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飯島寛騎、白石晃士監督の世界観にワクワク!「新しいジャンルのホラーを楽しんで!」 ドラマ「オカルトの森へようこそ」インタビュー!

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WOWOWが白石晃士監督とタッグを組んで贈るオリジナル企画「オカルトの森へようこそ」が、7月22日(金) 午後11時30分より放送・配信スタート。本作はホラー映画を得意とする白石晃士が監督・編集を務めるオリジナルPOV(ポイント・オブ・ビュー=主観視点)ホラー。監督自身がカメラマンとなり、POVで展開する臨場感あふれる映像がファンから指示されている、待望の新作だ。

異界と繋がる祟りの森を舞台に、映画監督と助監督、悪しきものに取り憑かれた美女、“スーパーボランティア”の男性、イケメン霊能者が次々と迫りくる恐怖から逃げ惑い、時に立ち向かうノンストップ・ジェットコースター・ホラー・アドベンチャーにワクワク・ドキドキが止まらない!?

この度Astageでは、美しいカリスマ・イケメン霊能者・ナナシを演じた飯島寛騎さんにインタビューを遂行! これまでのイメージとは違う新たなキャラクターに挑戦した彼に、本作の魅力と撮影エピソードなどを思いっきり語ってもらった。

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― まずは本作の企画をお聞きになったとき、どのように感じましたか?

僕がこれまでやったことのないテイストの作品でしたし、ナナシというキャラクターをどう演じようかと常にワクワクしていました。完成するまで1年かかっていますが、ドキュメンタリー風の作品がどんな感じになるんだろう・・・と撮影が終わってからも楽しみでした。

― 白石晃士監督の世界観に没入していかがでしたか?

白石監督はすごく真摯な方なんです。細かいCGやエフェクトなどは、カメラを回しながら全部ご自分の頭の中でしっかり完成してるんです。ちょっとの画角のミスでも「こうしたいんだよね」と、はっきり言ってくださるので、とてもやりやすかったです。「ここはもっと長めに」「ここは気迫で、でもうるさすぎない程度に」など、感性を共有するような感じ。絵コンテを見せていただき、衣装や髪形も細かく話をしながら、現場で作り上げていきました。本当に白石ワールドは凄かったです!

― 森の中で、走って逃げたり何かと格闘したりするシーンも多いですが、撮影中大変だったことや難しかったことはありますか?

全部大変でした(笑)。どうしても地盤というか足元が悪い中での撮影でしたし、日差しも強く35度の酷暑、湿度も高くて環境的に体力を持っていかれる撮影でした、しかし、ここは一連の勝負!ということで、キャストもスタッフさんも一緒に歩きながら何テイクもやって、みんなで話し合いながらできたので楽しかったです。

宇野祥平さんと坂道をダッシュするシーンが多くて大変でした。「4本連続は走れないよ~」「そうですよね~」と言いながら座ってゆっくりしたりして(笑)。朝山登りから撮影がスタートしたので (笑)。

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― 撮影中に楽しみだったことは?

食事が息抜きになりました。森の中の空気の澄んだところで、みんなでトークしながら食べて、差し入れもいただいてとてもリフレッシュできました。

― ナナシは「オラオラ系の美しき金髪カリスマ霊能者」という盛り盛りの設定です。実際に演じてみていかがでしたか?

台本に「金髪のホスト風の男がタバコをくわえて歩いてやってくる」みたいに書いてあって(笑)。見た目や態度もそうですが、森にいそうもない霊能者としての異物感を唯一出せるキャラクターでした。戦う時や徐霊する時だけ静かにギアを上げて周りをかき乱す・・・でも、それが普通ですよという役どころを、ポイント、ポイントで率先して演じることができました。

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― 最初に役がらを聞いたときはどうでしたか?

おちゃらけ系なのかな?と思いました(笑)。でも、逆に「そういう感じね。出会ったことのないタイプだな」って。ちょっと気になる謎の男っていますよね。そういうニュアンスを持って現場でどう異物で過ごそうかなと思いました。

― 監督から何か特別なリクエストはあったのでしょうか?

極力自分のペースでお芝居をしていました。好き勝手にやらせてもらいました(笑)。
全体的にとてもシュールなんですが、監督の台本は結構細かく書かれていて、無駄なアドリブはほとんど入れていないんです。CGに関してはしっかり、殴る蹴る、かわし方を教えてもらいました。廃墟でのシーンはやはり独特な空気感もあってそれが映像にも映っていると思います。

― ナナシには妙な説得感がありますよね。

めちゃくちゃ強い設定なので、バスの中での撮影はけっこう揺れるので特に大変でした。手すりにつかまっていないと体勢が崩れるのですが、ぶれずに立っていないといけないので、椅子と椅子の間に足をビッと置いて固めていました(笑)。

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― 他にも超然的なキャラクターが揃っていますが、皆さんと共演されていかがでしたか?

凄く楽しかったです。キャラクターがバラバラすぎて、でも噛み合っている。堀田さんが演じた市川が一番まともな人間ですよね。よくまとめてくれたと思います (笑)。ヒゲと金髪と美女・・・、普通に生きていく上でなかなか一緒にいないメンバ-で (笑)。そんな中でお芝居するのは凄く楽しかったです。完成作品はほぼイメージ通りでした。他の人と感性を合わせることはあまりなかったし、的確に意思疎通をするのはとても難しいことでしたが、それが出来た自分って凄いなって思えて(笑)。だからこそ、白石監督の作品はここまで愛されるんだなと感じました。キャラクターへの愛が強くて、リアリティーもあってファンタジーでもあり、シュールなんです。

― 白石組の常連である宇野さんの印象は?

宇野さんとは2回目の共演なんですが、5~6年ぶりくらいにご一緒させていただきました。「飯島くんはいいキャラだと思うよ。また作れたらいいね」と言ってくださいました。白石組だからできるアドリブとかも入れて楽しかったです。お互いのキャラが強すぎてバランスがわからなくなっちゃったりして(笑)。なので、(お互いの持つイメージ等の)壁はとっぱらって臨みました。だからこそ生まれたものもありましたし、宇野さんが現場の雰囲気を柔らかくしてくださいました。

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― ところで、飯島さんご自身はオカルトや超常現象に遭遇した経験はありますか? 信じるほうですか?

虫は苦手なんですけど、自分自身は得体の知れないものと遭遇したことはないです(笑)。オカルトとかには怖いからあまり関わらないようにしてきました(笑)。

― ホラーは苦手ですか?

どちらかというと苦手です。昔インパクトの強い作品を観て、それが怖くて。オカルト全般というわけではないですが、あまり観ないようにしていました。何があるかわからないですから(笑)。音でビックリしちゃうんですよね。あとから「これっておかしくない?」というゾワゾワ系とか、生々しいほうがジワジワきて怖いかも。中学生のころに友達と悪ふざけをしてちょっと怖い経験もあったので、心霊スポットも怖いから行かないです。仕事だったら行きますけど(笑)。

― 完成した作品をご覧になった、ナナシの感想は?

めちゃくちゃ、ナナシ頑張ってるじゃん!と思いました(笑)。
全員で映っている中で、1人だけ気持ち悪さがあって良かったなと。全てを見透かしているようで頼れる男であり、そして色がみんなより若干薄い。みんながオレンジや赤だったら、ナナシの存在って水色っぽいんです。その緩急が見どころポイントになっていると思います。なんと言っても名前が“ナナシ”ですから(笑)。

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― 今作に参加して、新しい発見はありましたか?

カメラを意識して芝居することは新鮮でしたし、面白かったです。自分が先導していくような役が他の作品ではあまりなかったので、他人を巻き込む役はいい経験になりました。それぞれのキャラクターが本当にいいバランスで、いい温度感で見られる作品になっていると思います。そして、この作品でホラーを楽しむことも発見できました。オカルトの面白さ、ホラーだけどSFでアドベンチャーチックなコメディ要素もあるという、新しいジャンルを多くの方に観ていただいて、ぜひ皆さんの新たな扉を開けられたらいいなと思います。

― 登場人物たちの「決死の覚悟」が感じられ手ハラハラする場面もあります。飯島さんご自身がこれまで死に物狂いで頑張って努力したことはありますか?

いま生きていることが死に物狂いで、必死に生きています。だからこそ人生が楽しいし、そのことをモットーにしています。僕は基本的に興味があること以外はそもそもやらないのですが、好きなことをやっている時間や、一緒にいる人たちとの時間を大切にしています。それはお金では買えないものなので、死に物狂いで守ったり、全力で楽しんだりすることを心掛けています。

― いま一番ハマっていることは何ですか?

趣味でバイクとサウナが好きです。空いている時間は自分を高めてくれるひとときの時間なので、「また明日も行きたいな。生きる糧になったな」と、ポジティブな気持ちになります。食事とかお酒もそうですが、一つ一つ噛みしめて楽しんでいます。

―「仮面ライダーエグゼイド」など、これまで特撮作品に出演された経験は、今回の撮影で生かされましたか?

特撮とは違いましたね。今回は何もいないところで演技をする感じでした。特撮では敵が物体としてあってモヤモヤと現れて、それを相手に戦えるじゃないですか。いない敵と戦うのはけっこう難しいなと思いました。自分なりの感性と監督の感性を生かして臨みました。ただ、崖に立つと「だいたい、この辺で」とういことは分かりますね(笑)。

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― 監督から言われたことで特に心に残っている言葉があったら教えてください。

「ナナシ、そういう方向性か!なるほどね!」と言われました。「まさか、そういう感じでくるとは思わなかった・・・ビックリした」と(笑)。監督も納得されていたので良かったです。僕なりのナナシの噛み砕き方ができて、ナナシを体現できたのかなと、その言葉をもらってそう思いました。

― 監督も新しい気づきがあったんですね。

ナナシのイメージが監督の中でもあって、それとは違うニュアンスだったんだと思うんです。宇野さんからも同じようなことを言われました。視聴者の皆さんがどう受け取ってくださるかわかりませんが、少しでも新しい風を吹き込むことができたら嬉しいです。

― また白石監督作品に出演したいですか?

はい、僕はそのつもりで今回頑張りました。

― 飯島さんと言えば、胸キュンの恋愛ストーリーの王子様のようなイメージを持っているファンの皆さんも多いかと思いますが、今回はいい意味で裏切られるのかもしれませんね。

そうですね、今までのイメージとはガラっと変わったインパクトを与えられる役だと思います。僕自身の人間性も出ていると思いますし、僕が感じたもの、監督の作品への思い、共演の皆さんが大切にしていることを尊重して撮影しました。暑い夏が続きますが、新しいコンテンツとして世界が広がって楽しんでいただければ嬉しいです。

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※6月17日以降より使用OK【4話Aカット_epi】4E03rr

【飯島寛騎・いいじまひろき】
1996年8月16日生まれ。北海道出身。第28回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞する。
2016年『仮面ライダーエグゼイド』にて宝生永夢 /仮面ライダーエグゼイド役としてテレビドラマ初出演・初主演を務め、俳優デビュー。
映画「愛唄―約束のナクヒトー」「ブレイブー群青戦記―」「未来へのかたち」、ドラマ「警視庁捜査一課長season5・6」、W主演ドラマ「僕もアイツも新郎です。」他多数出演。

Twitter:https://twitter.com/Hiroki_I_jima
Instagram:https://www.instagram.com/hiroki_iijima_official/

カラー

<ストーリー>
ホラー映画監督の黒石光司(白石晃士)は助監督の市川美保(堀田真由)を引き連れて、実録映画の撮影のために山奥の家を訪れる。そこには黒石の映画のファンだという、精神錯乱気味の美女・三好麻里亜(筧美和子)がいた。彼女は必死に訴える、「私が体験した出来事は、監督の映画の内容そのものなの」と。そして不気味な麻里亜の家で、黒石のカメラが思いもよらぬ現象を捉え始める。事態はより恐ろしく、不可解で危険な方向へと猛スピードで向かっていく。
次々と恐怖が迫りくる森の中、“スーパーボランティア”の江野祥平(宇野祥平)に助けられ、さらにイケメン霊能者・ナナシ(飯島寛騎)も加わり、カメラは絶えず恐ろしい出来事を記録していく。麻里亜を救うため、そして傑作映画を作るため、撮影隊の冒険が始まる。

番組情報
◆番組名:「WOWOWオリジナルドラマ オカルトの森へようこそ」
毎週金曜午後11時30分より【WOWOWプライム】にて放送中
【WOWOWオンデマンド】にて配信中
無料トライアル実施中[全6回]
【ひかりTV】でも配信中

監督:白石晃士
出演:堀田真由 飯島寛騎/筧美和子 宇野祥平/白石晃士

◆番組サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/okamori
総合サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/okamori
◆公式Twitterアカウント:@okamori_jp
Ⓒ2022WOWOW・KADOKAWA・ひかりTV

「オカルトの森へようこそ THE MOVIE」
8月27日(土)全国劇場【3週限定】公開&デジタル配信開始

ヘアメイク:牧野裕大(vierge)
スタイリスト:中西ナオ

撮影:ナカムラヨシノーブ

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