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“伝説”にしなければならない!─スーパー歌舞伎『もののけ姫』製作発表記者会見 

2026年7月3日(金)~8月23日(日)に東京・新橋演舞場にて上演されるスーパー歌舞伎『もののけ姫』について製作発表会見が行われ、アシタカ役の市川團子、サン役の中村壱太郎、猪神一族の最長老・乙事主役を市川中車とスタジオジブリの鈴木敏夫、演出の横内謙介が登壇。本作への思いを語った。

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横内謙介 市川中車 市川團子 中村壱太郎 鈴木敏夫

スーパー歌舞伎初演から40周年を迎える2026年。人々に愛され続ける不朽の名作「もののけ姫」が、壮大なスペクタクルとダイナミックな演出で魅了するスーパー歌舞伎として上演される。

◆ 登壇者コメント

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■ 株式会社スタジオジブリ 代表取締役プロデューサー 鈴木敏夫
「もののけ姫」を映画化しようとした当時は、さまざまな方から反対されました。“映画で時代劇なんて、もう流行らない”と。しかし、ひとつひとつクリアにして、ようやく映画として完成させることができた。そして今回、その作品が歌舞伎の世界で再び立ち上がる。ちょっと感動しています。
宮崎(駿)は“(「もののけ姫」は)時代劇だよ、チャンバラなんだよ”と言っていました。だからこそ、歌舞伎になるのはごく自然な流れではないかと思っています。」

■ 演出 横内謙介
「『もののけ姫』という、日本国民にとってもはや“神話”のような大作と、私たちが長年愛してきたスーパー歌舞伎。この二つの大きなタイトルが一つの舞台になるという素晴らしい仕事に、このチームの一員として参加できることを心から感謝しています。同時に、その期待に応えなければならない責任の重さも痛感しています。
スーパー歌舞伎を創始した二代目市川猿翁さんは、常に“現代人に届く舞台にしなければいけない”とおっしゃっていました。「もののけ姫」はまさにその物語性を持つ作品です。
今回、表立ったスローガンは掲げていませんが、私の中では“共に生きよう”という言葉をテーマにしています。東と西、イスラムとキリスト、北と南、男と女──あらゆる対立に対して、共に生きる道はないのか。今の時代にこそ考え、向き合うべきテーマだと思っています。
アニメと歌舞伎という異質なものが一つの舞台に共存し、さらに私たち作り手も一つになり、そしてお客様と出会い、また共に生きる。そんなユートピアのような時間が生まれるよう、全力を尽くしてまいります。」

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■ アシタカ役・シシ役 市川団子
「今回、『もののけ姫』が新作スーパー歌舞伎として上演されます。スーパー歌舞伎は、私の祖父・二代目市川猿翁が“現代の人々にも歌舞伎の魅力を伝えたい”という精神のもと、命がけで創始したものです。『ヤマトタケル』をはじめ、祖父のライフワークともいえる活動でした。
その祖父がいない状態での初めての新作スーパー歌舞伎となります。そして『もののけ姫』は国内外で愛されるジブリの代表作。二つの大きな冠をいただいて新作を上演することに、正直なところ怖さもあります。しかししっかりと覚悟を持って臨み、より良い舞台となるよう、そして一人でも多くの方に感動と“明日を生きる活力”をお届けできるよう、誠心誠意努めてまいります。
今回の作品で重要だと感じているのは、“『もののけ姫』と歌舞伎の塩梅”です。どれだけ歌舞伎の要素を入れ、どれだけ原作を尊重するか。まず第一に原作へのリスペクトがあり、それをどう歌舞伎に落とし込むか。台本を読んだ感想として、原作への深い敬意を強く感じました。
これまでのスーパー歌舞伎は『日本書紀』『古事記』『三国志演義』など古典を題材にしていたため脚色の自由度が高かった。しかし今回は、誰もが鮮明なイメージを持つ『もののけ姫』。だからこそ“原作尊重”が何より大切だと考えています。」

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■ サン役 中村壱太郎
「私の人生で、これほど多くの方が集まる歌舞伎の記者会見は初めてです。それだけ注目されているのだと、ワクワクとドキドキを感じています。今日、初めて歌舞伎の会見に来られた方もいらっしゃるのではないでしょうか。(笑)
そのぐらい注目されてるんだってことだと思いますし、壮大な世界が舞台に広がると信じています。
生身で『もののけ姫』を表現することに大きな緊張と使命感を抱きながら、常にアンテナを張って役に向き合いたいと思っています。
サンは一言では表せない存在ですが、少女と獣を掛け合わせたような、新しい女方像になるのではないかと感じています。新時代の幕開けとなる舞台にしたい。“これを見なければ損だ”と思っていただける作品にしたいです。
(本日の装いについて)
歌舞伎の会見では珍しいのですが、今日はスーツ指定でしたので、少し遊び心を込めて、どれだけサンを好きかという気持ちを表現したくてこのコーディネートにしました。」

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■ 市川中車
「父・二代目市川猿翁のスーパー歌舞伎第9作『新・三国志III・完結篇』が上演されたのは2003年。父が病に倒れたのも同年末。そして2004年1月に団子が誕生しました。すべての流れが符合しているように感じます。
『もののけ姫』という、スタジオジブリさんの偉大な作品をスーパー歌舞伎として世に送り出すことに、大きな意味を感じています。
父が今日もここに来てくれているように思えてなりません。だからこそ、父の遺志を継ぎ、2026年7月・8月の公演を“伝説”にしなければならない──その思いでいっぱいです。」

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スーパー歌舞伎
『もののけ姫』

2026年7月3日(金)~8月23日(日)新橋演舞場
原作/宮﨑 駿
オリジナル音楽/久石 譲
脚本/丹羽圭子 戸部和久
演出/横内謙介
協力/スタジオジブリ
出演
アシタカ 市川團子
サン 中村壱太郎
エボシ御前 中村時蔵
乙事主 市川中車
◆チケット発売日: 〔7月公演〕発売中〔8月公演〕6月25日(木)10:00より電話予約・Web受付開始!
◆公式HP: https://mononoke-kabuki.jp/