Open Close

佐藤大樹、伶の主題歌で「この映画は勝った!」とするも、自身提案の小説は橋本環奈から即行でダメ出し!? 映画『小説の神様』公開記念舞台挨拶

DSC_4349

映画『小説の神様 君としか描(えが)けない物語』の公開記念舞台挨拶が、10月3日、東京・新宿バルト9にて行われ、W主演の佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)、橋本環奈と、久保茂昭監督、そして本作の主題歌と挿入歌を担当した伶が登壇した。

「このミステリーがすごい!2020年版」「2020本格ミステリー・ベスト10」「第20回本格ミステリー大賞」などで5冠を受賞、さらに「2020本屋大賞」「第41回吉川英治文学新人賞」へもノミネートされた人気作家・相沢沙呼による感動小説「小説の神様」を、(「HiGH&LOW」シリーズやこれまで500本以上のMVを手掛けてきた久保茂昭監督の手で実写映画化。

本作は、ナイーブで売れない小説家・千谷一也(佐藤大樹)と、秘密を抱えたドSな小説家・小余綾詩凪(橋本環奈)の何もかもが真逆の2人が、”一緒に大ベストセラーを生み出す”という共作ミッションを課せられ、時に激しく反発し合いながらも“2人”で物語を作り始める、青春ストーリー。

DSC_4215

DSC_4329

コロナ禍の影響で5月公開予定が延期となり、ついに昨日公開を迎え、佐藤は「ちょうど読書の秋という季節です。小説をモチーフにしている作品なので今の公開に合っていると思います。公開できて嬉しく思います」と挨拶。橋本は「(公開できて)純粋に嬉しいし、ホッとしています。すごく待ち遠しかったけれど、待ってくださっているファンの皆さんがいてくれたからこそ。喜びもひとしおです」としみじみ。

DSC_4210

DSC_4374

久保監督は普段から仲の良い三木孝弘監督から「昨日観てくれたそうで、『青春映画の中でとても攻めた作品で丁寧に描かれている』と言ってもらいました。そして『何より、橋本環奈が今までで一番かわいい!』と言われました」と称賛を受けたことを明かし、橋本も思わず照れ笑い。「大樹にはノーコメントでした(笑)」と続け、会場の笑いを誘う場面も。

DSC_4217

撮影を振り返り、佐藤が「編集者の方とのカフェでのシーンでは、周りの方々も空気を作ってくださって、最初は泣くはずじゃなかったのに(感情が高ぶって)鼻水出すほど泣いてしまいました。とても印象深いシーンです」と明かすと、橋本も「保健室のシーンでは、そこに標準を合わせて感情を持っていけるようにしてくださって。一発で撮ることができました。1つ1つのシーンに皆さんの愛情を感じました」と、現場でのチームワークの良さを回顧した。

本作の内容にちなみ、「一番の青春エピソードは?」と問われた二人。佐藤は「EXILEのコンサートをさいたまスーパーアリーナで初めて見たとき。HIROさんの動き!が青春でした。翌日今まで続けてきたサッカーをやめる決意をしてダンスでEXILEに入ろうと決めました」と答え、橋本は「福岡でアイドル活動をしていましたが、学校に通う何気ない日常がもの凄く楽しかった。1秒1秒が青春でした」と目を輝かせながら振り返った。

DSC_4259

DSC_4271

この日は本作の公開を祝い、伶が主題歌「Call Me Sick」を生歌唱で初披露した。初めて生歌を聴いた二人は感激しきり。佐藤は「伶さんの主題歌を聞いたとたんに、この作品は“勝ったな!“と思いました」とニッコリ。橋本も「この曲はストーリーと自分の感情が合ってとてもステキ。音楽のパワーを感じて、ずっと聴きたくなる曲だと思います」と絶賛した。

ダンス&ボーカルグループ“E-girls”として活動してきたが、「伶」として、本作の主題歌「Call Me Sick」と、挿入歌「こんな世界にしたのは誰だ」を10月2日にリリースし、ソロデビューを果たした。初の新曲が映画の主題歌に決まり、「今日はライブとは違う緊張がありました。カメラの数とキャストの方が目の前で聴いてくださって震えました」と気持ちを明かしつつ、「映画でこの曲を聴いてもらえてありがたいです」と笑顔を見せて「この作品は内容が深くて、このご時世だからこそ心に刺さると思います」と映画を観た感想も述べた。

DSC_4303

DSC_4306

DSC_4352

さらに、「一也と詩凪のように自分が小説を作るとしたら、いったいどんなタイトルでどんな内容を書くか?」と聞かれ、代表して佐藤が回答。「壁に耳あり、正直メアリー」とフリップを出し、「主人公はメアリーという少女で・・・」と物語を話し出す。「主演は橋本環奈さんで」と力説するも、橋本から「企画書で躊躇しました。これを出したら原作者の先生も爆笑していました」とダメ出し。「それはボツですね・・・」と肩を落とす佐藤だったが、橋本は「これだけ(みんなが)固まったら、逆に観てみたいですね(笑)」と爆笑していた。

小説の神様画像

映画『小説の神様 君としか描けない物語』
【ストーリー】
中学生で作家デビューしたが、作品はSNSで酷評され、自分を見失った売れない高校生小説家・千谷一也。一方、同じクラスの人気者でドSな性格の上、ヒット作を連発する高校生小説家・小余綾詩凪。底辺作家と人気作家、性格もクラスでの立ち位置も、すべてが真逆の2人に、編集者から下されたミッション――それは、2人で協力し、大ベストセラーを生み出すことだった!
ダメな男子とキラキラ女子、一見正反対な2人が、反発しながらも足りないものを補い合い、物語を一緒に作るうちに、一也は、詩凪の誰にも言えない大きな秘密を知ってしまう――。友情を超えて近付く2人の距離。悩み傷つきながらも、好きなことをあきらめずに挑戦し続けた先で、2人が生み出す<物語>の行方は――?ラスト、胸があつくなる。共感と感動No.1のファンタスティック青春ストーリー!

出演:佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS) 橋本環奈 佐藤流司 杏花 莉子 坂口涼太郎
山本未來 片岡愛之助 和久井映見
原作:相沢沙呼『小説の神様』(講談社タイガ刊)
主題歌:『Call Me Sick』 伶(Sony Music Labels Inc.)
監督:久保茂昭
脚本:鎌田哲生
配給:HIGH BROW CINEMA
クレジット:©2020映画「小説の神様」製作委員会
公式ツイッター: @shoukami_movie
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/shokami-movie/

絶賛全国公開中!