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ミュージカル『ジキル&ハイド』石丸幹二 笹本玲奈 宮澤エマ 初日前日囲み取材【動画】&ゲネプロレポート

2018年3月3日(土)から東京国際フォーラムを皮切りに、名古屋・大阪と上演されるミュージカル『ジキル&ハイド』。
初日に先立ち前日に囲み取材とゲネプロが行われた。

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宮澤エマ  石丸幹二  笹本玲奈

『ジキル&ハイド』といえば、一人の人間が“ジキルとハイド”という正反対の二人の魂に支配されるという誰もが知る有名な物語。そして、♪「時が来た」は、このミュージカルでジキルが最大の決断をする場面で歌われるフランク・ワイルドホーンによる名曲だ。
すばらしい物語と楽曲を得て、日本でも大きな人気を博し、2001年の初演以来繰り返し上演されてきた。
今回、 “ジキル博士&ハイド氏”役には、2012年からこの役を担い、高い評価を得ている石丸幹二が続投。
そして、彼をめぐる対照的な二人の女性・・・妖艶な娼婦“ルーシー”役には2012年2016年に“エマ”役で出演した笹本玲奈、ジキルの婚約者“エマ”には本作初参加となる宮澤エマがキャスティングされた。

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【囲み取材】
初日前日に行われた囲み取材には、この石丸、笹本、宮澤が登場。
本作に初参加となる宮澤と、1年ぶりに舞台に復帰する笹本が緊張の表情を見せる中、3回目の出演となる石丸は“ジキル博士&ハイド氏”という難役にもかかわらず「新しいアイデアが次々浮かび、ワクワクさせてくれた舞台」だと言う。
新たな挑戦の舞台へむかう3人の表情を動画でご覧ください。

【ゲネプロ】
物語の舞台は19世紀のロンドン。医者であり科学者でもあるヘンリー・ジキルは「人間の善と悪という両極端の性格を分離し、悪を制御して、最終的に消し去ることができる」という薬の研究を重ね、人体実験の段階を迎えた。だが病院の理事たちから実験の許可は下りなかった。

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怒るヘンリーは、鬱憤晴らしのためにでかけたイーストエンドで娼婦のルーシーと出会う。
ヘンリーは自らを実験台にすることを決意し、薬を飲み干す。激しい苦痛にのた打ち回った挙句、ジキルは消えうせ、荒々しいハイドが現れた。そしてハイドはルーシーを訪ねていく。

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やがて、ロンドン中を震え上がらせた連続殺人事件が起こる。
ジキルの運命は? そしてルーシーと、ジキルの婚約者エマの人生はどうなっていくのか?

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ジキル&ハイド(石丸)、ルーシー(笹本)、エマ(宮澤)は、存分に歌を聞かせ、見せてくれる見せ場が多く、そのキャラクターの生身のエネルギーが伝わってくる。
ジキルからハイドへの転換では、そのエネルギーの色合いが陽から陰へと変わるのを感じることができるほど、圧倒的な存在感で迫ってくる。
またその影としてステレオタイプに思われがちな2人の女性ルーシーとエマも、夢見て思い悩み、傷つきながらたくましく生きようとする生身の女性を感じさせて、破天荒な物語で終わらない、リアルな重さを作り出す。
そして19世紀のロンドンの世界観を、アンサンブルキャストが見事な歌とダンスで描き出す場面も大きな見どころ。スケールの大きなミュージカルに心躍らされた。

メインキャストが人物を活き活きと描き、物語のダイナミックさをアンサンブルキャストが受け止めて広げていく。
ミュージカルの醍醐味を満喫できるミュージカル『ジキル&ハイド』。東京公演は3月18日(日)まで東京国際フォーラムCにて。
名古屋公演は 3月24日(土)~25日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール。
大阪公演は 3月30日(金)~4月1日(日) 梅田芸術劇場 メインホール。

ミュージカル『ジキル&ハイド』 笹本玲奈&宮澤エマ インタビュー

ミュージカル『ジキル&ハイド』
■原作:R・L・スティーブンソン
■音楽:フランク・ワイルドホーン
■脚本・詞:レスリー・ブリカッス
■演出:山田和也
■上演台本・詞:髙平哲郎
■出演
石丸幹二、笹本玲奈、宮澤エマ、田代万里生、畠中 洋、花王おさむ、福井貴一 他

◆東京公演   3月3日(土)~3月18日(日)東京国際フォーラム
◆名古屋公演 3月24日(土)25日(日) 愛知県芸術劇場大ホール
◆大阪公演   3月30日(金)~4月1日(日)梅田芸術劇場メインホール
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