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小栗旬ら、モデルとなった医師らからの手紙に感慨! 「この作品から勇気をもらって明日に繋がれば」 映画『フロントライン』初日舞台挨拶

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映画『フロントライン』の公開初日舞台挨拶が、6月13日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、主演の小栗旬をはじめ、共演の松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介、森七菜、桜井ユキと、関根光才監督、増本淳プロデューサーが登壇した。

2019年12月に中国の湖北省武漢市で初めて発生が確認され、2020年に入ってから世界的流行(パンデミック)を引き起こした新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化。2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」を舞台に、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面し、この状況下で家族を残し、安全な日常を捨てて「命」を救うことを最優先に最前線に駆けつけた医師や看護師たちの奮闘を描き出す。

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映画の公開を迎え、それぞれが万感の想いで挨拶し、舞台挨拶がスタート。小栗は「この日を迎えられて嬉しく思います」とし、窪塚は「いつもは(公開初日は)『いってらっしゃい!』と(作品を)送り出すのですが、この後から一人でも多くの方に観ていただきたい気持ちで、また船に乗り込んでいく気持ちになっております」と作品への熱い思いを語った。

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5月28日に行われたジャパンプレミアにて、本作のモデルとなった方々が集結し、撮影から約1年半ぶりの再会となったキャストたち。その際の記念写真がスクリーンに投影されると、会場は沸き立ちあがり、小栗も「いい写真ですね」と笑顔を見せる。キャストたちはモデルになった方たちと密にコミュニケーションを重ね役を演じ切った。

ここで、モデルになった方から劇中で演じたキャストへ届いた手紙が披露され、MCが代読。思いのこもったメッセージを受け取ると、小栗は「素敵なメッセージをいただき、本当に嬉しいです。5年前の戦いですが、映画にはない、大変さもいっぱいあったと思います。今もDMATの方々は活躍されています」とコメント。

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松坂は「このお二人の粘り強さがあったから、物事がスムーズに進んで目の前にある命を救うことができた。この役をやれてよかったと思います」としみじみ。

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池松は「先生方の魂に感動します。この人たちの取り組みのおかげで命がある。DMATの方々はもちろんですが、今も医療に従事されている方がこの映画を捧げたいです」と語る。

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「鮮明に上手く表現していた」と絶賛された森は「光栄なお言葉をいただいて嬉しいです」とし、「初めてお会いしたときにピンチを乗り越えた方のオーラを感じました。その責任感を体を通して知ってもらいたいと、気が引き締まりました」と述懐。

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「真剣なお芝居の姿に勇気づけられ、戦い続ける勇気をいただけた」と送られた窪塚は、「力をいただいたのはこちらのほうです。我々のパンチラインとしている、“守るべきはこの国か、この命か”というところに、もう1つ『それよりも大事にしていたのは誰かの人生であったり、その人の幸せだった』ということをジャパンプレミアの時にお話いただけて、大きな答えを手に入れることができた」と感慨。「この作品をやらなければ、見えないところで名も無き人たちが世界を支えていることうっかり忘れたまま進んでいたと思う。旬の呼んでもらって参加できて、公開初日を迎えて、心から幸せですし、誇りに思っています」としみじみ。

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また、モデルとなる人物はいない役としてニュースディレクター・上野舞衣を演じた桜井には関根監督から手紙が送られ、「上野という人物の視点に、自分の記憶を重ねられる方もいるかもしれません。映画と私たちを結ぶ“懸け橋”となる存在。きちんと疑いを持った勇気と誠実な人間を演じてくれて感謝します」と称えられた。

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最後に、小栗が「この映画をまだ敬遠されてしまう方もいると思いますが、明日からの生活がまた少し違う色になって過ごしていけるような映画体験ができる作品になっています。この映画が皆さんの勇気となって、明日に繋がっていったら嬉しいです」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

◆モデルとなった方々からのお手紙の内容はこちらに記載されています

『フロントライン』本ポスタービジュアル

<あらすじ>
2020年2月、乗客乗員3,711名を乗せた豪華客船が横浜港に入港した。香港で下船した乗客1人に新型コロナウイルスの感染が確認されていたこの船内では、すでに感染が拡大し100人を超える乗客が症状を訴えていた。出動要請を受けたのは災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」。地震や洪水などの災害対応のスペシャリストではあるが、未知のウイルスに対応できる経験や訓練はされていない医療チームだった。対策本部で指揮を執るのはDMATを統括する結城英晴(小栗旬)と厚労省の立松信貴(松坂桃李)。船内で対応に当たることになったのは結城とは旧知の医師・仙道行義(窪塚洋介)と、愛する家族を残し、船に乗り込むことを決めたDMAT隊員・真田春人(池松壮亮)たち。
彼らはこれまでメディアでは一切報じられることのなかった<最前線>にいた人々であり、治療法不明の未知のウイルス相手に自らの命を危険に晒しながらも乗客全員を下船させるまで誰1人諦めずに戦い続けた。
全世界が経験したパンデミックの<最前線>にあった事実に基づく物語―。

【作品情報】
■タイトル:『フロントライン』
■公開日:6月13日(金)
■出演者:
小栗旬
松坂桃李 池松壮亮
森七菜 桜井ユキ
美村里江 吹越満 光石研 滝藤賢一
窪塚洋介
■企画・脚本・プロデュース:増本淳
■監督:関根光才
■製作:「フロントライン」製作委員会
■制作プロダクション:リオネス
■配給:ワーナー・ブラザース映画
■クレジット表記: © 2025「フロントライン」製作委員会
■オフィシャル:公式サイト FRONTLINE-MOVIE.JP/公式X @frontline2025/ハッシュタグ #映画フロントライン

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