
伝説の漫画家、土田世紀の傑作「俺節」を原作に、福原充則が脚本・演出を、松田元太(Travis Japan)が主人公コージ役を演じる舞台が6~8月に東京・福岡・大阪にて上演される。
本作は演歌歌手を目指す青年の不器用で純情な生きざまを描き、初演から9年ぶりに新たなキャストを得て上演される。松田元太(Travis Japan)は本作が舞台初主演となる。
コージを見守り、時に傷つきながらも共に成長していく相棒のギター弾き、オキナワ役には、鄭義信や鴻上尚史作品を始め数々の舞台、ミュージカルで経験を重ねる稲葉友。
コージと恋に落ちる外国人ストリッパー、テレサ役には、韓国で活躍するキム・チャンミ。日本での舞台出演は今回が初めてだが、アジアを中心に世界7ヵ国から候補者が集まったオーディションを勝ち抜き、この大役を射止めた。
コージに影響を与える大物歌手の北野波平役には益岡徹、流しの大野役には初演から引き続き六角精児が演じる。
松田元太 コメント
原作漫画を読んで「渋ッ!泥臭ッ!」と感じると同時に、自分の中にいろんな感情が湧き上がってくるのがわかって、そんな作品、役を演じられるということに、ハラハラドキドキ、ワクワクしています。
漫画本を閉じて横から見ると黒いんです。それだけエネルギーをもって描き込まれた迫力もあってか、登場人物たちの関係性や世界観には痺れるものがありました。出てくる歌のメロディーも歌詞も、横丁の人たちの話し声も、本当に聞こえてくるようで。その中で海鹿耕治はすごく人間味のある人物として生きている。だから、僕自身もこの世界観の中で生き切りたいし、観る人の感情を揺さぶって、揺さぶって、いきたいです。
演歌にトライできるのも楽しみで、今はただ魂でぶつかることしかできないんですけど、この舞台が終わる頃には「演歌歌手になります!」と言えるくらいになるつもりです。
前回、安田(章大)くんが演じたこの役をさせていただくことはとても光栄ですし、脚本・演出の福原(充則)さんも安心して楽しみながら取り組める環境を作ってくださっているので、あとは全力で自分の幅を広げていきたいです。
稲葉 友 コメント
原作漫画を読んで、圧倒的な熱量に打ちのめされました。そして福原さんが作る俺節も凄いものになりそうだなとも思いました。時代に翻弄される人たちの物語はとても切実ですが、同時にコミカルでもあったり。過去に観させていただいた福原さんのお芝居でも、「舞台上にいる人たちは楽しそうなのに、観ている自分は何故こんなにも悲しく感じられるんだろうか」ということも多く、その時代の人間の生き様を、演劇を通して感じられるのが好きなんです。
僕が演じるオキナワはギタリストなのですが、演劇の中で楽器を演奏するのは初めてで、現時点では未知の領域に飛び込む怖さもあります。ですが怖がっている人の演奏に合わせて歌うのはもっと怖いと思うので、新しいスキルを身に付けられることに感謝しつつ、自分の身体のようにギターを扱えるように仕上げてオキナワとして生きられればと思います。
前回福原さんの作品に参加した時、様々な角度から人からも作品からもたくさんの刺激をいただきました。今回も松田さんとの共演を始め座組の皆さんとどんな作品作りが出来るんだろうかと今から楽しみですし、そんな座組を支える一員としてしっかり舞台上に存在できたらと思います。
キム・チャンミ コメント
ワクワクしながらオーディションを受けたんですが、まさか合格するとは思わず、決まった時には、すごく嬉しいのに、胸がドキドキして、手も震えて、めちゃくちゃ泣いてしまいました。原作の漫画では、しんどい思いをしている人たちが力を合わせて生き抜く姿、夢を追いかけていく姿に大きな希望を感じました。どんなに寂しくて、悲しい状況の中でも自分で考えて、選んで前進していくテレサは強くて、素敵な人。その気持ちはよくわかりますし、リハーサルを通じてこれから出会う「テレサ」をとても楽しみにしています。
韓国ではドラマや映画をたくさんやってきましたが、最近は舞台出演も増えてきました。舞台ならではの緊張感や観客と繋がる感覚が好きなので、今後は舞台でも頑張っていきたいと思っています。テレビドラマや漫画など、子供の頃からたくさん日本の作品を観て育ったこともあり、日本で演じることができるなんて、感激です。今回ご一緒する俳優さんたちがどんなふうに準備し、役にアプローチされるのか、たくさん学んで、私自身の演技の幅を広げていけるといいなと思います。
六角精児 コメント
漫画の『俺節』は、土田世紀さんが生き方も含めいろいろなものを犠牲にしながら描かれた作品で、簡単には真似ができない世界を持っています。貧しくてもいいから演歌で生きていこうとしている人たちの物語は、「昔の人間ドラマ」ではありますが、自分にとっては身近な世界でもあり、素敵だなと感じます。初演の稽古中、コージを代役の方が演じていた日があったんですが、福原さんはその人にもしっかりダメ出しされていて。誰が演じていようと、つくづくその役が好きで、自分の書いたものを信じて演出されていることが伝わってきたのが印象的でした。僕が演じる流しの大野は、日本の歌の真髄を伝える人物として存在します。ですから、歌をしっかり理解して、その言葉とメロディーをお客様にお届けしたいです。
益岡 徹 コメント
僕が演じる役のモデルは北島三郎さん。僕が子供の頃には映画に出ていらしたし、僕自身もテレビドラマでご一緒したことがありますが、とっても素敵なお芝居をされる方という印象がありまして、それも今回ぜひ出演させていただきたいと思った理由の一つです。テレビが白黒からカラーになったり、自分の家に電話が引かれたり、トイレが水洗になったり……僕は昭和の中頃の生まれですから、台本を読んでいると、そんな情景がフツフツと蘇ってきます。情念やエネルギーが渦巻いた、迷宮のような人生を歩む若者がいて、彼らを包み込みこむような大人たちがいる——昭和の残り香が感じられるような人間たちの絡み合いはすごく魅力的です。登場人物たちみんなのエネルギーを存分に見届けていただきたいと思います。
脚本・演出 福原充則 コメント
今はもう初演がどうだったとか、そういうことは気にしていません。立ち返るべき場所は初演じゃなく原作漫画『俺節』。もう一度原作に戻って、そこから初めの一歩を踏み出そうと思います。原作の魅力は、とても共感できる主人公が、とても真似できないような生き方をするところ。主人公が読者を突き放すように暴走し、読む側が挑戦されているような感覚に陥っていくんです。この漫画を好きな理由は人それぞれでしょうが、僕はそんな〝僕が好きな理由〟から、この舞台を立ち上げていきたいと思います。
宣伝用のビジュアル撮影を進めていると、新しいキャストもみんな、メイクルームのドアから出てくる瞬間から、気合いの入ったいい空気を纏っています。漫画も台本も読んで、ビシッとやるべきことをつかんで表現してくれている。ワクワクすると同時に「これで面白くなかったら演出家の責任だな……」と感じ、緊張しているところです。
もともと時代遅れなものを描いた原作ですから、再演ともなれば輪をかけて現代の感覚とはズレている。少し前までは僕も、時代や文化を超えて人間同士が共感できる根幹のようなものがあると思っていたんですが、悲しいかな今はそんなことも簡単には信じられない。どうすればそこを乗り越え、自分たちと地続きの物語だと感じてもらえるのかは、大変な作業になるのかもしれません。ただ、そこを無理に繋がなくても、こちらとしては必死でやりますというか、いたたまれないほどの熱量を持った人間が舞台に立っているので、それを観て共感するなり、ドン引きするなり、プラスでもマイナスでも感情を動かしてもらえればいいなと思っています。
[出 演]
松田元太 稲葉 友 キム・チャンミ
桑原裕子 後東ようこ 村上 航 坂田 聡
六角精児 益岡 徹 ほか
[原作] 土田世紀 [脚本・演出] 福原充則
[東京公演]2026年6月10日(水)~6月30日(火) 東京建物 Brillia HALL (豊島区立芸術文化劇場)
[福岡公演]2026年7月8日(水)~7月12日(日) キャナルシティ劇場
[大阪公演]2026年7月19日(日)~8月2日(日) SkyシアターMBS
公式サイト https://orebushi2026.jp/










俺節宣伝ビジュアル3ショット-730x365.jpg)
俺節宣伝ビジュアル3ショット-50x50.jpg)




スーパーティザービジュアル-50x50.jpg)
、西松忠(歌舞伎床山)、日比野直美(歌舞伎メイク))-50x50.jpg)