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安田顕、榮倉奈々の“死んだふり”に「もううんざりでしたよ(笑)」 映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』完成披露試写会

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映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』の完成披露試写会が、5月15日、109シネマズ二子玉川にて行われ、W主演の榮倉奈々と安田顕をはじめ、共演の大谷亮平、野々すみ花と、李闘士男監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は、2010年、「Yahoo!知恵袋」に「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」という質問が投稿され、コミックエッセイ化を経て、実写映画化。飲“死んだふり”をして夫の帰りを待つ妻と、それを冷静に対処する夫の、ちょっと変わっているが最高に愛おしい、結婚3年目を迎えた夫婦のラブストーリー。劇中で15パターンの“死んだふり”を披露する妻・ちえ役を榮倉、超フツーの冷静夫・じゅん役を安田が扮する。

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本作のオファーを受けて、榮倉は「とにかく、長いタイトルだなと・・・」と笑いつつ、「Yahoo!知恵袋の投稿からお話が広がるっていう流れが、とても現代っぽくて面白いなって。最初はコメディかと思ったのですが、予想外の産物が多くてびっくりしました」と振り返る。

安田は、「榮倉さんの夫役と聞いて、『やったー!』なんて思ったんですが」とジョークを飛ばすも「原作を先に読んでいたので、どうやって面白くなるのかなと思っていたら、できあがったものを観て『やられたー!』と思いました。いろんな夫婦の形が描かれています。ぜひ李監督の照れ屋さんな内面を見ていただきたいです」と李監督を称えた。

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映画タイトルにちなみ、“必ずしてしまうこと”を聞かれると、榮倉は「ないです」と即答。「『必ずしないと』って思うと、それにとらわれて他のことがうまくいかなくなっちゃうんです。だから、何かにこだわりを持たないようにしています」と理由を述べた。一方の安田は「セリフは外出先で覚えるんですが、台本を開くのは恥ずかしいから、スマートフォンに全部打ち込むんです」と驚きの発言。「ただ、打ち間違えると間違ったまましゃべっちゃう。ちょいちょいあります」と言って会場の笑いを誘っていた。

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じゅんの後輩・佐野役を演じた大谷は、「家に帰ったら、荷物を全部出して定位置に戻してからくつろぎます。でも、他のこだわりは全くないんですけどね」と、唯一のこだわりを明かす。同じ質問に、佐野の妻・由美子役の野々が「帰ったら必ずポストをのぞきます」と答えると、登壇者たちから「それは普通でしょ!」と総ツッコミを受ける場面も。

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意外にも撮影現場ではあまり話さなかったという榮倉と安田だが、「この映画のプロモーションでだいぶ距離が縮まってきました」と笑う安田。撮影の様子について「(榮倉が)とにかく死んだふりをするから! 15パターンも。もううんざりでしたよ」とこぼすと、榮倉は「うんざりしてるな・・・、申し訳ないな~って思いながら死んでました(笑)」と苦笑い。「でも、死んだあとに話すセリフが好きでした」と続けると、安田も「私も死んだあとのシーンが好きです」と同調していた。

また、安田と大谷が2人が居酒屋で飲むシーンについて、榮倉が「男同士の会話が生々しくて好きです」と言うと、安田は「酔っ払って話すシーンね」とうなずくと、大谷が「安田さんが自前のお酒を持ってきて、本当に飲みながら演じていました」と告白。榮倉に「飲む気満々じゃないですか」と言われ、すかさず安田は「あの日、クランクアップだったからみんなで飲もうと思ってさ・・・」と一生懸命言い訳(?)をし、会場を沸かせる。

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終盤のフォトセッションには、劇中で登場するワニもお目見え。李監督は「このワニは幸せを運ぶんです!この映画に関わった人たちが、次々に結婚したり妊娠したり凄いんです」と紹介。「上映後に飾っておきますので、皆さんも一緒に写真を撮って幸せになってくださいね」と観客に呼びかけ、舞台挨拶を終了した。

劇中スチール2

『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』
〈STORY〉
予測不能「ぶっとび妻」×超フツー「冷静夫」 結婚3年目、凸凹夫婦のちょっと変わった日常を描く、新しい愛のカタチ
サラリーマンのじゅんが仕事を終えて帰宅すると、玄関で妻のちえが口から血を流して倒れていた!動転するじゅんだが、「ククク……」と笑うちえの傍らにはケチャップ。ちえは死んだふりをしていたのだ。それからというもの、家に帰るとちえは必ず死んだふりをするようになった。ある時はワニに喰われ、ある時は銃で撃たれ、またある時は頭を矢で射抜かれ…次第にエスカレートしてゆく“死んだふり”。最初は呆れるだけのじゅんだったが、何を聞いても「月が綺麗ですね」と笑うだけのちえにだんだん不安を覚え始める。寂しいだけなのか、何かのSOSのサインなのか―。ちえの謎の行動には、“秘密”があった。

榮倉奈々 安田顕 大谷亮平 野々すみ花
原作:「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(作:K.Kajunsky 漫画:ichida/PHP研究所刊)
監督:李闘士男『神様はバリにいる』
脚本:坪田文「コウノドリ」
主題歌:チャットモンチー「I Laugh You」(キューンミュージック)
配給:KADOKAWA
(C)2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会
映画公式サイト:http://tsumafuri.jp  #妻ふり ‏

6月8日(金) 謎の〈妻ふり〉ロードショー