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山﨑玲奈×山口乃々華 、眩しい相乗効果で魅せるミュージカル『ピーター・パン』 山﨑の「ラストフライング」へ向ける2人の想いとは? ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』2026年公演 インタビュー!

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青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』の公演が、2026年7月27日(月)より上演される。1981年の日本初演以来、45年以上も愛され続け、子どもから大人まで楽しめる『ピーター・パン』が今年も帰ってくる。

11代目ピーター・パンを山﨑玲奈さん、ウェンディは昨年に引き続き山口乃々華さんが務める。今回、山﨑さんにとって2023年より4度目の出演で今年が最後の出演となり、4年目の集大成として、また山口さんのウェンディ役としてのあらたな挑戦とともに期待が高まっている。
この度、昨年に続きピーター・パンとウェンディとして共演するお二人に、あらためて作品の魅力、そして山﨑さんの「ラストフライング」への想いを語ってもらった。

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― 山﨑さんは11代目ピーター・パンとして今年が4シーズン目となり、今回が最後の公演となりますが、初回の公演から振り返ってみて、ご自身の中でピーター・パンというものがどういう存在に変化してきましたか?

山﨑玲奈(以下、山﨑):最初は本当に自分の中でもヒーローであり、みんなの憧れの存在ということがとても大きかったです。でも、演じていくと徐々に、ヒーロー的存在はもちろんありますが、その中に垣間見える切なさ、寂しがり屋な部分、ピーターが抱いている底知れない孤独感も見えてきました。私自身も成長していくにつれて、そんな彼が愛おしく、守ってあげたくなるような存在に変わっていきました。

そして、少年という可愛らしいというイメージもあったのですが、誰よりもずっと生きているからこそ、誰よりも冷静な時間もあって。大人でもなかなかないのでは?と思うほどの冷酷さを持っている少年でもあると感じました。とても振り幅が広い男の子だなと今は感じています。

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― より人間味を深く感じるようになったのですね。それでは、11代目ピーター・パンの集大成としてラストを飾るお気持ちを聞かせください。

山﨑:『ピーター・パン』は私にとってずっと憧れの作品でした。ピーター・パンを演じることができただけでも光栄だったのですが、4年間もやらせていただけるという幸せも噛み締めつつ、夏といえば『ピーター・パン』の季節だと体に染み付いてしまったので、今年で最後だと思うと余計に寂しく感じます。長谷川寧さんの演出で4年間、いろんなテーマで挑戦させていただいたので、最後は自分の中のベストなピーター・パンを悔いなく皆さんにお届けできるように頑張りたいです。

― 山口さんは昨年に引き続き、またウェンディとしてネバーランドに帰ってきます。今の率直な心境を教えてください。

山口乃々華(以下、山口):とっても嬉しかったです。私も「ウェンディをやりたい!」とずっと言っていたので、昨年は夢のような日々を過ごすことができました。今回も演じることができることが決まった時は飛び上がりました。前回以上に嬉しかったかも。玲奈ちゃんのラストフライングを一緒に見届けられるのも、すごく光栄なことだと思っています。

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― 昨年も演じた同じ役に臨むということで、変えてみたいところ、あるいは大胆に演じたいポイントなどはありますか?

山口:前回はとても元気に好奇心旺盛にパワフルに挑んで、ピーターのカッコ良さにときめくウェンディ、リアルな乙女だったと思いますが、今年はもう少しおしとやかなウェンディもいいかもと思ったりしています。(演出の)寧さんとお話して決めていきますが、好奇心は持ち続けながらも、引き出し方をちょっと変えてもいいかな・・・なんてこっそり思っています(笑)。

― 山口さんのイメージしているウェンディ像があるのですね。

山口:昨年の元気いっぱいでどんどん食らいついていくウェンディも好きでしたが、もう少し空想で夢見ているウェンディもいいのかなと。ワクワクがもっとお客さんに伝わったら嬉しいですし。今年はもう少し意識を広げて、盛り上がりすぎないというのがキーになるかもしれないと考えています。

― お客さまにどう伝わるか楽しみですね。ところで、山口さんは山﨑さん演じるピーター・パンから、どのようなエネルギーを感じられますか?

山口:すごいですよ!本当に(笑)。魅力の塊みたいな感じで、ピッカピカしているんです。目もキラキラしていて、本当についていきたくなるんです。歌で世界観を作って連れて行ってくれるのはもちろんですが、玲奈ちゃんが見つめている先に、すごくキレイなものがあると思えるほど本当に美しいんです。それに感動するんです。玲奈の瞳に恋してる!みたいに。

― そのパワーをもらいながら舞台に立っている?

山口:瞳から全部浴びています!

山﨑:嬉しいです(笑)。

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― 山﨑さんが感じる山口さんのウェンディの印象はいかがですか?

山﨑:とにかく好奇心がすごいんです。私は今まで3人のウェンディと共演させていただいていますが、ダントツで好奇心旺盛なんです。すっごく明るくて、「おたけび」の歌を歌ってウェンディがピーターに惹かれていくシーンがあるのですが、逆に私のほうが押されちゃうぐらい勢いがあって。その元気が、私にもキラキラ見えます。乃々華ちゃんが持っているウェンディの世界観がすごく眩しくて。「このキラキラに負けていたらネバーランドに連れていけない」という使命感を働かせてくださる存在です。

3年目になると、慣れとかが出てしまうかもと不安に思っていたんですけど、そんなものを取り払ってくれるぐらい明るいウェンディで登場してくださいました。毎日「ののちゃんのウェンディよりキラキラ輝いてみせる」という気持ちでお芝居していたら、寧さんからもいい方向に進んでいると言ってもらえました。ののちゃんにはすごく助けられた一年でした。

― 相乗効果でとても良い化学反応が起きているんですね。

山﨑:「二人の掛け合いがめちゃくちゃ楽しかった」という声が多くて、本当にありがたいです。

山口:毎公演楽しかったね。

山﨑:そうなんですよ。だから(今年が最後だと思うと)余計に寂しくなっちゃいます。

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― 山﨑さんはピーター・パンのように、ご自身の中でここだけはずっと子供のままでいたいなと思うようなところはありますか?

山﨑:私も好奇心旺盛なタイプで、いろんなことに挑戦したくなるんですが、その好奇心旺盛さは20代、30代になった時も忘れずにいたいと思っています。大人になって「面倒くさいからいいかな」と思って視野が狭くなるのは避けたいですね。いろんなことに興味を持って取り組めたら、絶対にもっと楽しい人生を送れると思うので、そこは忘れたくないです。

― 素敵ですね。一方で山口さんは、大人へ成長していくウェンディを演じられますが、ご自身は周囲からしっかり者と言われることが多いですか、それとも甘えん坊な一面が出てしまうタイプですか?

山口:しっかり者の面もあります。そして、「明るいね」とはよく言われます。割とはっきりしたタイプですね。でも、甘えられるところではとことん甘えたいと常に思っているので、玲奈ちゃんに甘えることもあるし。許される場面では甘えて生きていきたいタイプです。

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― さて、本作では迫力のフライングも見どころです。演じる上で特に意識していることはありますか?

山﨑:フライングでは、体幹を意識しています。歌いながらフライングするときは、体幹が強くないとできないので。あと、背筋もけっこう使うんです。「アイム・フライング」のナンバーでずっとフライングしているのですが、一回転したり傾いたりした後に姿勢を修正する時、背中がすごく痛くて(笑)。背筋、体幹、腹筋など、フライング稽古が始まる前は、いつも筋トレ多めで準備しています。

― ピーターのダイナミックなフライングももちろんですが、みんなで飛んでいるところも素敵ですよね。ところで、共演してみてお互いの印象で、何か変わったことはありますか?

山﨑:私は最初にお会いしたのがビジュアル撮影の時だったんですけど、事前に 乃々華さんのミュージカル『SPY×FAMILY』を拝見していたこともあって、役柄的にちょっと怖いのかな?と思っていました。でもウェンディの格好でご挨拶した時、爽やかなオーラをまとわられていて凄く可愛らしくて。お稽古で一緒にやっていくうちに、不安や心配は一切なくなりました。一緒にふざけてくださるし、相談にも乗ってくださいます。明るくて優しいお姉ちゃんみたいな存在で、地方公演でもラーメンをハシゴしたり、一緒にサウナに行ったり、ずっと行動を共にしていました。大好きなお姉ちゃんです。

山口:玲奈ちゃんはよく食べて、すごーく可愛いんですよ。私もよく食べるので、一緒にラーメンもハシゴできて楽しいです。私はグループ活動中だった時にずっと一番下だったので、先輩になる機会があまりなくて。玲奈ちゃんの方がピーターとして(作品では)先輩ですが、年齢的に約10才違うので、最初はどうやって距離を縮めようかなって思っていたんです。でも、あっという間に一緒にふざけていて、毎日が本当に楽しくて。地方生活の時も楽しくいられたのは本当に玲奈ちゃんのおかげです。また一緒できるのが嬉しいです。

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― ところで、もし本当にネバーランドに行けるとしたら、どこへ行って何をしてみたいですか?

山﨑:私は2幕でどん帳が上がった時のセットがめちゃくちゃ好きなんです。海賊と森の民とロストボーイズの境目の地点が美しすぎて。あそこに行って私も浄化されたいです。あの景色を生で見られたら絶対キレイなんだろうなと思います。

山口:人魚の入り江は絶対に美しいと思います。あとは海賊船ですね。大砲があったり、実際にグワーッと動くところを見てみたいです。世界観も強いし、海賊の怖さもちょっとドキドキしながら感じてみたいです。

― 劇中の音楽も素敵ですが、特に気に入っている曲や注目してほしいポイントはありますか?

山﨑:私は「ネバーランド」という曲が一番好きです。ネバーランドの美しさを全て物語っているようなメロディラインがとてもキレイ。今回はウェンディと一緒にハモって歌わせていただいていますが、そのハーモニーがまた素敵で、ピーターが一番生き生きしているのが見えるので、楽曲もシーンも大好きです。

山口:私も「ネバーランド」も大好きですが、オープニングでかかる幕の開く前の“テテテテ”が始まると「来た、来た!」ってワクワクします。あとは、モリビトとタイガー・リリーと誓いを結ぶシーンの「血の兄弟」も好きです。元気がいいし、リズムも早くて、夏休みのキャンプファイヤーみたいな気持ちになります。

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― 楽しい夏休みになりそうな気分になりますよね。お子さんも、かつて子どもだった大人の方も、皆さんが楽しみにしているミュージカルだと思います。最後にお二人から公演を楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いします。

山﨑:ミュージカル『ピーター・パン』は、お子さんだけなく大人の方も楽しめる、幅広い世代に刺さるストーリーの作品です。初めてご覧になる方はもちろん、何回も観に来てくださっている方も、久しぶりに観に行こうかなと思っている方も、ぜひ! 私のラストフライングになるので、私の集大成を見ていただけたら嬉しいです。

山口:お子様には心からワクワクしてもらいたいですし、大人の方は1幕の最後の皆が飛ぶところで泣いてしまうかも。心からギュギュギュッとなる、子どもの純粋さと美しさとそのパワーに心から感動するシーン、そんなシーンがあちこちに散りばめられています。心の素直さを研ぎ澄ましに観に来ていただける作品だと思います。ぜひ、全世代の方に観ていただきたいです。

★インタビューの当日には、ライブ感を全身で感じながら楽しめるエンターテインメントの祭典「HIBIYA LIVE FESTIVAL 2026」が東京ミッドタウン日比谷にて開催され、山﨑さんと山口さんが、「青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』」のステージに立たれ、7月の上演に先駆けて、スペシャルパフォーマンスを披露しました。そちらの感想も伺いました。

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◆日比谷のステップショーを終えて・・・
― 日比谷のステップショーも階段の一番上まで観覧されている方々がぎっしり埋まっていて、ピーター・パンの格好をしたちびっ子も。人気の高さが伺えましたが、ステージに立ってみていかがでしたか?

山﨑:4年連続で日比谷のステップショーに出演させていただいていますが、初めて役衣裳で登場しました。より一層「ピーター・パン」の世界観を特別バージョンとして浸れた感じがしました。「ピーター・パン」の曲は特に屋外で映える気がします。年々観客の皆さんも増えていて、今年もたくさんの方にご来場いただきました。今回は「おたけび」のダンスも観客の皆さんと一緒にできて、ライブ感覚で皆さんと一体になれて、特に嬉しかったです。

山口:劇場で観劇してくださっている時とはまた違って、空が見えるので「飛んでいくのはこういう感じなのかな」と思うとさらにワクワクしました。皆さんも積極的に参加してくれて、一緒にダンスするところもとっても楽しかったです。

― 本当に飛んでいけそうな雰囲気でしたね。「ピーター・パン」の世界観がとてもマッチしていて、7月の公演に繋がるようなステージでとても素敵でした。

山﨑山口:ありがとうございます!

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【山﨑玲奈(Rena Yamasaki)】
2007年生まれ、愛媛県出身。第11代目ピーター・パン。20年12月第44回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ミュージカル次世代スターオーディション」にてグランプリを獲得。主な出演に、【舞台】『アニー』(アニー役)、『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳』(リン役)、『聲の形』(西宮硝子役)、『翼の創世記』(キャサリン・ライト役)、『ビートルジュース』(リディア役)、『新鶴姫伝説』(鶴姫役)、『Ambers -アンバース-』(ノア役)【映画】「劇場版 おいしい給食 卒業」(学級委員長・皆川佐和子役)、【音楽プロジェクト】「ウタヒメドリーム」(夢咲いぶき役)など。レック株式会社「トレループ」CM出演中。

【山口乃々華(Nonoka Yamaguchi)】
1998年生まれ、埼玉県出身。2011年にLDH主催VOCAL BATTLE AUDITION 3を経て、翌年「Follow Me」にてE-girlsとしてデビュー。グループ活動を経て、21年より女優業を本格的に開始。22年には『SERI〜ひとつのいのち』千璃役でミュージカル初主演を務め、その後も舞台を中心に活動。主な出演作として、【舞台】『ジェイミー』、『SPY×FAMILY』、『ラフヘスト~残されたもの』、a new musical『ヴァグラント』、『「呪術廻戦」-京都姉妹校交流会・起首雷同-』など。

青山メインランドファンタジースペシャル
ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』
【公演概要】
公演日:2026年7月27日(月)~8月7日(金)
会場:東京国際フォーラム ホールC

【キャスト】
ピーター・パン:山﨑玲奈
フック船長:内海啓貴
ウェンディ:山口乃々華
タイガー・リリー:七瀬恋彩
ダーリング夫人:皆本麻帆 ほか

【スタッフ】
原作:サー・J・M・バリによる作品を元にしたミュージカル
作詞:キャロリン・リー
作曲:モリス(ムース)・チャーラップ
翻訳・訳詞:福田響志
演出・振付:長谷川 寧
ほか

公式サイト:https://horipro-stage.jp/stage/peterpan/

取材撮影:ナカムラヨシノーブ