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村井良大×武田梨奈、2ショット対談! 映画『ドクムシ』

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ネット小説「コドク~蠱毒」が発表され、後にオリジナル要素を加えて「ドクムシ」としてコミック化し、シリーズ累計350万ダウンロードを超える大ヒットと記録した作品を原作に実写映画化。

4月9日より公開される映画『ドクムシ』(R15+指定)の主演・大学生のレイジ役を務めるのは、「仮面ライダーディケイド」の仮面ライダークウガ役でブレイクし、舞台「弱虫ペダル」やミュージカル「RENT」などで人気を誇る俳優・村井良大。W主演で、キャバ嬢・アカネを演じるのは本格的アクション派女優として注目され、実写版『進撃の巨人』や『かぐらめ』主演のほかドラマ・CMで活躍する武田梨奈。
監督は全編アメリカで撮影された映画『クソすばらしいこの世界』で2013年に長編デビュ演ーを果たした朝倉加葉子。その他のキャストには、秋山真太郎(劇団EXILE)、駒木根隆介、水上京香、宇治清高、野口真緒らが顔を揃えた。

知らぬ間に謎の建物に閉じ込められた7人の男女が“蠱毒(コドク)”というデスゲームに追い込まれていく様をスリリングに描く本作。主演の村井良大と武田梨奈が、作品についての思いと、撮影時の思い出を思う存分語ってくれた。

■今回のキャバ嬢はいつもとは違うんです【武田】

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― 今作で初共演されたお二人。お互いの印象は?
村井良大(以下、村井):凄くしっかりしているなと思うところと、ちょっと天然の部分もあって、面白い方だなという印象が最初にありました。

武田梨奈(以下、武田):村井さんは、とても優しい方だなって思いました。“優しい人”ってたくさんいると思うんですが・・・本当に、本当に優しいんです!!

村井:なんだよ、それ!(笑)
そっかー、ありがと(笑)

武田:例えば、こちらが何か失敗しても全部受け入れてくれて「大丈夫だよ」と、言ってくれるんです。今回の映画でもそうですが、昨年の11月に朗読劇「ラヴ・レターズ」でもご一緒させていただいたのですが、(村井さんが)横にいると本当に心強いんですよ。一人のシーンの時は「次はどうしよう・・・」と考えてしまいますが、村井さんがいると現場の安心感が違うんです。

村井:一人のシーンの時ってそうやって考えるの?「次のシーンは・・・」とか。

武田:考えますね。そして、ガーッ!とアドレナリンみたいなものが出てくるんですけど・・・。

村井:アドレナリンが出て、芝居にいい意味で影響するってことなんだね。

武田:そうなんです。 どんな芝居でも村井さんは、受け止めてくれるんです。

村井:でも、今回はそんなにアドリブがあったり、しっちゃかめっちゃかになって、ワー!って、ドタバタする事はなかったね。

武田:意外に冷静なシーンが多かったですね。

村井:そうね。冷静を保とうとするみたいな感じが多かったね。今回はそんなに争わない役回りだったので、キャストの中で僕らは一番ちゃんと会話しているね。そういう意味では、ガーッとくるのを押えるような感じは、あまりなかったかな。

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― 共演はやりやすかったですか?
村井:やりやすかったです。僕も安心でしたね。

― W主演ということですが、プレッシャーはなかった?
武田:はい、私は村井さんがいてくださったので、気負うことなく演じることができました。

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― セッティングがシンプルな分、内面的なものを演じることが大変ではなかったですか?
村井:特に僕が演じたレイジという役は、周りに振り回されてしまうので、そう言う意味では振り幅が広かったですね。難しいというか、現場に入るまで不安だったこともあります。「わ~、あのシーンはどうしようかな~」とかね。でも、いったん現場に入ってそのシーンになり、カメラなどがセッティングされると、意外と感情や表現が出てくるものなんです。劇中で、だんだんアカネさんも信じられなくなって絶望し、ミチカ(野口真緒)のところで泣いちゃうシーンがあって、それを最初はどう演じようかと考えあぐねていたんです。そういう時こそ、相手の役者さんの芝居を見ればわかることが多い。相手を見て、すんなりと役に入ることができたんです。スイッチが入ったら内から出てくるような感じがあって、あれは自分だけではできないシーンだなと思いました。

― 武田さんはキャバ嬢役ということですが?
村井:今までキャバ嬢役は、やったことない?

武田:ありました。しかも、昨年は3回もやりました(笑)

村井:マジ?そうなんだ。じゃあ、昨年はキャバ嬢の年だったんだ(笑)。
あんまりキャバ嬢のイメージないけどね。

武田:今まではちょっと普通というか、田舎の女の子の役が多かったので、「(違う役を)挑戦してみたいです」と言っていたら、お話をいただいたんです。

村井:で、どうなの?キャバ嬢の役ってどんな感じなの?

武田:今回の役がらはキャバ嬢役といっても、どちらかというと人間性を前面に出しているので、一般的にいう営業的な女性を演じてはいません。今回はそれを出さずに“女”を出すシーンが多かったので、今までのキャバ嬢とは違い難しかったです。

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― 女性の怖い部分を見せつけられた感じでしたね。
武田:はい、この中で私の役が一番怖い人間かもしれませんね(笑)。

村井:本当にああだったらイヤだね。引くよね。裏ありすぎて。

■朝倉監督は、とても乙女な方【村井】

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― 主要キャスト7人揃っての、現場の雰囲気はいかがでしたか?
村井:和気あいあいとしていましたね。同年代の方が多いし仲良かったです。
キャッキャしているわけではないけれど、みんな“個人”をちゃんと持っていてマイペースだったね。

武田:基本的に、みんな自由人な感じで、とてもバランスが良かったです。

村井:キャスティングがステキだな、って思いました。

― 今作は、女性の監督がショッキングなデスゲーム作品を撮られましたが、朝倉監督はどんな印象でしたか?
村井:凄く“乙女”な方ですね。

武田:普段はとてもシャイで、可愛らしい方なんです。

村井:たまに“女子”の顔をするよね。ふとした瞬間に。
すごく可愛いなって思ったことがあって・・・。劇中でレイジとアカネのラブシーンがあるんですが、二人とも体当たりで演じているのに、監督が一番恥ずかしがっているんです。いやいや、ちゃうやん、それ!って(笑)。

武田:「こうゆうふうに男性を攻めてほしい」と大胆な演出をしていたのに、監督が一番照れているんですよ。

村井:俺たちがこんなにバトルしているのに、なんでそっちが一番照れてるんですか?って。そこが、ちょっと乙女なところですね。

武田:私、ラブシーンで何テイクもしてしまったことがあるんです。終わったあとに監督に呼ばれたのですが、監督が私をギュッと抱きしめて「頑張ったね」って。その時は、思わずウルッときちゃいました。

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― 女性の監督ならではの気遣いですね。
村井:男性の監督が撮っていたら、もっとグロい感じが全面に出ていたかもしれない。女性の弱いところも描かれていて、とても繊細な作品に仕上がっています。男性が撮ると、エロティックさが男性向けになってしまうことがあるかも。でも、女性の監督が撮ると、エロティックだけじゃない作品を作ってくれる。僕は今回初めて監督が女性だったんですが、そういう面白さがありました。

― 撮影中のエピソードは何かありますか?
村井:一週間の撮影だったので、映画と同じ感覚で時間が過ぎていきました。

武田:早朝から深夜まで撮影をしていました。1週間ほぼ太陽を浴びずに過ごしていたので感覚がちょっとおかしくなって、「今何時なんだろう・・・」というのがずっと続いていました。

村井:具合悪くなるよね。演技とはいえ、実際の状況が同じになってきて、リアルな表情になっていたかもしれないです。

武田:宇治くん(トシオ役)が、すごく天然で。普段は爽やかに見せていますけど(笑)。何でもすぐに信じちゃうんです。現場に偶然クワガタが入ってきたんですが、秋山さん(ユキトシ役)が、「クワガタって、実は挟まれても痛くないんだよ」って言いだして・・・。すると、宇治くんが「マジっすか?」って指入れたんですが、案の定、ワ~って暴れて大騒ぎに(笑)。

村井:クワガタを吹っ飛ばしていたよね。現場では大爆笑でしたよ。それ、メイキング映像で撮っているかも。
あと、駒木根さん(タイチ役)も、常に面白かったですね。

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― バトルシーンのアクションは大変だったのでは?
村井:僕はケガもなく、大丈夫だったけど、梨奈ちゃんは弱く演じるのが大変だったんじゃない?

武田:そうですね、たしかに「振り方がガチだから、もう少し弱くやって」って言われました。しっかり腰が入っちゃったり(笑)。バトルシーンでは床が(血糊で)血だらけになっているので、滑らないように気をつけたり、チェーンで繋がれていて動きが制限されたりしたので、アクションがやりにくい状況でした。

村井:あの部屋、臭いしね。撮影で豚肉を煮込んでスープを作ったんですが、それを次の日まで放置したら異臭がすごくて。血糊の臭いも混ざって本当に鼻が曲がるような臭いでした。苦しんでいる表情はその臭いかも?ある意味リアルでしたね。

■小説・コミック原作とは違う、新たな映画作品をぜひ楽しんで!【村井・武田】

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― 原作小説があって、コミック化された作品が、次に映画化された感想はいかがですか?
村井:コミックとも違うし、原作とも違う新たな『ドクムシ』像を作ることができたと思います。ショッキングなだけじゃなくて、心理描写が上手に描かれていると思いますので、そこを注目して観ていただけたら嬉しいです。

武田:最初にコミックを読んだ時、これを実写化するのはR15指定でも無理なんじゃないかな?と思いました。そのくらい衝撃を受けた作品だったので、ここまでみんなと力を合わせて出来たことは、映画を観てあらためて凄いことをやったんだなと感じました。また、これまで取材を受けてきて、男性と女性と感想が違っていたんです。それもとても面白いなと思いました。

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― 劇中で、キーポイントになっている蠱毒(コドク)。そのために集まったと言われる罪がそれぞれあるわけですが、実際、ご自身で今だから言える「罪」はありますか?
村井:あ~、逮捕されるのを覚悟して言いますけど・・・ウソです! 全然ウソ!(笑)
僕、幼稚園児のころに自転車に乗る練習していたんですが、補助輪を脱出し、ついに一人で乗れるようになったんです。練習の様子を見ていた父をみつけて、「お父さん!乗れるようになったよ!」と言ってよそ見をしたら、おもいっきり近くに停まっていた車にぶつかってしまって。めちゃくちゃ凹ましちゃった車の持ち主に、父が必死に謝っていました。子供心に「悪いことしたな」と思いましたね。

武田:それは可愛らしい罪ですね。

武田:私は弟をよく騙していました(笑)。弟が100円玉を1枚持っていて、私が10円玉を3枚出して、「こっちのほうが多いから交換してあげる」って言ったりしていました(笑)。

村井:え??最低だな(笑)。でも、よく騙されたな、弟も(笑)。

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― 最後に、これからご覧になるみなさんにメッセージをお願いします。
武田:原作を読まれた方には、どうやってどこまで実写化しているんだろうという興味もあると思いますが、小説やコミックとは違う映画としてのオリジナルの内容もあるので、十分楽しんでもらえると思います。また、原作を読んでいない方も最後まで気が抜けないくらい引き込まれますので、ぜひ劇場でご覧ください。

村井:小説やコミック原作の作品を映画化するのは、理由があるんだと思うんです。コミックを読んでファンになって、次に映像を観て・・・、その逆もある。どれも、「こういう面白い作品があるんですよ」という事を別角度で捉えている。そういう意味で、今回も『ドクムシ』という面白い作品があるから是非観てもらいたい!という事を打ち出していると思います。原作やコミックファンの方も、まだ読んでいない方もぜひ楽しんでいただきたいと思います。

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映画『ドクムシ』
<ストーリー>
大学生のレイジ(村井良大)が目を覚ますと、薄暗い室内に一人で倒れていた。壁には黒板がかけてあり、どうやら学校の教室のようである。何もわからぬまま扉を開けると、派手なシャツを着たトシオ(宇治清高)と女子大生のユミ(水上京香)が現れた。「ここはどこだ!?」といきなりレイジにつかみかかるトシオ。やがてその建物にはキャバ嬢のアカネ(武田梨奈)、新聞記者を名乗るスーツ姿のユキトシ(秋山真太郎)、ヲタクのタイチ(駒木根隆介)、寡黙な少女ミチカ(野口真緒)をあわせて7人の男女が閉じ込められているとわかる。いつ、どうやってここに連れて来られたのかは、誰も覚えていない。
7人は手がかりとなる情報を集めようと学校らしき建物の中を探して回るが、出口となりそうなところはすべてシャッターや鉄板で塞がれており、あらゆる場所に監視カメラが設置されていた。トイレの水道から水は出たものの、食料になりそうなものは見当たらない。最後にたどり着いた部屋で7人が目にしたのは、大きな寸胴鍋と鎖につながれた肉切り包丁……そして壁では7日間分の時間を示すカウントダウン計の数字が静かに時を刻んでいた。
高まる不安と疑いに怯え、空腹とストレスに追い詰められていく7人の間で、遂に後戻りできない事件が発生する。これは本当にゲームなのか。だとしたら誰が、なぜ、こんなことを? カウントダウンの数字がゼロになるまで生き延びれば解放されるのか、それとも最後の1人になるまで終わらないのか!? 極限の状況で生きようとする本能が理性を食いつぶし、人間を狂わせていく…!

出演:村井良大 武田梨奈
秋山真太郎 水上京香 宇治清高 野口真緒/駒木根隆介
原作:合田蛍冬/八頭道尾 「ドクムシ」(双葉社刊・E★エブリスタ)
監督:朝倉加葉子
脚本:黒木久勝
主題歌:Faint⋆Star「ネヴァエバ」(Faint Star Tokyo)
配給:松竹メディア事業部
制作プロダクション:ツインピークス/セディック ドゥ
製作:「ドクムシ」製作委員会
©2016「ドクムシ」製作委員会  ©合田蛍冬 八頭道尾/双葉社・E★エブリスタ

<公式HP> http://dokumushi.jp
<FB> https://www.facebook.com/dokumushimovie
<Twitter> https://twitter.com/dokumushi_movie
(アカウント:@dokumushi_movie)

2016年4月9日〜22日 新宿ピカデリーほか2週間限定特別上映
&「niconico」ネットシネマにて公開!

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