
映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』の公開記念舞台挨拶が、12月6日に、東京・有楽町ピカデリーにて行われ、主演の水上恒司をはじめ、共演の木戸大聖、八木莉可子、綱啓永、JUNON(BE:FIRST)、濱尾ノリタカ、上杉柊平と、萩原健太郎監督が登壇した。
マンガ、TVアニメ、さらに舞台化、ゲーム化と人気を誇る、にいさとるの漫画「WIND BREAKER」を原作に、萩原健太郎監督がメガホンをとり実写映画化した本作は、ひとりぼっちだった主人公が仲間との絆を得て力強く成長していく姿を描くアクションエンタテインメント。ケンカの強さだけを信じて街の外からやってきた桜遥が、街を守る正義の不良軍団<防風鈴:ボウフウリン>の一員として戦いに身を投じていく姿を描く。


公開を迎え、水上は「どんな作品においても携わったからには、その作品を1人でも多くの方々に見てほしいという願いは常に持ってはいるので」としながら、「今作も僕にとっては最新作になり、大変なアクションなどの撮影がたくさんあった作品です。俳優部、スタッフの方々の努力というものが少しでも報われるような作品になってほしいなと願うばかりです」と心情を語る。
そして、「そのために今年は『ラヴィット』にも2回出演させていただきました。出すぎじゃないかというご意見もありますけど。すごくありがたいです。『WIND BREAKER』のメンバーも出てましたもんね、いっぱい」と宣伝活動にも努力。「昨日お約束通り、上杉柊平さんのオンザ眉写真を載せて、『可愛い』という書き込みを見ました」と報告し、会場の笑いを誘っていた。
反響についても「少なくからずも届いている方には届いているようなご感想いただけていますので、少しでも人でも多くの方々に見てほしいです」と述べ、胸を張る。


綱は「皆さんの元に届く、この瞬間が(映画の)醍醐味。僕たちのファンの方だけでなく、原作ファンの方からも前向きな感想が多く届いていてホッとしまいした」と感慨。「そこか!と思ったのは、『蘇枋が走ってる!』という書き込みでした(笑)」と、新しい発見も。

八木は「“ことは”は、懐が広くてカッコいいヒロインで、防風鈴のみんなが帰ってくるところを守っている存在。常にフラットでいることに注意しながた演じていました」と振り返る。

上杉は「人が変わる瞬間の時にいる人間でいたいと思っていたので、みんなより一歩引いたところでみんなを見つめていることを意識していました」と話した。


BE:FIRSTとして、主題歌も担ったJUNONは、「最後の“身に染みた弱さ・・・”という歌詞があるんですが、そこは凄く本質を言えたらいいなと考えました」と歌詞に込めた思いを明かし、「(曲が流れたときは)嬉しかったです。昨日も映画をバックにしたリリックビデオを観たらすごくかっこよくて、嬉しい気持ちになりました」とニッコリ。


濱尾は、山下演じる兎耳山との対峙について言及し、「どちらかというと、僕が一方向で見ている感じだったんですが、最後に山下くんと見つめ合うことで、一気に分かり合えた気がしたんです」と感慨。監督も「2人とも凄い集中力の演技で、心が動かされた」と絶賛する。



また、劇中の上杉演じる梅宮の「喧嘩は対話だ」というセリフが印象的だが、「いま正面から向き合いたいと思っている人は?」という質問に、木戸は「やっぱり上杉パイセンですね」と答えると、上杉も同調し、「今、4勝4負なんですよ」と顔を見合わせる。

JUNONが「啓永とさっきまでサッカーゲーをムやってて、引き分けで終わっちゃったんで、今度本気でぶつかりたいです」と話すと、綱も「俺もそれ(同じこと)言おうと思ってた! いま4勝4敗ぐらいです」と笑った。

さらに、イベントでは<クイズ!座長・水上>というコーナーも。今作で座長を務めた水上に関するクイズに共演者たちがフリップで答え、熱い熱い撮影を経て、水上とキャストたちの絆を確かめあうというもの。「水上さんが沖縄で好んで食べていたのは何?」には、「ケバブ」3人、「ブリトニー」「タコライス」「沖縄そば」と挙がったが、正解は「ケバブとフライドポテト」。「ケバブだけではダメです」と水上の厳しいジャッジで全員不正解。続く「撮影中、最も心が動いた瞬間は?」に、様々が答えがフリップに書かれたが、これも全員不正解。どうやら誰も座長・水上の心を見抜けなかったとのことという結果に終わってしまった。

最後に監督は「無事に公開されたこと本当に嬉しく思います。観てくださった皆さまの感想がこれからたくさんの方に観てもらうためにも、僕らにとっても、チームWIND BREAKERとしてもすごく励みになります。いろんな方に感想を言って、そして面白かったよなんてことを言っていただけると、僕らとしてはすごく嬉しく思います」と観客の声をかけ、水上が「本作は、従来のヤンキー映画、ヤンキー作品とは一味違う、新しい令和ならではの作品にしていくっていう狙いがありました。我々俳優部も制作陣の意図もちゃんと一つ芯が通った作品になったのではないかなと思います。1人でも多くの方々に観てほしいので、ぜひお近くの人間に、お友達、ご家族の方々、お知り合いの方々に広めていただけると幸いでございます」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

【STORY】
ずっとひとりで生きてきた男が出会った初めての仲間たち―
人も、街も、想いも、全てを守り抜く。
ケンカだけが取り柄の孤独な高校生・桜遥は、不良の巣窟と恐れられる風鈴高校のてっぺんをとるため、街の外からやってきた。そこで桜は、風鈴高校の生徒たちが<防風鈴=ウィンドブレイカー>と呼ばれ、街を守る存在へと変貌を遂げていたことを知る。桜は戸惑いながらも防風鈴のメンバーとして、楡井秋彦、蘇枋隼飛、杉下京太郎ら仲間と共に街を守るための闘いに身を投じていく。そんな中、越えてはいけない一線を越えたことをきっかけに、力の絶対信仰を掲げ、最凶集団<獅子頭連>が、防風鈴を新たな標的として動き出していた…!「俺はひとりでてっぺんをとる」と言い放ち、周囲と衝突してばかりの桜だったが、ある時街に乗り込んできた獅子頭連に楡井を傷つけられてしまい…
【作品情報】
タイトル:『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』
原作:にいさとる『WIND BREAKER』(講談社「マガジンポケット」連載)
出演:水上恒司 木戸大聖 八木莉可子
綱啓永 JUNON(BE:FIRST)中沢元紀 曽田陵介 萩原護 髙橋里恩
山下幸輝 濱尾ノリタカ 上杉柊平
監督:萩原健太郎
脚本:政池洋佑
音楽:Yaffle,桜木力丸
主題歌:BE:FIRST「Stay Strong」(B-ME)
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:wb-movie.jp 公式X:@winbre_movie #映画ウィンブレ
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