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JO1豆原一成、市毛良枝からのサプライズの手紙に感激!「世界に羽ばたいてください!」に涙! 人生初のエスコートも! 映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』プレミア先行上映会

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映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』のプレミア先行上映会が、9月18日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、W主演の豆原一成(J01)と市毛良枝が舞台挨拶に登壇した。

本作は、約100年前、女性の活躍が困難だった時代に学校を創立(後に現在の学校法人文京学院に発展)、教育のために走した島田依史子氏の著作「用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語」を原案に映画化。“夢に迷う孫”と“夢を見つけた祖母”が紡ぐ、人生のふとした喜びを描く家族の物語。

夢に迷いながらも、コーヒーにだけはこだわりがある、ちょっと頼りなくて優しい孫、等身大の大学生・拓磨をJO1の豆原一成、そして夫が遺したサプライズによって、若い頃の夢だった「学び」の日々を楽しんでいくアクティブな祖母・文子を市毛良枝が演じる。監督は映画『大河への道』(22)などの中西健二、脚本は『サイレントラブ』(24)のまなべゆきこが務めた。

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登場時には階段で豆原が市毛をエスコート。「人生で初めてエスコートをしました。めちゃくちゃ緊張して、どっち行けばいいかわかんないみたいな感じになっちゃって(笑)」と照れる豆原だったが、会場は温かい空気に包まれた。

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出演のオファーを受け、豆原は「お話をいただいて、W主演が市毛さんとお聞きして、俺で大丈夫かな?と思って。大先輩の市毛さんとご一緒できるのはプレッシャーではありましたが、こんな光栄なことはない、良い経験になると思って『ぜひ、やらせてください』と言いました」と、市毛との共演を喜んだ。

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一方で、44年ぶりに映画主演を務める市毛は、「最近は不幸な老人の役が多くて嫌だなと思っていたら、この作品は問題はそれぞれ抱えてるんですけど、とても前向きな話だったので、即引き受けさせていただきました」と快諾。

初共演となる豆原と市毛だが、互いの印象について豆原は「本当に失礼な話なんですけど、勝手に怖い人なのかな・・・と思っていたんです。やっぱり超大先輩だし。でも、お会いしたら凄く優しくて。撮影中も撮影の合間の休憩中もずっと2人で筋トレの話とかして。
本当に仲良くさしていただいてすごく嬉しかったですね」と楽しそうに話す。

市原は「本当にこのまま。凄いアイドルって聞いてはいたんですが、全然普通にこのままの感じでいてくださったので、即即馴染んでしまって。普通の家族のように話していましたよね」と好印象を抱いた様子。

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役がらと自身が重なる部分はあるか?と聞かれると、豆原は「拓磨はコーヒーが大好きで、おばあちゃんにコーヒーを淹れてあげるときも、コーヒーに対しての話の熱量が凄くて…。僕も筋トレの話になると夢中になってしまうので、好きなことにのめり込むところが似てるかなと」と分析。市毛に「筋トレの話とかしていて大丈夫でしたか?」と気遣うと、「大丈夫。私も筋トレ好きだから」と笑顔を返した市毛だった。

市毛は「文子は日本のお母さん、おばあちゃんみたいな慎ましやかな女性ではないんですけど、私も40までスポーツをほとんどしなかったのに40歳で登山を始めてから、いろんなことやり始めたり。それから大人になってから勉強がすごく楽しいなと思って。“学びは遊び”と言っているんですよ。それが文子さんと凄く重なる部分でした。そして私の母親がこういう人だったので母をイメージしてやりました」と、自身を重ねていた。

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撮影時は夏場で撮影中は暑さとの闘いでもあったそう。「撮影の時は空調を止めないといけないので、汗を止めるのが大変でした」と、豆原。さらに、コーヒーにこだわりを持つ大学生を演じるため、撮影前からコーヒーを淹れる練習をして臨んだという豆原。「お芝居をしながら(コーヒーを)淹れる、そして上手に。最初はおぼつかなかったので、ぜひ観てもらいたいです。皆さんも映画の雰囲気を体感してもらえたら嬉しいです」と笑顔を見せる。

また、夫役の長塚京三とは50年ぶりの夫婦役を演じた市毛だが、「以前ご一緒したときに、この物語のスタートのような話を演じたんです。それを長塚さんが皆さんにお話してくださって。凄く感動して嬉しい思いでした」と感慨。豆原も「お二人のお芝居が素晴らしいので、注目してほしいです」と述べていた。

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ここで、9月6日に誕生日を迎えた市毛に豆原から花束が贈られるサプライズが。「嬉しいです」と喜ぶ市毛だったが、なんと市毛からも豆原に手紙が贈られというサプライズ返しも。MCが代読し、贈った市毛が涙。言葉一つひとつをじっくりと聞き入る豆原の目にも熱いものがこみ上げてくる。市毛が「世界に羽ばたいてください!」とエールを送ると、豆原は「撮影入るまでプレッシャーを感じていたんですけど、“頑張れ俺”みたいな感じで。撮影しているとき、隣には毎回市毛さんがいらっしゃられていて。こんな素敵な機会をいただいて本当に嬉しいですし、こんな素敵な手紙もいただけて、本当にありがとうございます」と涙をこぼし、感激しきりだった。

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最後に、豆原が「学びだったり夢だったり、家族・・・皆さんがこれまで生きてきた中で直面する問題や、いま実際に直面している問題に対しての話であり、作品だと思いますが、夢を追ったりとか、何かを学んだりするっていうのはいつからでも、どの年代からでもチャレンジすることは誰にでもできるということを、この作品が伝えてくれてるんじゃないかなと思います。この作品に僕もすごく助けられたし、こうして素敵な出会いもあったし、本当にたくさんの人にこの作品が届けば嬉しいです」と伝え、市毛が「家族のこと、現在のいろんな問題を細かく網羅して、いろんな世代の方に本当に見ていただいて、喜んでいただけたら嬉しいなと思っております」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

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以下、市毛より豆原への手紙

豆原一成さま

いよいよ、「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」が公開になりますね。撮影中は楽しく過ごさせていただきありがとうございました。私は先輩らしいことはほとんどできない人間で、豆原さんが素朴にひとりの青年としていてくださったので、とても穏やかに過ごせました。今と違い先輩だらけの時代に育ったので、先輩が大好きで、本当は一番下にいるのが心地よいのです。
若い頃に、ある先輩が「俳優というのは、舞台や映画の場に立てば五分と五分なのよ」とおっしゃいました。つまり、先輩も後輩もない、誰もがひとりの役として存在しなければ作品にはならないから平等と教えられました。
俳優はいただいた台本の役を演ずる、それが責任を果たすことなのだと思い、先輩後輩とか、 主役だから脇役だからという捉え方をしなくなりました。

今回ひとつ、私にとって特別なことがありました。旦那さまが長塚京三さんだったことです。 50年も前、デビュー間もない私が出演した映画でふたりは恋人役でした。監督に、長い撮影期間、家族はみんな一緒にいてほしいと言われ、出番がなくても撮影現場で過ごしました。50 年経ち、同じ時間を過ごしたふたりとしてご一緒できたことは感動でした。何年も経って、こんなことがあるのですね。

私たちが仕事をしている世界は少し普通ではない世界です。本当に色々な人と出会い、別れ、一期一会の繰り返しです。その都度、熱い時間を過ごしても、二度と会えないこともあり、ちょっと傷ついたり、そんな気はないのに傷つけたりする仕事でもあります。

文子さんと拓磨君に 50 年後はないけれど、豆原一成さんと市毛良枝も、いつもいる世界が近いようで少し遠いし、もしかしたら、気楽にお話しできない存在になっているかもしれません。
でも、数年後にまたお会いできるなら、その時は、夢の進捗状況も根掘り葉掘り伺いたいし、ダンスや筋肉の話をしたり、同じような時間が流れるといいなと楽しみにしています。
豆原さんはこれからもたくさんの夢を実現していくのでしょう。きっと見たこともない大きな世界を見ることもあるでしょう。どんな出会いが待っているのか楽しみです。
夢見たことのために小さな努力を重ねた自分を忘れないでくださいね。経験しか自分を作ってくれません。それって筋肉と同じですよね。
最近私は歌や踊りや芝居で作る景色も、大自然の風景も同じだと思うようになりました。心の中に重ねた景色は未来を必ず豊かに彩ってくれます。
豆原一成さんの未来を応援しています。

市毛良枝

★『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』本ポスター完成版

【STORY】
祖母・文子と暮らし始めた大学生の拓磨は、亡き祖父・偉志の書斎で大学の入学案内を見つける。それは偉志が遺した文子へのサプライズだった。一歩踏み出し、若い頃の夢だった「学び」の日々を謳歌する文子。一方、拓磨は夢に自信が持てず将来に悩む。そんな二人は、富士山が好きだった偉志の手帳に不思議な数式を見つけて・・。

主演:豆原一成(JO1) (『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』(22)、『BADBOYS -THE MOVIE-』(25)等)
市毛良枝 (『ラーゲリより愛を込めて』(22)、『明日を綴る写真館』(24)等)
出演:酒井美紀、八木莉可子、市川笑三郎、福田歩汰(DXTEEN)、藤田玲、星田英利/長塚京三
監督:中西健二 主題歌:「ひらく」 JO1 (LAPONE ENTERTAINMENT)
脚本:まなべゆきこ 音楽:安川午朗 制作プロダクション:PADMA
原案:島田依史子 「信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語」(講談社エディトリアル刊)
原案総責任:島田昌和
配給:ギャガ ©2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」
公式HP:https://gaga.ne.jp/fujisan_and_coffee
公式X: @MtFujiMovie1024
公式Instagram: @MtFujiMovie1024

10月24日(金) 新宿ピカデリー他全国ロードショー