
映画『(LOVE SONG)』の公開記念舞台挨拶が、11月2日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、W主演の森崎ウィンと向井康二(Snow Man)をはじめ、共演の及川光博、藤原大祐、齊藤京子が登壇した。
本作は⽇タイ共同制作され、東京とバンコクを舞台に異国の地で描かれる両⽚想いの 2 ⼈の初恋を描く、ピュアラブストーリー。監督は、世界的に⼤ヒット したBL ドラマ「2gether」を⼿掛けたタイのチャンプ・ウィーラチット・トンジラー。そして、共にアジアにルーツを持つ森崎ウィンと向井康⼆がW主演を務め、バンコクへの海外勤務を命じられた真⾯⽬すぎる研究員・ソウタを森崎、ソウタの初恋の⼈であり、バンコクでカメラマンをしながら⾳楽活動を続けているカイを向井が演じる。
さらに、及川光博、藤原⼤祐、⿑藤京⼦、逢⾒亮太、筒井真理⼦ら⽇本⼈キャストのほかに、タイで若者を中⼼に⼈気を集めるミーン・ピーラウィット・アッタチットサターポーン、ファースト・チャローンラット・ノープサムローン、ミュージック・プレーワー・スタムポンら、個性豊かな国際的豪華キャストが集結した。

上映後の登場したキャストたち。向井が会場を盛り上げようと「盛り上がってますか~?」と声をかけるも、まだ映画の余韻に浸っている観客たちは大きな声があげられず・・・。「(そんなに小さな声じゃ)ダメだよ、帰っちゃうよ、僕も。そっか、いま皆さんは感動してる後だ」と納得。再度「映画楽しかったですか?」と問いかけると、今度は大きな声が返り、「ありがとうございます。どうも。タイ語と日本語の二刀流、向井康二です!」と笑顔で挨拶した。
10月31日に無事公開を迎え、森崎は「ホッとしています。ようやく皆さんのもとに届いたのかなと。公開から毎日『満員御礼』と聞いてめちゃくちゃ興奮しています」と満面の笑みを浮かべ、向井と「ありがたい限りでございます」と顔を合わせた。
向井も「我々が作った作品は、観てもらわないといけないので、たくさんの方に観てもらえるのが嬉しい。観終わった後に一人一人感想聞きたいぐらいです!」と声を弾ませる。向井にとって、グループ出演以外では初の主演映画でもあり、自身とも関係が深いタイが関わってる作品。向井は「タイの作品に出たいという夢もありました。今回は監督もタイで、現地のスタッフさんも(タイの方が)多い撮影で1つ夢が叶ったし、初めてグループを離れた自分の作品でもありますから大事にしたい」と感慨もひとしお。「自分の代表作なると思いますので。皆さん、いっぱい観てください!」と力強くアピールした。


周囲の反響も大きいようで、森崎は「違うお仕事で携わってるプロデューサーの方が、ご自身で観てくださって。『まさか3回も泣くと思わなかった』という話を聞いて、凄く嬉しかったですね」とニッコリ。
向井は「SNSとか、映画のサイトとかあるじゃないですか。それに口コミが載っているというのも嬉しい」と言い「うちの母はもう3回観てます」と明かす。「昨日電話したら『感想が止まらない』って。それくらい病みつきになるんだなと」と述べ、「(母は)タイの人なので、思入れもあるでしょうしね。僕もそのためにやったというのもあるので嬉しいですね」と親孝行ができたことを喜んでいた。


ほかにも「ジンが良かった!」という書き込みも。物語のポイントともなる役を演じた及川は、「ジンのイメージに近いんじゃないかみたいな雰囲気あるのでは?」と言われると、「いやいやいやいや、全然違いますよ、及川さんは。ジンさんほど実際の及川さんはチャーミングじゃないし、すっとんきょうじゃないです」と否定する及川。それでも「やっぱりジンというキャラクターと僕の共通点があるとしたら、日常的にウインクをすることかな」とサラリ。森崎たちも「してましたね。タイの人も急にウインクが来るのでビックリしていましたから」と笑った。

そんな及川は森崎と向井の2人を「愛おしかった」とポツリ。「愛おしかった、君たち。ウィンは優しすぎるから“大丈夫か、色々我慢しすぎじゃないか・・・”と、ずっと兄心で。寄り添って人生の話をちょろっとさせていただきました」と回顧。「向井さんは、タイの文化について色々学びがありました。タイは辛いもの食べた後にすごい甘い飲み物飲むとか。あと、タイの時間も。のんびりセッティングして、いきなり本番が始まるみたいな(笑)」と2人との出会いに感謝する。


斎藤は、「純粋な恋愛が、見ていてもすごく応援したくなりますし、映像を見ながら一緒に一喜一憂してめり込んでいく、そんな二人の恋愛物語だったなと思います」と感想を伝えた。


一方で、藤原演じるワタルの「後悔したくないんだったら、ちゃんと伝えないと」というセリフに感動した人も多かったはず。ソウタに一目惚れをした役だったが、ワタルから見たソウタの魅力を問われると、「チャーミングですし、お茶目な部分が全開に出ていて。ウィンさんと見つめ合うシーンは、本当に引き込まれ続けました」と振り返る。そのシーンについて、森崎が「撮影中ずっと俺の目を一切離さないんですよ。だから俺のほうが恥ずかしくなっていって」と苦笑い。藤原が「僕もキュンキュンしていました。本当にこの人にどうやったら落ちてもらえるかなと思って」と熱い視線を送ると、間に立つ向井が思わず「やめてください。あのシーン、俺、ガラス越しで見てるから」と嫉妬心を全開し、会場の笑いを誘う場面も。

撮影現場でも監督を含め、作品について色々と話しあって進めていったという森崎と向井。撮影を振り返りながら、向井が「(相手が)ウィンくんで良かった」と称えると、森崎も「モノの価値観というか、そこに対する熱量だったりが(一緒)。僕ら二人は一番近くにいて、物語の中でも一番近くにいるけど、一番遠くにいたりとか、いろんなジェットコースターに乗ってかなきゃいけないパートナーではあるので、赤裸々に話せるっていうのはすごく救われた」としみじみ。思わず向井が森崎の手を握る一幕も。周りのキャストからも「こんな感じでくっついてるんですよ、いつも」と明かされる始末。それでも、終始くっついてイチャイチャしていた2人だった。

さらに、イベントでは、森崎演じるソウタと向井演じるカイのビジュアルが描かれたスイカカービングが登場し、タイ式で公開をお祝いした。
🌻STORY🌻
聴こえてきたメロディ。心に刻み込まれている。あの日からずっと——。
バンコク勤務を命じられた化学メーカーの研究員・ソウタは、渡航初日、大学時代に突然姿を消した初恋の人・カイと偶然の再会を果たす。あの頃、カイが奏でていたメロディは、今もソウタの心の奥で繰り返し響いていた。カメラマンとして活躍し、音楽も続けていたカイは、思いがけない再会に心を揺らす。喧騒と静寂が交錯するバンコクの街で過ごすうちに、6年という空白の時間が埋まっていくが、何事にも慎重なソウタは、かつてのカイへの叶わぬ片想いの痛みから、「きっと叶わない」と心に蓋をする。以前と変わらず接しようとするが、異国で自立し、逞しくなったカイの姿に思わぬ距離を感じてしまう。そんな中、カイが学生時代から作り続けていた、“好きな人に最初に聴かせたい“未完成の曲を初めてライブで披露するという噂を聞き、ソウタの胸に行き場のない想いが押し寄せる。お互いを想いながらも、すれ違ってしまう二人。その両片想いの恋は、やがてーー。
🌻作品情報🌻
タイトル:『(LOVE SONG)』
出演:森崎ウィン 向井康二(Snow Man)
ミーン・ピーラウィット・アッタチットサターポーン 藤原大祐 齊藤京子
ファースト・チャローンラット・ノープサムローン ミュージック・プレーワー・スタムポン 逢見亮太
夏目透羽 水橋研二 宮本裕子 / 筒井真理子 / 及川光博
監督・脚本:チャンプ・ウィーラチット・トンジラー(「2gether」)
脚本:吉野 主 阿久根知昭
音楽:近谷直之
劇中曲プロデュース:The TOYS
主題歌:Omoinotake「Gravity」(Sony Music Labels)
制作プロダクション:KINEMA STUDIO 制作協力:h8 Studio アークエンタテインメント
制作幹事・配給:KADOKAWA ©2025『(LOVE SONG)』製作委員会
公式サイト:movie-lovesong.jp 公式X&Instagram:@movie_lovesong
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