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草彅剛、共演者たちから褒めちぎられ「僕もみんなから愛されている気がする」と照れ笑い! 終始和気あいあい! ドラマ『終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-』制作発表会見

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ドラマ「終幕のロンドーもう二度と、会えないあなたに一」の制作発表が、10月3日、都内スタジオにて行われ、主演の草彅剛をはじめ、共演の中村ゆり、八木莉可子、塩野瑛久、小澤竜心、要潤、国仲涼子、古川雄大、月城かなと、中村雅俊、風吹ジュンが登壇した。

脚本家・高橋美幸が手掛けるオリジナルストーリーとなる本作は、心優しい遺品整理人・鳥飼樹(とりがいいつき)が、遺品整理会社の仲間たちと共に、ときに孤独死した方の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマ。また、感動的な人間ドラマの裏では、せつない大人の恋も描かれる。妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹を草彅剛が演じる。ほかにも、余命3カ月を宣告された鮎川こはるを風吹ジュン、こはるの娘で絵本作家の御厨真琴を中村ゆり、真琴の夫に要潤ほか、個性豊かな俳優陣か顔を揃えた。

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草彅は「先輩方からも若い方々からも学びのある現場でした」と撮影現場の雰囲気を話すと、いきなり「竜心くん元気?」と、事務所の後輩でもある小澤に声をかける。その後も「中村(雅俊)さんどうですか?」、「月城さんしゃべってないですね、どんなグルーヴでやってました?」と続け、「僕が中心にいますからね。回さないと」と共演者たちに次々に質問を始めた。

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草彅からマイクを向けられ驚きながらも、笑顔で答える共演者たち。古川は「緊張してたんですが、草彅さんが現場を温かくしてくれました」と感謝。すると、「古川くんはセリフが多いんです。台本を調べたら僕よりもセリフが多いんです」と労う草彅。八木には「八木さんから扇風機をプレゼントしていただいたんです。もう現場で大活躍でした」と喜び、八木も「喜んでいいただけて良かったです」とニッコリ。

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これまで『銭の戦争』(2015年)、『嘘の戦争』(2017年)、『罠の戦争』(2023年)と、カンテレのドラマ“戦争シリーズ”で主役を演じてきた草彅だが、今回との役どころの違いについて「戦争シリーズはエッジが効いた、パッションあふれるようなお芝居が多かったんですが、今回はすごく温かいお芝居が多くて、本当に見やすいドラマです」と伝える。

そして、「いつも(ドラマから)人生を学ばせていただいているんです。自分の人生に寄り添ってくれている。このドラマもターニングポイントだと思えるんです。それは、愛のある素敵なスタッフさんとキャストの皆さんと作品を作り上げることができたからこそ思えるんです」と感慨深げ。放送を前に「今が一番ドキドキしています。皆さんが見てくれることが幸せなんです。おいしい食事を食べる前みたいなワクワクドキドキしている段階。僕らが懸けた情熱は本物なので、それを皆さんがどう感じ取ってくれるのかなと」と、期待を寄せていた。

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中村ゆりは、草彅について「自分が学生のころから見ていた大スターのイメージとは違って、いい意味でふざけているんです(笑)。ずっと楽しくて、笑いが絶えなかったですし、何よりもこんなに紳士でレディーファーストな男性が日本にいるのかってくらい、細かいことに気付いて褒めてくださいました」とべた褒め。これには「褒められちゃった、うれしい」と照れ笑いの草彅。

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風吹は、自身の役どころを鑑み、「こんな風に余命を過ごすことができるのかと思いました」と、新たな発見があったことを話しつつ、「考え方や心の持ちようだったり、新しい出会いもあったり、経験で日々が変わっていくので、ぜひ皆さんも角度を変えて見ていただけたら」とメッセージ。

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草彅演じる鳥飼が勤めるHeaven’s messenger社長役の中村雅俊は、「うちの社員たちがみんな個性豊かで、一緒に触れあってすごく刺激を受けました」と、社員役の八木、塩野、小澤に話を振ると、八木と小澤の先輩社員役を演じる塩野が「(八木演じる)久米ゆずはのキャラクターが変わっていく様に注目していただけたらと思います。(小澤演じる)高橋碧との関係も見てもらえたら嬉しいです」としっかり2人をPRして、役どころそのもの。

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草彅の現場での様子について、中村雅俊は「いつも元気で、みんなを引っ張ってくれて、いい主役だなと」としみじみ。月城からも「温かく引っ張ってくださって、芝居を受け止めてくださって、ありがとうございました」と。登壇者みんなから褒められる草彅は「僕もみんなに愛されているような気がしています」とはにかみながらも嬉しそうに笑顔を見せた。

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また、ドラマの内容にちなみ、「また会いたい人は?」と聞かれると、草彅が「昔、西麻布の中華料理屋にいたおじさん。『おまちどうさまー』じゃなくて『おまっちゃさまー』って言うんですよ(笑)」というエピソードに全員大笑い。中村ゆりは「草彅さん、現場でも『おまっちゃさまー!』って言ってましたよ(笑)」と明かす。

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そんな中村は「中華で言うと・・・、会いに行っちゃうのはラーメンですね。おいしいラーメンは1時間並ぶ覚悟が必要」とラーメン愛を。風吹は「草彅さんとはご一緒する機会がなくてやっと会えた」と言うと、国仲も「よく共演する方もいれば、一度きりの共演者の方もいて。草彅さんも風吹さんも何度か一緒にお仕事が出来て、すごくいいご縁だなと、本当にうれしく感じています」と共演を喜ぶ。

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さらに、「共演者にこの場で伝えておきたいことはある?」という問いには、要が「剛さんから古着のネルシャツをプレゼントしていただいたんです。ちょうど探しているときにいただいたので、恋愛に似た気持ちになって。通じ合ってるんじゃないかなと(笑)」と告白し、会場を沸かす。

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八木と塩野は「小澤くんのダンスの動画を見せてもらったんですが、キレッキレでカッコよくて。いつかそれを生で見たいです」「楽器弾いて、踊って、っていうところを見たいですね」とリクエスト。その言葉に、小澤は「ぜひやりたいです」とやる気満々。

そんな話から、小澤が草彅に「撮影の合間に“ダンスバトルしよう”って言われて」と告白。「あの緊張感はなかなか味わえない。ありがとうございました」とお礼を述べると、草彅も「俺、負けたけどね(笑)。今度また一緒に踊りましょう!今のダンスを教えてくださいね」と嬉しそうに返した。

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最後に、草彅から「このドラマを通して、皆さんに届けたいことがあるとすれば、人生において一番価値があるのは、いつもそばで笑ってくれたり泣いてくれたりする人がいることなんじゃないかなということ。僕はそう感じる部分が多かった。もちろん生きていると悲しいこともありますが、その悲しみのそばには必ず誰かが優しさを生んでくれるような、そういう気持ちがたくさん芽生えたドラマです。心が温かくなる作品ですので、ぜひ期待して皆さんご覧ください」とメッセージを送り、記者会見を締めくくった。

<第1話ストーリー>
ある日、女性が孤独死した部屋の特殊清掃と遺品整理をすることになった鳥飼樹(草彅剛)は、新入社員の久米ゆずは(八木莉可子)を連れ、遺体痕が残る現場へ。

10歳のときに捨てられたという依頼人であり故人の息子(吉村界人)は、母親の孤独死を「自業自得だ」と冷たく言い放ち、遺品はすべて処分してほしいと話す。しかし、樹はその部屋で故人の思いが詰まったあるものを見つける。

同じ頃、絵本作家の御厨真琴(中村ゆり)は、大企業・御厨ホールディングスの後継者である夫の利人(要潤)を伴い、自身初となる絵本の出版記念パーティーに出席していた。

一見、仲むつまじい夫婦に見える2人だが、多忙な利人は家庭を顧みず、妻がしゅうとめから子宝に恵まれないことで嫌味を言われてもわれ関せずと、愛のない結婚生活に真琴の心はすり減る一方だった。

そんな中、生前整理の見積もりのため、清掃会社に勤める鮎川こはる(風吹ジュン)の自宅を訪ねた樹。未婚で産んだ娘が10年前に結婚し、今なお清掃員として働いているというこはるだが、最近、余命3カ月の宣告を受けたという。

話を聞いた樹は早速部屋を見てまわるが、そこへ事情を知らない娘の真琴が帰ってきて…。

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<作品概要>
【タイトル】
『終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-』
【放送枠】
2025年10月13日スタート 毎週月曜よる10時(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)※初回15分拡大
【出演】
草彅剛 中村ゆり
八木莉可子 塩野瑛久 長井短 小澤竜心 石山順征 永瀬矢紘 /要潤 国仲涼子 古川雄大 月城かなと / 大島蓉子 小柳ルミ子 村上弘明 中村雅俊 風吹ジュン