主演・昇龍役を原 嘉孝(ジャニーズJr.)が務める舞台『両国花錦闘士』が、本日12月5日（土）に明治座にて初日を迎え、開幕に先立ち公開ゲネプロと取材会が行われた。
公演は、12月23日（水）まで東京・明治座、来年1月5日（火）～13日（水）に大阪・新歌舞伎座、1月17日（日）～28日（木）福岡・博多座で上演される。【撮影：田中亜紀】
りょう 大原櫻子 原 嘉孝(ジャニーズJr.) 大鶴佐助 紺野美沙子
明治座、東宝、ヴィレッヂの三社から、同じ年齢の男性プロデューサー3名が立ち上げた“三銃士企画”からの第一弾となる舞台『両国花錦闘士』。
原作は、力士をどこまでも見目麗しく描いて、漫画界・相撲界に新境地を開いた漫画家・岡野玲子による人気漫画「両国花錦闘士」。
このユーモアとロマンスに彩られた傑作を、作・演出の青木豪が歌とダンス、笑いが満載の輝きあふれるエンターテイメントに仕上げた。
伊藤健太郎の降板を受け、昇龍の兄・清史役ほかを演じる予定だった原 嘉孝(ジャニーズJr.)が、美形でやせ型のナルシストという主演の昇龍役へ。原は公演ビジュアルで見せた姿よりも数段鍛え上げた美しき肉体（‼）で、圧倒的なエネルギーを見せる。と同時に、スポ根とは一味ちがった苦悩をのぞかせて、観客を物語へと引き込んだ。
囲み取材で原は「ただでさえ大変な時期に、初日を迎えられるのは僕たちにとってすごく幸せなこと。やっとこの作品をお客様に届けられると嬉しい気持ちでいっぱいです」「周りに支えられた」とあいさつ。まわしを締めることについて「まわしは一人で締めるのでなく横からしめてもらうので、見た目よりもグッとしまるので、自然と気持ちも締まる」。
その体づくりは「トレーニングは2月の初めから始めていて、炭水化物や脂質をへらして体をつくったが、最近ではプロデューサーに『もう（それ以上体をつくるのを）やめてくれ』といわれた」そうで、7㎏増やした体重を2㎏減らしたと言う。その鍛えた姿は、是非とも劇場でご覧頂きたい。
昇龍のライバル、アンコ（ぽっちゃり）型力士の雪乃童を演じたのは大鶴佐助。役柄ではライバルながら、原とはすっかり意気投合した様子で、原について「役に対するまっすぐな姿勢が、まさに座長だなと。それに全員が影響を受けた」と言う。だが「（感動して、嬉しくて）すぐ泣くんです」と、原の意外な一面も明らかにした。
子供の頃はスローテンポがゆえにいじめられたが、相撲で強くなることで劣等感を乗り越えた雪乃童。悩みながらも前に進む姿が、次第にキュートに見えてくる！
野球雑誌を志望しながら相撲担当記者となった橋谷淳子役の大原櫻子。フォトセッションでは率先してドスコイと声をかけてる姿も、元気あふれる淳子役らしい。
野球担当になるために、相撲記事で売り上げアップをねらい、熱心に取材に励むうちに、昇龍の、そして相撲の魅力にはまっていく。伸びやかな歌声で、清風を吹かせる。
数多くの男たちをほしいままにしてきた大手芸能事務所の女社長・渡部桜子役のりょう。囲み取材では「もうあとは楽しむだけ。皆さんに笑って頂きたいという気持ちでいっぱいです。 楽しんで頂きたい。そのためにたくさんドスコイしたいです」。
この作品の美しさ・華やかさと力強さを見れば、数多くのスターを生み・育ててきた桜子の言葉「私の欲望は正しい!」に納得させられる。
雪乃童を抱える部屋のおかみさんを演じるのは、大の相撲ファンとして知られている紺野美沙子。「稽古では最初はトレーニングウエアでしたが、いつ原さんが脱ぐのかと楽しみだった。（脱いだら）予想以上に素敵でした」と話して笑いを誘った。
木村了、入江甚儀や大山真志、徳永ゆうきなど多くの出演者が、その個性を幾通りにも振り切って、何役も演じているのも楽しく、見どころがあちこちに。そして、それが デーモン閣下の歌声（姿もまさにデーモン閣下！）での豪華絢爛なオープニング・ショーからラストまで続く。幾度も見たくなるステージは、休憩30分を挟んでの約3時間。
(c)2020『両国花錦闘士』
『両国花錦闘士(りょうごくおしゃれりきし)』
【原作】 岡野玲子（小学館クリエイティブ「両国花錦闘士」）
【作・演出】 青木 豪
【主題歌】 デーモン閣下
【出演】 原 嘉孝(ジャニーズJr.)／大鶴佐助 大原櫻子／
木村 了(特別出演) 入江甚儀 徳永ゆうき 岸本慎太郎（ジャニーズJr.） 根岸葵海（ジャニーズJr.）
大山真志 橘 花梨 加藤梨里香／市川しんぺー 福田転球 伊達 暁／紺野美沙子／りょう
皇希 南 誉士広 梅澤裕介（梅棒） 遠藤 誠（梅棒） 中村味九郎 松田拓磨 遊佐亮介 近藤 廉
【公式サイト】 www.ryogoku-oshare-rikishi.com
【公式Twitter】 https://twitter.com/sanjushi_MTV
【東京公演】 公演期間／会場 2020年12月5日(土)～23日(水)／明治座
お問合せ 明治座チケットセンター 03-3666-6666（10:00～17:00）
【大阪公演】 公演期間／会場 2021年1月5日(火)～13日(水)／新歌舞伎座
お問合せ 新歌舞伎座テレホン予約センター 06-7730-2222 (10:00～18:00)
【福岡公演】 公演期間／会場 2021年1月17日(日)～28日(木)／博多座
お問合せ 博多座電話予約センター 092-263-5555
