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稲垣吾郎主演 舞台『サンソン —ルイ 16 世の首を刎ねた男—』本日開幕!

稲垣五郎主演の舞台「サンソン —類 16 世の首をはねた男—」が、本日4月14日(金)に初日の幕を開ける。 2021年4月の初演では、開幕からわずか数公演しか上演できなかった話題作が、さらなるグレードアップを果たして再始動する。13日に囲み取材とゲネプロが行された。

本作は、好評により再演を重ねる稲垣とって大事な作品となった『No.9』と同じ、演出・白井晃、脚本・中島かずき(劇団★新感線)、音楽・三宅純という最強のクリエイターが生み出した作品。坂本眞一『イノサン』に触発された稲垣が舞台化を提案し生まれた舞台だ。

稲垣が演じるのは、フランス革命時期にルイ16世、マリー・アントワネット、ロベスピエールらを処刑した、実在の死刑執行人シャルル―アンリ・サンソン。4代目の死刑執行人として家業を継ぎ、ギロチンの発明にも関わったといわれる男の内面の葛藤と生きざまを、波乱の歴史を背景に描く。

舞台衣装で登場したメインキャストの4人。

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佐藤寛太 稲垣吾郎 大鶴佐助 崎山つばさ

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稲垣:(衣装について)ここで見せるもんじゃないんでね。舞台のセットの中で立つために作られた衣装なので(と、恥ずかしげな様子で) 台本に“僕が新しいビジュアルバンドを結成しました”と言ってくれと書いてあったんだそうですが、台本に書かれてると絶対言いたくなくなります。(笑)
頭は冷静に、心は熱くなきゃいけないので、自分のペースは乱さずにと思います。が、引きずられますよ。夢にも出てきます。18世紀末のフランスの話なので、その時代に迷い込んでたりします。
(見どころは)白井晃さんの作る、ほんとに美しい舞台芸術ですね。細部にもこだわっていて、ほんとに見てる人の心にも記憶にも刻まれる、深い素敵な作品に仕上がってると思います。サンソンというこの死刑執行人ですが、この人物を僕も知らなかったですし、歴史の教科書に載ってるような人物でもなくて、どちらかというと歴史の裏舞台で活躍していた人間なのですが、そういった人間がいたということを皆さんにも知っていただきたいなとも思います。

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稲垣:(舞台出演について)自分が一番自分らしくいられる場所というか、無理もなく違和感もなく自由でいられる場所というのかな。他にもいろんなエンターテイメントをやらせてもらってますけど、 どうしてもちょっと違和感を感じることとか、ちょっと迷いを感じることってあるじゃないですか、それは決して悪いことではなくて、それも必要だと思うんですけど、舞台に関しては、ほんとにとても素直に自由でいられる。本当に自分の場所だなと思いますね、心から。
(オートレーサー 森且行の復帰について)嬉しいです、やっぱり。仲間として若い時に一緒に頑張ってきた仲間なので、本当に素直に嬉しいですし、実際に会っておめでとうと伝えたいですね。べたべたべたと 連絡取り合うって感じではなかったんですけど、心で繋がってますしね。同じ年ですし、お互い頑張っていきたいなと思っています。

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大鶴:(ルイ16世の役柄、そのままですねと言われて)ほんとですか。僕もルイ16世という歴史上の人物を自分が演じるとは思いませんでした。でも頑張りたいです。

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崎山:僕はトビアス・シュミットというチェンバロ職人なんですけど、この作品は、ギロチンを作っていくという話でもあるんですけど、その職人の仲間の役です。(佐藤とは)物語の最初から最後までずっと一緒で、昨年(舞台『怖い絵』で)共演しているので、(関係は)ばっちりです。(稲垣の印象は)お芝居を細かなところも見て下さっている印象があります。これからいろんなお話をしたいなと思っています。

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佐藤:僕はそのギロチンの歯を作る若者の役です。(稲垣の印象は)すごくふぉわっとされてて、話しやすかったです。話しづらいという印象はなかったです。

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崎山と佐藤が昨年、共演していたことを知らなかった稲垣。「僕は意外とちょっとシャイな部分がありまして。プライベートな話はあんまりしていなくて」と言うと、佐藤から「ワインの話とかしたじゃないですか」、大鶴から「(稽古場での)席が横同士なんで、いつも好きなワインについて、どこの産地がどこの品種が好きっていうかと、しょっちゅう話させてもらってました」とのつっこみを受けて、「僕はレストランのプロデュースもさせていただいてますので、そのお店のワインも僕が選んでたりするので、舞台終わったら、ちょっとそういう時間もあったらいいな、なんて話をしたりとか」と答えていた。

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[出 演]
稲垣吾郎
大鶴佐助 崎山つばさ 佐藤寛太 落合モトキ 池岡亮介 清水葉月
智順 春海四方 有川マコト 松澤一之
田山涼成/榎木孝明
[演出] 白井 晃 [脚本] 中島かずき(劇団☆新感線) [音楽] 三宅 純
原作:安達正勝『死刑執行人サンソン』(集英社新書刊)
坂本眞一『イノサン』に謝意を表して
[東京公演]2023年4月14日(金)~4月30日(日) 東京建物 Brillia HALL
[大阪公演]2023年5月12日(金)〜5月14日(日) オリックス劇場
[松本公演]2023年5月20日(土)〜5月21日(日) まつもと市民芸術館 主ホール
公式サイト www.sanson-stage.com
公式Twitter @sansonstage