萩原みのりと久保田紗友の若手2人が主演を務める映画『ハローグッバイ』のトークイベントが7月19日（水）に行われ、本作に主人公はづき（萩原みのり）の元カレ・尊役として出演している大人気アイドルグループ「超特急」の小笠原海と菊地健雄監督が登壇した。
本作は、孤独と秘密を抱える決して関わることのなかった女子高生2人が、ある認知症のお婆さんと出会うことで歩み寄り、ぶつかり合い、少しだけ前に進んでいく青春ドラマ。思春期の女の子ならではの学校での複雑な友達関係が描かれている。
登場するなり、ファンから割れんばかりの拍手で迎えられた超人気アイドルの小笠原。女性ばかりの会場を見て監督が「若い女性ばかりなので緊張しています」と言うと、小笠原さんも「緊張していますが男二人で楽しみたいです」と照れ笑い。
完成した映画をみた小笠原は「脚本を見たときの想像が違い、より瑞々しくあまずっぱい感じがしました。あと、主演二人の目が印象的でした」と語った。そして小笠原が演じた、主人公はづきの元カレ・尊役について監督が「ある種ひどい役柄だったけど、小笠原さんならイヤな奴というより等身大の天真爛漫さを残して演じてくれると思った」と言うと、小笠原は「演技ときちんと向き合うのが初めてだったのでどうすればいいのかわからなかったし、すごく緊張しました。今も緊張しています（笑）」と謙遜。
撮影現場の様子について監督に聞かれると「撮影に入る前、監督から『現場を積極的に引っ張って！』と言われたから、よし引っ張るぞ！という気持ちで行ったのですが、現場に入ったら女子ばかりですごいいじられまくってしまって（笑）でも、すごく楽しかったです」と笑いながら話した。
自身の高校時代について聞かれると、「男子がクラスに7人くらいしかいなくて、まさに撮影の時と同じような状況で女子ばっかりだったんですが、割とクラスの中心にいるような感じではづきに近い感じでした。ちなみに映画の中で、『バスケしかねぇ！』ってアドリブ言ってるんですが、僕サッカーやってました（笑）」と笑いを誘った。
最後に、会場のお客さんに向けてのメッセージとして監督は「この作品は、小笠原さんをはじめ、若いキャストに助けてもらい完成しました。多くの人に見ていただき、色々な味方のできる作品になったと思います。ぜひ、なんども見て、何か心に残るものがあったらみなさんの声を届けて欲しい」。そして小笠原は「約一年前、わずか８日間という短い期間に一心を注いで撮影した作品です。より沢山の人に観ていただき、ふと友達に連絡してみたくなったり、何かのきっかけになる作品になればいいと思っています」と語った。
映画『ハローグッバイ』は7月15日より渋谷ユーロスペース他全国順次公開中。
映画『ハローグッバイ』
【STORY】
高校生のはづきと葵は、同じ教室にいながら交わることの無いクラスメートだ。葵は、クラスで「委員長」と呼ばれる優等生だが、仕事で忙しい両親を持つために家ではいつも孤独である。その寂しさを紛らわせる為に万引きを繰り返していることは、誰にも言えない秘密だ。一方はづきは、クラスでも目立つ存在だが、元彼との間に子供が出来てしまったのではないかと一人悩んでいた。そんな二人は、ある認知症のおばあさんと出会い、想いを伝えられなかった初恋の人にラブレターを渡したいというおばあさんの為に一緒に初恋の人を探そうと決める。
出演：萩原みのり、久保田紗友、渡辺シュンスケ、渡辺真起子、小笠原海（超特急）、岡本夏美、松永ミチル、望月瑠菜、桐生コウジ、池田良、川瀬陽太 ／木野花／もたいまさこ
監督：菊地健雄
脚本：加藤綾子
主題曲／音楽：渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)
企画・プロデュース : 内田わか
プロデューサー：平林勉
製作・提供：Sony Music Artists Inc.
配給：アンプラグド
©2016 Sony Music Artists Inc.
公式サイト：http://hello-goodbye.jp
７月１５日より渋谷ユーロスペース他全国順次公開中
