映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』の公開記念舞台挨拶が、9月6日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、主演の橋本環奈をはじめ、共演の眞栄田郷敦、櫻井海音、安斉星来、鈴木福、本田真凜、吉田剛明、那須ほほみ、木村佳乃と、羽住英一郎監督が登壇した。
2022年公開のホラー映画No.1大ヒットを記録した実写映画『カラダ探し』の最新作。前作を圧倒的な恐怖とスケールで凌駕する、超刺激的ループ型ホラーの本シリーズは、 “赤い人”から逃げながら、バラバラになった体のパーツを探し出し、すべてを見つけるまでは同じ日を繰り返すという恐怖のループ「カラダ探し」に巻き込まれた者たちの戦いを描く。
前作で「カラダ探し」を終わらせた直後、明日香が幼馴染の高広の目の前でこの世から姿を消してしまう。本作では、高広は明日香を救い出すため、新たな「カラダ探し」の参加者と共に、真夜中の遊園地を支配する“赤い人”の恐怖と対峙する。前作に引き続き、主人公の森崎明日香を橋本環奈、伊勢高広を眞栄田郷敦が演じ、新たに“カラダ探し”に巻き込まれる5人の高校生を櫻井海音、安斉星来、鈴木福、本田真凜、吉田剛明、那須ほほみが扮した。
前日に公開を迎えた本作だが、橋本は「SNSでも“観たよ”というコメントをいただきました。昨日は台風、大雨のなか大変だったのに映画館へ足を運んでくださってありがたかったです」と感謝を述べる。
念願の共演となった木村について「ずっとお会いしたかったんです。現場でも気さくに話しかけていただいて、共演できて嬉しかったです。とても良い経験になりました」と満面の笑みを浮かべる橋本。眞栄田も「木村さんが椅子に拘束されているシーンでの共演だったのですが、その時はあまりお話ができず・・・今日はたくさんお話ができて嬉しい。とても明るく素敵な方。高広として役を引き立てていただいてありがたかったです。演じていて楽しいシーンでした」と語った。
二人の言葉に大照れの木村だったが、ビジュアルもインパクトのある“謎のおんな”を演じるにあたり、「ホラー映画が子どもの頃から大好きなので、楽しくノリノリで撮影に臨みました。特殊メイクも大好物で(笑)、オドロオドロらしくやってもらいました。歯を真っ黒にしたり。重要な役柄だったので、しっかりと怖く演じないと!と思って頑張りました」と充実感を滲ませる。
橋本と眞栄田との共演については、「眞栄田さんとのシーンで、眞栄田さんに持ち上げられた時に、私の体を拘束していたベルトが壊れてしまって・・・(笑)男らしくて、パワーが凄かったです」と驚きのエピソードを披露。「橋本さんとは明け方まで撮影しましたが、大変な撮影な中でもずっとお元気で楽しそうにされていて。『ご飯食べてるの?』と心配にもなりましたが、私もホラーなのに楽しいっていうのはどうなの?と思いながらも、とにかく楽しい撮影でした」と回顧した。
また、先日富士急ハイランドで行われた『戦慄ホラーナイト2025 真夏の夜の遊園地』スペシャルイベントに登壇した那須は、この日の舞台挨拶が人生初。緊張の面持ちで「初めての経験で、頭がどこかに行っちゃうぐらいドキドキワクワクしています。『カラダ探し』を観た時と同じ感覚です」とコメントした。
一方で、櫻井ほか新メンバーには撮影からプロモーションやイベントを経て「自身のとっての『カラダ探し』とは?」と質問が。櫻井は「生涯の仲間を見つけた作品!同世代のキャストと、役のままナチュラルな関係性になれて嬉しかったです」と鈴木と吉田の3人で肩を組む。
安斉は「私は(自分の学生時に)コロナ禍で経験できなかったことができた、私の青春です!撮影の合間にみんなでご飯に行ったり散歩に行ったり・・・青春しました」と感慨。
鈴木は「仲間たち。プロモーション中も頻繁に連絡を取っていました。また、これまでこんなにも自分そのままで役を演じることがなかったので、自分に近い感じ。家族からも『そのままだったね』と言われました(笑)」と。
本田も「青春そのものでした」と微笑み、「今年でフィギュアスケーターとして22年目ですが、他のフィールドで戦われている方の話を聞くことがなく、修学旅行にも行ったことがなかったので、みんなと一緒に遊園地に行って本当に“青春”でした」としみじみ。
メンバーの中で現役高校生の吉田は「撮影当時は16歳で、初めての映画出演だったので、今よりも落ち着きがなかったと思います(笑)。皆さんが演技などを教えてくれたので、全力を尽くせました。役者人生として火のつく作品になりました」と目を輝かせ、本作への熱い思いを口にした。
羽住監督は「前作でも大事にしていた“青春”という部分を、今回も大事にしました。同世代のキャストたちが撮影を楽しんでいる感じを見せたいと思っていたので、『撮影を楽しんで』と伝えていました」と撮影時に心がけていたポイントを吐露。
イベントでは、タイトルに絡めて共演者の「いいとこ探し」と題し、それぞれがフリップに書いて発表する場面も。橋本は「木村佳乃さんの明るさ」と書き、「撮影では大変なシーンが多い中で、佳乃さんは常に明るくてパワフルでした。その明るさに救われました。1映画に1人欲しい!」と伝えた。木村も「声」と回答し、橋本の声を「稀にみるいい声。ハスキーな声が可愛くて魅力的ですよね」と返し、互いに顔を見合わせニッコリ。
眞栄田は達筆な字で「頼もしい」と回答。「(制作陣から)前作を超えたいという思いを聞いていたので、プレッシャーもあったと思いますが、皆さんが責任感が強くて魅力的に演じていらっしゃいました」と、共演者たちを称えた。
和やかな雰囲気の中、監督が「ちょっと用意しているものがある」と言って、一時ステージを離れたが、橋本が「また赤い人が出てくるんじゃない? 客席に座っていたりして?(笑)」と以前のイベントを振り返って予想を立てる。登壇者たちは「そんなことはないんじゃない?」「そうだったらどうする?(笑)」と言いながら監督の再登場を待った。
すると、監督が“赤い人”を連れて再登場。橋本の予想が当たってしまい会場はザワザワ・・・。“赤い人”が橋本に赤いガーベラの花束を贈ると、戸惑いながらも受け取った橋本は、「想像もできなくて!(笑)まさか、“赤い人”からお花をいただけるなんてびっくり!」とジョークを飛ばし、会場の笑いを誘いつつ、「広報の方、すみません・・・(笑)ありがとうございます」と言い、最後まで和やかな舞台挨拶となった。
<ストーリー>
深夜0時。バラバラになった体を見つけ出すまで、同じ日を繰り返す「カラダ探し」。明日香と高広が「カラダ探し」を終わらせた直後、高広の目の前で明日香がこの世から消えてしまう。その3年後、陸人たち5人の高校生が目を覚ますと、そこは真夜中の遊園地だった。すると全身血だらけの少女“赤い人”が現れ、彼らは無惨に殺されてしまう。しかし目を覚ますとそこは同じ日の朝だった…。「カラダ探し」に選ばれたことに気付く陸人たち。そんな彼らの前に、かつての面影を失った高広が現れる。高広は3年間、恋心を寄せる明日香を探し続けていた。6人は“呪いの連鎖”によって消えた明日香を救い出すため、“赤い人”の恐怖と対峙する―。
【作品情報】
映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』
◇出演:橋本環奈 眞栄田郷敦 櫻井海音 安斉星来 鈴木福 本田真凜 吉田剛明 木村佳乃
◇原作(小説):ウェルザード(エブリスタ)
◇関連書籍(漫画):ウェルザード(原作)/村瀬克俊(漫画) (集英社/少年ジャンプ+)
◇監督:羽住英一郎
◇脚本:土城温美、原祐樹
◇音楽:菅野祐悟
◇主題歌:Stray Kids「Parade」(Sony Music Labels Inc.)
◇挿入歌:ヤバイ T シャツ屋さん「Searching for Tank-top」(ユニバーサルシグマ/BADASS)
◇制作プロダクション:ROBOT
◇配給:ワーナー・ブラザース映画
◇コピーライト表記:©2025「カラダ探し THE LAST NIGHT」製作委員会
◇公式サイト:karadasagashi.jp ◇公式X:@karadasagashi_m #カラダ探しTLN
◇公式Instagram:@karadasagashi_movie ◇公式TikTok:@karadasagashi_movie
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