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岩田剛典、白鳥玉季の落ち着きぶりに感心しきり! 「大人の皆さんは必ず共感していただけるはず!」と作品アピールも♪ 映画『金髪』公開記念舞台挨拶

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映画『金髪』の公開記念舞台挨拶が、11月22日、東京・グランドシネマサンシャイン池袋にて行われ、主演の岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERS)、共演の白鳥玉季と、坂下雄一郎監督が登壇した。

本作は、大人になりきれない30歳の公立中学校教師が、生徒たちの金髪デモに振り回されながらも成長(=自分がおじさんであることを自覚)していく様を、日本独特のおかしな校則、教師のブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道という社会問題を背景に、皮肉と愚痴と笑いを交えて描く、新感覚ムービー。自分がおじさんだと気付いていない“ダサい教師”市川を岩田剛典、クラスの生徒で“金髪デモ”を発案した・板緑を白鳥玉季が演じ、山田真歩、田村健太郎、内田慈ら、個性豊かなキャスト陣が脇を固めた。

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本作が第38回東京国際映画祭コンペティション部門観客賞を受賞したことに、岩田は「めちゃくちゃ嬉しいですね。観客賞が一番嬉しいと思います。本当劇場でご覧いただいた皆さまの感想がこの勝利に導いたと思うので、本当に嬉しかったです」と笑顔を見せ、「当日、僕は大阪の方にいたんですが、監督が名前を呼ばれて、席を立つ瞬間もずっとスマホで僕は見ていました。そこまで市川の気持ちをずっと引きずっていました」と回顧。

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白鳥は「私、初めにマネージャーさんから『受賞したよ』とメッセージでいただいて、一瞬聞き流してしまって、一回戻して・・・驚くみたいな感じだったので、急に叫ぶみたいな驚きではなく、しっとりとしっかりした驚きをしました」と振り返り、「(監督賞を受賞して)本当に嬉しいです。まさかこんな光栄な賞をいただけると思ってなかったので、監督さん、ありがとうございます。光栄です!」とあらためて監督に礼を述べた。

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受賞の場に立った監督は「最初、名前を間違えられて、一応『坂下です』と訂正してから行ったのが良かったなと思います」とアクシデントで逆に緊張がほどけたことを明かした。

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出演オファーを受け、快諾したという岩田。「オリジナル脚本でこれだけ脚本が面白い作品と出会えることってそうそうないと思って。あっという間に脚本が読めちゃったんです。まず『金髪』というタイトルでどんな作品なんだろうと思って。そして、ちょっとブラックコメディ的な要素もありながらも、役者は、かなり会話劇でシーンが作られてたので、やりがいがあってチャレンジしたいなと。燃える気持ちも生まれて、『絶対やりたいです』と言ったの覚えてます」と、語った。
少しクセのある教師・市川を演じてみて、「最高ですね!」と岩田。「日常のあるあるみたいなものを、行動や発言で表現できる役は今までやったことなかったし、きっと多くの方々に共感を生むようなキャラクターになると思ったので、これはぜひ飛び込んでみたちと思いました」と、役がらにほれ込んで臨んだ様子。

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一方で、金髪デモの首謀者の板緑は、先生に対しても毅然と発言をしていくという役がら。初めて金髪の自分を見たときの感想を聞かれると、「鏡で自分の金髪姿を見た時に、私じゃないみたいで。これが私というより、これが板緑なんだという認識の方がきたので、毎朝現場に来て金髪(ウィッグ)をかぶると板緑のスイッチの入りが分かりやすくなって、とてもいい感じで出来たと思います」とし、役がらについては、「板緑は1で伝えたいことがあるとすれば、それを10で話して伝えようとする子なんです。。難しく難しく話をしてしまうタイプの子。それが板緑の長所でもあり短所にもなっているんじゃないかなって思っています」と分析。

「休憩時間の合間にもセリフのやり取りをし、お互い励ましあって協力して戦っていました」と述べると、隣に立つ岩田が思わず「落ち着いてるよね・・・」と感心しきり。

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そんな二人のキャスティングについて、監督は「岩田さんは、岩田さんの出られた映像素材とかを見た時に、すごく爽やかで笑顔の素敵な感じっていうイメージが元々あったんですけど、よく見ると何かその裏に何を考えているかわからないような部分が感じられたので、それがこのキャラクターに合うのではと思い、いい感じで相乗効果となるんじゃないかなと思ってお願いさせていただきました」と説明。白鳥については「白鳥さんは、もうキャリアを積まれている方だったので、オーディションでの立ち振る舞いがやっぱり落ち着いていた」と話すと、すかさず岩田が「ほら~」と同調し、声を漏らしていた。

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また昨年の”今年の漢字”が「金」だったが、ここで一足早く”今年の漢字”を発表することに。白鳥はいまハマっているという「猫」と書き、岩田は「外」と書いたが、「(カタカナの)タ・トです」とボケて、会場の笑いを取る。「いや、外なんですが(笑)。今年は仕事でたくさん海外に行かせてもらったので」と理由を明かしていた。

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最後に、白鳥が「普段見れない光景がたくさん見える面白い映画となっておりますので、自分のお気に入りのシーンを見つけて楽しんでみてください」とアピール。岩田が「この映画『金髪』は、大人の皆さんは必ず共感していただけるシーンやワードが散りばめられている作品になっていると思います。正直、僕も試写を観た時に身につまされる思いというか、他人言だと思えないような感じでした。そういう新感覚ムービーになっていると思います」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

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そのあとには、本作に登場する金髪生徒が劇中で発する「金髪イエエエイ!!」の掛け声に乗せ金色のテープが会場内に舞い、本作の大ヒットを祈っていた。

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映画『金髪』
<Story>
その⽇、中学校教師・市川の⼈⽣を⼤きく変える出来事が起きた。⼀つは担任クラスの⽣徒数⼗⼈が髪を⾦⾊に染めて登校してきたこと。そしてもう⼀つは、彼⼥から結婚の話を切り出されたこと。マスコミやネット、さらには⽂科省まで巻き込み⼤騒動になる“⾦髪デモ”と、⽇々の愚痴を聞いた彼⼥からの⾟辣な説教で板挟みになる市川は、窮地を脱するために“⾦髪デモ”を計画した張本⼈・板緑と⼿を組み、とある作戦に打って出る⋯。仕事の問題と⼈⽣の決断が⼀挙に押し寄せた市川は、いつまでも若者で何事も順⾵満帆だと思っている“イタいおとな”から“マトモな⼤⼈”へと成⻑し、全ての試練を乗り越えられるのか︕︖

<キャスト&スタッフ>
岩田剛典
⽩⿃⽟季、⾨脇⻨、⼭⽥真歩、⽥村健太郎、内⽥慈
監督・脚本:坂下雄一郎
音楽:世武裕⼦
配給:クロックワークス
©2025「金髪」製作委員会
2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分/G

公式HP:kinpatsumovie.com
公式X:@kinpatsumovie #映画金髪

11月21日(金)全国公開