Open Close

CRAVITY(クレビティ)初来日公演レポート

写真①

韓国出身の9人組ボーイズグループ CRAVITY(クレビティ)が、初来日公演『CRAVITY, THE 1ST FAN-CON ‘CENTER OF GRAVITY’ IN OSAKA』を6月29日、30日の2日間、大阪・Zepp Osaka Baysideにて開催した。4公演が全て完売した、その初回公演の模様が届いた。

写真②

CRAVITY、コロナ禍でのデビューで2年越しの初来日
ファンとの初対面に「ワクワクして眠れなかった!」

韓国出身の9人組ボーイズグループ CRAVITY(クレビティ)が、初来日公演『CRAVITY, THE 1ST FAN-CON ‘CENTER OF GRAVITY’ IN OSAKA』を開催。6月29日、30日の2日間、大阪・Zepp Osaka Baysideでの4公演は全て完売。その初回公演をレポートする。

CRAVITYは、SERIM(セリム)、ALLEN(アレン)、JUNGMO(ジョンモ)、WOOBIN(ウビン)、WONJIN(ウォンジン)、MINHEE(ミニ)、HYEONGJUN(ヒョンジュン)、TAEYOUNG(テヨン)、SEONGMIN(ソンミン)の9人組。STARSHIPエンターテインメントがMONSTA X以来、5年ぶりに送り出すボーイズグループとして注目され、2020年4月にミニアルバム「CRAVITY SEASON1 [HIDEOUT:REMEMBER WHO WE ARE]」でデビューすると、年末の音楽授賞式の新人賞を総なめにし「スーパールーキー」と称された。その人気の反面、コロナ禍によりデビュー以降の2年間、海外に行くことも、ファンと対面することもできずに活動を続けてきた。この春よりようやく韓国内での有観客公演や海外公演ができるようになり、デビュー3年目にして待望の初来日を果たした。

写真③

ファンであるLUVITY(CRAVITYのファンダム名)にとっても、念願の初対面。彼らのデビュー作のオープニングナンバーでもある「Top of the chain」で輝くばかりの白い衣装を着た9人が目の前に登場すると、会場のLUVITYたちのテンションは急上昇。喜びを込めてLUVITYが振るペンライトのリズムに合わせて、CRAVITYも「Mammoth」まで2曲続けて力強いパフォーマンスを見せてくれた。

「今までオンラインでしか会えませんでしたが、こうやって直接アイコンタクトができて、すごくドキドキします! 夕べはワクワクしてよく眠れませんでした。LUVITYに会えて、本当にうれしいです」と喜びを語るミニ。ウォンジンは、「お会いできて本当に嬉しいです。待っていてくれて、本当にありがとうございます。僕たち、実物のほうがカッコいいでしょ? 皆さんも実物のほうが輝いていますよ! 今日はここで僕たちと一緒に思い切り遊びましょう!」と堪能な日本語でファンを盛り上げた。各人がさまざまなトークを繰り広げたが、通訳の天の声に合わせてゼスチャーを付ける様子にファンから「かわいー!」という声が上がっていた。

今回はファンミーティングとコンサートの要素を取り入れたFAN-CONということで、トークありゲームありライブありの構成。トークでのわちゃわちゃ感と、パフォーマンスの完璧さのギャップが堪能できた。

写真⑤

トークコーナーでは、開場時にファンから募った質問が書かれたふせんが大量に貼り付けられたホワイトボードが登場。「LUVITYの話を直接聞いてみたい」と質問に答えていったが、「日本で何を食べた?」という問いが多く、「一蘭ラーメン」(ソンミン)、「こんにゃくゼリー」(ミニ)、「牛かつ」(ジョンモ)、「ホテルの朝食のたこやき」(アレン)、「ウーロン茶」(ウビン)と、さまざまなものに挑戦したよう。「USJでのエピソードを教えて!」という質問には、「『ザ・フライング・ダイナソー』で僕は恐怖の声を上げていたのに、ソンミンは歓喜の声を上げていました」(ヒョンジュン)、「ルイージの被り物を買いました」(ミニ)など短いオフを満喫した様子も教えてくれた。またゲームコーナーは、客席2階まで巻き込み楽しさを共有。初来日とは思えないバラエティ力の高さを見せてくれた。

ライブパートでは、「Realize」、「Call my name」という毛色の違ったバラード曲も披露したが、「感動的で泣きそうになった。会場には、泣いている人も!」とセリムが言うように、CRAVITYはダンス曲だけでなく、バラードもしっかり歌える。制服衣装でキュートに歌った「Maybe Baby(チョアハナバ)」は、この日のためにサビを「好きなんだ~♪」と日本語にしたスペシャルバージョンで。夏にピッタリなさわやかさがあふれる「Divin’」と「Cloud 9」では、ゲームの敗者が罰ゲームとしてサングラスと動物耳のカチューシャで歌ったが、会場のあちらこちらから「かわいー!」の声。ライブパート後半は、お揃いのチームジャケットを着て彼らの原点ともいえるデビューアルバムからの「Jumper」と「Break all the rules」を披露したが、「大阪いくぞー!」という掛け声も出るほどの気合の入りよう。そして本編の最後を最新曲「Adrenaline」が飾り、アンコールの「Late night」を「2022年6月29日、僕たちの時間を覚えていて」というメッセージで締めくくった。

写真④

メンバーたちが最後の挨拶で語った言葉は以下の通り。
ミニ:「この2年間、LUVITYに会えずに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。今回日本に来て、『これからはたくさん来られるな』と実感できてうれしかったです。これからも宜しくお願いします!」
テヨン:「(日本語で)今まで会えなくても、応援しながら待っていてくれて本当にありがとうございます」
セリム:「今日のこの日を日本のLUVITYの皆さんも待っていてくれたと思います。僕たちCRAVITYも同じです。だからこそ、幸せな時間を過ごすことができました。とても楽しかったです!」
アレン:「LUVITYの皆さん、本当にずっと待っていてくれましたよね。長い時間、僕たちを待っていてくださってありがとうございました。今回初めて日本のLUVITYに会えて幸せです。これからはたくさん会える機会があると思います。愛してます!」
ヒョンジュン:「日本語で気持ちを伝えたいのですが、それができずに残念です。でも、心は通じ合っていると思います。この気持ちを忘れることなく、一生懸命頑張っていきます。愛してます!」
ソンミン:「(日本語で)今日、コンサートに来てくださったLUVITYの皆さん、本当にありがとうございます。韓国で活動しながらも日本のLUVITYに会いたいと思ってきました。会えて、本当にうれしいです。皆さんの応援と愛があって、今日、このステージに立つことができました。これからもっとたくさんの思い出を作って、日本で楽しいことを経験したいですね。これからも応援してください!」
ウォンジン:「(日本語で)今日を機に、これからはLUVITYに会える日が増えると思います。本当にありがとうございます。次の機会を待ちながら頑張っていきましょう。今日が皆さんの大切な思い出になったらうれしいです」
ウビン:「(日本語で)ここに来るまで、本当に時間がかかりました。こんなにかわいいLUVITYたちに会えて幸せです。日本語は上手くないけれど、直接伝えたかった。本当にありがとうございます。愛してます!」
ジョンモ:「僕は韓国語で心をこめて言いたいと思います。デビュー以来、長い時間待ってくれましたよね? いつも『もう少しだけ待っていてください』というのが申し訳なかった。これからはたびたび会えると思うので、うれしいです。次に会えるときまで、待っていてくださいね!」

8月には「THE STAR NEXTAGE」イベントでの再度来日が予定されており、8月2日に神奈川・ぴあアリーナMM、8月4日に兵庫・神戸ワールド記念ホール、8月9日に福岡・マリンメッセ福岡でIVE、超特急、BE:FIRST、7ORDERらと共演する。6月1日には、アミューズの運営による日本オフィシャルファンクラブ「LUVITY JAPAN」も発足。これからの日本での活動が大いに期待される。