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渋谷区長谷部区長×荻上直子監督登壇『彼らが本気で編むときは、』渋谷区コラボ発表会

生田斗真、桐谷健太ら豪華俳優陣と、『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督の
本気が結集した、これまで観たことのない爽やかな日本映画の誕生!

『彼らが本気で編むときは、』

渋谷区とのコラボレーションが実現!
長谷部区長×荻上直子監督
プレス発表イベント

【彼らが本気で編むときは、】渋谷区が初めて映画とコラボ!
「多くの区民に観てもらいたい」と渋谷区長も絶賛!!

オフィシャル

今日本でも急速に関心が高まりつつあるLGBTをテーマに、荻上直子監督が自らオリジナル脚本を書き上げ、撮り下ろした渾身の話題作『彼らが本気で編むときは、』が2月25日(土)より、全国公開される。

本作は、優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコ(生田斗真)と、彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ(桐谷健太)、愛を知らない孤独な少女トモ(柿原りんか)の3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日を描いた作品。
この度、本作品と、日本国内で初めてパートナーシップ証明書を導入した、LGBT先進自治体である渋谷区とのコラボレーションが決定した!渋谷区では、その未来像を「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」とする新たな基本構想を昨年10月に策定しています。基本構想とは、これからの渋谷区がどんなことを大切にし、どんな方向へ進んでゆこうとしているのか、そのおおもととなる考え方のことで、20年後の区のビジョンを描いている。
その柱の1つであるダイバーシティ&インクルージョン教育(※)の一環として、渋谷区および渋谷区教育委員会が本映画を「推奨作品」とし、応援して頂ける運びとなりました(映画作品として“初”の選定です)。今後、渋谷区内でのLGBTの理解促進のために、一緒に様々な取り組みを行なっていく予定だ。

1月24日(火)に渋谷区役所仮庁舎にて、長谷部区長より本作品を応援するに至った経緯の説明と、今後予定されている取り組みの紹介、映画と渋谷区とのコラボレーションビジュアルの発表等を、荻上監督を交えて実施。
また同日、渋谷区職員への研修も兼ねた上映会も開催され、上映終了後には荻上監督と、トランスジェンダーの一般女性(渋谷区在住)を招いてトークイベントを行った。

映画を観た長谷部区長は「この作品には、LGBTだけでなくさまざまな現代の社会課題が描かれている。観た人がどのように感じるのか問いかける内容で、とても考えさせられる映画でした。渋谷区職員にもこの作品を観てほしい」と映画を大絶賛。
ダイバーシティ&インクルージョン教育(※)の先進都市を目指すことを掲げている渋谷区は2017年、『彼らが本気で編むときは、』を区として初めて「推奨作品」として選定。長谷部区長は「トランスジェンダーの人たちは、子供の頃から成長過程で悩みを持つことがあり、もっと教育の現場での理解を進めていかなくてはならない。頭ではわかっていたけど、実際見えていなかったことをこの映画から感じてほしい」と話し、今後、渋谷区内でLGBTの理解促進のために、区の職員、教職員、区内の学校や施設への出張授業など、本作と様々な取り組みを行なっていくことを発表した。

区長ととともにプレス発表会に登壇した荻上監督は「渋谷区さんがこの映画を応援してくれることに大変うれしく思います。たくさんの人に見て欲しい」と喜びのコメント。「私はアメリカで生活していたのが長かったんですが、あちらではレストランに行けば、隣にはゲイカップルの人たちに日常的に出会うんです。でも日本に帰ってきてそういったことはほとんどありませんでした。でも将来、そんな光景を最初に観れるのは渋谷区になると思っております」と渋谷区の今後の活動に期待を寄せていた。

映画と渋谷区と共同で作成されたチラシやポスターも作成され、本日お披露目となった。
プレス発表会の後、早速、渋谷区職員への上映会が行われ、映画を観た区の職員からは、「とても素敵な映画で共感した。(この問題に関しては)まだ手探りなんですけど、これからこういう方々の力になれるように頑張ります」「正直、研修の映画だと思っていたので、こんなに良い映画とは思っていませんでした。感動しました。友人に薦めていきたいと思いました」「『かもめ食堂』や『めがね』が大好きで、日常の中にある大事なものということを考えさせられましたが、この映画には、より日常に則したエピソードが盛り込まれていると感じました」という激賞の声が上がった。

上映終了後には荻上監督とトランスジェンダーの渋谷区民のー般女性を招いてトークイベントを行った。トランスジェンダーの一般女性は、「この映画は素晴らしいの一言です。こういうシリアスなテーマの作品が、荻上監督のソフトな作風にのって、一人でも多くの方に観ていただけたらいいなと、心から思っております。」と映画の感想を述べた後、区の職員達に「トランスジェンダーがドキドキする場所って、病院と区役所なんです。この二つは保険証や住民票なりの公的な書類を取りに行かなくてはならないので、変な目で見られたらどうしようとか、結構不安に思いながら行く場所なんです。『こんな人間もいるんだ』と動じずに対処いただけたら、嬉しいです」と理解を求めた。荻上監督も「私は『LGBTの人たちを差別してはいけません!』とかそういう映画を作りたかったわけではなくて、『いろんな人がいていいよね』という思いで作りました」と話し、自身が込めた作品に対する思いを語った。

彼らが本気で編むときは、

~ ストーリー ~
優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコ(生田斗真)と、彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ(桐谷健太)。そんなカップルの前に現れた、愛を知らない孤独な少女トモ(柿原りんか)。桜の季節に出会った3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日。

小学生のトモは、母ヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。ひとりきりになったトモは、いつものように叔父であるマキオの家に向かう。ただ以前と違うのは、マキオはリンコという美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコの美味しい手料理や母親が決して与えてくれなかった家庭のぬくもりとトモへの愛情・・。最初は戸惑うトモだったが、リンコのやさしさに閉ざした心を少しずつ開いていくのだった。本当の家族ではないけれど、3人で過ごす特別な日々は、自分らしさと本当の幸せを教えてくれた。嬉しいことも、悲しいことも、どうしようもないことも、それぞれの気持ちを編み物に託して、3人が本気で編んだ先にあるものは・・・。

出演:生田斗真、柿原りんか、ミムラ、小池栄子、門脇麦、柏原収史、込江海翔、りりィ、田中美佐子/桐谷健太 ほか
脚本・監督:荻上直子
配給:スールキートス
公式ウェブサイト http://kareamu.com
公式Twitter https://twitter.com/kareamu
公式Facebook https://www.facebook.com/kareamu/
© 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会

2017年2月25日(土)、新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国ロードショー!