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稲垣吾郎 主演舞台「No.9 ー不滅の旋律ー」開幕!

2015 年、18 年と上演し、高い評価と人気を得た稲垣吾郎 主演舞台「No.9 ー不滅の旋律ー」が再再演を迎え、2020年12月13日(日)に幕を開けた。前日12日にゲネプロと舞台上でのインタビューが行われ、インタビューには、初演から主演のベートーヴェンを演じる稲垣吾郎と、ベートーヴェンを秘書として支えるマリア役を18年から担う剛力彩芽が登壇した。

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ベートーヴェンの生誕250年を祝う記念すべき年に行われる今回の公演は、ベートーヴェンの生き様をいっそう切実に体感させてくれる公演。演劇としてはもちろん、2台のピアノでの生演奏と大合唱も楽しめる公演は、2021年1月7日(木)まで、東京赤坂のACTシアターにて上演。大みそかのカウントダウン公演も予定されている。

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【ゲネプロ前・インタビュー】舞台上に稲垣吾郎と剛力彩芽が登壇した。

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初日を迎えて「嬉しい」と話しを始めた稲垣。剛力について尋ねられると「信頼しているし、尊敬している女優」だと言い切った上で「僕は感情を爆発させる役なので、時には冷静さを失ってしまうこともありますが、役柄のマリアせんのように僕を支えてくれて、サポートしてくれています。僕はすごく通じ合っていると思っていますが、いいですか?」と剛力を見た。

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それを受けて剛力が「本当に稲垣さん自身が魅力のある方だと思うので、マリアはそばにいて支えているようで、実はマリアが支えられている感じというか、そこが稲垣さんとリンクするところ。私も安心して寄り添うことができます。前回よりもっと安心している」と答えると、稲垣はさらに剛力について「再演とは、お芝居も感じもすごく変わりましたよね。マリアは少女からベートーヴェンの秘書・代理人となるすごく難しい役なのですが、演じている姿は本当に素晴らしいと思います。この姿を見て頂けるのが、本当に嬉しいです」と称えた。

事務所を移籍して初仕事となる剛力。その点については「環境は変わりましたが、私自身が舞台に立ったときにやることは変わらない。お芝居を届けること、思いを届けることはかわらない。責任感は増したかなと思います」と答えた。

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稲垣の髪はウィッグで、劇中で3種類ぐらいのウィッグを着用するとのこと。「ウィッグで稽古していたら、ウィッグだったの?と間違われるほど自然に作っていただいた。だんだん音楽室の肖像画のベートーヴェンにようになっていきます」と明かして「そこを楽しんでくださいというのも変ですけど」と楽しいポイントを教えてくれた。

最後に稲垣は「ベートーヴェンからの大きなメッセージを、僕らがエネルギーをもってお届けします。2021年の一歩を踏み出すための力になれば幸いです」と結んだ。

【ゲネプロ】

舞台の上には、ピアノのハンマーアクションを模したセット。両脇にはピアニストが2名、終始、名曲の生演奏を響かせる。ベートーヴェンの生涯を音楽や精神面だけにとどまらず、その背景にある史実や世相までも興味深く描き、時代の流れの中に生きる一人のリアルな人間を感じさせてくれる中島かずき脚本、白井晃演出。 なんとも贅沢な公演となった。

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ルードヴィヒ・ベートーヴェン(稲垣吾郎)が弟ニコラウス(前山剛久)と尋ねたのは、ピアノ工房。
そこでピアノをつくるナネッタ(村川絵梨)に、新しいピアノをづくりを依頼。その後、ふたりでどんどん新たなピアノを生み出すことになる。

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マリア(剛力彩芽)  ナネッタ(村川絵梨)
ナネッタの妹マリア(剛力彩芽)は、ルードヴィヒに関心を頂き、彼の家でメイドとして働き始める。

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ルードヴィヒは愛し合うヨゼフィーネ(奥貫薫)とは結ばれることができなかった。
その苦悩は、生涯、彼を苦しめる。

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前列 左より)稲垣 片桐仁 前山剛久 橋本淳
ルードヴィヒは彼を支えるふたりの弟(前山 橋本)と暮らし
耳の不調に悩みながら、作曲に励む。

片桐が演じるのは、メトロノームで特許をとったヨハン・ネポムク・メルツェル

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少女から成長していく女性を演じる剛力彩芽

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溢れる才能と深い苦悩ゆえに生まれる激しさを見せる稲垣吾郎

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今回はアンサンブルがコーラスとしてキャスティングされている。その迫力ある歌声が随所で響く。

公演は年明けの1月7日(木)まで。大みそかのカウントダウン公演も予定されている。
 

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舞台「No.9 ー不滅の旋律ー」
[出 演] 稲垣吾郎 / 剛力彩芽
片桐 仁 村川絵梨 前山剛久
岡田義徳 深水元基 橋本 淳 広澤 草 小川ゲン 野坂 弘 柴崎楓雅
奥貫 薫 羽場裕一 長谷川初範
[演出] 白井 晃
[脚本] 中島かずき(劇団☆新感線)
[音楽監督] 三宅 純
2020 年 12 月 13 日(日)~2021 年 1月 7 日(木) TBS 赤坂 ACT シアター