「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」で感動を呼んだ
池井戸潤が描く珠玉の人間ドラマがWOWOWにて映像化!
「連続ドラマW 池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」
主演に町田啓太 菅生新樹 伊藤淳史 藤原丈一郎が決定!!
倒産、借金、不正、争い…4人の働く男たちの苦悩と葛藤――
「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」「アキラとあきら」など、
連続ドラマWの歴史を幾度となく彩り、その都度、新たな感動を呼んできた池井戸潤。
池井戸潤の珠玉の人間ドラマがWOWOWにて映像化!12月放送・配信決定!
WOWOWにて12月に放送・配信される「連続ドラマW 池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」で、町田啓太、菅生新樹、伊藤 淳史、藤原丈一郎の4人が主演を務めることが決定した。藤原はW OWOWドラマ初出演にして初主演、町田と菅生もWOWOWドラマ初主演となる。
民放地上波や劇場映画でも多くの作品が映像化され、まさに国民的作家といっても過言ではない池井戸潤。「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」「株価暴落」「アキラとあきら」「鉄の骨」「シャイロックの子供たち」など、連続ドラマWの歴史を幾度となく彩り、その都度、新たな感動を呼んできた(※すべてWOWOWオンデマンドにて全話配信中)。そんな池井戸作品がWOWOWに帰ってくる――。1998年に「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー後、四半世紀以上も「半沢直樹」シリーズ、「空飛ぶタイヤ」「民王」「下町ロケット」「ルーズヴェルト・ゲーム」と、幅広いジャンルのエンタメ作品に挑戦してきた池井戸潤。
本作は、その作品世界をどんどん拡大していくさなかの2005年から2008年にかけて発表された6つの短編からの4篇(※「かばん屋の相続」所収)をドラマ化した。この4篇とも、主人公はいずれも働く男たちであり、この社会で懸命に生きる人々すべてが抱える“苦悩と葛藤”、“ささやかな希望”がリアルに描かれる。視聴者は主人公たちの姿に自分を重ね、共感して、自分もまたこの社会で生きている一員であることを再認識するに違いない。そして最終的には「どんな小さな一歩でも、それは確かに未来につながっている」という、普遍的で温かな希望を感じられることだろう。
また、第1話「十年目のクリスマス」は「シャイロックの子供たち」の前年、第3話「セールストーク」は「空飛ぶタイヤ」とほぼ同時期に書かれたものなど、これらの短編は池井戸潤の歴史の要所要所に書かれたもので、この作品を通して池井戸潤の作品世界の広がりのプロセスをより深く理解することもできる。そして池井戸作品の魅力は、苦境に追い込まれた人たちが決してあきらめず、力を合わせ一発逆転していく爽快なエンタメ感だが、この4篇は下町を舞台に、金融機関で働く男たちが織りなす濃厚な人間ドラマが展開されて、いつもとまた一味違った池井戸潤の世界を味わえるのも魅力の一つ。ただ、そこには池井戸潤作品でしか味わえない、あのハラハラするサスペンスもまた繰り広げられる。
本作は1話完結のオムニバスドラマ。東京第一銀行に勤める永島慎司(町田啓太)が、会社が倒産し路頭に迷ったはずなのに、なぜか羽振りが良さそうな神室電機の元社長・神室彦一を見かけたことから真相を調べようとする「十 年目のクリスマス」、新人の行員・山田一(菅生新樹)が、初めて担当となった資金繰りに苦戦する土屋鉄商の女社長・土屋年子を支えようと奔走する「芥のごとく」、京浜銀行から融資の見送りを告げられた印刷会社の社長・小島守男が独力で5千万円もの融資を取り付けたことに疑念を抱いた融資課長・北村由紀彦(伊藤淳史)が、その資金繰りの真相を調べる「セールストーク」、「松田かばん」の社長・松田義文が急死し、遺言状には会社を支えてきた次男の均ではなく、家業を嫌い行員となった長男の亮に会社の全株を譲ると書かれていたことで、亮と対峙することになる湊信用金庫の職員・小倉太郎(藤原丈一郎)の奮闘を描く「かばん屋の相続」の全4話。
働き、生きている男たちが出会う様々な困難と悲哀。人生の岐路に立つ人々が選択と葛藤を重ねる中、明らかになる真実とは!?
後日追加発表される豪華共演陣にもぜひ注目してほしい。
町田啓太(第1話「十年目のクリスマス」永島慎司役)コメント
池井戸潤さんの大切な作品、その世界観に挑戦できることを心から光栄に思っています。西浦正記監督とは『フィクサー』以来、再びご一緒できるのが楽しみでなりません。
衣装合わせの際には「すでに信頼関係を築けている状態でクランクインできるから、より深く物語に没入できそうだね」と盛り上がり、顔なじみのスタッフさんも多く、現場の空気もすでに温かく感じています。
本作はミステリー要素を味わいつつも、家族の絆や人の情感を丁寧に描いた作風と感じています。
キャスト・スタッフ一丸となって真摯に取り組み、豊かな世界をお届けできるよう努めてまいります。どうぞ楽しみにお待ちください。
菅生新樹(第2話「芥のごとく」山田一役)コメント
池井戸潤さん原作の作品に出演できる!
しかも、主演を務めさせていただけるんだ!と凄く嬉しい気持ちが溢れました。
それと同時に正直自分に務まるのだろうかという不安も感じましたが、監督、プロデューサー、スタッフの方々や共演する素敵な先輩方のお名前を伺った時に身の引き締まる思いと切り替わりました。
こんなにも贅沢な方々とご一緒できるからこそ、大船に乗らせていただき、ただひたすらに頑張るのみです。
今作では銀行員という初めての職業を演じさせていただきますが、日常の一部を切り取ったかのようなリアルに描かれている脚本なので、立場や職種は違えど、見てくださる方々に共感していただける部分がたくさんある作品だと思います。
僕の出演します、第2話『芥のごとく』、どうぞお楽しみに!!
伊藤淳史(第3話「セールストーク」北村由紀彦役)コメント
この度、池井戸潤さんの原作「かばん屋の相続」の一編、「セールストーク」に出演させて頂くことになりました。銀行、町工場という、皆さんとそう遠くない距離感の中で繰り広げられる、重厚なミステリーになっていると思います。1時間ドラマという短い尺の中で、池井戸さんの世界観や、ドラマとしての緊迫感や魅力を、たっぷりとお伝え出来るように、キャスト、スタッフ、一丸となって、撮影に取り組みたいと思っております。
主人公ということもあり、ほぼ、全てのシーンに出演しております(笑)。
最後まで、目の離せないドラマになるように、自分自身も楽しみながら、演じていこうと思っております。
よろしくお願いいたします!
藤原丈一郎(第4話「かばん屋の相続」小倉太郎役)コメント
WOWOW 連続ドラマW 池井戸潤スペシャル「かばん屋の相続」の4話「かばん屋の相続」で主演を務めさせていただく、小倉太郎役の藤原丈一郎です!
今回が初めての信金マンの役で、セリフの言い回しや専門用語などいつも以上に苦労しました。作品では”相続”が軸になっていますが、小倉太郎の正義感や人との温かみなどにも注目して下さい。
今回の役は、新たな挑戦でもあるので今までに見たことのない藤原丈一郎をお見せできるはずです。
是非、アイドルの顔とは違う姿を楽しみにしてて下さい!
池井戸潤(原作者)コメント
『かばん屋の相続』は、決して血湧き肉躍るというスケールの作品とはいえないでしょう。その代わりに下町の、一見ありふれた日常に潜む人の営みを描き、より私たちの身近な問題を取り上げた作品集です。
この原作に新たなテイストが加えられ、ドラマ・オリジナル版の連続ドラマが誕生しました。 さて、映像クリエーターの皆さんがどんなチューニングを施し、ストーリーを映像化したのか。私も視聴者の皆様とともに、楽しみたいと思います。
★原作紹介
池井戸潤「かばん屋の相続」(文春文庫刊)
信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。
残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男には生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めていた長男に譲ると書かれていたのだった。 乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに…?
表題作ほか、働く者たちの愛憎と葛藤を描く短編5編を収録。
<ストーリー>
高級ブランド店から買い物袋を抱え、店員たちに見送られる男性・神室彦一を見た永島慎司(町田啓太)に12年前の記憶が甦る。東京第一銀行西大井支店の融資課に勤める永島を家に招いて食事に誘ってくれたのが、神室電機の社長・神室と娘の千春だった。永島は千春が気になっていたが、2年後、千春は別の男性と結婚することに…。そんな中、二期連続の赤字の上、東京第一銀行に勧められるまま、5憶円の融資を受けたことが重荷になっていた神室電機は銀行に3千万円の融資を依頼するのだが…。(第1話「十年目のクリスマス」)
<キャスト・スタッフ>
出演:町田啓太 菅生新樹 伊藤淳史 藤原丈一郎 ほか
原作:池井戸潤「かばん屋の相続」(文春文庫刊)
脚本:前川洋一
音楽:池田善哉
監督:西浦正記
企画・プロデュース:青木泰憲
プロデューサー:松本太一 廣瀬雄 神田万理
制作協力:東北新社
製作著作:WOWOW
https://www.wowow.co.jp/drama/original/kabanyano-souzoku/
「連続ドラマW 池井戸潤スペシャル『かばん屋の相続』」
WOWOWにて12月放送・配信(全4話)〔第1話無料放送〕