三宅裕司と小倉久寛が出演する劇団スーパー・エキセントリック・シアターの第63回本公演ミュージカル・アクション・コメディー「地球クライシスSOS~奇跡を起こせ!ロウジンジャーズ~」が、2025年10月23日(木)に池袋・サンシャイン劇場にて開演した。初日に先立ち、囲み取材とフォトコールが行われた。
20代から70代が所属する劇団は日本唯一と自負し、創立46年目を迎えてもなお、毎年新作を創り上演し続ける劇団SETが、今回も歌、音楽、アクションが融合したエンターテイメント性の高い作品をお届けする。
【囲み取材】
三宅裕司 小倉久寛
今回三宅が演じるのは、内閣官房長官役。小倉が演じるのは、食べれば誰でも健康になるという奇跡の野菜を作った農業従事者。
今作での挑戦を尋ねられて、三宅は「それは(自分は)ないですね。(笑)今回はうちの劇団員が初めて本公演の本を書いたんです。それがものすごいチャレンジです。なかなか面白い本を書いてくれたので、劇団員もみんながその初めて書いた本をよくしてやろうという気持ちで、まとまっていいチームワークができたと思いましたね。設定が奇想天外でして。だいたい奇想天外のところからギャグとか面白いものを作ろうとすると、だいたい失敗するんですよね。それが今回は!(手を叩いてニコリ)」と自信をチラリ。
題名にも入っているアクションについては「若いやつはすごいアクションしますよ。ただ、今回は60過ぎの野添(義弘)がアクションやります。(小倉が「67才くらい」)これはぜひ見ていただきたい。すごいと思いますよ。自分で振りをつけていますからね」と見どころを紹介した。
題名にちなんでの「SOSを出したくなったときはいつ?」という質問に、三宅は「脚本を作った時は面白いと思っていたのが、実際に立って稽古してみるとあまり面白くない。これは全部SOSですよね。全部変えなきゃ!ということで。でも(今回は)全部面白く変えられたので大丈夫だと思います」と答えた。
小倉が「三宅さんがちょっとやってみると、すごい面白いんですよ。(自分が)やってみると、全然うまくいかない」と言うと、三宅が「それは実力の差なんでしょうね」と一刀両断。笑いに包まれた。
最後に小倉は「いつものように歌って踊ってアクションやって、そして楽しいコメディをやります。今回は特別に宇宙人の方もいらっしゃいますので楽しみ…。三宅さんがこの間、取材で本物の宇宙人が来ると言っていましたけど、本物は来ません」と言うと三宅が「お前、なんでそんな否定したんだよ!」と、すかさずつっこむ。すると小倉は「本物の宇宙人もいらっしゃいます」と言いかけたので、三宅が取材陣に「どう編集していいか、わらかないですよね。今のは使わないで。私の方を」と言ってから「毎回、ミュージカル・アクション・コメディですから、ギャグがいっぱいあって、それで歌、ダンス、そしてアクションがあって、ストーリー的には最後に感動を持っていきたいという欲張りなお芝居になっております。本当にわかりやすいお芝居で、笑いながら感動できることを目指しておりますので、ぜひ劇場で体験していただきたいと思います」とコメント。最後に「消えたな、小倉の(コメント)」とのつぶやいて取材会を終えた。
【フォトコール】
アメリカの極秘司令により地球外生命体との交渉国として日本が大抜擢された。各省庁のトップが集まり、担当を決めようとするのだが
どこも担当にはなりたがらず会議は紛糾・・・
一方、少子高齢化により過疎化が進むある村。
活性化のため、若者たちがさまざまな企画を立てるのだが
伝統を重んじる年寄達の理解が得られず、溝は深まるばかりだった。さて、さて、この村が宇宙人問題と、どう関わっていくのか。どんな奇跡を起こすのか?!
上演時間は2時間15分(途中休憩なし)。
劇団スーパー・エキセントリック・シアターの第63回本公演ミュージカル・アクション・コメディー「地球クライシスSOS~奇跡を起こせ!ロウジンジャーズ~」
2025年10月23日(木)〜11月3日(月・祝)サンシャイン劇場
【脚本】小暮邦明
【演出】三宅裕司
【出演】三宅裕司 小倉久寛 劇団スーパー・エキセントリック・シアター
https://www.set1979.com/stage/2025/