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有村架純、森田剛の瞳の美しさに救われた! 磯村勇斗は「穏やかで力強さを持っている方」と4年ぶりの共演を喜ぶ! 映画『前科者』公開直前舞台挨拶

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映画『前科者』の公開直前舞台挨拶が、1月20日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、主演の有村架純をはじめ、共演の森田剛、磯村勇斗、石橋静河、岸善幸監督が登壇した。

原作・香川まさひと、作画・月島冬二による漫画「前科者」を、岸善幸監督の手で実写映像化した本作は、罪を犯した「前科者」達の更生・社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘していく保護司の姿を描いた作品。WOWOW にて 2021 年 11月 に連続ドラマが放送・配信され、いよいよ 1 月 28 日に映画が公開する。

映画では、ドラマに続き保護司・主人公・阿川佳代を有村架純が演じ、佳代の元で更生し社会復帰へ近づくも、ある日忽然と姿を消し再び警察に追われる身となる男・工藤誠を6年ぶりの映画出演となる森田剛が務める。工藤を追う刑事の滝本真司を磯村勇斗のほか、リリー・フランキー、木村多江、若葉竜也、マキタスポーツから、ドラマ版の続投となる、佳代の初めての保護観察対象者石橋静河、北村有起哉、宇野祥平など、個性ある演技派俳優たちが集結した。

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完成作品を観て、有村は「台本を読んだときに抱いていて印象と違って、エンターテイメント性のある作品に仕上がっていると感じました」と感想を述べ、「皆さんのお芝居が素晴らしくて、実力ある方々に囲まれて自分も参加できたんだなと後からじわじわ嬉しさを噛みしめていました」とコメントした。

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森田は「作品を観て涙が出ました。浄化されてスッキリしました。人の温かさ、ぬくもりを感じる映画ですね」としみじみ。MCから「誰で泣きました?」と問われると「自分で」と即答し、会場を沸かした。

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有村と森田は今作で初共演となるが、森田について有村は「役がら的に(撮影以外で)あまりお話をすることはなかったのですが、残り2日くらいにやっと色々とお話をするようになりました。そのとき、森田さんの瞳の美しさにハッとさせられてしまって。瞳の奥底から感じ取れる心根の優しさがあって。とても緊張感のある撮影だったんですが、その瞳に凄く救われました。」と笑顔で感謝の気持ちを口にした。

対する森田は「諦めない強さを見れて嬉しかったです。パワーを感じました」と有村を称え、共演を喜んだ。

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保護司という役にあたり、有村は「まず、保護司がボランティア活動であることを、私はこのお話をいただいて初めて知りました。色々な資料を読んだり、ドキュメンタリーや映画を見たりして、佳代の本質の部分と向き合いながら(役を)作っていきました」と役作りを吐露。「佳代にも人に言えない傷があり、その傷を自分の中で正当化したくて、保護司という活動をすることで汚れた感情をクリーンにしてくれるんじゃないか、そういう自分を認められるんじゃないかと思っていたのかも。彼女自身も成長していけばいいなと思いました」と続けた。

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森田も「保護司が無償で活動していることを知りませんでした」と言い、「監督と良く話をして、監督に怒られないようにやりました。工藤の苦しんでいる姿を表現できればと思いました」とジョークを挟みつつ、役への想いを語った。

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石橋は「映画ではドラマから3年経っているという設定なので、もう少し人間らしい部分を出してもいいのかなと思って臨みました」とドラマとは違った視線で臨んだ様子。

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磯村は「刑事役ということで、ずっと鋭い目でいてほしいと監督から言われていました。消えない傷を抱えている過去があるからこそ、沸々と心の中に燃えるものがあったんだと思う。感情を表には出さず、内に秘めた心強さを出したいと思いました」と役について語った。

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また、磯村と有村は、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で共演済み。4年の月日を経ての再共演となったが、有村は「充実した日々を過ごされてきたんだなと思う目をされていました。照れ臭さもありながら、再会できたことはとても喜ばしいことでした。でも、ご本人の性格みたいなものは一切変わっていなくて、いつも常に穏やかで自分自身と向き合っているような力強さはずっと持っていらしたと思います」とニッコリ。

磯村も「本当にこの撮影を楽しみにしていました」と笑顔を見せ、「4年経っての久々の一緒のシーンということで、感慨深いものがありましたね。照れ臭いところもありましたが、ずっと一年間夫婦役をやっていて、今回は全く真逆な立場で。でも、(有村は)変わらず、本当にしっかりと立っていてくださるので安心感があり、何を投げても受け止めてくれてお芝居をしていても楽しかったです」と有村に優しい微笑みを送った。

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また、映画の内容にちなみ、「あの時に勇気づけられたなと思ったことは?」と問われると、石橋は「10代のころ留学してホームシックになって泣いているとき、飛行機の中で隣の席の女性からそっとティッシュを渡されて・・・、その優しさに救われて頑張ろうと思ったことです」と明かす。磯村は「有村架純さん。時々連絡を取り合うのですが、その時に『お互い、頑張ろうね』と書いてくるんです。その言葉で頑張れるし刺激にもなってます」と。すると、森田が「僕も同じで」と言い出し、「僕は敗者さんに『頑張ろうね』と言われて、頑張ろうと思います」とボケをかまして会場の笑いを誘っていた。

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<ストーリー>
罪を犯した者、非行のある者の更生に寄り添う国家公務員、保護司。
保護司を始めて 3年の阿川佳代(有村架純)は仕事にやりがいを感じ、様々な「前科者」のために奔走していた。
そんな中、佳代が担当している物静かな工藤誠(森田剛)は更生を絵に描いたような人物で、佳代は誠が社会人として自立する日は近いと楽しみにしていた。しかし、誠は忽然と姿を消し、再び警察に追われる身に。
一方その頃、連続殺人事件が発生。捜査が進むにつれ佳代の壮絶な過去や、若くして保護司という仕事を選んだ理由もが次第に明らかになっていき――。

原作:「前科者」(原作/香川まさひと・月島冬二「前科者」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載))
監督・脚本・編集:岸善幸
出演:有村架純 磯村勇斗 若葉竜也 マキタスポーツ 石橋静河 北村有起哉 宇野祥平
リリー・フランキー 木村多江 /森田剛
制作プロダクション:日活・テレビマンユニオン
配給:日活・WOWOW
© 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会

映画版公式サイト:https://zenkamono-movie.jp/
公式 Twitter:@zenkamono_jp
公式 facebook:zenkamono.official
ドラマ版公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/zenkamono_drama/

映画版:2022年1月28日(金)公開

ドラマ版:WOWOWオンデマンドにて配信(無料トライアル実施中)
各話放送後、WOWOWオンデマンド、Amazon Prime Videoで見逃し配信