
映画『4アウト ―もう一度、プレイボール―』の完成披露舞台挨拶が、東京・有楽町朝日ホールにて開催され、主演の:相葉雅紀をはじめ、共演の黒島結菜、松本利夫、佐々木蔵之介、福松凜、日向亘、DAIKI、寺田ユースケと、稲垣壮洋監督が登壇した。
本作は、作家・平山讓によるノンフィクション小説『4 アウト ―ある障害者野球チームの挑戦』を原作に、東京に初めて結成された身体障害者野球チーム「東京ブルーサンダース」創設の実話を映画化した感動の物語。社会人野球で戦力外通告を受け、夢を失った男・矢上雄一(相葉雅紀)が、再就職先の身体障害者スポーツセンターで「野球がしたい」と願う仲間たちと出会い、身体障害者野球チームの監督として新たな挑戦を始める。
長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督(当時)が「挑むことを諦めない。だから人生は楽しい」と熱いエールを送った小説が、構想8年の歳月を経てついにスクリーンに映し出される。かつて夢を諦めた男と、作者・平山讓氏との出会いをきっかけに本作の映画化を志し、念願の企画を実現させた稲垣壮洋監督が、本作で長編映画デビューを果たす。

この作品に入る前は身体障がい者野球について知らなかったという相葉だが、実際に障がい者野球を知り、現場で撮影をして、「とにかくピッチャーの球が速いです。僕なんか全然打てるような球じゃない球をバンバン投げますし。盗塁がないので、バッターとピッチャーの一騎打ちなんで、そこにもヒリヒリするし、野手の片腕の選手は、ボールを捕球してからグローブごと1回(上に)投げて、ボールだけ取ってファーストに送球したり、そのプレーの1つひとつに圧巻されました。本当にすごい世界。そこまでなるにはどれだけの努力をしてきたんだろうって想像させるような野球です」と障がい者野球に圧倒されていた様子。
撮影に当たり、日本代表監督の井口資仁氏や元シドニーオリンピック野球日本代表の飯塚智広氏などから直々にノックの指導も受けたという相葉。「僕も小学校で野球はやっていましたが、あまりノックってしたことなかったんです。ノックバットって細くて長くて、最初はなかなか当たらなくて、練習が大変だったんですが、本番で外野フライを3回連続で打たないといけないというシーンがあったんです。そこを一発で3発当てて」と明かすと、会場から大きな拍手が。それを受け、「そうなんですよ。僕、すごいです(笑)。本番に強いな自分は、と思いましたね」と満面の笑みを浮かべる。対峙した福松も「本当に素晴らしかったです!」と称えていた。

チームを支えるマネージャーを演じた黒島は「皆さん一生懸命野球に取り組んでいて、かつ凄く楽しそうに野球をするんです。私はマネージャー役でベンチで応援してたり、相葉さんにノックのボールを渡していく役どころだったんですけど、もう私も野球がやりたくてウズウズしました」とし、「身体障害者野球って女子でも入れるのがまたいいなと思って、野球をやりたい女の子も参加できるっていうところで、私も本当は一緒にプレーしたかったんですけど、本当にみんなそれくらい一生懸命野球してる姿がかっこよくて、美しかったのが印象的でした」とチームの活躍にエールを送った。

聴覚に障害を持つという難しい役柄に挑戦した松本は、「YouTubeや映像系などで拝見したりしましたが、軽度な方から重度な方まで様々な方がいらっしゃる中で、映画になった時にセリフが聞き取れないと、どうしても映画を観る側の皆さんがストレスに感じてしまうという。なので、セリフはセリフとして聞こえるようにして、障害の聴覚障害を持つ役として演じなければいけないので、そこは本当に監督といろいろお話しさせていただいて臨みました」と明かし、「あと、聴覚障害なので耳が聞こえないのにどうしても反応しちゃうんです・・・本当的に人が喋ってるところに目を向けちゃう。そこも気をつけながら、聴覚障害の方は相手の口を見て話すので、そこを意識しました」と苦労を語った。

モデルとなった実際に身体障害者野球の礎を築かれた創始者の岩崎博史氏を演じた佐々木は「元阪急の福本さんが『キャッチボールやろうや』という一言から日本身体障害者野球連盟が発足したとお聞きしていて。岩崎さんがご自身が『キャッチボールできるところからやればいいんだ』と。自分なりに制限とか限界を考えていて、夢を見るということを忘れていた、『そうか、できる範囲でみんな野球できるんだ』だと(気づいて)。自分も夢を実現したいし、みんなも夢を諦めてた人と一緒にやろうよという情熱と実行力をなんとか僕が表現できたらなと思っていました。夢を見るのは1人ではなくて、みんなで野球を、みんなで夢見ることなんで。それはこの映画にも通ずると思う」と役への思いを吐露。
共演した相葉も「蔵之介さんとは何度も食事もしたり、いろんな相談もさせていただいてる仲なので、役の僕と蔵之介さんの関係と、実際の僕らの関係が全く一緒で、すごく安心感がありました」と絶対的な信頼を寄せる。

今回オーディションで配役が決まった、福松、日向、DAIKI、寺田。障がい者野球への挑戦ということもあり練習はかなりハードだったとのこと。福松は「僕は右腕を切損して、左腕だけで捕って投げてみたいなのは、すごく練習しました」と話す。相葉が「彼が自分の生い立ちを話し出す大事なシーンがあって、その撮影の前日に『相葉さん、ちょっと僕のことを抱きしめてください』って言ってきて・・・」と驚きの告白。それは役の気持ちを高める方法としてだったそうで、相葉も「これで明日、頑張ろうな」と優しく抱きしめてあげたそう。

日向は、左足のつま先の部分が欠損している障がいを持ってる選手の役。「なかなか症例が珍しい障がいだったので、参考になるものが少なくて。結構、想像でやる部分もあった」と役作りも難しかったそうだが、「クランクイン前から練習させていただいて、相葉さんはノックの練習だし、僕たちは野球の練習で、どっちも負けたくないというか。相葉さんもヘトヘトだけど、みんなが動くからノックで振り続けるし、みんなとしては『相葉さん、いつ打つのやめてくれるかな』って(笑)」と、互いの気合いと本音を語り、会場を沸かす場面も。


元々10年野球をやってたというDAIKIは「上手すぎる!と怒られました(笑)」と笑い、生まれつき脳性麻痺の寺田は、脳性麻痺のキャッチャー役を熱演。「僕、正直野球なんて大っ嫌いだったんですよ。でも、この映画を観て、俳優になりたいと思ってくれる子供たちが増えてたら嬉しい!」と期待を込める。
そんなチームをまとめていたのは、やはり主演の相葉。黒島は「本当にキャストがたくさんいて、お芝居初体験の方もいて、みんなでいるシーン、ベンチにいたりとか練習のシーンとかもそうだけど、意見が色々生まれてくるんですよね、それぞれがやりたいこと。それを相葉さんが本当に監督になって、みんなの意見をまとめて監督に伝えてくれるみたいなことが本当によくあって、すごくこのチーム、助けてもらったなって思ってます」と感謝。
松本も「あと食事代全部奢ってくれました(笑)。ごちそうさまでした」とニッコリ。


構想から8年、ようやく映画が完成し、監督は「今思えばあっという間の出来事。いろんなハッピーなこともラッキーなことも困難も色々あって、今日ここに皆さんに映画をご覧いただける所まで辿り着けたのが本当に嬉しく思います」としみじみ。「撮影現場は本当に元気で明るくてチームワーク抜群のキャスト陣でした。僕たちスタッフもキャストもみんな風通しのいい現場を望んでいたので、みんながそういった形でいろんな意見を相葉さんもまとめてくださったり、僕に直接話してくれたりとか。僕もそれで色々助けられたり励まされたり、この作品のために皆さん役に本当に自分の情熱を傾けてくださったことが本当に幸せでした」と感慨深げにコメント。
最後に、相葉が「このメンバーで全力で作った映画ですので、先ほどのお話とかを思い出しながら見ていただけると嬉しいなと思います」とメッセージを送り、舞台挨拶を終了した。
■身体障害者野球とは…
障害者手帳を持つ選手たちが軟式ボールを使って行う野球で、障害の特性に配慮した独自のルールが適用される。世界の盗塁王・福本豊氏の「キャッチボールやろうや!」の一言から、1993年に特定非営利活動法人日本身体障害者野球連盟(JDL)が発足。33年経過した現在、全国36チーム、登録選手約1,000名が、毎年春と秋の全国大会を目指して活動している。2006年WBCでの日本の優勝をきっかけに、日本で開催された「世界身体障害者野球大会(もうひとつのWBC)」は、⻑嶋茂雄名誉監督が自ら大会の実行委員⻑(第2回大会以降は、大会名誉顧問)を引き受け、以降、WBCと同じ4年おきに開催されている。今年、第6回大会が11月に北九州市で開催され、日本代表チームは三連覇と5度目の世界一を目指している。
<STORY>
子供のころから野球一筋で生きてきた矢上(相葉雅紀)は、結婚し父になってからも社会人野球に情熱を注いでいたが、年齢の壁に勝てず戦力外通告を受ける。再就職した障害者スポーツセンターで、聴覚障害を持つ泉(松本利夫)から野球チームの監督を依頼され、戸惑いながらも引き受ける。矢上をサポートする同僚の明日香(黒島結菜)とともに選手集めに奔走して全国大会へ挑むが現実は厳しく、初めての大舞台でチームは惨敗する。口では「勝ちたい」と言いながら、全く悔しさを見せない選手たちに失望し、矢上は監督を降りると宣言するが…。
主演:相葉雅紀
黒島結菜/松本利夫 福松凜 日向亘 花瀬琴音/古村比呂 前田亜季
DAIKI 寺田ユースケ 丸山聡 水越大暉 山口周太 吉田葵 塩島心海 小川颯介 川西努
斉藤由貴 佐々木蔵之介
原作・脚本:平山 讓 「4アウト -ある障害者野球チームの挑戦」(中央公論新社刊)
監督・脚本:稲垣壮洋
音楽:小林洋平
主題歌:GRe4N BOYZ「Green boys」(ユニバーサル ミュージック)
製作:映画「4アウト」製作委員会(GUM ユニークブレインズ LITALICO ストームレーベルズ S・D・P ファイナンシャルホーム アキプラン ピーアンドディコンサルティング 4アウト株式会社 ハピネット・メディアマーケティング)
制作:ビデオプランニング
特別協賛:マイナビ
協賛:SUBARU 朝日生命 淺沼組 立正大学 KILAMEK Advalife Science(シンクレア銀座クリニック)
プロモーション協賛:ANA
特別後援:読売新聞社 日本身体障害者野球連盟
特別協力:日本プロ野球名球会 群馬県 ぐんまフィルムコミッション デイリースポーツ 神戸新聞社 サンテレビ ラジオ関西
後援:中央公論新社 太田市 伊勢崎市 前橋市 高崎市 桐生市 全国介護事業者連盟 東京都理学療法士協会 日本理学療法士協会
宣伝:Rhino 配給:S・D・P
©2026映画「4アウト」製作委員会
◆公式サイト:4out-movie.com
◆公式X:@4out_movie
11月6日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

-50x50.jpg)










ITD_0678-7-verttyyy600-50x50.jpg)




