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JO1豆原一成の“しあわせ”は「筋肉!」「話しかけてます」市毛良枝は長塚京三との50年目の夫婦役に感慨! 映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』公開記念舞台挨拶

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映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』の公開記念舞台挨拶が、10月25日、東京・池袋HUMAXシネマズにて行われ、W主演の豆原一成(J01)と市毛良枝をはじめ、共演の酒井美紀、八木莉可子、長塚京三と、中西健二監替が登壇した。

本作は、約100年前、女性の活躍が困難だった時代に学校を創立(後に現在の学校法人文京学院に発展)、教育のために走した島田依史子氏の著作「用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語」を原案に映画化。“夢に迷う孫”と“夢を見つけた祖母”が紡ぐ、人生のふとした喜びを描く家族の物語。

夢に迷いながらも、コーヒーにだけはこだわりがある、ちょっと頼りなくて優しい孫、等身大の大学生・拓磨をJO1の豆原一成、そして夫が遺したサプライズによって、若い頃の夢だった「学び」の日々を楽しんでいくアクティブな祖母・文子を市毛良枝が演じる。監督は映画『大河への道』(22)などの中西健二、脚本は『サイレントラブ』(24)のまなべゆきこが務めた。

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豆原は、満席の会場を見渡しながら「いつもと違う空気で圧倒されています」と緊張の面持ちながら公開を喜び、完成作品を観たときの気持ちを聞かれると、「自分にとってもすごい大切な作品だったので、なんか観るたびに温かい気持ちになりましたし、早く作品が皆さんのもとに届いて欲しいなとう気持ちでいっぱいでした」と回顧。

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市毛は「私たちの小さな家族の小さな小さな物語に、いろんな方が愛をかけてくださったら、こんなに広い世界に広がっていくんだっていうのを初号試写で観たときの感想です。本当に最後にあの曲が入ってなんか凄いなと、私たちが考えていた以上のものになったという感じがしました」と感慨深げに話す。

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登場時に、劇中の夫婦のように市毛と腕を組みながら登場した長塚は「私と市毛さんは50年前に婚約者役をやらせていただいたんですが、人生の1本の映画をやっているような気になりました」としみじみ。その言葉に市毛も「結婚して、娘も孫もできましたね(笑)。心地よく生きさせていただきました」と笑顔を見せる。

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監督は「初号試写を観たときは、なんとか(完成に)たどり着いたとホッとしました」と本音もチラリ。続けて「(俳優の)この人たちが出演してくれて良かったな、ラッキーだったなと思いました」と俳優たちに感謝の気持ちを表した。

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出演の決め手を問われると、豆原は「決めてというか、自分でいいのかなと。でも、市毛さんとW主演なんてなかなかないこと。『はい』という返事しかなかったです。とても温かい作品に出演できて嬉しかったです」とニッコリ。

市毛は「最近は不幸の象徴のような(年配の)役が多かったので嫌だった。でもこの作品は前向きで、学べば明るい未来があると。ぜひ出演したいと思いました」と語る。

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酒井は「私はこれまで優しい母親の役が多かったのですが、今回はシングルでキャリアウーマン。ある意味こういう役は挑戦でした」と新たな役どころに充実感を滲ませる。

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八木は「台本を読んで、人のもっとも根っこの優しさに感動しました。大先輩たちに囲まれ、またいつもカッコ良く歌っている豆原さんと共演させていただいて幸せでした」と微笑んだ。

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長塚は「私は好きな人のため、好きなことのために生きるのがモットーです。(役で)死んだ後にも好きな人のために生きることができるということで喜んでオファーを受けました」と出演を快諾。

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また、長塚には本年のTAMA映画賞最優秀男優賞受賞を祝い、豆原より花束が贈られるというサプライズも。「劇中で結婚50周年を迎えられたのはキャスティングの妙でした」と監督にも感謝。「金婚式のなによりのプレゼントです」と市毛と顔をあわせて喜んでいた。

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イベントでは、映画にちなみ、「しあわせにしてくれるもの」について、パネルトークを展開。監督は「映画」。八木は「観葉植物」、長塚は「妻の作る、毎晩のごはん」、市毛は「ふわふわしたもの」と答えるなか、豆原は「筋肉!!」と大きな字で発表。豆原は「筋トレしてるときとか、筋肉見てるときとか、あと、八木さんが植物に話しかけて言ってましたけど、自分も筋肉に話かけてます。『今日はどうなんだ?』って」と説明。MCから筋肉の返事は?」と尋ねられ「『やーるー!』って言ってます!」とポーズを決め、会場を沸かせていた。

★『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』本ポスター完成版

【STORY】
祖母・文子と暮らし始めた大学生の拓磨は、亡き祖父・偉志の書斎で大学の入学案内を見つける。それは偉志が遺した文子へのサプライズだった。一歩踏み出し、若い頃の夢だった「学び」の日々を謳歌する文子。一方、拓磨は夢に自信が持てず将来に悩む。そんな二人は、富士山が好きだった偉志の手帳に不思議な数式を見つけて・・。

主演:豆原一成(JO1) (『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』(22)、『BADBOYS -THE MOVIE-』(25)等)
市毛良枝 (『ラーゲリより愛を込めて』(22)、『明日を綴る写真館』(24)等)
出演:酒井美紀、八木莉可子、市川笑三郎、福田歩汰(DXTEEN)、藤田玲、星田英利/長塚京三
監督:中西健二 主題歌:「ひらく」 JO1 (LAPONE ENTERTAINMENT)
脚本:まなべゆきこ 音楽:安川午朗 制作プロダクション:PADMA
原案:島田依史子 「信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語」(講談社エディトリアル刊)
原案総責任:島田昌和
配給:ギャガ ©2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」
公式HP:https://gaga.ne.jp/fujisan_and_coffee
公式X: @MtFujiMovie1024
公式Instagram: @MtFujiMovie1024

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