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松坂桃李、「頭脳も体も大人の男がいろんな事件に巻き込まれます」と『コナン』を意識!? 映画『娼年』女性限定上映会

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映画『娼年』の大ヒットを記念し、4月15日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて女性限定上映会が行われ、主演の松坂桃李が舞台挨拶に登壇した。

本作は、2016年に松坂桃李と三浦大輔監督のコンビで舞台化され大きな話題となった、石田衣良の恋愛小説「娼年」が、同コンビで映画化。退屈な日常を送る大学生・森中領(松坂)が、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香に誘われ“娼夫”となり、さまざまな女性たちと身体を重ねながら成長していく姿を描く、センセーショナルな愛のドラマ。

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R18+のレイティングが付いているにも関わらず、大ヒットを記録する本作。上映後に登場した松坂は「今日は女性の方ばかりなんですね。たまげますね、ハードプレイですよ。アウェイ感が凄い・・・」と照れ笑い。他の劇場でも満席が続いていると聞かされ、「公開時期を間違えたんじゃないかと思っていました。みなさん、『コナン(名探偵コナン ゼロの執行人)』でも『リメンバー・ミー』でもなく、『娼年』で・・・」と、春休みシーズンから続くアニメ作品を引き合いに出し、ヒットを続けていることに驚きを隠せない。「番宣って何なんだろうなと。鶴瓶さんのところ(「A-Studio」TBS系)と、(黒柳)徹子さんの部屋しかお邪魔してないのに・・・」と言い、「これ(大ヒット)は、観てくださった皆さんの支えで広がっていったんだと強く思っています」と、改めて観客に感謝の気持ちを表した。

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体が自然に絞られてしまうほど、撮影は朝から晩まで続くハードなものだったと語る松坂。「濡れ場は長時間やるもんじゃない! 風邪をひくかと思いましたよ。服を着させてくれ~って(笑)」とジョークを飛ばすも「だんだん麻痺してきて、何の抵抗もなくなってくるんです。現場では恥ずかし気もなく卑猥な言葉が飛び交っていました(笑)」と振り返り、お茶目な笑顔をみせる。今作で“共犯”と言い同志を語る三浦監督について「三浦さんのお芝居が上手いんです。演技の説明は言葉ではなく、実際にやってみせてくれる。僕と三浦さんが合体している姿はシュールでしたよ」と裏話を明かしつつ「行動とか、喘ぎ方とか全てやってみてくれるんです。凄いんです。俳優と同じ目線まで下がって歩み寄ってくれるタイプの人」と称え、絶対の信頼を寄せていた様子。

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唯一男性の相手となる猪塚とのシーンに関しては「猪塚くん、健ちゃんとは本当に信頼をおいていた。舞台から続いているし、お互いがどう動くか手に取るようにわかっていて、三浦さんもそこではあまり(演出について)言わなかったですね」と述べ、「やっぱり、濡れ場は信頼関係が大事だな!って」と持論を展開。

また、松坂の演技の評価も高く、「目で演技できる人はそういない」とコメントが寄せられると、すかさず「いや、います!」と謙遜しきり。それでも「今回のリョウくんは、セリフではなく体のコミュニケーションや表情で成長が見せられたらいいなと、そこが肝だと思っていたので、三浦監督と共通認識でやっていました」と、演じる上でのこだわりも見せた。

最後に「この映画は『コナン』とセットで観るかたが多いそうです。映画にはいろんな癒し方があるんだなと、ジャンル関係なく色々な層の方に観てくださると嬉しいです。こっちは頭脳も体も大人の男がいろんな事件に巻き込まれていきますけど・・・(笑)」と笑い、「1回目に観るときは戸惑いもあるかもしれませんが、2回目に観るときはぜひ笑ってください。特に西岡徳馬さんのシーンは絶対(笑)。そこで1回体をほぐしてまた観てほしいです」とアピールし、舞台挨拶を締めくくった。

『娼年』 Poster A

<STORY>
主人公の森中領(もりなかりょう)は東京の名門大学生。日々の生活や女性との関係に退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。ある日、領の中学校の同級生で、ホストクラブに勤める田嶋進也(たじましんや)が、美しい女性をバーに連れてきた。女性の名前は御堂静香(みどうしずか)。「女なんてつまんないよ」という領に静香は“情熱の試験“を受けさせる。それは、静香が手がけるボーイズクラブ、「Le Club Passion」に入るための試験であった。 入店を決意した領は、その翌日に静香の元を訪れ、娼夫「リョウ」として仕事を始める。最初こそ戸惑ったが、娼夫として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていく。

松坂桃李 真飛聖 冨手麻妙 猪塚健太 桜井ユキ 小柳友 馬渕英里何 荻野友里 佐々木心音 大谷麻衣 階戸瑠李 西岡德馬/江波杏子
脚本・監督:三浦大輔
原作:石田衣良「娼年」(集英社文庫刊)
製作幹事:ファントム・フィルム ハピネット
制作プロダクション:ホリプロ
企画製作・配給:ファントム・フィルム
映画の区分: R18+
(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会
公式HP:http://shonen-movie.com/
公式twittet:@shonen_movie

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