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EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS 小林直己 「時間の積み重ねがアートになる」タイトルに込めた想いとは? 1st写真集『Art&Age』発売記念インタビュー! 

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EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS小林直己の1st写真集『Art & Age』(blueprint)が4月2日に発売された。

本書は40歳を迎えた小林直己が、これまでのアーティスト人生を振り返るとともに、新たなステージに挑戦する今の想いを込めた作品。撮影地は小林の思慕の地アメリカ・ニューヨーク。パフォーマーとして研鑽を重ねてきた肉体美や、野生と知性が溢れる“大人の小林直己を写し出すアート”を表現したプレミアムな1冊となっている。

『Art&Age』のタイトルに込めた想い、そして写真集に付属するオリジナルのソロ楽曲「ヨンジュウ」についてなど、撮影を振り返りながら今の気持ちを語ってくれた。

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― 40歳を迎えられたことをきっかけに、写真集の発売を企画したとお聞きしましたが、どんな思いがあったのでしょう?

この数年あらためてこれまでのキャリアを振り返ることが多く、それを踏まえてこれからどうしていこうかと考えていました。人生80年という言葉がありますが、40歳は人生の折り返しみたいなところあると思っていて、今の感じているものを映像でもなく、文章でもなくビジュアルで見てもらいたいなと考えていたところ、この機会をいただいて、ファースト写真集を出すことになりました。

― 2021年に「選択と奇跡 あの日、僕の名字はEXILEになった」の書籍を刊行されて、それから約4年経ちますが、その間にご自身の中で変化を感じることはあったのでしょうか?

大きな変化がありました。「選択と奇跡」のときは、世の中が大きく変わっている最中だったので、自分も手探りで書いていました。2020年ごろに、世の中の移り変わりと自分自身の変化や手応えみたいなものを記録していこうと書いていたので、自分の主張も日々変化するくらい揺らいでいる内容だったなと思います。それから時を経て、まだまだやりたいことがいっぱいあると思うようになり、その思いを皆さんにも喜んでもらえる形で伝えるにはどうしたら良いのだろうか、今なら何ができるだろうと考えたのですが、これまでのグループの活動では見せ切れていない部分、これまで見せてきたものも全部詰め込みたい!ということから、まずは“写真集”という形になりました。

― そのタイミングがちょうど40歳を迎えたことにも重なったのですね。40代は始まったばかりですが、これからどんな40代を過ごしていきたいですか?

今はワクワクしている気持ちでいっぱいです。これまでは、どちらかと言うと何かを達成するためにそれに向けて全力で走っていて、いろんなゴールを超えた先にまた次の夢があるという感じでした。今はまだやっていないことに挑戦してみたらどうなるんだろう・・・と、柔軟に枠を外して、与えられたゴールや達成しなければいけないものではなく、自分が選んで、周りにいる家族や大切な人たちをイメージしながら、その先に向けて今だからこそやれることをやりたいという気持ちになりました。

― 自由度が増した感じですね。

そう思います。不思議と楽になった気分です。

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― そんな40代を経て、その先の50代60代はイメージされていますか?

まだまっさらです。40代でやってみたことが繋がると思いますし、たぶん今想像できるものより、もっといろんなことができるんじゃないかなと。それがバラエティに富んだことなのか、それとももっと距離が遠くまで行けるのか、色んな形があると思うので、時間の大切さというものを感じながら、今を柔軟に楽しんでいって、その先に50代、60代があると考えていますし、僕もそれを楽しみしています。

― “時間の大切さ”は具体的にどのように感じられたのでしょうか?

先ほども“人生の折り返し”という話をしましたが、やはり限りある時間、限りある環境の中で、自分だったら何ができるのかを考えました。写真集のタイトルを『Art&Age』にした理由でもあるんです。
これまでいろんな経験をさせていただいて、夢が叶ったり達成できたこともありますが、失敗もたくさんありました。出来なかったことも悔しかったこともある中で、皆さんに支えていただきながら、その時々の自分が頑張って学んできたから今があるんだと。なので、歳を重ねるというより、歳を作ってきたという感覚なんです。この写真を見たときに、そこに至る時間がArt(アート)なのかもしれないなと思ったんです。それで『Art&Age』というワードが思い浮かびました。

― タイトルにはそんな意味が込められているのですね。

撮影地にニューヨークを選んだ理由でもあるのですが、ニューヨークの街には築100年のビルもあります。当時の人が思いを込めてアーティスティックに作って、そこにまた違う人が住んで、今もなおエナジーあふれる街です。冬に撮影したのですが、枯れ木の枝がとても美しい曲線を描いていたり、雪が積もっていたり。表通りでは激しい喧騒がありながら、一歩入ると静かな暗い路地があったりするんです。その街に積もった時間を感じながら、自分はダンサーなのでそこで思う動きをしたりしました。ここに込めた時間、いま出ているものが重なってフィットした感じがあったので、ニューヨークを選んでよかったなと思いました。ロケーションを含めて、この写し出されていたものの奥にある時間というものが”Art“かもしれません。

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― 最初にニューヨークで撮影しようと思われたのはなぜですか?

どこかで感じていたのだと思います。一番初めに行った海外がニューヨークで、それから何度も行きました。プロモーションビデオの撮影をしたり、イベントにも出たり、友達もできて。今回撮影して、さらに街に詳しくなったなと思いましたね。

― とても街に馴染んでいる感じがします。

ツーリストというより、ニューヨークでやるからこそ意味があるものにしたかった。どんなものができるのか明確に浮かんでいたわけではなかったのですが、なんとなく感じていたのかもしれないですね。アンティークなものも好きなので、現地のカメラマンもそれを捉えてくれていい写真になりました。2.5日くらいで撮ったのでけっこうハードでしたけど(笑)。自分の希望も伝えて、現地の方にもご協力いただいて、ギュッと詰め込みました。

― 路地裏とかディープなところでも撮影されていますが、撮影はスムーズだったのでしょうか?

スムーズだったところと、そうじゃないところもありましたが(笑)、機動力が高いチームで良かったです。例えば、電車のシーンでは、「この駅に行こうよ」と急に決まって、「この時間だから、今いる位置ならこの駅で撮ろうか」という感じで。路地も「ここがいいね」とか、ランチも「じゃ、ここで食べよう」と飛び込みで入ったり。そういう空気感もいい方向に出たのかなと思います。いい作品になって、目指した以上の形になりました。

― また、写真集にはソロ曲「ヨンジュウ」が付属されます。この曲は、どんな思いで作られたのですか?

色々と想像していた40(歳)だけど、なってみたらこうだよね・・・みたいな、ちょっとストーリー仕立てにして、僕の今感じている思いをクリエイターさんに伝えて歌詞に仕上げていただきました。僕自身が思っていたよりも刺さるワードがいっぱいあって、上手く捉えてくださいました。

― 楽曲を写真集と合わせるというアイディアも素敵ですね。

昨年の目標に写真集を出すことと、オリジナル曲を制作することがあったのですが、まさか同時になるとは考えていませんでした。でも、コンセプトがあっているし、目で見て、耳で聞いて立体的な表現になる。楽曲単体でも僕は大好きですし刺さる曲ですが、写真集と一緒に作品になることで、積み重ねた時間のArtを表現するピースにそれぞれなるのではないかと思って。もちろん、今も新しいことにワクワクします。これまでの経験則でやってしまうと、これまでを超えることはできない。経験則に頼らず柔軟に学びながらやっていったらどうかなという思いがこの曲にも入っています。この曲を聴いて、共感してもらえるところがあったら嬉しいですね。歳を重ねることが嫌だなと思っている人がいたとしたら、そんなこともないよ・・・と聞こえるようなポジティブなバースデーソングに聞こえたらいいですね。

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― 40歳は人生の折り返し地点と仰っていましたが、これまでのターニングポイントには
「EXILE」「三代目 J SOUL BROTHERS」の存在は大きかったと思います。その中でのご自身の存在の意味をどう考えていらっしゃいますか?

EXILEに入って、三代目 J SOUL BROTHERSのメンバーになって、その中でいろんな時間を過ごしながら、選択の積み重ねでした。本当に素敵なメンバーなのでそれだけで魅力的なグループですし、出てくるクリエイトがとっても面白いんです。『Art&Age』が出来上がって改めて思うのが、やっぱり自分が経験してきたことは自分でしか出せないし、各々がそれぞれのものを出しているからこそ、グループは色鮮やかなんだろうなと思います。グループってバイオリズムなんです。バイオリズムが重なって出来上がっているので、僕もたくさんメンバーに助けてもらってきたので、そういうことが僕もできていれば、いいですね。
グループって1人だとなかなか出来上がらないから面白いんです。EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSに限らず、実は皆さんもグループの中にいますよね。社会であったり、家族であったり、集団の中にいる。自分の思いが自分1人では形にならなくても、みんなの力で1つのものが出来上がることがある。そのためには自分の思いは一番熱くないといけない。それを今回の写真集であらためて感じて、これはグループで学んできたことだと思うし、今後グループに限らずいろんなものを作っていく上で、役立てるものなのかなって思います。

― 今後のご活躍も楽しみですが、何か具体的にやってみたいと考えていることはありますか?

三代目 J SOUL BROTHERS では5月からドームツアーがありますし、EXILEも今動いています。個人としては楽曲が1つ出来上がったので、これを良い形で披露して楽しんでもらえるような、皆さんと会えるような機会を作ろうと思っています。是非楽しみにしていてほしいです。

― それでは最後に、写真集を楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いします。

今回の『Art&Age』は、積み重ねてきた時間がArtになるということを実感した撮影で出てきたタイトルです。若さの鮮やかさを追うのではなく、本質的なところや内側から出る美しさを追い続けたいと思いました。皆さんも一緒に素敵な人を目指して走ってくれたら嬉しいです。

【小林直己(Naoki Kobayashi)】
11月10日生まれ。EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERSパフォーマー。映画『たたら侍』(2016年)、『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』(2017年)、『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』(2017年)『EARTHQUAKE BIRD」(2019年)などに出演し、役者としても活躍。 半自伝的エッセイ「選択と奇跡 あの日、僕の名字はEXILEになった」(文藝春秋/2021年)を出版。本写真集とともに、オリジナルソロ楽曲「ヨンジュウ」を制作。

撮影:松林満美

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◆書籍情報
タイトル:小林直己1st写真集『Art & Age』
発売日:2025年4月2日(水)
価格:5,360円(税込)
仕様:A4変形/128ページ/小林直己の楽曲ダウンロードシリアルコード付き
出版社:株式会社blueprint
ISBN:978-4-909852-56-4

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