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黒島結菜「辛い思いをして生きている人に手を差し伸べたい」 坂東龍汰は松坂桃李から”自転車シーン”を褒められる!? 映画『未来』完成披露上映会

原作・湊かなえ×監督・瀬々敬久

タイトル

黒島結菜
山﨑七海 坂東龍汰 近藤華
松坂桃李 北川景子 瀬々敬久監督 湊かなえ(原作者)
豪華実力派俳優陣とスタッフが登壇!
黒島「辛い思いをして生きている人に手を差し伸べたい」

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自身初の映画化作品『告白』が大ヒットを記録した作家・湊かなえ。デビュー10周年に発表し、彼女の集大成と評された渾身の傑作ミステリー『未来』を、『ラーゲリより愛を込めて』『護られなかった者たちへ』の瀬々敬久が映画化。
主演の黒島結菜を筆頭に、新星・山﨑七海のほか、坂東龍汰、細田佳央太、近藤華、さらに、松坂桃李、北川景子ら実力派俳優が集結し、人間という存在の明と暗を鋭く表現する。声にならない痛みを抱えて生きる人々の“見えない声”に寄り添い、社会の陰に潜む痛みとかすかな光を鮮やかに描き出す。

作家・湊かなえ史上、もっとも過酷で、もっとも切ないミステリー。映画『未来』(5月8日公開)がついに完成!
3月18日に完成披露イベントが実施され、主演の黒島結菜、共演の山﨑七海、坂東龍汰、近藤華、松坂桃李、北川景子、そして瀬々敬久監督、さらに原作者・湊かなえが参加した。

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満員御礼で実施されたこの日、主人公・篠宮真唯子を演じた黒島は「撮影からここまで長かった」と感慨深げに「本作は企画の段階から、大切に作り上げていかなければいけないと思っていました。今日こうして届ける事が出来て、一人でも多くの方に観ていただきたいので口コミを宜しくお願いいたします」と期待した。

湊の集大成と評された傑作ミステリーを、瀬々監督が痛みと希望を掬い上げながら映画化。本作を通して黒島は「辛い思いをして生きている人に手を差し伸べてあげられる人間になりたいと思いました。どこかにそういった思いを抱えている子どもや家族がいるのではないかと想像して、挨拶からでもいいので声をかけられる人間になりたいと思いました」と多くのことを感じたようだった。

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真唯子の教え子・佐伯章子役の山﨑は、黒島とのラストシーンが印象的だという。「抱きしめられた時に黒島さんの体温を感じました。章子が感じるものが出ればいいなと思って演じてみた時に、監督から褒めていただきました」と嬉しそう。当該シーンに黒島は「扉から入ってきた章子ちゃんの姿を見た時に、守りたい助けたいという気持ちが自然と湧き上がった瞬間がありました。お芝居をしていてそのような感情が溢れて来る事はなかなか味わえないので、本当に良いシーンになったと思いました」と実感を込めて振り返った。

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真唯子の恋人・原田勇輝役の坂東は、自転車に乗ってのユーモラスな初登場シーンを松坂から「自転車、良かったです!」などと褒められると「登場シーンは瀬々さんから凄く怒られて。30回くらいはやったかな?」とオーバーに振り返ると、瀬々監督からは「ウソつけ!」と鋭い突っ込みが。場を盛り上げた坂東は「すみません…3回です」と打ち明けて笑いを誘っていた。

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ミステリアスな少女・森本真珠役の近藤は「脚本を読み終わった時はズンと心に来るものがあって…。将来、真珠が大きくなって子どもを守る立場になると考えた時に、真珠の強さを意識して演じようと思いました」と回想。

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章子の母・佐伯文乃役の北川はオファーをもらう前から読者として湊による原作小説を読んでいたという。「原作には“ビー玉のような目をした”という表現があって、演じる際にも文乃がオフの時はビー玉のような目に出来たら良いなと思いながら演じました」と役作りについて述べた。

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章子の父・佐伯良太役の松坂は北川との共演シーンを振り返り「北川さんから“ここから先、きついシーンがまだまだあるので家族写真を撮りませんか?”と言われたのが印象的でした。僕は“この後、頑張ってください!”と思いながらその日を終えました」と証言すると、北川は「唯一幸せな日がその一日だけだったから…」と意味深に撮影を回想していた。

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瀬々監督は映画化にあたり「湊さんは人とコミュニケーションを取る時の可能性と不可能性をデリケートに描いている。そこを一番重要視したかった。感情の裏表が全てのキャラクターの関係性に潜んでいるので、その機微が見えてくると面白い映画になると思った」と述べた。

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一方、湊は「瀬々監督が、いつお声をかけてくれるのか待っていた。瀬々監督は、観ている人に『物語の世界が自分と地続きの場所で起こっているかもしれない』と思わせてくれる作品ばかりを撮られているから」と念願叶った様子で、完成作を観た際には「役者の皆さんそれぞれの演技を観た時に、原作の向こう側の世界を見せてもらえた気がして感動しました」などと感涙を報告していた。

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また、この日の登壇が叶わなかった細田佳央太からは「この映画を観た時に、陰からの叫びを確かに受け取りました。それは物語の中で誰かを守るということを超えて映画そのものが誰かを守る存在になっていたこと、そこに映画が作られる意味を感じました。約7年ぶりに瀬々監督とご一緒できた作品が『未来』だったこと、役者として幸せでした」という内容の手紙が届き、松坂が代読。手紙を読み終えた松坂は「細田さんの役に向かう真摯な姿勢や作品に対する愛が文章から伝わってくる」と感動していた。

章子は「幸せな未来が待っている」と書かれた「未来のわたし」からの手紙を心に支えにしている。これにちなんで「20年後のわたし」「20年前のわたし」に書きたい手紙の内容を発表。黒島は「20年後の私はだいたい50歳。全然想像がつかないけれど、今の自分の気持ちやしている事を書き留めて送りたい」といい、20年後は37歳という山﨑は「今の私はギターと歌を頑張っているので、自信を持って人前で披露出来ているのか聞きたい」と照れ笑い。50歳の自分に向けて坂東は「ボクサー役をやった時に練習しすぎてギックリ腰になったので、20年後に腰が大丈夫かどうかを聞きたい」と切実で、近藤は「38歳の私がその時に何を生きがいにしているのか気になる」などと未来を妄想していた。

一方、「20年前のわたし」に向けて松坂は、「未来からの手紙を読んだことで、今現在が変わるのが怖いので、シンプルに『そのままでいい』と書きたい。あとは挨拶をしっかりと。その二言くらい」と慎重派。北川は「20年前は、私の中では暗黒期。上手く役がいただけない時期で、この仕事で食べて行けるのか、就活した方がいいのではないかと悩んでいた時だったので、『大丈夫だよ』と、『そのままでいいよ』と書きたい」と意外な過去を打ち明けた。

瀬々監督は「ピンク映画から始めて一般映画を撮り出して上手くいかないと思っていた時期。『20年経ってもたいして変わらんぞ』と。『でも今日のような日もあるので、まあ…やってくれ!』と書きますわ」と笑わせた。湊の20年前は作家デビュー作『告白』の第一章にあたる『聖職者』を書き始めた時期だそうで、「頑張って最後まで書いて小説推理新人賞に応募してね!と書きたい」などと話した。

最後に瀬々監督は「とあるシーンで二人の少女が挑むような眼でこちらを見ています。撮影中も完成作を観ても、まるで刃を突きつけられているかのような思いがしました。僕ら大人が助けてあげられるのか、守ってあげることが出来るのか?本作はエンターテインメント作品ではありますが、その突きつけられた刃を共有して観ていただけたら」と呼び掛けた。主演の黒島は「作品を観ていただいて、どのように受け取ってもらえるのかドキドキしていましたが、観客の皆さんの反応や空気がとても温かいと感じました。この作品が、今後もそのように受け取ってもらえるのではないかと思ってホッとしました。みんなが少しでも優しい気持ちになって誰かに目を向ける――この作品はきっとそれが出来るのではないかと今日感じました。一人でも多くの方に観ていただいて、良い世の中になるよう一つ一つみんなで頑張っていきましょう!」と期待を込めていた。
(オフィシャルレポートより)

【細田佳央太 手紙全文】
この映画を観た時に、陰からの叫びを確かに受け取りました。
それは物語の中で誰かを守るということを超えて映画そのものが誰かを守る存在になっていたこと、
そこに映画が作られる意味を感じました。
約7年ぶりに瀬々監督とご一緒できた作品が『未来』だったこと、役者として幸せでした。
この作品が皆様にどう届いたのか、本当ならば今日、この場で皆様の目を見ながら感じ取りたかったのでとても悔しいです。
本作が皆様の心に残り続けることを願っています。
高校時代の樋口良太役

細田佳央太

本ポスター_映画「未来」 (1)

映画『未来』
【あらすじ】
複雑な家庭環境で育ちながらも、祖母の期待に応えて教師になるという夢を叶えた真唯子。
彼女の教え子・章子のもとにある日、一通の手紙が届く。差出人は――「20年後のわたし」。
半信半疑のまま返事を書くことで、父を亡くした悲しみや、心を閉ざした母との孤独な日々に耐えていた章子だが、母の新しい恋人からの暴力、壮絶ないじめ、そして信じがたい事実が彼女を容赦なく追い詰めていく。深い絶望の中、章子は唯一心を通わせる友人・亜里沙と「親を殺す」という禁断の計画を立てるのだった。
そんな章子を救おうと真唯子は、残酷な現実と社会の理不尽さに押しつぶされそうになりながら、それでも手を差し伸べようとするが――。
誰もが過酷な運命に吞み込まれようとする中で、「未来のわたし」からの手紙が導くのは、希望か。それとも、さらなる絶望か――。

黒島結菜
山﨑七海 坂東龍汰 細田佳央太 近藤華
松坂桃李 北川景子

原作:湊かなえ『未来』(双葉文庫)
監督:瀬々敬久
脚本:加藤良太
製作幹事:東京テアトル U-NEXT
配給:東京テアトル
企画・制作プロダクション:松竹撮影所
PG-12
Ⓒ2026 映画「未来」製作委員会 Ⓒ湊かなえ/双葉社
公式サイト:mirai-movie.jp
公式SNS(X、Instagram)@eiga_mirai   #映画未来

5月8日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開!