
日本初上陸となる『BOOP! The Musical ブープ!ザ ミュージカル』が、5月27日に東急シアターオーブで開幕した。初日に先立ち、出演者の礼真琴、松下優也・水江建太(Wキャスト)、大澄賢也・東山義久(Wキャスト)、柚希礼音、そして演出のジェリー・ミッチェルが登壇し、開幕前会見が行われた。 (舞台写真©梅田芸術劇場)

本作は2023年にプレビュー公演がスタートし、2025年4月にブロードハースト劇場でブロードウェイ本公演が開幕した話題作。『キンキーブーツ』で知られるジェリー・ミッチェルが演出・振付を手がけ、音楽は世界的プロデューサーのデイヴィッド・フォスターが担当する豪華タッグだ。

★1930年代の人気キャラクター“ベティ・ブープ”が現代へ
主人公は1930年代に誕生した人気キャラクター、ベティ・ブープ。日本では「ベティちゃん」として長く親しまれ、今も世界中で愛されるファッションアイコンだ。
物語は、白黒アニメの世界からカラフルな現代ニューヨークへ飛び出したベティが、新しい仲間との出会いを通して 「自分の本当の望みは何か」 「自分は何者なのか」 という人生の大きな問いに向き合っていくというもの。
多彩な音楽、弾けるダンス、鮮やかな色彩にあふれたマジカルなステージが、劇場をハッピーでファンタジックな世界へと変えていく。
【初日前会見レポート】

ジェリー・ミッチェル 水江健太 松下優也 礼真琴 柚希礼音 大澄賢也 東山義久
■ ジェリー・ミッチェル「このキャスト全員がスター。NY以外で初めて作る特別な作品」
日本版の魅力について問われたミッチェルは、キャストを指しながら「この人たち全員が素晴らしい。全員がスターです。素晴らしい才能です。8週間の稽古場は本当に素晴らしい時間でした。この人たちがいて(日本の)皆さんは幸せです」と絶賛。
さらに、宝塚出身の礼真琴と柚希礼音について「私は宝塚歌劇団のファンでしたが、宝塚のトレーニングはすごい。何をお願いしてもやってくれる、できてしまう。心からすごい才能だと思います」と語り、「NY以外でこの作品を作るのは初めて。このキャストでのこの作品にしたかった」と、出演者に強い信頼を示した。

■ 礼真琴「生まれ変わった気分で挑んでいます」
宝塚退団後、初の舞台出演となる礼真琴は、「緊張していますが、共演者のみなさんがスペシャルな方ばかりで、その方々とご一緒する稽古の毎日の方が緊張していました。今日は思い切り楽しみたいです」と笑顔。
ベティの扮装については「みんなびっくりすると思います」「ミニスカートはソワソワします」と茶目っ気たっぷりに語った。
苦労した点については、「男役芸が出ないように必死でしたが、みなさんに支えていただき、ハッピーな稽古場でした。生まれ変わった気分でやっています」と決意をのぞかせた。


■ 松下優也「最高に楽しい!」
ドウェイン役の松下は「最高に楽しいです!」と元気いっぱい。相手役の礼は、昨年の8月までは元星組トップスター。それゆえに 「男として、礼さんに突っ込まれないように頑張っていました」 と笑いを誘った。
礼も 「(松下さんと水江さん)おふたりがリードしてくださいました。リードが上手なんです」 と感謝を述べた。
松下のお薦めシーンは「どこも見逃せない。釘付けになると思いますが、特に二幕後半のベティのソロナンバーが大好きです。毎回感動します。今日、それを観ていただけるのが楽しみです」

■ 水江建太「毎日明るく稽古できて幸せでした」
同じくドウェイン役の水江は、 「僕はけっこうリードされそうになっていました。ちえさん(柚希)とおふたりに助けられました」 と語り、 「いろんなことを勉強させていただいて、毎日明るく稽古できて、すごく幸せでした」 と振り返った。
水江のお薦めは「演出です。舞台上での稽古を客席から見ていたら驚きがたくさんありました。これがジェリーマジックかと、見ていて楽しかったです」

■大澄健也「ジェリーの振付を受けたことが宝物」
大澄は「ジェリーの作品にでたい、出たいと思っていたので、ジェリーが8週間、稽古から舞台稽古まで居てくださり、その振付を受けたことが、僕にとってかけがえのない宝物になりました」と感動を述べた。
お薦めは「僕はダンサー出身です。アンサンブルの皆さんがジェリーの振付を踊っているシーンがたくさんありますので、それを楽しみにしていただきたいです」

■ 東山義久「ジェリーさんのハッピーオーラが詰まった作品」
東山は、 「こんな素敵な格好で皆さまの前に立つのは初めてで緊張していますが、ジェリーさんのハッピーオーラが詰まった作品に参加できて嬉しいです。不安もあったのですが、いろんなご指導のもと、賢也さんのご指導のもと、ここまでこれたのは本当にうれしいです」 とコメント。
「大澄さんからはどんな指導を?」と聞かれると、 「全部俺の真似をしろ!と」と答え、会場は爆笑。すると大澄が慌てて「ジェリーさんが僕につけてくれた振付を伝えただけ」と解説していた。
その大澄は 「この作品にはジェリーマジックがかかっています。みんなに魔法をかけてくれました」 と語り、キャストからも「ほんと!」と声が上がった。
東山のお薦めシーンは「ラストのオールキャストのナンバーで、ベティとドウェインで始まる、その演出、トリックが素晴らしい。お客様もわーっと沸くと思います」

■ 深い縁で結ばれた礼真琴 × 柚希礼音 ―
礼にとって柚希は 「この人に会うために宝塚に入ろうと思った」 という憧れの存在。
礼が星組に正式配属されて初めて出演した大劇場公演『太王四神記 Ver.II』で、柚希はトップスターとして舞台に立っていた。 そんな深い縁を持つふたりの共演に、柚希は 「グッときています」 礼は 「歓喜!大喜び!」 と感情を表現。
柚希が涙声で 「礼真琴ちゃんの退団後初のミュージカルに関われて本当に感動しています。伸び伸びと公演できるように支えていきたい」 と語ると、礼も熱い眼差しで 「ちえさんがいらっしゃることで、私もここまで来られました。舞台上ではなかなか会えないので、やっと会えた喜びを爆発させたいです」 と感慨深く語った。

そして柚希の本作のお薦めシーンは「スターなのに何かが足りないと思っているベティが、いろんな愛によってカラフルに花開いていくのがこの作品だと思っています。礼真琴も大スターだけど何かが足りないと思っていたとしたら…と、勝手にベティと礼真琴を重ねて、感動の時間を過ごしています。ファンの方の中にも、同じように見る方もいらっしゃると思います。なので、愛で満ちたときの礼真琴ベティちゃんが輝き出す様子を見ていただきたいと思います」。柚希の愛あふれる言葉に、胸突かれている礼の表情が印象的だった。


BOOP! The Musical ブープ!ザ ミュージカル』
☆脚本|ボブ・マーティン
☆音楽|デイヴィッド・フォスター
☆作詞|スーザン・バーケンヘッド
☆演出・振付|ジェリー・ミッチェル
☆出演:礼真琴/松下優也・水江建太(Wキャスト)、鈴木瑛美子・藤森蓮華(Wキャスト)、渡辺大輔・中河内雅貴(Wキ
ャスト)、まりゑ、青柳塁斗/大澄賢也・東山義久(Wキャスト)/柚希礼音 ほか
☆日程・会場:
[東京]2026年5月27日~6月21日 東急シアターオーブ
[大阪]2026年7月4日~7月22日 梅田芸術劇場メインホール
[福岡]2026年7月30日~8月16日 博多座
☆企画・制作:梅田芸術劇場
☆主催:梅田芸術劇場(東京・大阪)、博多座(福岡)
☆公演公式HP:https://www.umegei.com/boop2026/


















