荒牧慶彦と梅津瑞樹のW主演で、脚本・演出を末原拓馬が手掛ける剣劇「三國志演技～孫呉」が、本日4月5日に明治座で開幕。初日に先立ち、ゲネプロが公開され、囲み取材が行われた。
本作は二部構成で、第一部では『三国志演義』に着想を得て、三國志の国の一つ“孫呉”の孫策と周瑜を主人公に、“三國志”の壮大な物語をオリジナルストーリーで描く。演技はもちろん、身体能力にも秀でた俳優陣が、ハードな殺陣に挑み、熱い物語を作り上げた。第二部では、本編では戦わない組み合わせも披露する特別御前試合（スペシャル殺陣ショー）。圧巻の激しい殺陣を繰り広げる。公演は4月16日（火）まで明治座にて。4月16日（火）12時公演と17時公演は、配信あり。
玉城裕規、松本利夫
早乙女友貴 梅津瑞樹 荒牧慶彦 廣野凌大
本作の企画を務め、孫家に仕える武将・周瑜(しゅうゆ)を演じるのは、2.5次元舞台のトップランナー・荒牧慶彦。呉の武将・孫策(そんさく)を、舞台をはじめエッセイの執筆など多岐に活躍する・梅津瑞樹が演じる。
さらに、舞台や映像などで活躍中の廣野凌大、富田 翔、高木トモユキ、郷本直也、冨田昌則、玉城裕規が出演。加えて、劇団☆新感線など数々の作品で活躍している早乙女友貴が華を添え、EXILEのパフォーマー・MATSUとして活躍し、俳優としても精力的に活動している松本利夫（EXILE）が孫堅を演じる。
【ゲネプロ】古の中国。腐敗した後漢王朝を倒すために勃発した黄巾の乱によって国は乱れに乱れ、時の群雄たちはそれぞれの思惑を胸に覇権を争っていた。
長江下流で名を上げつつあった孫家に仕える武将・周瑜（荒牧慶彦）と、孫家の長男・孫策（梅津瑞 樹）は、幼い頃からの親友同士。その絆は、断金の交わりのごとく強固なものであった。
闘神 のような強さで敵をなぎ倒していく孫策の父・孫堅（松本利夫）の下、いよいよ孫策にも戦へ出ることに。だが劉表の部下である黄祖（玉城裕規）の罠にかか り、孫堅は命を落としてしまう。 大将軍を失い、悲嘆にくれる孫軍。
孫策の弟・孫権（廣野凌大）はまだ幼く、この悲劇を十分に理 解することができなかった。やがて父の夢を受け継ぐことを決意した孫策。親友の決意を汲み取った周瑜は己の身も心もすべて孫策に捧げると誓う。
軍師となった重臣の程普（富田 翔・中央）、黄蓋（高木トモユキ・右）、韓当（郷本直也・左）らと共に出陣していく。
ある日、単独で敵陣営に 近づいた孫策の前に謎の男・太史慈（早乙女友貴）が立ちはだかった。
【取材会】
廣野凌大：明治座さんでこんな三国志の舞台ができるということで、一言で表すならばちょっと思い浮かばないんですけど「画竜点睛」みたいな（笑）感じでやらしてもらってます。画竜点睛を明治座に観に来ていただけると、私たちの画竜点睛がわかると思いますので、ぜひよろしくお願いします。合言葉は 三国志です。
梅津瑞樹：一言で言い洗わずと「生きてここに来れてよかった」、それだけですね。この後、ゲネ、初日と控えておりますので、明日、明後日も無事公演ができるように、とにかく今日を乗り切るということを課題に今日は頑張りたいと思います。
荒牧慶彦：この剣劇「三国志演義～孫呉」という企画を、僕は携わらせていただいたんですけど、本当に小さい時から僕は三国志という物語が好きだったので、その好きだったものをこうして明治座さんという素晴らしい劇場で上演できることを本当に嬉しく思っております。 まずはゲネプロ、そして初日を観に来てくださる方々に素晴らしいものを届けられるよう、カンパニー一同、誠心誠意努めてまいりますので、最後まで応援のほどよろしくお願いします。
－注目ポイントは？
松本：剣劇との題名が付いているとおり、激しい殺陣が見どころだと思います。そんな中でも人間に溢れるストーリー・物語があるので、 そういう部分を楽しんでいただきたいですし、本当に派手なセット・機構が縦横無尽に動き回るので、その辺も楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。
玉城：本当に個性的なキャラクターが舞台上で本当に生き生きと熱い思いを持って動き回っております。本当に盛りだくさんのエンターテインメントとなっておりますので、そこは余すことなく見ていただけたらと思います。
早乙女：本当にこの作品は見どころがいっぱいあるんですが、僕のイチオシのシーンが1つあります。ちょっとネタバにちょっとなっちゃうんであんまり言えないんですけど、凌大演じる孫権が満を持して刀を抜くシーンがあるので、そこはぜひ注目してほしいと思います。
廣野：やめてくれマジで！一言で表すとするならば、殺陣をいっぱいやっているので、これでもかってぐらい殺陣をやってるし、1つ1つに魂がこもってると思うので、そこを見ていただけたらなと思います。お芝居はもう本当に皆さん素敵です。
梅津：一言で表すならば「よくこれをやって生きてるな、こいつらは」というそれですね。
以上です。
荒牧：今回、お話ももちろんなんですけど、 1番の魅力は味噌汁だと思っています。ハマキさんとコラボさせていただきました。味噌汁、ぜひ皆様、飲んでみてください。とても美味しいです。
荒巻から「殺陣といったら早乙女友貴くん、昔から剣を握って成長してきた方なので、共演者の僕たちが見惚れてしまうような素晴らしい剣さばきをされているので注目ポイントの1つです」との言葉をもらった早乙女は「お褒めの言葉ありがとうございます。でも、皆さん、身体能力というか運動神経がいい人ばっかりなので、本当に迫力のある殺陣をお見せできるんじゃないかなと思ってます」。
今回“呉”を選んだことについては、荒巻が「僕、三国志オタクなのでめちゃくちゃ語っちゃうんですけど、三国志演技という物語において呉はあまり描かれてなかったんですよね。描かれてないからこそ、深掘りの余地がめちゃくちゃあるんですよ。 それで、三国の中のどこをピックアップすればいいかは最初すごく悩んだんですけど、魏とか蜀も描きたかったんですが、中途半端なエピソードになってしまうと初見の方が入ってきづらいんじゃないかなと。そこで、呉の周瑜と孫策の国取りをする場面が一番すっと入ってきて感情移入もできやすいのではないかと、今回は孫策と周瑜のエピソードにさせていただきました」と教えてくれた。
剣劇「三國志演技～孫呉」
【公演期間】2024年4月5日（金）～ 4月16日（火）明治座
【配信公演】■2024年4月16日(火) 12:00公演 17:00公演
【脚本・演出】末原拓馬（おぼんろ）
【出演】
周瑜：荒牧慶彦
孫策：梅津瑞樹
孫権：廣野凌大
程普：富田 翔
⻩蓋：高木トモユキ
韓当：郷本直也
劉表：冨田昌則
太史慈：早乙女友貴
⻩祖：玉城裕規
孫堅：松本利夫（EXILE）
【企画】荒牧慶彦
【公式サイト】 https://kengeki-sangokushi.com
【公式ハッシュタグ】#剣劇三國志
【主催】剣劇「三國志演技～孫呉」製作委員会
©剣劇「三國志演技～孫呉」製作委員会
