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岡田准一のストイックさに共演者たちが困惑も、福士蒼汰は「僕は燃える!」 映画『ザ・ファブル』公開記念舞台挨拶

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映画『ザ・ファブル』の公開記念舞台挨拶が、6月22日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、主演の岡田准一をはじめ、共演の木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、安田顕、宮川大輔、佐藤浩市と、江口カン監督が登壇した。

単行本累計発行部数320万部突破、2017年度講談社漫画賞<一般部門>を受賞した南勝久による同名マンガを江口カンの手で実写映画化した本作は、殺し屋、通称・ファブルが、「1年間殺し屋を休業し、大阪で一般人・佐藤アキラとして普通の生活を送る」というミッションを命じられる様を描く、笑いとアクションのエンターテイメント。

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強烈な個性を持ち合わせたキャラクターが勢揃いの本作。この日は「こいつら全員フツーじゃない!」というコピーにちなみ、「フツーじゃないなと思った共演者」についてトークが展開。まず、岡田が名を挙げたのは柳楽。「柳楽くんはフツーじゃない。今回の役も良かったですねー!」と言い、さらに佐藤の名も。「浩市さんは僕のことを『准一』って呼んでくださるんですよ。『准一、大変そうだな、頑張れよ』って気にかけてくださって。今日も『准一、人、入ってるみたいだな、良かったな』って。カッコいい!! 大先輩がそんなことを言うのはフツーじゃない。後輩にそう言ってくださるのは本当に嬉しいです」と喜んでいた。

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すると、福士がその呼び方をマネて「フツーじゃないのは、准一さんじゃないですかね」と岡田を指名。「やっぱり異常…というかフツーじゃないんです。あんなに壁をスムーズに登る人はいない」と岡田の身体能力を生かしたシーンに言及。そして「日本酒を飲んでいるときも、全然テンションがあがらず、ずっと武士みたい」とプライベートな一面を明かすと、岡田は「辛口一献!」とボケてみせるも、会場の反応はイマイチ・・・。すかさず「すみません。大スベリしてしまいました」と照れる岡田だった。

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安田も「アクションができて、笑いが取れる方はそうそういない。やっぱり、ファブルは岡田さんじゃなきゃできないですね。ゆくゆくはジャッキー・チェンのリメイクをやってほしい」と称える。

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柳楽も岡田の「フツーじゃない!」一面に触れ、「15メートルくらいの高さから飛び降りるシーンがあったんですが、准一さんがスタントさんを使わずやられるんで、僕もやらなきゃならなくて。准一さんがやらないでもらえたら、僕もやらなくて済むのに。できればやめてもらいたかった(笑)。ホント、怖かったです」とぶっちゃけると、「僕もできればやりたくなかったよ。でも当然のように上げられて」と明かす。佐藤も「カメラの前に立つとみんなフツーじゃないけど、座長がミスターストイックだと、周りが迷惑だな。俺はそういうアクションの絡みがなくてよかったよ」と笑う。しかし、岡田同様に武術の訓練を勤しむ福士は「僕は、それに絶対について行こうって燃えるタイプです」と、岡田に憧れの眼差しを向けていた。

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木村は「岡田さんは、関西弁だと調子が出ない(笑)。関西の方なのに『関西弁をしゃべってください』と言われると、いつものお茶目なところが出てこないんです。関西出身の方なのに標準語の方がやりやすいんだなと(笑)」と暴露。岡田は「それ絶対言っちゃいけないやつ!おま」と苦笑い。

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一方、山本は柳楽の名前を挙げ、「カットがかかった瞬間、めちゃくちゃ優しくて! ギャップというか、切り替えがすごいんです。(劇中のシーンで)カーディガンを脱がせた後、すごく優しい」とニッコリ。岡田は「すごいエロいコメントきたね。そこだけ使われたらヤバいよ(笑)」と言って会場の笑いを誘っていた。

江口監督は、山本の小顔に言及し、「小ささが半端ない。変顔をやったとき触ったらめちゃくちゃ小さくて」と吐露。岡田が「でも、比べるものがなくて皆さんわからないと思うんです。豆腐一丁くらいの大きさだと思ってください」と例えると、山本も「もうちょっと可愛いものと比べてください(笑)」と笑った。

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また、この日は唯一ファブルを爆笑させることができるお笑い芸人・ジャッカル富岡を演じた宮川も登場。他のキャストたちとの共演もなく、一人でグリーンバックの前で撮影したと話し、ちょっぴり寂しそう。実際、岡田も何もない画面を見て「用意スタート!『わっはっは』って爆笑してるんです」と告白。すると、ステージ上に特大ショートケーキが登場。宮川はジャッカル富岡になりきり、ショートケーキにいちごを乗せるネタを披露して会場に笑いを届けた。

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<STORY>
どんな相手も6秒以内に殺す――。“ファブル(寓話)”と呼ばれる謎の殺し屋(岡田准一)は、裏社会で誰もが「伝説」と恐れる存在だった。しかし、ちょっと仕事をし過ぎた彼に、ボス(佐藤浩市)はある指令を与える。「一年間、一般人として普通に暮らせ。休業中に誰かを殺したら、俺がお前を殺す」
ファブルは、佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコ(木村文乃)と共に生まれて初めて一般人として街に溶け込む生活を始める。インコを飼ったり、バイトしたり…。殺しを封じ、《普通》を満喫し始めた矢先、ファブルの命を狙う裏社会の組織や、ファブルに助けを求める者たちが次々に現れ、事態は思わぬ方向へ急発進する!【絶対に殺してはいけない】指令のもと、絶体絶命のピンチを切り抜け平和に暮らせるのか―?!

出演:岡田准一
木村文乃 山本美月
福士蒼汰 柳楽優弥 向井理
木村了 井之脇海 藤森慎吾(オリエンタルラジオ) 宮川大輔
佐藤二朗 光石研 / 安田顕 / 佐藤浩市
原作:南勝久『ザ・ファブル』
(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:江口カン
脚本:渡辺雄介
配給:松竹
コピーライト:©2019「ザ・ファブル」製作委員会
公式サイト:http://the-fable-movie.jp/

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