舞台シリーズ『コントと音楽 vol.06「最低二万回の嘘」』がコットンクラブ(東京・丸の内)で始まった。今回も飯塚健の演出・脚本、海田庄吾による音楽プロデュースのもと、シリーズ初となる2人芝居を中川大志と山中聡の出演で音楽と共にお届けする。
2019年、モーション・ブルー・ヨコハマでスタートし、2021年のvol.3からコットンクラブに会場を移して、毎回、異なるテーマとキャストで、さまざまな物語を描いて今回で6回目を迎える『コントと音楽』。
2年ぶりの新作となる本作『最低二万回の嘘』は、「嘘」にまつわる悲喜こもごものドラマを、中川大志と山中聡の芝居と歌で描き上げる。
コットンクラブに到着すると、パンフレットと、「『日進月歩』と聞いたら、開封をお願いします」と書かれた不思議なリーフレットを渡される。ここからは非日常。いつもと違う何かが始まる予感・・・。
開演60分前から、飯塚監督自らがセレクトした『最低二万回の嘘』をテーマにした音楽が心地よく流れている。今回は、飯塚監督+キャストのコラボレーションメニューの他に、歴代復刻メニューもあるとのこと。エンターティメントが始まる前に、美味しいお料理とドリンクを味わいながら、おしゃべりも楽しみたいところだ。
そして『コントと音楽』がさりげなく始まった。
コットンクラブのいつものステージは歌のステージ。
このステージも普通の劇場とは比べものにならないほど客席から近いが、芝居の舞台となるのは、客席のど真ん中、そして客席のあちらこちら。どの客席からも近い、近過ぎる。
そして濃密な芝居が繰り広げられる。幾つかの物語で、二人が演じるのは…一体何役?“ 意外な配役に驚いたり、あるあるにクスクス笑ったり…そして芝居の合間の音楽に、心も身体も揺さぶり、揺さぶられ、次の物語へ…。
皿からは鼻をくすぐる、香しい香り…! これがコラボレーションメニュー!! 香りをも感じられる演劇!!
セットは特にない。ふたりの繰り出す言葉が時と場所を飛び越えて広がり、観客の前に絵が広がってくる。そして、その絵が
ふたりが歌う歌に絡んで、ひろがっていく…。時に謎解きのように…?
そして小さな物語が、いつの間にか大きなドラマになっていき…
きらめくミラーボールが星をばら撒いて、音楽と手拍子に満たされて幸せな終演へ…。
“芝居×食×音楽”が一体となった『コントと音楽 vol.06「最低二万回の嘘」』は、8月27日まで丸の内 COTTON CLUBにて開催中。
COTTON CLUB 20th Anniversary
コントと音楽 vol.06
「最低二万回の嘘」
2025年8月14日(木)~8月27日(水)※8月19日(火)、8月25日(月)休演 コットンクラブ(東京・丸の内)
演出・脚本・選曲 / 飯塚 健
音楽プロデュース / 海田庄吾
出演 / 中川大志、山中聡
ミュージシャン / 椎野恭一 (ds)、田中佑司 (key)、西口明宏 (sax)、高橋陸 (b)
公式HP :https://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/conte-to-ongaku-vol06/