謝しております」と挨拶した吉沢。
コメディー作品に参加するときに大事にしていることを聞かれた吉沢は、「観ているお客さんは笑っても、演じた本人たちはいたって真剣。真面目に向き合えば向き合うほど面白くなるという部分を意識しました。こっちが楽しくなりすぎないように」と答え、「今作では、李仁への愛、季光人くん演じる李仁が好きすぎて、しょうがない感じをどれだけ出せるかということに凄くこだわりました」と、板垣を見つめる。「そして、李仁くん以外の人と接しているときはバンパイアとしているんですが、李仁くんといるときは、彼だけに見せる人間臭さみたいなギャップを意識していました」と説明した。
板垣も「コメディーシーンは面白いんですが、僕らは大真面目にやっていました」と同調。イベントの冒頭で、「今回演じた立野李仁は、不思議でありがたいご縁をいただいた役」と話した板垣だが、そもそも“李仁”という役は原作者の奥嶋が板垣を意識して作り上げたものだという。板垣は「漫画のイメージにしていただけるということだけでも嬉しいのに、実写映画では自分が演じられるというのは、役者冥利につきるというか、考えてもいなかったのでとても嬉しかったです」と笑顔を見せ、「なので、自分をイメージして描いてくださったのであれば、自分のままで出ればいいんじゃないかと思った。こんなことはなかなかないことなので、不思議な感じでした」と振り返る。
MCが「観ているとどんどん李仁が好きになっていく」と言うと、吉沢は「そうなりますよね。僕は現場でも好きでした」とキッパリ。板垣は「蘭丸が凄く溺愛してくれるので、（自分も）吉沢さんからウソなく愛を届けてもらいやすいようにしたいなと思っていました」と、ニッコリ。実は共演が２回目となる２人。吉沢は「前回は現場でお話させていただく機会がなかったんですが、今回はいろいろお話させていただきました。お互いの趣味の共通点だったり･･･」と述べ、「もう大好きです！」と改めて告白。すかさず板垣も「大好きです！」と返し、デレデレ。思わず満島が「悔しいなぁー」と嫉妬する一幕も。
監督も「（スタッフたちも）みんな、モニターを見て板垣くんが「可愛い」「可愛い」って凄かった」と明かし、「板垣くんはしっかりと高校１年生を演じていました」と称える。
メンディーは「“脳筋番長”と聞いて、俺しかいない！」と思ったそうで、吉沢が「僕も筋肉つけなきゃ！と思ってトレーニングしましたが、メンディーさんの筋肉を見たら、自分は絶望的でした」と肩を落とすと、原も「メンディーさんは、ずっとダンベル持っていましたもんね」と、撮影以外の時間も常にトレーニング。「今もまだフランケンが抜けてないので、今日はインナーを着てこなかった」と言って、会場を沸かせていた。
原はバンパイアオタクの高校生を演じ、「オタク気質が自分と似ていて、共感する部分がありました。推しのグッズだらけの部屋が似ているんです」と声を弾ませる。
また、吉沢とは幾度となく共演してきた満島は「大河ドラマの時も、映画『キングダム』の時も真面目な関係性を演じていたので、今回の役はちょっとこっぱずかしかったですね。真面目な役をやっていても、いつも裏ではお亮にちょっかいを出していて、それをお亮がいい感じであしらうんです。今回はそんな実生活をやっているみたいで」と照れがあったようだが、吉沢は「僕は逆にしっくりきていましたね。今回の坂本先生役は本人にピッタリで最高でしたね」と絶賛。
眞栄田は吉沢と見事なアクションを披露するが、ピアス、金髪、長い爪というビジュアル。「アクションでは爪が大変でした。距離感も難しくて」と苦労を語りながらも、「凄くカッコいいシーンになりました」と自信をのぞかせた。
浜崎監督は「今日は映画『国宝』のために･･･」といきなりボケつつも、今作は、日本最高峰のバンパイアコメディ映画になっています」と胸を張る。本作は設定のキャラクターもカオスだが、他にも歌あり、時代劇あり、コメディあり、アクションあり、純愛ありとてんこ盛りの作品となっているが、「今日はいったい何を撮っているのかな？とい思うくらいでしたが、素晴らしい役者の方々が集まっているので、本当に上手くまとまったと思っています」と満足気。
また、吉沢とは６年ぶりにタッグを組んだが、「今回またパワーアップしていた。吉沢さんは背中で語るタイプ。現場では細かいことは言わずにドンと構えていて、コメディの帝王ですね」と話すと、満島が「ここでは、帝王になって、向こうでは国宝になって･･･」と茶々を入れると、吉沢まで「あっちでは国王になっているしね」と乗っかり、会場の笑いを誘っていた。
さらに、映画の内容に合わせ、「絶対阻止したいもの」を巻物に書いて発表することに。最初に満島が「バンバメンバーの解散」と堂々と発表し、拍手喝さいを受ける。続いて、メンディーは「無駄な夜更かし」と書き、「夜９時半に寝て、朝５時半に起きます」と意外と朝方人間だということを明かした。眞栄田は「五の倍数以外」とし、「テレビの音量は５の倍数以外の数字は許せない」とこだわりを。原は「チャットGPTに話かけすぎること」、板垣は「甘皮の切りすぎ」と答えた。
最後に発表することになった吉沢は「バンバメンバーの解散ッ！」と口では言ったものの、巻物には「明日やろう」と書いてあり、登壇者から「何？」と不思議がられる。「後回しにしない」という、自分にとっての戒めの言葉だったようで、それぞれに点数をつけていた満島が「この映画がヒットしたら500点あげましょう」と宣言。「皆さん、この映画が公開したら、“明日観に行こう”はダメです。今日観ようと思ったら『国宝』でも『ババンババンバンバンパイア』、どっちでもいいです！」と声をかける。登壇者たちから「それは両方でしょ(笑)」とツッコミを入れられ、終始笑いの絶えない舞台挨拶になっていた。
映画『ババンババンバンバンパイア』
＜STORY＞
銭湯で働く森蘭丸（吉沢亮）、その正体は450歳のバンパイア。至高の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯のひとり息子である15歳の李仁（板垣李光人）の成長と純潔をそばで見守る日々だったが、ある日李仁がクラスメイトの葵（原菜乃華）に一目惚れ！恋が成就してしまえば、それすなわち童貞喪失の危機！突如訪れた絶体絶命のピンチに「恋をさせてはなるものか！」と蘭丸による決死の童貞喪失阻止作戦が幕を開ける！ところが、そう意気込んで葵の家を訪ねるも、バンパイアオタクである葵から逆に恋心を抱かれてしまう蘭丸。さらには蘭丸の命を狙うバンパイアハンター・坂本（満島真之介）、葵の兄である脳筋番長・フランケン（関口メンディー）が次々登場、全員の勘違いとすれ違いにより、恋の矢印が大混線！ そして、そんな蘭丸のもとへ因縁の相手である兄・長可（眞栄田郷敦）の影が忍び寄る――
作品概要
出演：吉沢亮
板垣李光人
原菜乃華 関口メンディー／満島真之介
堤真一
音尾琢真 映美くらら
笹野高史
眞栄田郷敦
原作：奥嶋ひろまさ『ババンババンバンバンパイア』（秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載）
監督：浜崎慎治 脚本：松田裕子
主題歌：imase「いい湯だな 2025 imase × mabanua MIX 」(Virgin Music / ユニバーサル ミュージック)
製作幹事：松竹 テレビ朝日
製作：「ババンババンバンバンパイア」製作委員会
配給：松竹
©2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 ©奥嶋ひろまさ（秋田書店）2022
公式サイト：https://movies.shochiku.co.jp/bababa-eiga/
公式TikTok：https://www.tiktok.com/@bababa_eiga
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夏はバババ！7月4日（金）全国ロードショー‼️
