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本日初日!!六本木歌舞伎2022『ハナゾチル』市川海老蔵、戸塚祥太 ふたりの弁天小僧菊之助!!

2月18日(金)よりEXシアターにて「六本木歌舞伎2022『ハナゾチル』(『青砥稿花紅彩画』より)」が開幕する。前日17日に初日前の会見と公開稽古が行われた。

今回の題材は、弁天小僧菊之助を含む五人から成る盗賊団の『白浪五人男』の通称でも知られる歌舞伎の名作『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』。
誰もが知る「知らざぁ言って聞かせやしょう」の名セリフのある作品だ。

今回は、戸塚祥太によると自身が演じる「泥棒です。ギャングとまではいかないけれど、悪い奴」という“戸塚”という名の男が白波五人男の生きる江戸時代にタイムリープしてくることから始まる物語。伝統的な歌舞伎をしっかり見せつつ、新しい工夫と解釈を加わえるのが六本木歌舞伎。活劇あり、サスペンスあり、サプライズあり。見せ場もたっぷりだ。

【会見】登壇者:市川海老蔵、戸塚祥太

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海老蔵:悪い奴が六本木にいて、宝物を盗みにいった。盗みは成功するが、現世での不満やうっぷんがたまっているところに、過去からの声が聞こえてきて、おかしくなって、高い建物のから飛び降りて(江戸時代に)タイムリープしてしまう。“戸塚さん”という役ですが、“戸塚さん”は悪い人?

戸塚:戸塚の中にも、いろんな戸塚がいて、“戸塚さん”は戸塚祥太ではないんです。

海老蔵:“戸塚さん”がタイムリープして江戸時代に来て、江戸時代では歌舞伎をご覧いただきます。“戸塚さん”が迷い込んだ場面のあと、白波五人男で有名な場面がいくつかございます。古典のまま、ほぼやらせていただきます。 “戸塚さん”の夢なんでしょうか、この芝居は?

戸塚:かもわからないですね、心象風景か?こういう風に生きたかったというか、希望を抱いていくという側面もあります。

海老蔵:ベースは古典ですが、現代人の夢、現代人が抱えるうっぷんや不満とか満たされないものがあって、過去に生きている人間たちが正しいものを知っていて、そこから現代の人間が学んでいくという物語です。

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―稽古での戸塚の印象は?
海老蔵:これまでも様々なジャニーズの方々を共演させて頂きましたが、戸塚さんはその中でも呑み込みが早い。ジャニーズの方々は稽古に稽古を重ねてよくなっていくのですが、戸塚さんは良い意味でフラット、自分はこうでなきゃいけないというのが無い。すっと入ってきたという印象です。

戸塚:確かに何も持たずに稽古場にいくことを心掛けていました。

海老蔵:マネージャーも来なかったしね。

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―戸塚さんはどんな印象を持ちましたか?
戸塚:歌舞伎の方々のスピード感。稽古も本当にすごい早いですし。稽古に参加する稽古が必要だと思ったくらい稽古が本番なんです。そういう歌舞伎の伝統や歴史みたいなことを肌で感じられたことが、すでに僕の中では財産だと言えるものを持っています。

海老蔵:で、僕の印象は?すぐ忘れるよね、そういうの。

戸塚:過去イチ緊張しているんで。(笑)海老蔵さんは歴史です。稽古場の段階で稽古が本番だと思いました。近い距離でみさせて頂いた時に僕の頭に浮かんだのは写楽の役者絵。 誇張して描いてあるものだと思っていたが、あれはリアルに写実的に描いてああなったんだと。海老蔵さんの印象は歴史でした。

―会見では海老蔵さんはラスボスの印象だとおっしゃっていましたね。
戸塚:ラスボスです。今もパテーションが無かったら、これくらいの距離で(と、舞台の端まで移動し、会場は笑いに包まれた)

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【公開舞台稽古】

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弁天小僧が正体を現し・・・

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「(六本木歌舞伎に)初参加させて頂きます。ジャニーズからたくさん参加させて頂きましたが、次につなぐように頑張らせて頂きます」という心意気もあふれるワンシーン

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【東京公演】
2022 年 2 月 18 日(金)~3 月 6 日(日) 全 21 回公演
EX シアター六本木
【福岡公演】
2022 年 3 月 11 日(金)~3 月 13 日(日) 全 4 回公演
福岡サンパレスホテル&ホール
【大阪公演】
2022 年 3 月 18 日(金)~3 月 21 日(月・祝) 全 5 回公演
フェスティバルホール
チケット代:一等席 14,000 円 二等席 10,000 円
※全席指定・税込 ※未就学児入場不可

【公式ホームページ】http://www.roppongikabuki4.com/