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佐野晶哉「全てのホモサピエンスに観てほしい作品!」 奥平大兼と松山千春の名曲かけてドライブに! 映画『か「」く「」し「」ご「」と「』公開前夜祭イベント

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映画『か「」く「」し「」ご「」と「』の公開前夜祭イベントが、5月29日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、W主演の奥平大兼と出口夏希をはじめ、共演の佐野晶哉(Aぇ! group)、菊池日菜子、早瀬憩と、中川駿監督が、舞台挨拶に登壇した。

住野よるの同名小説を『カランコエの花』(18)、『少女は卒業しない』(23)の中川駿監督がメガホンを取り、実車映画化。本作は、“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人の、純度100%の尊い日々を描く青春ラブストーリー。引っ込み思案で自分に自信の持てない主人公・京を奥平大兼、底抜けに明るい性格でヒロインよりもヒーローになりたいと願う・三木直子(通称ミッキー)を出口夏希が演じ、その他、佐野晶哉(Aぇ! group)、菊池日菜子、早瀬憩ら、フレッシュな顔が揃った。

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奥平は、ちゃんみなが書き下ろした、本作の主題歌「I hate this love song」について触れ、「作品の世界観にピッタリ。ちゃんみなさんご自身の初恋を当てはめて書いてくださったそうで、本当にありがたいなと思いました」と感謝。

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出口も映画に沿って合わせてくれて、凄く作品にもマッチしていて、エンドロールで聴いていると、まだ続きがあるように聞こえます」と感激しきり。

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体育会系でいつも明るく笑顔な人気者・高崎博文(通称ヅカ)役の佐野晶哉(Aぇ! group)は、「どんな人にこの映画を観ていただきたいか?」とMCに聞かれると、「全人(ぜんひと)」と答え、会場を沸かす。

すかさず、登壇者たちから「人類?」「ホモサピエンス?」とツッコミを入れられるも、「ホンマに誰しもが共感できる作品って他にないと思います。僕も初めて小説を読んだとき、映画で初号を観させていただいたとき、あらためてヅカに感情移入してしまった。登場人物5人がそれぞれいろんなことで悩んでいて、他の人から見たら小っちゃいことかもしれんけど、5人は自分の人生の中の大きな課題を背負っていて、大人になった方も、みんな学生時代の経験もあるだろうし、大人になってからも社会の中、生活の中で悩んでいることもあると思うけれど、そんな自分自身を肯定してくれる作品なので、ホモサピエンスの全ての方にこの作品が届いたらいいなと思います。ただのラブストーリーではないです」と熱く語った。

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内気で控えめな性格で、ある日突然学校に来なくなる宮里望愛(通称エル)役の早瀬憩は、登場人物たちとリアルに同世代になるが、「もちろん全人(ぜんひと)、ホモサピエンスの方に観ていただきたいですが、その中でも特に学生の方、同世代の方に観ていただきたいです。エルのような内気な子にもちょっと勇気を出して映画館に足を運んでもらいたいです」とおすすめ。そして「この作品に入る前にいただいた原作者の住野さんからのお手紙に『エルみたいな子が幸せになれる世の中であることを作者として願っています』と書かれていて、私もその通りだなと思いました」と回顧した。

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予測不能な言動でいつもマイペースな黒田文(通称パラ)役の菊池日菜子は、「撮影に入る前は“パラ”になれるか不安だったんですが、セリフの第一声で『何してんの?』と発したとたんにパラになれた気がしました」と振り返り、「この5人の前ではパラでしかないです」と今でも役が自分の中にある様子。

イベントでは、作品の内容にちなみ、「◯◯すぎて、純度100%の涙が漏れ出してしまうもの」をそれぞれフリップに書いて発表することに。

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監督は「出口さんに負けた時」と答え、「2歳になる娘が出口さんのファンになってしまって、『パパとなちゅきとどっち(が好き?)・・・』と聞こうとしたら食い気味に『名ちゅき!』と返ってきて、涙が出ました」と可愛いエピソードを披露。

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早瀬は「新潟でお世話になった高校の方々が優しすぎて」と、ロケ地でお世話になった方々へ思いを馳せ、「校長先生に何気なく『犬と猫の違いは何ですか?』と尋ねたら、しばらくしてコピー用紙の両面1枚に真剣にまとめてきてくれて本当にびっくりしました」とその時の用紙をポケットから取り出す。これにはキャストたちも同調。「本当にみんな優しかった」と納得していた。

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菊池は「推しが可愛すぎて」と書き、自分の推しが頑張っている姿に涙すると説明。

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佐野は「大空と大地の中で」と、松山千春の名曲を書く。撮影中にも奥平とよく歌っていたそうで、「一緒にドライブしてこの曲をかけていました」と明かすと、奥平も「俺たちの青春です。この曲を聴くとこの作品の撮影を思い出します」としみじみと語っていた。

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出口は「夜食が好きすぎて」と回答。前日に食べ過ぎてしまうと浮腫んでしまうので、気を付けているそうだが、「オフの前夜は思いっきり好きなものを食べます!」と、屈託のない笑顔を見せる。

そんな中、奥平は「こういうときに何も出てこない自分に」と、意気消沈。絞り出した答えだったが、出口に「(この中で)一番おもんないのきたね!(笑)」とダメ出しされ、さらに方を落とし、会場の笑いを誘っていた。

【作品概要】
■タイトル : か「」く「」し「」ご「」と「   ※と の後のかぎかっこは閉じません。
■主演:奥平大兼 出口夏希
■出演:佐野晶哉(Aぇ! group) 菊池日菜子 早瀬憩
■監督・脚本:中川駿
■原作:住野よる『か「」く「」し「」ご「」と「』(新潮文庫刊)
■配給:松竹
■コピーライト:(C)2025『か「」く「」し「」ご「」と「』製作委員会
(C)2017住野よる/新潮社
■公開 :5月30日(金) 全国公開
■公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/eigakakushigoto
公式X:https://x.com/eigakakushigoto
公式Instagram:https://www.instagram.com/eigakakushigoto
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@eigakakushigoto

■STORY
みんなには隠している、少しだけ特別なチカラ。
それぞれの“かくしごと”が織りなす、もどかしくも切ない物語。
「自分なんて」と引け目を感じている高校生・京(奥平大兼)は、ヒロインじゃなくてヒーローになりたいクラスの人気者・三木(出口夏希)が、気になって仕方がない。三木の親友で予測不能な言動でつかめない存在の黒田文・通称パラ(菊池日菜子)と、明るく楽しそうな彼女を、いつも遠くから見つめるだけ。そんな三木の幼馴染で京の親友の、高崎博文・通称ヅカ(佐野晶哉)を通し、卒業するその日まで“友達の友達”として一緒にいるはずだった──
ある日、内気な性格の宮里(早瀬憩)が、学校に来なくなったことをきっかけに、5人の想いが動き出す───

5月30日(金)ROADSHOW