SE7EN、マイバースデーにデビュー10周年記念ツアーファイナルを飾る！「SE7EN 10th Anniversary Tour in Japan」

in ASIA, Report(ASIA) · 2015/11/16

Tags: SE7EN, SE7EN 10th Anniversary Tour in Japan

韓国のR&B歌手SE7ENが10月30日の名古屋公演を皮切りに、11月9日まで神戸、福岡、東京の全国4大都市ツアー『SE7EN 10th Anniversary Tour in Japan』（計6公演）を開催。自身の誕生日である11月9日に、TOKYO DOME CITY HALLにて追加公演を行い、華やかにファイナルを飾った。

神秘的で幻想的な雰囲気がステージに広がり、ドラキュラを思わせる棺がステージ中央にせり立つ。棺の蓋が開くと黒のサングラスと黒の衣装をまとったSE7ENが登場し、会場は大歓声に包み込まれた。「CRAZY」「BETTER TOGETHER」「DIGITAL BOUNCE 」と続けて3曲、キレキレのダンスでライブをスタートした。

SE7ENの「盛り上がろう！」の声に応えるように、ファンは7色に変わるペンライト（七棒）を思いっきり揺らす。3曲終わると、「こんにちは！こんに、こんに！SE7ENです」と、優しい笑顔で挨拶。「ただいま！」「お帰り～」とほっこりとしたやり取りをしたあと、「11月9日、僕の日に皆さんと一緒に楽しむことができてうれしいです。スペシャルな日だからね。日本語も頑張ります」と意欲を見せたと思えば、「今日は月曜日なのに、3時なのに･･･僕は無理、無理(笑)」とおどけて会場の笑いを誘った。

続いて「I’M GOING CRAZY」「UNDERSTAND～今さら～」「LALALA」を届け、2012年の日本カムバック曲「SOMEBODY ELSE」でファンを魅了。「PASSION」では、お得意のセブンブリッジ（片手倒立）も披露。「ANGEL」や、2005年リリースの懐かしい「STYLE」もSE7ENの優しい歌声が耳に心地いい。

さらに、韓国でも人気の高い曲、平井堅の「瞳を閉じて」と中島美嘉の「雪の華」を熱唱し観客をノックアウト。「10周年なのに新曲がないからね(笑)、何か今まで歌ったことのなかったこの曲を歌おうと思って」とSE7EN。圧倒的な歌唱力とその表現力で微動だにできないほど、その歌に聴き入った観客の拍手は曲が終わっても鳴り止まない。

ファンと離れていた2年間、SE7ENにはいろいろなことがあった。「つらかったことも大変だったこともありましたが、そのとき手紙やSNSなどでみなさんが応援してくれて、それが力になって我慢できて頑張れた。ずっと待っていてくれて、僕を信じてくれて本当にありがとうございます。今、ここで歌えることが、すごく幸せなんです」と感謝の気持ちを伝え、思いを込めて「会いたい」を歌うと、会場に温かな拍手が響きわたった。

続いては、今年初挑戦したミュージカル『エリザベート』から「影は長くなって」を。日本では「闇が広がる」というタイトルで知られ、SE7ENが演じた“黄泉の帝王・トート”と、“皇太子ルドルフ”が歌う人気の高いナンバー。二人のデュエットを一人でパーフェクトに歌い上げ、一気にミュージカルの世界へいざなった。トートの魂が降りてきたかのような最後のハイトーンシャウトは息をのむほどの迫力だ。「またミュージカルの舞台も見たい」という強いファンのリクエストも頷ける。

10年を振り返る映像が流れると、「いつ歌っても、新鮮で新しい気持ちになる曲」と話す日本デビュー曲の「HIKARI」や「LOVE AGEIN」も。
ここで、「この10周年ツアーのDVD、2年前の『ありがとうツアー』のDVDを出します」と宣言。「僕が、歌いたいときに歌うし、やりたいことをやる。なんでもやりたかったらやるから。日本に来たいって言ったら来るから」と言い放つ。突然客席からかかったリクエストで「君だけに」を突然歌えば、「これも新しいバージョンでアルバムに入れようかな」と言い放ち、会場から「社長！凄い！」と声がかかる。

終盤には、韓国デビュー曲「COME BACK TO ME」をファンとともに歌い、「この前、この曲を歌ったときはすごく悲しくて泣きそうだったけど、今日は幸せ」と笑顔で「僕が歌えなくても」。「10周年が終わったら、20年、30年、40年、50年、60年、70年、77年まで一緒に歌えるように、いつも元気でいてください。僕も元気で頑張るから、ただ元気でいてください」と言って「ありがとう」を歌ったSE7EN。指をクロスさせたハートを作って「愛してます」とつぶやいた。