日本発のオリジナルミュージカル『四月は君の嘘』が、8月23日(土)から東・昭和女子大学人見記念講堂にて初日を迎えた。上演に先立ち、ゲネプロと囲み取材が行われた。公演は、9月5日(金)まで昭和女子大学人見記念講堂にて、その後愛知・大阪・富山・神奈川で上演される。
岡宮来夢 加藤梨里香
東島京 宮本佳林
TVアニメ化、実写映画化も大ヒットした人気コミックを原作に、作曲を『ジキル&ハイド』『ボニー&クライド』で知られるミュージカル界の巨匠、フランク・ワイルドホーンが手掛け、2022年に世界初演。2024年にはロンドン、ソウルにて現地プロダクションで上演され好評価を得た。今回の上演にあたり、オールキャストオーディションを実施し、フレッシュな実力派俳優が揃っての再演を迎えた。
ゲネプロは岡宮来夢、加藤梨里香、希水しお、吉原雅斗 と
東島京、宮本佳林、山本咲希、島太星 と2回行われた。
【囲み取材】
島太星 吉原雅斗 宮本佳林 加藤梨里香 岡宮来夢 東島京 希水しお 山本咲希
岡宮:本当にみんなが素敵なので、早く届けたいという気持ちでいっぱいです。
東島:とにかくエネルギーがめちゃくちゃに溢れてますので、ダイレクトに受け取っていただけると嬉しいなと思っています。
加藤:会場がすごく広いなって思ったんですけど、繊細な場面もたくさんあるので、エネルギーも大切にしながら、繊細なところは大切に紡いでいきたいなと思っています。
宮本:みんなそれぞれのいろんな気持ちが届くといいなと思っております。
希水:キャストのみんなと、そして観に来てくださった皆様とで思いっきり青春したいなと思っております。
山本:キャスト1人1人、ほんとに個性豊かでとても楽しいので、ぜひワクワクしながら見ていただけたらなと思います。
吉原:ほんとに恥ずかしくなっちゃうぐらい青春なんですけど、拒まず、しっかりと受け取っていただければと思います。
島:ハンカチやティッシュ必須だと思います。
―Wキャストについて
岡宮:ほんと別物だよね。
東島:自分たち、別人です。
岡宮:あ、言い過ぎてるかもしれない。(笑)同じ役なんであれですけど、でも芯はあれど、それぞれの色がちゃんと出てるなって。今も(東島& 宮本&山本&島の)本当に素敵なゲネプロを終えたところなんで(と東島の肩をたたく、握手を求める東島)。
東島:それぞれの色や過ごしてきた人生とか、出会った人たちみたいなものが、すごく色濃く役に乗っかっているので、(キャストの)組み合わせをたくさん楽しんでいただけたらなと思っています。
―演奏のシーンはピアノ弾いてるところがかなり客席から見えるんです。
岡宮:彼(東島)はピアノやってたんですけど、僕は未経験でして。稽古中からずっと教えてもらって頑張ってたんですけど、(東島は)やっぱりすごいですよ。
―ほんとうに弾いているように見えました。
岡宮:自信を持って本番に臨めます、ありがとうございます。
―弾いてますか?と確認しましたよ。
岡宮:弾いています!(笑) ♪きらきら星は弾いています!きらきら星も弾いています!(笑) (鍵盤の)押さえるところは、ふたりで、なんとなくこの辺を押さえてるよねとか。
東島:特徴的なところはね。
岡宮:(東島が)僕の先生なので、教えてもらいながら。
―希水さんと山本さんのWキャストは?
山本:最初にダブルキャストなのかと、信じられないぐらい違いすぎて。
希水:違うね。
山本:今はウィッグでショートヘアーになっていますけど、しおちゃんは普段は髪も長くてお団子にしてて声も高いんですけど、私は低いので
希水:同じ曲を歌うときに私は高いところからこの曲に入って、さきちゃんはこっか(低)らこう(高へ)行ってと、アプローチの仕方とかも本当に正反対だったので楽しかったね。ダブルキャストの演技だと比べちゃったりすることもあると思うんですけど、我々は多分違いすぎちゃって、比較することなく
山本:そうやってそれいい(となって)さきちゃん、それめっちゃ好きって言われました。
―モテ男の渡くん役のお二人は?
吉原:(島は)いるだけでちょっと明るくなっちゃう天性の感じで。
島:僕は結構ライバル心を抱く方なので稽古中は雅斗くんのことずっと大嫌いでした。(笑) 今は安定期に入りまして、今では大好きです。
吉原:複雑です。そうなっても嫌いだったかというのが出てきちゃう。
島:でも今、超好きっす。ありがとうございます!
―この役をやるにあたって、努力したこととかありますか?
吉原:結構普段からそういう点に関しては意識させていただいてます。(笑) (「もともとなの?」とのキャストからのツッコミに)それを肯定すると印象悪い。(笑) でも、仕草や原作にある渡くんの居方みたいなところは勉強させていただきました。
島:渡はすごく目が輝く、そんな存在なんですけど、私は普段死んだ目をしています。でもキャストの皆さんはすごく輝いているんです。だから(自分に)どこが足りないのかなと思ったんで、マツパに行こうか、迷って。(笑) (まだ)かけてないです。でも今日はもうすでに輝いていました。
―かをり役は生命力が必要な役だとおもいますが
加藤:基本的に私は有り余っているタイプなのです。そこは苦戦はしなかったかなと。
希望:私は役と自分が切り離されているタイプではあるので、その瞬間その瞬間で今園かをりちゃんは切れてるなっていう感覚があるので、なんかそんなにこう、生命力を上げるためにとかはあまりなかったです。
稽古終わりに線香花火をして、その日を境に関係が変わった…仲良くなったという。
1度目目は加藤がスケジュールの都合で参加できず7人で、丸を作って、ゆずの「♪栄光の架橋」を流しながら、線香花火がついてる間、夢を語ったそう。のちに加藤も参加して行ったそうだ。 分厚いコーラスや弾けるダンスにもささえられた、あふれる青春を感じることができる公演は、9月5日(金)まで昭和女子大学人見記念講堂にて、その後愛知・大阪・富山・神奈川で上演される。
ミュージカル『四月は君の嘘』
原作:新川直司(講談社「月刊少年マガジン」)
脚本:坂口理子
作詞・作曲:フランク・ワイルドホーン
作詞:トレイシー・ミラー/カーリー・ロビン・グリーン
編曲:ジェイソン・ハウランド
訳詞・演出:上田一豪
<キャスト>
有馬公生:岡宮来夢/東島 京(Wキャスト)
宮園かをり:加藤梨里香/宮本佳林(Wキャスト)
澤部 椿:希水しお/山本咲希(Wキャスト)
渡 亮太:吉原雅斗/島 太星(Wキャスト)
かをりの父:原 慎一郎 かをりの母:鈴木結加里
審査員:武内 耕・三木麻衣子
相座武士:内海大輔 井川絵見:飯塚萌木
池田航汰 大森未来衣 相樂和希 桜井咲希 佐藤志有 新條月渚 須田拓未
千歳ふみ 千葉海音 鳥居留圭 中野太一 東倫太朗 深澤悠斗
町田睦季 松村桜李 吉岡花絵 渡辺七海
Swing 月山鈴音
東京:2025年8月23日(土)~9月5日(金)昭和女子大学人見記念講堂
<全国ツアー>
愛知 2025年9月12日(金)~9月14日(日) Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール
大阪 9月19日(金)~9月20日(土) 梅田芸術劇場メインホール
富山 10月4日(土)~10月5日(日) オーバード・ホール 大ホール
神奈川 10月12日(日)~10月13日(月・祝) 厚木市文化会館 大ホール
公式サイト:https://www.tohostage.com/kimiuso/