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ユン・ヒョンリョル、「トーク&ライブ in Tokyo」開催! 情感たっぷりな歌声でファンを魅了!

韓国ミュージカル界のスター、ユン・ヒョンリョルが、1月18日、東京・中央区の東京証券会館ホールにて、「トーク&ライブ in Tokyo」(1日2回公演)を開催した。

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『ノートルダム・ド・パリ』のカジモド役で一役スターダムに駆け上がり『二都物語』『ザ・デビル』ほか多くのミュージカルに出演し目が離せない存在に。現在、韓国で上演されているミュージカル『マリー・アントワネット』に出演中。忙しいスケジュールの合間を縫って来日し、彼の魅力を余すことなく披露してくれた。

第一部公演の興奮と熱気が冷めやらぬ会場。第二部は、ミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』より「踊って 僕のエスメラルダ」の歌でスタート! 独特なハスキーボイスがカジモドの切ない思いを見事に表現。いきなりミュージカルの世界へ観客をいざなった。この日のユン・ヒョンリョルは、凛々しいスーツ姿で登場。MCからエリートサラリーマンのようだと言われると、「こんな感じ?(日本語で)」と応え、お茶目な笑顔を見せた。

いつもはカジュアルなスタイルが多いそうだが、「今日は日本のファンのみなさんに会う大事な日なのでスーツにしました」とニッコリ。丹精な顔立ちと甘く低く響く声に観客はもううっとり。さっそくヒョンリョルの素顔に迫るべく、幼少期から彼の歴史をひも解いていった。

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10代の頃から父親との確執があったと話すヒョンリョル。やんちゃな少年時代の彼は中学生の時に友達とバイクを盗むという事件を起こし、公務員を務める厳しい父に酷く怒られ、これでもかというほど殴られたという。高校時代にも塾をずる休みしてバンドコンサートに出場したことがバレてここでも大目玉。しかし、「バイクの時も言い出したのは自分、コンサートも観にいったのではなく出場した、ということで少しだけ許されたんです」と笑う。それは、「何をやるにしても主体となれ!」の訓えがあったから。彼の一本筋の通った男らしさはここから来ているのかもしれないと思わせるエピソードだ。

今でこそ正統派ミュージカル俳優として圧倒的な人気を誇っているが、高校から大学2年生くらいまでは、なんとヘヴィメタルに夢中だったという。「肩まで伸ばした髪を振り回して、スクリーム(高音の声で叫ぶような独特な発声)していました」と涼しく笑う。高校時代の家出も含め色々な経験が自分を見つめることになったと振り返っていた。

ミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』でカジモド役に抜擢されたことは、彼の大きな転機になったとも言える。「ミュージカル俳優になる以前に歌手としてデビューしましたが、ステージには立てなかったんです。この役で大劇場で毎日舞台に立ってお金がもらえて・・・」「すごく幸せでした(日本語で)」と語り、「趣味と特技と職業が一緒になることは本当に幸せ」と目を輝かせた。その後多くのミュージカルに出演を続けている。

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この日は、スペシャルゲストとして、同じく韓国で活躍するミュージカル俳優チェ・スヒョンが応援に駆けつけた。ミュージカル『二都物語』での共演も記憶に新しいが、プライベートでも一緒に海外旅行するほど仲良しだという。チェ・スヒョンはヒョンリョルに負けない歌唱力で、キム・ボムスの「会いたい(ポゴシプダ)」を披露。軽快なトークで会場を盛り上げた。

また、昨年秋出演したミュージカル『ザ・デビル』では、悪魔と取引した“ジョン・ファウスト”と彼を追い込む“X”の両方を演じきったヒョンリョル。「プレッシャーもあり挑戦だったが、チャンスでした。舞台で相手役もできる幸せを実感しました」と話す表情には自信が満ち溢れていた。
現在出演中の『マリー・アントワネット』ではフェルゼン伯爵を熱演している。ダブルキャストの主人公マリー・アントワネットを「キム・ソヒョンさんは、少女のような守ってあげたいマリー。オク・ジュヒョンさんは、自分の信念がはっきりしているので助言をしてあげなくてはいけないお嬢様」と分析。フェルゼン役トリプルキャストのKAIとチョン・ドンソクに(日本に行くことが)羨ましがられながら来日したと笑った。

ライブでは、自身のリリース曲「Break up」「Lie」も披露。ラストナンバーはチェ・スヒョンと『二都物語』より「let her be a child」をデュエットし、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。最後は「みなさんの応援に感謝します。これからもこのような機会がもてることに期待しています」と笑顔で挨拶。公演後は観客全員と握手を交わし、さらに交流を深めたユン・ヒョンリョル。感動を与え続ける俳優として今後の活躍にも期待大!

第二部 <セットリスト> 
M1 踊って 僕のエスメラルダ (ノートルダム・ド・パリ)
M2 Break up (ドラマ「悪い奴ら」OST)
M3 This is moment (ジキル&ハイド)
M4 会いたい(ポゴシプダ) (キム・ボムス) ・・・ゲスト:チェ・スヒョン
M5 Lie (ユン・ヒョンリョル オリジナル新曲)
M6 I can’t recall (二都物語)
M7 let her be a child (二都物語)・・・ユン・ヒョンリョル&チェ・スヒョン

ゼニスメディアコンテンツジャパン主催「ZENITH Live」情報
2月1日(日):「Reunion ~同窓会~トーク&ライブ in Tokyo」
2月22日(日):「ミン・ヨンギ プレミアムコンサート in Tokyo」
詳細はこちら→ http://zenith-japan.com/product/

写真提供:(株)ゼニスメディアコンテンツジャパン