舞台『アーモンド』再演が決定した。戸塚祥太を主演に、崎山つばさ 水 夏希 松村 優 平川結月 首藤康之 久世星佳が出演する。
韓国で発行部数100万部超えを達成し 、日本でも 2020年に本屋⼤賞翻訳部⾨第1位 に輝いた小説 「アーモンド 」を原作として、舞台版は2022年に初演。コロナ禍により半分以上の公演が中止になりながらも、2022 年読売演劇⼤賞上半期ベスト5演出/振付に選出された感動作。
主演のユンジェを演じるのは、A.B.C-Zのメンバーとして活動する一方、俳優として数多くの舞台、映画、ドラマにおいて、傑出した表現力で存在感を放つ戸塚祥太。扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖といった感情をうまく感じることができない十六歳の高校生を演じる。
ユンジェとは正反対の激しい感情をもつ少年ゴニを演じる崎山つばさ。
ユンジェのお母さん役に水 夏希、ユン教授役に松村 優、ドラ役に平川結月の出演が決定。更にシム博士役に首藤康之、ばあちゃん役に久世星佳が更なる華を添える。
戸塚祥太 <コメント>
感情をうまく感じる事ができないユンジェを演じると知った時、僕の手のひらには太く長い感情線が刻まれていることを思い出した。それを指摘されたのがいつ頃だったのか曖昧ですが、自分の認識では感情表現をする事が苦手な人間だと思っていたので意外でした。感受性はあっても、湧いてきたものを外に出すアウトプットの作業が苦手なのかもしれません。ただ、それでも喜怒哀楽は持っているはずです。それらを舞台の上からどう届けていくか。その方法や理解を深めてもらえた演出の板垣恭一さんと数年ぶりに再会できることに喜びを感じています。キャストの皆さん、スタッフさん、お客さんとの新たな出会いに胸がときめいております。
そして、おそらく稽古が始まると不器用な自分に怒り、拙い自分の背中に哀しみの色が滲む。怒と哀の往復を繰り返した末に自分自身が空っぽになって、ひたすら作品の一欠片になれるように善処できていると思います。
2025年版の舞台「アーモンド」楽しみにしていてください。
崎山つばさ <コメント>
この物語の世界に生きられることが嬉しくもあり怖くもあります。読んでいて胸を痛める事もありましたが、それと同時に優しさや温もりを感じ心に熱を感じる事も多くありました。そんな世界に登場するキャラクターに触れられる喜びとしっかりと存在することができるかの不安もあります。ゴニの抱える悲しみや迷い、痛みや怒り、救いや喜びなど様々な感情や機微を大切に表現できるよう努めていきたいと思います。
舞台 『アーモンド』
翻訳: ⽮島暁子(祥伝社刊)
脚本・演出: 板垣恭一
©2017 by Sohn Won-Pyung All rights reserved.
Japanese translation copyright ©2019 by Akiko Yajima
Japanese translation version is published by Shodensha Publishing Co., Ltd.
©2022 Original production developed and produced by conSept LLC
出演: 戸塚祥太 / 崎山つばさ 水 夏希 松村 優 平川結月 / 首藤康之 久世星佳
演奏: 桑原まこ(Key)、吉良 都(Vc)/川口静華(Vl) ※弦楽器は日替りでの演奏(日程はオフィシャルHP参照)
東京公演:2025年8月30日(土)-9月14日(日) シアタートラム
大阪公演: 2025年9月19日(金)-9月21日(日) 近鉄アート館
【オフィシャルHP】 https://almond-stage.jp