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三上博史が寺山の世界の心髄を描く舞台「 三上博史 歌劇」を上演

寺山修司によって“俳優”であり“表現者”という命を吹き込まれた三上博史が、2024年1月9日(火)〜14日(日) ゆかりの紀伊國屋ホールにて、寺山の世界の心髄を描く舞台「寺山修司没後 40 年記念公演 三上博史 歌劇 ―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―」を上演する。

三上博史

三上博史は、高校 1 年生の時に寺山が監督を務めたフランス映画『草迷宮』のオーディションに合格し俳優デビュー。出逢いから数年後、紀伊國屋ホールで上演された天井桟敷の最終公演『レミング-壁抜け男』を、座席からリアルタイムで観劇。寺山との出逢いが俳優として生きる道を決定づけ、以来、本人が時に“呪縛”とさえ表現するほどの絶大な影響を受けてきた。

そしてこの度、三上にとっては聖地のような劇場で、演出に J・A・シーザー、上演台本に高田惠篤・寺山偏陸という生前の寺山と共に幾多の名作を生んできた盟友たちと『三上博史 歌劇』と題して、寺山作品の膨大なテキストからその心髄を紐解き、他に類を見ないステージ作品へと昇華させる。

三上の魅力あふれる肉声に加えて、有名アーティストのライブにも引っ張りだこの一流ミュージシャンたちが生演奏でお届けする素晴らしい楽曲や詩の数々。さらに、歌や詩の朗読のほか演劇シーンもふんだんに盛り込み、伝説的舞台『レミング-壁抜け男』の影山影子役をはじめ、三上が寺山作品の多種多様な登場人物を早替わりで演じ分ける。演劇実験室◉万有引力とのアンサンブルで織りなす場面も注目ポイントとなる。
オペラやミュージカルとは一線を画す、“寺山×三上”が深くシンクロする歌劇を、ご覧頂きたい。

【三上博史 コメント】
寺山さんは僕が育っていくことのすべての種になっていた方です。その種は 15 歳で出会ったときに植え付けられていて、寺山さんの呪いがかかっているものでした。どんなことにチャレンジしても、どこかで寺山修司や天井桟敷に辿り着いてしまうんです。親離れする、乗り越えていくと思っても、やっぱり影響のある人に辿り着いてしまう。結局はお釈迦様の手のひらの上なんですよ。寺山さんの呪縛は一生ついて回るんでしょうかね、嫌だな(笑)。
この舞台は、寺山修司記念館で続けてきたライブ、一方で地方の民話や古事記を朗読してきた僕自身の活動の流れの上にありますが、会場が、『レミング-壁抜け男』という天井桟敷が最後の公演をしたのが紀伊國屋ホールで、僕の中では大事な思い出の場所であり、敷居が高い劇場でもあります。そこで僕ができることを考えるとやっぱり演劇なのかなと思ったんです。でもライブは外せない。その合わせ技で『三上博史 歌劇』となりました。そして公演のサブタイトルは本当にいい寺山さんの言葉で、俳優として、一人の虚像として生きてきた僕にピッタリだと思っています。そんな僕の中の要素を総動員してお届けするものになるのは間違いありません。寺山さんのテキストで構成されることは決まっていて、誰も見たことのないものを目指します。
比較されたり分析されても仕方のないものなので、肌感覚でガツンと楽しんでもらいたいですし、できるだけ先入観なく見てもらえたらと思っています。

寺山修司没後 40 年記念公演
三上博史 歌劇

―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―
2024年1月9日(火)〜14日(日) 紀伊國屋ホール
作 寺山修司
演出・音楽・美術 J・A・シーザー
共同演出 高田恵篤
上演台本 高田恵篤 寺山偏陸
音楽監督 横山英規
出演 三上博史
演劇実験室◉万有引力
(髙田恵篤 伊野尾理枝 小林桂太 木下瑞穂 森ようこ 髙橋優太 今村博
山田桜子 三俣遙河 内山日奈加 曽田明宏)
公式サイト https://www.mikami-kageki.com